間接的に商標権の侵害に加担!?-リメイク動画、記事、写真の発信をやめる決意をしたこと【240-1】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、重要な記事となります。

実は、以前に2018年前半あたりにアップさせていただいた記事を20記事程削除致しました。

当ブログのみでなく、もちろん、YOUTUBE、インスタグラムも同時進行なので、それらも削除の作業を致しました。

その削除したアップの内容というのがすべてリメイクの記事なのです。

当記事は、私がリメイク動画をYOUTUBEでアップ(あくまでも自分使い)した際に使用したジーンズメーカーさんに直接電話をして、リメイクについての本当のところをお聞きしたのがきっかけになります。

その結果、削除させていただくことに致しました。

と、このように、今回は重たい話題ですが非常に重要でございます。

どうぞよろしくお願いします。

最初は、特許庁様へ問い合わせるところからのスタートで、元のメーカー様への電話に行き着く

出来事の当日にそのまま当ブログに記録しています。

そのくらい、早急に対応するべき事柄であると判断したものになります。

お聞きするところが、お盆明けのスタートの営業日ということで、本日を待ってのお電話です。

最近、誰もが知る大手メーカー様のジーンズの古着をリメイクして、ポーチを作った動画や写真をSNSで複数紹介しておりました。

あくまで、自分で楽しむ範囲内にてということも同時に発信していました。

ただ、そういった発信をしながらも、疑問があって前々から気になっていたのですが、ネットの情報を見ても、なかなか信用できそうな答えが見つかりませんでした。

リメイクに関しては、よくグレーゾーンと言われることもありますが、私はグレーゾーンなんてものは本当はないのではないか、黒白しっかり分かることではないのかと思い始めていました。

そして、行動に出ます。特許庁様に聞けば、何か答えていただけるかもしれないと思い電話をかけます。

ところが、こういうリメイクというものの受け答えは特許庁様の役割ではないとのこで、産業機構様を紹介されます。

とはいえ、予想の範囲内でのご回答はいただけましたので。ありがとうございました。

そして、産業機構様とお話をすると、ざっくりとした見解などはお聞きすることができましたが電話では、応答に限りがありました。

さらに詳しい者と話も可能だとのことでした。しかし、何か起こった後でないと進められないようでした。

そして、リメイクしてもOKというジャッジの権利は、おおもとの、ジーンズメーカーさんがにぎっているとのことです。

それならば、そのジーンメーカー様とのコミュニケーションでなければ結局答えが出ないことであるのが著作権だったのです。

著作権、商標権を持っている本人の意思が、すべてということになるのです。

なので、特許庁様とか、産業機構様が可否をジャッジできるということではない、ご本人であるということが一番のポイントです。

その後、3件目にして、ついに元のジーンズメーカー様に電話をかけました。

ジーンズメーカー様は、とても親切にきちんとご対応下さいまして、ついにしっかりとした答えをいただきました。

ジーンズメーカーさんの意思と驚きの回答

まず、私の質問が2つ大きく提示してあります。

1:メーカーさんの古着のジーンズを解体して何か別の商品を作って販売して利益を得るということ(リメイク販売)は、たとえ、ロゴの入っていない部分の一目見てそのメーカーの商品だと分からないものでも商品の一部であれば、著作権、商標権侵害にあたるのではないのか。

2:私は、あくまで、自分で楽しむ範囲内ということもコメントに附随して動画や生地や写真をアップしているけれども、これに関しては、どう思われるか。

この2つです。

1に関しては、ネットの意見だと、品質表示やブランドタグの部分を避けて、分からないようにこっそりという意味なのでしょう、ロゴは避ければOKなどということを回答している匿名の人がいて、んー?、不可じゃないかな、と私は思っていました。

あとは、古物商の資格を警察でもらうと、リメイクもある程度はOKなどの記事も。。

これも、古物商がリメイクしてもよい権利ではないから、別物として考えるべきなので当てはまらなさそうな。。

2に関しては、紹介のみで販売していない、しかも断りまで入れて、注意も促しているから良いだろうと思っていました。

ところが、メーカー様の回答は、予想を覆すものでした。

まず、1は完全に違法であると。ジーンズ1本のすみずみにまで権利がが存在し、ベルト通し1つでも製造メーカー様の権利となるとのことです。

さらに、本当は、リメイク販売もきちんと見つけたいのだけれど、現状追いついていない。

ただ、それが分かったときには、訴えるなどの対処をする意向があるとのことでした。

そして、驚くは2についてです。

私がたとえ、リメイクを自分で楽しむ範囲内の紹介であっても、その投稿を見る人に浅くとらえられて、リメイクしたものを販売することを助長、それに加担したような感じに間接的になるから、動画や写真アップもやめてほしいとのことでした。

とても丁寧な対応のよいメーカー様がとても厳格な答えをされたのです。

これが、元の洋服を作ったメーカー様の本当の気持ちだと思いました。

私もとても甘かった、私が動画アップでリメイク商品を販売することに誘導しているとさえなりかねません。

とても大変なことをしたのだとはっきりと分かった瞬間でした。

とても重い気持ちになりましたが、はっきりと本心が聞けて、とても貴重でした。

ジーンズメーカー様に、心よりお詫びを申し和げますとともに、ありがとうございました<m(__)m>。

ネットの情報はさておき、これこそが、本当の答えなのです。

私が想像した以上に著作権、商標権は固いものであり、本当はメーカー様は困っていたのです。

今回ジーンズメーカー様に問い合わせたから、その該当のブラン様の動画や写真だけが対象ではないのです。

すべての洋服メーカー様が同じ気持ちだということです。これが大変大きなことです。

私達は、リメイクすることの夢のような楽しい部分だけを取り上げていますが、その陰で、権利を踏みつけていたのです。

ということで、すべてのリメイク動画、記事、写真を削除したわけです。

電話ばかりして大変な1日にはなりましたが、これで良いのです。

自分は何かを忘れていたと気づかされた大変貴重な1日でした。

誰かに何かを指摘されたのでは決してございません。

自分で疑問を抱いて、自分で追求していったことです。

事前に自分で振り返ることの重要さも合わせてお伝えしたいと思います。

今後の私のSNSの行方

削除数は、現在の140件程のアップから20件ほどです。割合としてはそこそこなものです。

今後は、リメイクの投稿をしないということになります。

リメイク動画や記事や写真を楽しんでもらえたことの代わりを、別の角度から考案し、また一から出直そうと決心したのでした。

YOUTUBEでよく言われる、視聴者のニーズに答える、というような視点から、リメイクが反響があるようだから、リメイクを意識して増やしてきた今までがありました。

ただ、ここで冷静にならねばならないのは、リメイクの反響が結構良いからと、いつしか、YOUTUBEをたくさん見てもらうことだけに重点を当ててしまい、肝心かなめの元の権利などのことに疎くなっていたことです。

人の権利を踏み付けて、自分がYOUTUBEでうまくいくなんて、なんて自己中心的な考えであろうと冷静に考えたらそういうことです。

あとがき

この出来事を貴重なルポとして今回残しました。

今思えば、何もリメイクの形をわざわざとらずとも、リメイクでない材料を正当に使った自身の生粋のオリジナルであった方がかえって良いのです。

今回のこのミスを必ずリベンジしてまいりたいと思っています。

やはり、目先の利益よりも、遠くにあるものを大切にしていきたいのです。

今回、言わなきゃ良いことをわざわざ馬鹿正直みたいに晒したのも、長い目で見たから、今ここで一度立ち止まって考えました。

やはり、遠い将来に私のバッグを心底信頼してもらえるためのことを見据えての判断です。

では、このようなことが合って、リメイクとは縁が切れるのか。。。

これは別問題です。

今後の未来は、リメイクがSDGsにもつながることを誰もが思うことになると予想しています。

ただ、それを著作権を侵害した商業利用することが問題であるわけで、リメイクの広まりも単純な考え方ではなく、一ひねり必要なのでしょう。

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