まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
多くの有名ブランド服の誕生がヨーロッパにあります
一方、アメリカ生まれというブランドがそれほど数多くはない中で、きわめて「アメリカらしさ」の象徴とされるデニムメーカー「リーバイス」社があります。
この中で501は特に今では貴重かつファンも多いブランドになっています。
メーカー名よりも、この501というモデルである点がヨーロッパにはないアメリカらしさだとも考えられると思っています。
501という数字は、考えてみると、1でもない1000でもない途中の数字なのですが、この501に到達するまでには、それ以前の番号も数多く試作品のように研究され、練り直しされ、採番されてここに至ったとのこと。
これは、数年前に読ませていただいた本に書いてあったことです。
いろんな改良の末、行き着いた501は、その後の続く番号の最も原点の完成品の番号だとも言えます。
この501ファンは実に男性が多いと思いますし、あれこれ細部の作りに目を向け、その細かなステッチの仕方からも、真贋を見分けたりなどは男性が得意とするところ。
今回は、私のような女性が501の装い方に挑戦してみます。
私の場合は、細部の作りなどの理論はそれほど重視せず、ただ「アメリカ製」であることだけに拘ります。
もちろんカラーの展開は重視しますが、年代もアメリカ生産がほぼ無い現在から見れば、多くは過去の価値あるお品であるという考え方をしていきます。
501ジーンズをいかにドレスライクに寄せるかの工夫の1つ、スニーカーではなく「パンプス」をはくこと

私が知る範囲での知識なのですが、レディースの501というのは、ビンテージのものでは股上がメンズより1-2cmほど長く作られているようです。
これは、実際に比べて計ったり、はき比べてその情報と照らし合わせ納得した結果です。
また、USED品のリーバイス501は、メンズの方が見つけやすく、レディースはあまり見かけないです。
私の場合ですと、レディースで、29インチほど(28インチは無理)、メンズだとメンズでは一番最小のサイズと言われている28インチがぴったり合います。
ただ、レディースは、華奢な素材感と作りでメンズよりやや軽く、メンズは、分厚く、わたりも広いでので、女性がメンズをはく時に、最低サイズの28インチでもダボつくことはあります。
そして、そのゆとりが多い501に一番向いている体型というのがやや骨太の方、ももが分厚い頑丈な体型の人だと考えます。
ぱんぱんに、隙間がなくはくと、とてもかっこいいのです。
はき心地としては、何かすごく立体的だとはいた者自身が感じます。
動画の中でも、ご提案させていただいていますが、細身の人でだぼだぼ感がカジュアル過ぎて合わないのかな。。。という方でも、いやいやそんなこともないと思います。
もともと男性っぽく働く男たちのために作られたメンズ寄りな501を女性がはくには、ひと工夫することがポイントとなります。
・足元には、スニーカーでなくパンプスを持ってくる
・ジュエリーを真珠にしてみる
・かわいい色(ピンクやブルー)をトップス、ベルト、靴に持ってくる
などで、表現してみました。
しかし、女性ならではと言っても、「かわいい」だけでなく「かっこいい」女性像も含みます。
例えば、動画内の赤い糸染めの501に、パイソンのパンプスを持ってきたコーデなんかは、それに当たりますね。
先染めのカラー展開の少なさに希に見た「赤」の糸染め501の魅力
ここでカラー展開について書きたいと思います。
私の個人的な好みの色は、グレーです。
とても他のアイテムに合わせやすく、優し気でお洒落感を感じます。
このグレーと映る色は、糸染めであるブラックが色が落ちしたものになりますので、元の糸は「黒と白のコンビ」であったものになります。
その次は、薄いブルー♪。いかにもアメリカンです。
薄いブルーは、元は、インディゴと白のコンビの糸染めが長い間はかれて色落ちしたとか、ウォッシュ加工をかけることで、最初から薄い色ではけるというものですが、元の糸の色は「紺」が使われているのです。
リーバイス501でもいろいろな色がありますが、カラーデニムと呼ばれるものは基本的には、後染めばかりなので、糸染め/先染めと呼ばれる色だけに限定しますと、紺か黒しかないと言っても良いほど限定されたものです。
ところが、後で貼ります動画の中では、赤色なのに糸染めであるものが登場します。
カラーの糸染めは非常にレアだと思います。
よって、後染めした赤との大きな違いや味わいをより感じていただければと思います。
あとがき
実のところ、上に貼りましたYouTube動画は、YouTubeを開始して100投稿程のアクセサリーのコーデの動画をアップしていた2016年1月開始のYouTube参戦の最初の頃のものです。
チャンネル名も、現在の「ピクチャレスクのおしゃレポ」とは違う、「アクセサリーの部屋」という名前で、ジュエリーをご紹介していく動画でした。
どれも3分足らずの、「パワーショット」というCanon社製の小さなカメラに付いた画素が粗い動画機能を使っていました。
音声の小ささと画像の粗さで100投稿はほとんど消した中で、唯一多くご視聴していただいたこともある、「番外編」のこの501関連の内容の動画だけ残していたのです。
そして、後からナレーションだけ入れ直しています。
アクセサリーのことだけをひたすらやっていたら、この奇跡は起こらなかったかもしれません。
ちょっとした茶目っ気のような「番外編」が活きた形となります。
動画の画素は粗いので見にくいですが、今では貴重なコーデの映像です。
今回のテーマは、女性らしいことを表現しようと、ドレスライクに寄せた501の装いをご紹介しましたが、こんな考え方でいろんな〇〇ライクが考案できるかもしれません。
逆に思いっきり原産国アメリカらしいコーデというのもあるのかもしれませんが、それは、これまでたくさん見慣れた装いです。
ドレスライクは、501のイメージの意外性が面白い前衛型のコーデなのです。
501にはどうしてもカジュアルな着崩しを考えがちなのだけれども、そこをあえて、エレガントに寄せていくという見る人の心を揺さぶるようなコーデとして提案できる装いの1つだと思います(^-^)。
