ミラー(鏡)やコーム(くし)をシックなハンドメイドの黒ケースで守ればペライチのハイブランド巾着袋に収納で十分となる【1307】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中のコスメケース。

とりあえず私の身の回りの小物から順にケースを作っています。

材料ははぎれで十分。

小さくてもこんなに立派な作りになるんだと驚きのある製作が実現できます。

作り方も難しくはありません。

細かな作り方は別の投稿で後日お伝えする予定です。

今回は、まだケースの無い残りのグッズに対してそれぞれサイズに合ったケースをとりあえず作っていこうという段階です。

今回は2点同時製作しましたので、その自己評価の記録と、何しろ1点物主義の私が前と同じ型紙で作った同じデザインに変化を付けた様子ご紹介したいと思います(^-^)。

表地と裏地をひっくり返した1つだけのパーツで作る折りたたみ式仕様はいろんなサイズ感で展開できる

2点同時製作の完成のお写真です↓。

左:くしケース:<サイズ>縦8cmx横12cmxマチ無し。
右:鏡ケース:<サイズ>縦7.5cmx横7.5cmxマチ無し。
入れた中身:左にはくしを、右には丸鏡を。

実は、左は、初めてのご紹介ながら、自身の着物のはぎれのリメイクで作った名刺入れの型紙をそのまま引用しました。

そうすると、くしにとっては、縦が長すぎると言えます。この3分の2程度でよいでしょうね。

しかし、誰もがこのくしと同じであることはあまり考えられないですよね。

どうなんでしょう、例えば、シャドウケースの大きめがあったとすれば、この名刺入れサイズも使える時もあるかもしれません。

凹凸感ある黒無地のこの生地は、ストレッチ丹後ふくれちりめん、ポリエステル/95%、ポリウレタン/5%、日本製。

ここに使った裏地は、生地名、混率、原産国すべて不明ですが、黒の花柄ジャガードの喪服系の生地です。

しっかりした生地で、呉服屋さんでの購入のはぎれとの情報で購入したものです。

すごく質が良いのが分かります。

さて、右は、以前に一度左のふくれちりめんの素材で作ったシャドウケースを丸鏡入れとして利用。

一度もうすでに同じデザインを作っているので、生地を変えて1点だけの存在にしていくのが私のスタイルです。

この凹凸感ある薔薇柄は、ビエラフロッキープリント、ポリエステル/70%、レーヨン/30%、日本製。

この混率の意味としてはこう。

基布がポリエステル/100%のビエラという織り方の綾のような柄が入ったタイプで、そこへ、フロッキーと呼ばれる柄の貼り付け加工の薔薇柄の素材がレーヨン/100%なのです。

その柄が全体の面積に占める割合で7:3を表現した表示の仕方がOKであるとされているみたいです。

フロッキー美しいですね。

柄のレーヨン/100%はベルベットのような素材だと思っていただいたら良いかと。

すごくエレガントで高級な生地になります。

こちらもなかなかのしっかり感があり、その理由は、ビエラの綾の織り方にあると見ています。

同じデザインの素材違いの比較、どちらも良い勝負こそ目指すべき目標

同じデザインの比較では、気を付けないといけないのが「優劣の差」です。

あまりやらないのが、色違いの同じ生地で作った同じデザイン。

これをしてしまうと、優劣の差が生まれ、商業用としてはデメリットであると私は思います。

ですから、「同じ」という時には、結構気合が入り勝負の時となるわけです。

どちらも捨てがたい、選べないという悩みを生み出すことこそが製造者の目論見。

2素材の比較:左は今回、右は前回。

やはり、元の凹凸感が全体にある素材である右の方が少しふっくらしていますかね。

しかし今回の左側も一部に柄が入り、フロッキーは凹凸感ある生地ですので、なかなかの勝負になったと言えます。

それぞれの良さがあり、どちらもそれぞれの表情がある、もし1つ選ぶように言われたときに「選べない」ということが目指すべき目標です。

それこそが、1点物の良さの証明です。

これらのケースを入れるメインポーチはどんなものなのか

実は、私としてはひそかに同じライフスタイルの人に通じればと思っていることがあります。

それは、ブランドバッグやブランドポーチを持つ人です。

この小さなハンドメイドケースの黒もあるブランドのペライチの巾着袋に入れるためです。

ハイブランド様のミステリアスな雰囲気に合わせてその足並みをそろえるかのようにすべて黒生地で作っていることにお気づきでしょうか。

お洋服も黒コーデ中心のワードローブである者がバッグの中に同じく黒系のモノトーンのシックなポーチをしのばせているのでした。

静かにひっそりとバッグに佇むそのコスメケース達は中身が安全に守られて、途中でぶつかって割れることなく最後まで丁寧にじっくりと使えるコスメでありますように♪と。

あとがき

小さいアイテムも楽しいですね。

小さいから、はぎれで作るから適当でよいのだという考え方よりも、小さいものなのに作りがよく立派であることが素敵なのです。

さりげないバッグの開閉時には、周りの友人達は意外と注目しているもの。

こうしたアイテムがきっかけで人との会話のきっかけを作り朗らかな日常の一コマを彩ることができれば幸いです(^-^)。

ハンドメイドキルトの巾着袋の最終総まとめ、凹凸感あるフクレジャガードと肩を並べる素材を自分で実現できる【1139】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事で、ハンドメイドキルトをかけた表地の巾着袋製作は終了です。

このあと4-5点で「インテリア収納袋」シリーズも終了になります。

当初はこのような小さめの巾着袋にキルトをかけるということは考えてもみませんでしたが、この予想外が結構良き学びになりました。

キルトを様々なバッグに対して取り入れていくことが、ほぼ無限の可能性を持つことが分かります。

ゴールドと紫のコントラストは色相環では補色の関係である-奇抜、華やかなイメージの表現

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製・・・ここへ3cmのダイヤキルトをかけました。裏側には、ソフト厚芯が当てられています。ソフト厚芯は中綿よりも薄く、程好い厚みと使いやすさ、柔軟性もあるので、ごろごろし過ぎない点が利点であると思います。

写真の上の方の厚紙は、最後の巾着ホールのステッチをかける時に上から3.5cmの箇所になかなか印が打ちにくいということのサポートとして、自作の厚紙ものさしで当てながら場所を確認しながら縫っていくやり方です。

印は付けなくてもこのやり方で正確に位置を把握することができました。

材料は、石鹸の空き箱。ちょうど3.5cmの長さと指で持ちやすい幅にをカット。そして、幅を均一に美しくステッチしていきます。

ものさしは、たとえ30cmの短めでも、巾着袋が小さいので中で所狭しといった感じで正確に測れず、こういった自作ものさしが有効な時があります。

<裏地:紫x黄x赤マルチカラー花柄>ブロード(moda fabrics社製)、綿/100%、日本製(最終整理が日本で行われているようです)。・・・こういった生地の加工場所が転々とした場合、最終場所が表示上の原産国となります。よって、アメリカで原産のこの元はパッチワーク用の生地は、「アメリカ原産、日本製」などと分かりやすくお知らせすると良さそうです(^-^)。

さて、この表地と裏地、すごくコントラストが効いて華やかですね。

黄色と紫は時に、タブーとも呼ばれることもありますが、組み合わせに良い、悪いは決められません。

むしろ、ファッションでは互いに映えることもあります。

色の基本図(色相環)の見方をしますと、ゴールドやブロンズは黄色に近く、その反対側に位置付く紫は、「補色:反対色」の関係にあります。

黄色と紫は補色の関係です。その他、クリスマスカラーの赤と緑なども補色の関係。ファッションでは奇抜過ぎるかもしれませんが、クリスマスには楽しくて華やかで気分が高揚しますよね。

生地などを作る製造業者様としては、華やかでぱっと目を引くお品を。。。ということで、柄を補色の関係を意識することも必ずやあるのではないかと思っています。

柄も周りの背景などに映えてこその存在感であり、補色もとてもパンチが効いて大切な関係の色同士だと私は思います。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
中に何も入れていないのにこのハリとコシは感動ものです。

ハンドメイドキルトをかけることの効果総まとめ-フクレジャガードと肩を並べるハンドメイドキルト

ハンドメイドキルトのダイヤ柄をかけた巾着袋製作をしてまいりまして、どれも、中に何も入れていなくてもちゃんとしっかりと立ち、生地に接着芯を貼っただけのものよりも内側の空間がキープしやすい構造になることが分かりました。

場合によっては、場所をとるのかもしれなく、狭い場所へぎゅっと入れるならキルトが無いタイプの方が良い場合もあるでしょう。

ただ、キルトをかけることで、本来は、活躍の場がなかった薄手の生地なども、表舞台で活躍できる可能性があるということも分かりました。

そうしますと、生地全部を考慮に入れたうえで表地に選択することが検討できるようになり、素材の無限の可能性が生まれます。

そうしますと、フクレジャガードとか、キルトが最初からかかったような加工の生地とか凹凸感ある生地を探し回ることをしなくても、凹凸感ある表層を実現できるので、選択肢も多く、高級生地のフクレジャガードとか風通ジャガードと肩を並べることになります。

私も、とことんというくらい、フクレジャガードや凹凸感のある生地を探しそれを使って製作してきましたが、やはり凹凸感のある生地は常に見つかるものではなく結構レアな部類に入るかと思います。

多くのニーズがあればある程度製造もしていただけるのかもしれませんが、なかなか多くは見つからない中、キルト加工をハンドメイドでかけることの出番が出てくると思います。

今回の一連の巾着袋の製作の中では、ダイヤキルトしかご紹介させていただいていませんが、ストライプやボーダーやバイヤスのキルトもアレンジできますし、むしろダイヤキルトより手間が半分です。

とは言え、ダイヤキルトの良さは、四方八方がステッチにおおわれるので、均一にその丈夫さがあるということで、キルトの中ではダイヤキルトとかボックスキルトがダントツだと思ったので採用しています。

更なるアレンジで、渦巻き型ステッチとか、お花を描くようなステッチなども、キルト自体のデザインというものにしぼっていろいろ試みていくととても楽しそうです。

ダイヤキルトも、絶対このデザインというわけではないので、個性あるデザインによって差別化は図れます。

あとがき

ここで、ダイヤキルトをした巾着袋が終了なのですが、次回は2点程、もともとキルトに似た凹凸感ある加工がされたような生地や、生地の織り方そのものに凹凸感があり、キルトをかける必要もないような厚みがすでにあるという生地で作ってみたいと思います。

それらは、おそらくキルトをかけてしまうと、美しく出ている柄のリズムを損ねる気がして、その並んだ配置の柄の出方の美しさを生地のまま活かせます。

また当ブログ記事でご紹介してまいりますね。

全体の巾着袋製作としては、ラスト数点になりました。