反ごと購入の「アムンゼン」生地で作ったバイヤス向きのパッチワークストライプ、自分が作りだした柄は製作品への自自信の1つになる【7】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

凹凸感のある生地が好きなのですが、このたび、凹凸感ある生地、名前が「アムンゼン」という生地で、表面にぶつぶつがあるのがとてもシックなこちらを、パッチワーク柄にして、ミニショルダーバッグにお作り致しました。

このたびは、ストライプやボーダーとは異を放つもう1つの柄、「バイヤスパッチワーク」シートを作った記録をご紹介したいと思います。

スタイリッシュでかっこよさを表現したい場合に引用して見てくださいませ。

反で購入するほど溺れた「アムンゼン」の厚手生地の美しさを自分が生み出すパッチワーク柄で仕立てた

そもそも、今回のベースとなる「アムンゼン」という生地。

名前の由来は、あの南極探検隊の「アムンゼン」様の探検の成功から、同年に完成した新しい生地だったそうです。

ポリエステル100%で、表面のぶつぶつが特徴、織り方としては、「梨地織」に属するのだそう。

アムンゼン生地:チャコールグレー色です。地味ですが、とても美しい生地です。ポリエステル/100%、日本製。

「アムンゼン」としてはめずらしい肉厚、とてもふんわりしています。

2017年にオフ・茶・チャコール同時に発見。

複数製作したく、あるだけ購入でしたが、分量が偏り、オフは早い段階で消化。

次に茶、最後までこのチャコールが残りましたので、この次の記事では、その他のパッチワークも交えたバッグの完成をご紹介できると思います。

バイヤスパッチワークは生地のもったいない使い方をするので分量の多い反があった場合のみ

この生地から、いったいどのようにパッチワークができていくかを写真で簡単にお伝えしたいと思います。

①生地をカット:まず、生地を型紙にあてて、長方形の形にカットします(10枚)。
②薄芯を貼る:生地に風合いやコシ、張りを出すための目的で、1枚ごとに丁寧に接着芯を貼りました。
③ミシンでつなげる:芯地が貼られた状態のパーツをミシンでつなぎ合わせます。縫い代は1.5cmです。
④アイロンで割る:裏側を両開きにアイロンで割りました。
⑤ハギ目の両サイドのミシンステッチ:表側の溝の両縁をミシンでステッチ。固定の機能と美しさの表現の兼用。

これが実は、なかなかされていないことが多いですが、つなぎ目をより丈夫にし、生地を固めてくれる働きは、この先のバッグに仕立てていく準備としては重要だと考えます。

⑥カットする:型紙に当てて、45度の向きにカットします。随分もったいなく生地が余ることが分かります。

出来上がってしまえば、このような事情が分からないので、大変貴重です。

⑦シート完成:パッチワークシートが完成しました。うっとりするほどの美しさです。

もともとぶつぶつの織柄がある生地に、更にパッチワークで立体感を出したと言えます。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿時の2018.12.13の記事をそのおよそ5年半後の2024.08.15に過去のブログの「手直し」の順番で、誤字脱字や追記や削除をしながら読みやすい生地にリライトしています。

随分手直しするまでに時間がかかってしまいましたが、今2024.08.15時点でこの時を振り返ってみても、これをやったことは良き学びでした。

「サスティナブル」な製作も意識する2024年現在では、そもそも見込みもなく反ごと生地を購入することさえ控えています。

そして、確かに素敵なバイヤスパッチワークなのですが、せっかく縫った多くの部分が45度のカットによって削られました。

厚みがあり過ぎて残布をポーチにすることさえできませんでした。

そうしますと、こういった余分な生地を余らせてしまう製作も見直すことになりました。

「どうしてもこのバイヤスパッチワークである必要があるのか。。」を考えた時の答えを大切にするのです。

そうやって、理由と意味を真剣に見直し、浅い表面的なかっこよさだけの商品を作らないように変わっていきました。

そうした理由や意味は、結局は「哲学的な品物」になっていくのです。

「そうなるべくして出来上がった姿」はミニマムであり、すべてが必要であるパーツの集まり、おのずと品物の価値と深みが出来ていくのです(^-^)。

picturesque

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