まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、はぎれシリーズとして、コスメケース2点セットという2点の小さな専用ケースを作りました。
ジャガード生地の布製です。
意外と見ることが無い思い切ったサイズのミニミニポーチ。
お店では入手困難な出回っていないサイズのケースを高級はぎれで作り、希少価値のあるアイテムとしてコスメシーンに役立つものになればと思います。
裏面をメイン使いで可能性が2倍の価値のジャガード生地
エキゾチックな花柄と幾何柄が入り乱れたイタリア製の風通ジャガードという生地です。
風通ジャガードは今年から私が頻繁に取り入れてバッグを製作している生地。
この生地がはぎれとして余っていました。
そこで、わずかな余り布ではありますが、何か小さなものは作れそうだということです。
クッション性がある程度ある風通のふんわり加工をその使用目的に活かします。
ということで、割れたくないファンデーションケースと細長のペンシルケースとを作ることにしました。
2点のセットであるというところも可愛くなるかと思います。
今回は裏面使いをしていきます。
表面はもっとダークグリーンのような暗い色目です。
本来は裏面として表には向けられない面をあえてメイン使いをして、新鮮味を感じたいと思います。
裏面はエキゾチックな雰囲気で表面よりも色にややクセがあることが特徴なこの度の生地。
この「ひとクセ」こそがとてもエキゾチックな雰囲気なのです。
小さいケースでも裏地付きでバッグと同じ構造に仕立てる
今回は、前回のはぎれで作ったコスメケース3点セットとまた違ったテイスト。
裏地が付きます。
そして、何らバッグを作る作業と変わらないきちんとした仕立てを施します。
小さなものだからといい加減に作るのではない、何も差別を付けない大きなアイテムと同じ作りをするのです。
手を抜かずまめに作り上げると高級感のある素敵なものになります。
はぎれの製作では行き当たりばったり的な作業になるためハプニング続出。
その中で私自身も学び、別のバッグ製作に取り入れたり、活かしたりしています。
あとがき
はぎれだからといい加減には作ることには反対です。
やはり、製作というものは、そこへ没頭して時間を投じるわけですので、すべてのお品をきちんと丁寧に作って行く精神が望ましいと思っています。
1点1点熱を込め、工夫をして、使っている様子などを必ずイメージします。
ファンデーションを出し入れし、ペンシルケースを台に置きながらメイクする「ある人」を想像しながらです。
それが、後に、こういったものを自分使いから、他人使いへとシフトしていけることの根本の考え方になっていくのです。