「生活の美学」について書かれた本を読んで【985】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1か月に1度くらいの割合で図書館で本を借りています。

本は過去に本棚にストックしていた世界の文学の古本を集めたものが300冊ほどあったのですが、あれが結構重い。

今は、本を所有しないということに決めています。

わずかに手元に置いている本というのは、生地の事典のようなものですかね。

さて、このたびな、1冊本を読み終えました。

「生活の美学を探る:横川公子 編著」です。

とにかくあらゆる切り口からのお話がバラエティーに富んだ一作

今回の本の形式というのが、項目ごとに書き手が違うというもので、同じ「生活の美学」の切り口が違っている点が面白いです。

いろんな角度から美学についてのお話を聞くことで、バラエティー豊かに学べました。

YOUTUBE内はよくピックアップ形式で私が印象に特に残った話題を2-3点ずつ挙げています。

今回は3つ。

「もてなし空間」、「トリクルダウン」、「花や木とのかかわり」です。

YOUTUBE内のお話をご視聴いただくとしまして、ここへ↓貼りたいと思います。

あとがき

「美学」なんて背筋が伸びるような難しそうな言葉ですが、実は、暮らしの工夫とか身近な文化の集まりだと思いました。

ここ最近私が目を向けているのが、身近なことなので、余計にこの本を手に取ってみようと思ったのがきっかけです。

美学という言葉よりもむしろ「生活」の方に惹かれたわけなんです。

当たり前のことの美しさってあると思います。

何か意味があってその形になっていたり、そういう構造になっていたり。。。

物を作っている人にとっては参考になることだと思います。

ハンドメイドで1つ何か作るにしても、「そうならないとどうしてもいけなかったからそうなった形」というものは、究極の場面を通り抜けてきて実現できたことでり、とても意味があり、美しいです。

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真似文化の行く末について考える【752】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

シャネルの本を読むと必ずこのエピソードが引用されています。

創業者のココ・シャネルの言葉で、「コピー商品がたくさん出回ることが、よりオリジナルが本物になっていく証である」というような内容のもの。

そのような毅然とした態度というのも、自信からくるものであると考えます。

確かにコピーはすでにその時点で2番手ですので、永久に一番になることがありません。

ハンドメイド品を作る時のそもそもの道の選択

市場調査というのがありますが、これは、すでに売れている商品を参考にするような調査です。

こういった動きがあることによって、オリジナルで最初に手をつけたハイブランド達がより一層優勢に。。

この真似をする動きというのがあってこその、オリジナルの高級ハイブランドの価値だとも言えるので、持ちつ持たれつの関係であると言えるかと思います。

さて、この真似ということにつきまして、少し思うところがあります。

今売れているようなわいわいと盛り上がっているような商品を類似に作ってその波に少しあやかるという道。

これは、多くの事業がそのようにまわしていっているかと思います。

そうすると、おのずと、「流行」というところに行き着くかと思うんです。

前に真似したものは、もう下火になったから、次の賑わいを探すことをせねばなりません。

こういったところに時間をかけて、確実にそこそこの数字を売上に上げていくということが多いようです。

AIの影響もあるかと思いますが、「同じ」とか「似ている」ということが、関連付けやすいので、それが評価、良いのだということに繋がっているように見える昨今には、やや疑問があります。

その反対に、「違う」とか、「似ていない」ということも価値であって、機械的には、関連が付けにくいと思います。

ということで、この2種の道は全く違う路線であるということを考えます。

あとがき

価値観もそれぞれあって、みんながやっていることに一緒に乗っかっていることに幸せを感じ、それこそが腑に落ちる人もいる。

その一方、流行してはいない片隅で、目立つことなくひっそりと独自に研究をしていく道もある。

どちらが良いとかは分からないですが、自分が幸せで腑に落ちる方を選択しているのだと思いました。

私の考え方としては後者が腑に落ちました。

この路線に乗って歩いております。

YOUTUBEなども良い例で、関連付きこそが視聴率が高まるようです。

つまり人の真似や人と同じことをアップすることがYOUTUBEのチャンネルの発展になるという文化に見えています。

そうすると、チャンネルの発展になる、つまりは視聴が多くもらえる内容をどうしても意識した動画を作ってしまい、路線が、商品でいう流行の売れているものに乗っかる路線に等しくなるかと。

その辺りは、どこかで、矛盾を自分で感じることが必ずあるかと思いますので、その矛盾にも打ち勝つことができれば、何ら問題がないと言えます。

私の場合は、それがとてもつらく、方向がずれることへの懸念を思い、現在の投稿の仕方とか内容に至っています。

結果は、やはり、数字としては発展を遂げませんでした。けれども、少数ながらご視聴くださる方にはとても感謝しています(^-^)。

価値観はここまで違う結果になるのがとても皮肉ですが、賑わいの波に乗る恩恵は確かに大きなものなので、路線の選択を自分の腑に落ちる方で行くということに結局なるのだと思います。

YOUTUBEのカテの中で、<HMB教室>がありまして、ハンドメイドバッグの教室です。

観てくださる方が生徒さんになるわけですが、この私の価値観を理解して共感していただけると良いという思いも込めています。

真似の文化にどっぷりつかってしまった時に、その行く末に、オリジナル商品というものがちゃんと誇れるものであるかどうかが答えになるかと思います。

3点のバッグの集め方の例いろいろ-楽しくバラエティに富んだコーデになるために【654】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近私自身も今まで持ってこなかったような色のバッグを持とうと、赤いバッグをビンテージ物で購入。

オーストリッチのドーム型のまあるいバッグです。

そうしていろいろ探している中で、今回の話題を思いつきました。

自分の体験がヒントになったみたいです。

3点バッグを持つとしたら。。。コーデが豊富、素敵になる3点のチョイス法

バッグも渾身の1点だけを持つというのがなかなか困難です。

やはりバラエティにある程度とんだ展開のある持ち方の方が、日々のコーデが充実するかと思います。

ということで、3点という最低限の数のバッグをうまく活かすようなものになればと考えたその3点がどんなものかというのが今回の内容です。

私の方で勝手にデザインを決めてしまいましたが、このような3種のバッグをベースにしてみました。

そもそも、この3点のデザインというのが全部バラバラのものです。

3点とも私が現在持っているデザインだったり、過去に持ってきたものになります。

では、集め方をいくつかご紹介しますね。

集め方例1:デザインに違いであることで、すべて同じ色で拘る集め方

これは、私も実際にやっていた集め方ですが、黒だけで統一してしまうこと。

バッグの黒はやはり最強です。

ビンテージ物でも黒のバッグが残っていることがとても珍しいです。

黒はよく使うんですね。出番の多い色です。

数が3点だけという場合この黒統一の効果は大きいです。

どのバッグも出番が必ずあるということが見込めます。

集め方例2:全部違う色でバラエティに富んだカラーを持つ

先ほどの黒に拘るのと反対に、カラー展開を豊富にするというもので、3点共違う色にする集め方です。

左から、ボルドー、黒、グレーです。

とりあえず、色も落ち着いた合わせる機会の多い色を選んでみました。

しかし、パステルカラーが好きな人なら、そういった色目ばかりをこだわっても良いですし、原色カラーというのもありだと思います。

集め方例3:こだわった分野のカラー展開をする(この場合は原色カラー)

こんな感じの色の展開は華やかですが、こういうテイストにある意味こだわりが感じられてお洒落なんです。

集め方例4:1点だけ柄物を入れてみる

最初の1の黒ばかりの中に1点のみ柄を入れてみます。

ベースは黒なのですが、ここへお花柄が入ることで単純に楽しくなります。

ということで、ほぼ無限!?にいろんな集め方が考えられるんです。

落ち着いた感じで安定した長持ちを目指すのであれば、1や2の例、華やかなコーデをしていきたいのであれば、3などもありです。

バッグを同時に3点並べるのは最初の集める時だけで、あとは日々のコーデに1点ずつ添えられるということもイメージとしては重要です。

ここでは、ええっ!?と驚くような3などのビビッドなカラーばかりな展開もお洋服とのコーデの場面ではそんなに驚くものでもないのかもしれません(^-^)。

あとがき

たった3点のバッグであっても、その人の人となりが現れるものなのかもしれませんね。

どんな3点になるのかは人それぞれの独特のチョイスが入ってとても興味深いと思います。

私がご提案したいのは、渾身の1点ずつを丁寧にチョイスして、長く飽きずに使うことができるとコスパがよかったお品の結果に導けるというものです。

今までアパレルの下支えとなってきた「流行」というのは、時に雑誌とか宣伝の「煽り(あおり)」だったり、商業用の事情でのカラクリが入ったお勧めだったりしたことが、結果早いうちに選んだはずのお品を手放すことも多かったと思います。

今一度、本当に良いものを心から納得して選んでいくということをする本来あるべき姿に変わっていくとよいという思いを込めたご提案でした(^-^)。