表地にフクレジャガードの大花柄を持ってくる組み合わせの4種の生地【872】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回から、新しいターンの製作に入ります。

久しぶりに表地が柄になりますので新鮮かもしれません。

柄といってもジャガード柄で、無彩色です。

基本は黒コーデベースのリュックなので、黒寄りな色でできた柄ということになります。

4種もの生地を集めてそれぞれの位置に配置します。

再生繊維(テンセル)の良さ

かつて、レーヨンの仲間のリヨセルとかモダール、そして、下着にここ近年使われたりもするテンセルは、指定外繊維という呼び方であったことを記憶しています。

最近は、その製造方法が分かりやすいネーミングということなのでしょうか、再生繊維という呼ばれ方です。

テンセルも再生繊維の中では王道の生地になります。

特徴が白みがかったぼやけた色目が特徴のさらりとした風合いです。

今回そのテンセル糸が織り込まれたフクレジャガードの大花柄を表地にハンドメイドリュック「餅巾着」を製作していきます。

表地が決まってからの裏地とか巾着袋地のチョイスが難しかった。

表地が柄だと難しいものですねー(^_^;)。

あれこれ悩みながら決定したのが下の4種。

左上から時計回りに:<表地:黒xグレー>フクレジャカードニット、ポリエステル/62%、再生繊維(テンセル)/35%、ポリウレタン/3%、日本製。<裏地:黒>ちりめんニット無地、アセテート/72%、ポリエステル/25%、ポリウレタン/3%、日本製。
<巾着袋地1:黒>生地名不明(ガサッとした素材)、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、原産国不明(おそらく日本製)、<巾着袋地2:白x黒>:レーヨンプリント、レーヨン/100%、日本製。

表地が柄であることが久しぶりとなります。

表地:テンセルは白っぽく見えるような感じがありますし、さらっとした手触りも特徴です。気持ちが良さそうです。この黒xグレーに組み合わせる裏地がなかなか見つかりませんでした。結局そこそこ凹凸感がありながらも、表地が主役なので控え目な裏地をとこれに決定↓。
裏地:ちりめんは凹凸が細かく畝として入っています。とても美しいですね。
表地と裏地のコーデ:この表地に相性が良い生地を手持ちの在庫の中から見つけるのがなかなか難しかったです。あまりに目立つと柄on柄過ぎるし、色が入ることも、実際に当ててみると浮き過ぎてかっこよくありませんでした。よって、シンプルに黒無地です。
巾着袋の外:この生地は最近よく使わせていただいている良質な薄手生地。薄いのに目が詰まってずっしりと重い、喪服みたいなイメージの生地です。生地屋さんからのいただきものなので詳細が分かっておりません。今回これを巾着袋の表なのか内側なのか迷っていますが、おそらく外側にするかと思います。
巾着袋の内:ということで、上が外側なら、こちらは巾着の内側に使うことになります。これのみでは生地の分量が足りません。内側が明るく見やすいのも使い勝手としては良いかもしれませんので、この生地を巾着袋の内側に。

あとがき

表地が柄ではありますが、キルトをかけようかと思っています。

フクレとか風通加工のぷっくりとした生地は美しいですがゆるめな作りである部分があるので、キルトの効果は機能的にはあるかと思います。

ただ、柄が入ることで、自由な感じの大花柄が委縮しないかと心配ではあります。

とりあえず、キルトを優先にして製作してみます。

また、どんな感じに出来上がるのかという行方をどうぞお楽しみに♪。

この季節ならではのモフ素材でリュックを作る最初の生地選び3種【773】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冬になるとコートやマフラーが人間を覆ってくれますが、背負ったリュックがモフモフしたあったかい素材の場合、背中があったかいというイメージがあります。

実際の細かなことは、完全に背中にフィットしたものではないなどのこともありますが、間違いなく、背中周辺の寒さを遮断してくれる役割はリュックには少なからずあるかと思います。

さらにそのリュックをふんわりとした冬らしい素材で作るということを今回してみたく、素材を3選ご紹介したいと思います。

他の季節にも対応できるような程度のモフ生地を冬をきっかけにスタートするというタイミング

以前、夏にタオル地でリュックをお作りした「タオルシリーズ」という製作をしました。

2020年8月の事でした(【176】のブログ記事が該当します)。

今年の2021年の冬には、逆の季節で、あったかい生地でリュックを作っていくシリーズをしたいと思いました。

以前のタオルシリーズでも、きっかけは夏でしたが、その後もタオルの季節感をそれほど感じることのないオールシーズン行けるように、夏のイメージがあるタオル素材を他の季節にも使えるようにと考えた企画でした。

それと同じように、今回の場合冬きっかけではありますが、他の季節にも使えるような素材も入れ込んでいます。

ただ、冬らしさがmaxの素材も入れてはいます。

ALL黒色の3種をご紹介。一番左から、スウェット素材、パイルボア素材、リブ素材です。

これらは、今後実際にリュックを製作していきますので、その際に詳しく混率などをご紹介しますので、ここではざっくりとご紹介にとどめます。

すべて日本製をチョイスしています。

まず、左から少し近づいてその素材の特徴などを見てみましょうか。

スウェット素材:こちらは、綿なので季節感は本来あまりないですが、ふんわりした肉厚感がこの寒い季節がきっかけであるのが良いと思ってチョイス。裏面が季節感の無さの特徴です。↓
スウェットの裏面:この誰もがなじみのあるパーカーやトレーナーなどのスウェット素材の裏面が気持ちよさそうなパイルになっています。冬用に裏起毛の素材もありますが、あれだと季節が偏りますので、こちらの方が私としては好んでいます。バッグになれば、この裏面はすべて隠れてしまいますので関係ないですがね(^_^;)。
ループボア素材:こんな風に密にループになったボアの素材には毛が多く入る、この3種の中ではいかにも冬用といった素材です。せっかくなので、こういった冬ならではの素材も入れていこうということでのチョイス。この生地人気のようでよく品切れになっているようです。いかにもあったかそうですね。素材自体だけでなく、こういったループが密になった構造というのも、あったかさを出す原因になるものだと言えます。
上の素材をもう少し見やすく写したショットです。モコモコして凹凸感があり、プレーンなタイプよりも素材自体がユニークです。
リブ素材:一番右です。この編み方もなじみのある昔懐かしいクラッシックな素材。きちんと整った硬めの編み込みが信頼できます。無地とは言いながらも、柄のようにもなっていて楽しいです。程よい太口の糸が感じが良いですね。こちらはアクリルです。アクリルも冬がきっかけですが、もっと幅広く季節をまたぐことができる素材であると考えます。

あとがき

もう私も、とてもワクワクしています。

生地だけで楽しみがこみあげる、この3種はいずれリュックになっていきます。

また、是非完成のリュックもブログ記事でご覧くださいませ(^-^)。

11月前半には3種とも出来上がればなあと思い描いています。