トートバッグ作りなどに取り入れて見て♪、入り口の縫い閉じの綺麗な糸始末の仕方【835】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ハンドメイドリュックの入り口のあまぶたフラップの取り付け直し作業を順次していっております。

今回はその3点目になります。

小さいフラップから大きいサイズへの変更ということで、同じ生地が残っていなければなりません。

こういったデザイン変更とか、発展途上の段階のお品は、残布をストックしておくと助かることがあります。

お直しの機会にトートバッグ作りなどに役立つ糸始末の綺麗な収納のご紹介

この機会をお借りして、トートバッグなどの入り口の表地と裏地の縫い閉じの際の最後の玉止めの作業の時に、綺麗に隠す方法をお伝えしようかと思います。

少し見にくいかもしれませんが、表地と裏地の縫い合わせの入り口のぐるり1周を二重縫いの2周したところで、糸が4本重なります。これを2本ずつコマ結びして、玉止めにするというもの。コマ結びの前に、針で糸を溝の中へ通しておくというのがポイントです。ごちゃごちゃせずスッキリと出来上がる1つの細かい部分ですが、気持ちが良いですね。

この写真だけでは、分かりにくいかな(^_^;)。

YOUTUBE動画内では、3:20からがこの場面ですので、どうぞご覧くださいね↓。

3:20~・・・トートバッグにも使える綺麗な溝に隠す玉止めの手法のご紹介場面

完成レビュー

とても良い感じにリフォームできました。やはり、硬めのごわついた生地がより良い雰囲気になりました。

フラップの存在感も出ましたね。ちなみに前の物がこちら↓。

リフォーム前のフラップ:小さいですし、隙間が思いっきり空いていますね(^_^;)。

フラップも、取っ手がなければ、できるだけ面積を大きくすれば覆うことはできます。

しかし、2WAYを比重を同じくして使えるお品なので、トートバッグとしての取っ手の役割も十分に満たしたものでありたいのです。

そうすると、フラップが大きい場合によく使われる手法の取っ手1つをフラップの手前に取り付ける方法では、リュックとしての1wayしか役割を果たせないのです。

ここが私が難関に挑戦したことであり、取っ手の間をある程度スムーズにくぐり抜けながらも覆う面積も最大限にしたいというめいっぱいの試みがなのです。

あとがき

今回、とても重要なデザイン変更で、モデルチェンジの一環となります。

残布のお話を冒頭でさせていただきましたが、残布が全く残っていなかったものは、このようにフラップの取り付け直しリフォームができません。

残布って結構大事なものなんだなあと痛感しました。

例えば、このお品↓。

残布がなくて、リフォームできなかったもの:新型モデルにして最初の製作の「餅巾着」。中には巾着袋の設置もある最新型ではあるのですが、生地の残布がなかったために、リフォームが出来ませんでした。

こういったお品は、SALEをぐんとお得にさせていただいておりますので、一見同じような様相や機能でも説明欄を詳しく読んでいただくと、とても内部が、充実していることが分かっていただけます。

ヤフオクやクリーマでお得な年末SALEのお買い物をしていただけたらと思います。

今回、大きな節目と自分で設定しておりまして、2021年12月末をもって、以前の古いデザインを完全に廃版にします。

2022年1月1日からは、もう廃版品はアップされないので、今は、結構重要なSALE中なんです。

「餅巾着」はあれこれ、哲学なるものをたくさん詰め込んだ商品であり、生地も通常の倍以上使用するということもあり、今後新しくお作りするものは、お値段が結構なものになっていきます。

このSALEはそういった意味で、とても貴重でお得なのです。

是非お目をお通しいただければと思います(^-^)。

あと、残りのリフォームは、3点。

本日の現時点で3点とも、お直しの前段階の下準備としてリッパーでほついて、新しいパーツを準備するところまで完了しています。

次回まとめて3点の完了をアップするかも。

そうして、リフォームを終了していきたいと思います。

また、当ブログ記事にお立ち寄りくださいませー-(^o^)丿。

ハンドメイドバッグ年末SALEの裏事情、個人事業主の場合の例【830】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく会社では、決算SALEというのが3月末にかけて行われているのをご存知かと思います。

あれは、企業の決算が独自の決算日というものを設けていて、それが3月末であることで、在庫を思い切って短期間で減らすという目的もあるかと思います。

同時に、値段を下げても数多くを短期間で売りさばくことで売上高、売上個数も伸ばすといういもの。

短期的なテクニックの基本的な例ではないでしょうか。

ところで、個人事業主といのは、決算というのは、基本、12月末になります。

その1年の暦(こよみ)そのままの暮れが決算日に当たるので、12/31なのです。

あの忙しい大晦日、お掃除もしなければなりませんが、同時に〆(しめ)という行事があるということになります。

個人事業主のハンドメイドバッグを決算SALEする試み

多くの企業様の決算SALEと同じように、個人事業主である私、picturesque(ピクチャレスク)もこの12月後半に差し掛かる時点でSALEを始めました。

名付けて、「廃版SALE」です。

理由が、もう廃版になるデザインのバッグを一斉に半額へお値下げ致しました。

そうして、多くを廃版にして、残ったバッグのデザインというのが、今後も定番となるほんの数デザインになります。

また、コンスタントに製作するようになった時に、定番デザインになったものをまとめてご紹介したいと思います。

今回は、廃版したものがなぜなのかなどの理由と共に、廃版SALE対象のデザイン3点ご紹介したいと思います。

まず、このデザイン。昔ながらの「ナップサック」のデザイン。特にネーミングは設けていませんが、1点物。この後に同じデザインはお作りしていないものになります。

ただ、このデザインは、ナップサック同様、きゅーっと入口を絞る薄さが必要で、ただ、丈夫にも作りたくて、接着芯とハード薄芯も両方貼っています。

そのうえで巾着の口を絞るので少し口にすき間が。。。

それをカバーするべく、このフラップを付けたということなのですが、この生地でもワンピースのようなアイテム用のかなり薄手を利用しましたので、こういうレベルの薄さの生地でしか実現できないのです。

それが永久的に製作していけそうではないと。

ということでこれ1点で辞めたデザインになりますね。

では、次にご紹介するのは、こちら↓。

「かまぼこ」:こちらは、かまぼこというネーミングも付けたのですが、実際いろんな素材で作っていく中で、この生地の厚みで限界。下の角が急カーブ過ぎて綺麗に作ることに限界がありました。

今後もっと抜群に綺麗さを追求していこうと思ったら、この急カーブがどうしても妨げになります。

トライしてみてやってみて分かったこと。いくら頑張ったって、不可能なことはあるものなのです。

この写真のお品の急カーブは、なんとか最大限頑張った縫いになります。

同時期に他に2点お作りしましたので、仲間の柄違い素材違いが同じように廃版SALEに組み込まれました。

「おにぎり」:最後はこのデザイン。これは、今後も続行の「巻き寿司」と類似の作りなので、こちらは廃版にしました。

あまりにもデザインが似ていると、並べたときに優劣が働いてしまい、どちらかを最初から絞っていった方が良いとの考え方です。

というのが廃版SALEになった主な理由等でした。

私の場合はこんな事情があったのです。

なかなかこんな裏の話は聞くことができないので、ご参考になればと思いますし、特に理由が無ければ高い値段のままで行きたいわけですので、こういったSALE品はいろいろヒントが詰まったものなのですね。

考え方によっては、廃版というのは、希少なのかも。

今後は出てこないモデルということなので、そこに価値があると言えます。

あとがき

今年、2021年があと少しですが、今年できたことというのが、1つのデザインの追求です。

今まで当たり前に作っていたものを、その縫いの意味、その縫い代の寸法の意味といったように、1つ1つの作業に「なぜ」を追求していって、バッグ1つに「哲学」なるものをたくさん込めたお品にしようとしてきました。

この細かな追求の結果、廃版になるお品が生まれました。

こうして、かつて、デザインの数が多すぎたことから、ぐんと選りすぐりに絞られていきました。

そうして残った定番デザインを今後も大切にしていきたいと思います。

どうぞ、また記事にアップしてまいりますので、お立ち寄りくださいませ(^-^)。