まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回の記事は、つむぎシルクプリントの小花柄で作るバニティーショルダーバッグが完成しました。
前半の【40】の記事では、表地と裏地をプレート状にして組み立てる準備をしていきました。
今回はいよいよ組み立てて完成です。
入り口ファスナーの取り付け
バニティーの組み立てにおいて、やはり、ファスナーの取り付けは大きな作業です。
それほどやりにくいこともないですが、両開きのファスナーを1本で使用することをお勧めします。
今回私の場合は、在庫のファスナーの色がマッチしたので、2本を使用。
そうしますと、真ん中で止まるのが良いのか悪いのか、少し真ん中を合わせる意識に手間がかかります。
あとは、ファスナーの重なりの部分があまりきれいではないのに見えてしまうというデメリットがあります。
ファスナーの折り方は、最初に先端を手前に水平に折り、向こう側へ折り、そして、飛び出しを手前に向けながら中へしまい込む3段階です。・・・①
そうしますと、空き口がぴったりとくっつくというあとあとの結果が生まれます。
また、中心を把握するときは、裁断後に真ん中の位置を把握しておくことです。
ファスナーは、金具を合わせがちですが、金具で合わせると、ファスナーが重なりがちで、綺麗に出来上がりません。
このわずかにどうしても物理的にはみ出る、金具から飛び出したファスナーの肉の部分の先端こそが本当の端となるという考え方です。・・・②
ネックパーツ(正方形)の取り付け
ネックは、バニティー特有のパーツだと思います。10cm四方の正方形を縫い代1.5cmで折り込んだ正方形7cmx7cmです。
これを先に裏地から先に縫い付けます。
そして、次に表地のネックを縫います。
こうして、ネックの中側にファスナーの端のゲジゲジが隠しこまれました。
シルクのような柔らかいしなやかな素材はこの型には不向き
以前のはもっと大きかったのですが、ほんの少し小さくしたことが、すっきりしたようです。
今後は、ネックをもっとまっすぐに取り付けるように工夫することと、後ろ側の中心の重なる部分が今回5cmで落ち着きましたが、もう少しカットして、重なる部分を最小限にしようかと考えています。
さて、全体のまとめですが、そもそもこのしなやかな生地にバニティーは違ったと思っています。
絹は袋のような優しいラインの方が活きると思いました。
もしくは、更に、絹の柔らかさをしっかりさせる工夫などが必要ですが、それよりも、元の良さを自然に活かす方が生地も喜ぶかもしれません。
作ってみて実感したことです。
あとがき
このデザインは、かなり立体的なのだけれど平面ミシンで縫うところに限界と難しさがあります。
ネックというパーツが登場しましたが、あの部分は本当に緊張感が走る場面です。
生地が厚みがあり過ぎると縫うことができません。
それでも、バニティーはしっかりと立ってほしいデザインです。
いやはや(^_^;)。。