あれほど不安定な生地が厚みのあるしっかりバッグになっていく風通ジャガードという生地の構造【1145】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年に主に多く扱ってきた生地に、ジャガード、フクレジャガード、風通ジャガードの3種があります。

どれもジャガードと付くのですが、そネーミングの表示が生地屋さんの方ではされているのです。

その名前の違いと実際に実物を見た感じの違いというのは、すぐに理解できるものではありませんでした。

ということで、実際に3種の生地を実際に取り扱い、ハンドメイドバッグを作ってきた私から発信できるその違いや構造や、製作した時に起こる生地の変化などについて今回は書きたいと思います。

ジャガード類はとても素敵な魅力ある生地でして、生地の中では一番注目しています。

よって、今回の記事だけではなく、また今後も時々ブログ記事に投稿していく予定です。

まず当記事では、過去の製作の時の素材が3種の内どれだと生地屋さんが表示されていたのかを残してある記録から振り返り、風通ジャガードについての構造とかバッグにしていく良さをお伝えしていきます。

やはり、風通ジャガードが一番レア生地か

まず、もともと定義されている呼び名、そして実際に取り扱ってきた私が自分のフィルターでこしての定義を記載してみますね。

<3種の定義:事典や解説での説明と私からの説明>

・ジャガード・・・プリントなどの塗装的なものではなく、織り糸で柄を表現したもの、またその技術。

・フクレジャガード・・・生地を二重にして柄を出してふくらみを出した織り方(気泡的なふくらみ)。

・風通ジャガード・・・生地を二重にして柄を出してふくらみを出した織り方(気泡的からもっと広がった柄に及んだふくらみ)。

はっきりとフクレと風通の違いが分かっておりません<m(__)m>。同じなのかもしれません。

その説明がされている本やネットの情報も見つけられていません。

よって私の言葉で( )の中はまとめてみましたが、すみません、正解であるかどうかはわからず、実際に私が取り扱う中で感じたものになります。

まだまだ取り扱いが少ないということならば偏った見方かもしれないのですが<m(__)m>。。。

生地屋様が表示する名前を参照にしながら、名前がその構造などに忠実に決められてあれば、フクレと風通の違いを知る良き手がかりになるであろうと思いました。

まずは、ジャガード、フクレジャガード、フクレ(ジャガードという言葉が付かない)、風通ジャガードを集めてみた写真で解説します。

ジャガード:これらはジャガードとして表示のあったもののほんの一部です。他にも多数で、もしかして、この中に一部フクレみたいな箇所もあるのかもしれませんが、表示はジャガードだけでした。フクレや風通とは違い柄がペタンコです。まずは、ジャガードなのかフクレや風通なのかの見分けとして、柄が膨らんでいない平面であること、二重織ではなく一重仕立ての生地がベースになっていることがジャガードであると導けそうです。
フクレ:フクレジャガードに行く前にただのフクレ加工だけのものを見てみます。ジャガードが付くと柄も混合になっていて複雑です。フクレだけのプレーンなものは、これらです。右下の内側部分は、フクレプリントと呼ばれ、フクレだけではなく、プリントされたカラフルな生地との混合です。生地も単純ではないのですね(^_^;)。
風通ジャガード:風通ジャガードは一番レア素材かもしれませんね。あまり取り扱いの数も多くはありませんでしたが、一番力を入れて探した素材になります。ほぼ見つけたのはイタリア製です。産業の事情もあるのか、日本製ではこうしたイタリア製のようなダイナミックな風通ジャガードは発見できませんでした。

さて、ここまでで、フクレジャガードと風通ジャガードの違いって分かりますか。

分かりませんよね。基本的には同じ二重織構造で膨らみを出していて同じなんです。

私が無理やり定義に( )の中に盛り込んだ言葉と照らし合わせると、確かに、気泡を越えた範囲の全体柄とか風景をも表しているタイプが風通ジャガードには多かったですが、多かったといってもレア生地なのであてになりません(^_^;)。

風通ジャガードをバッグにした時に気づいたものすごい情報

ということで、フクレジャガードと風通ジャガードが本当はどう違うのかというのは、想像の範囲内で、また追々の課題としたいと思います。

分かった時点で記事に投稿させていただきますね。

では、最後に、風通ジャガードを実際にハンドメイドバッグに仕立てた時の素材の様子と、とても驚く発見があった貴重なエピソードをお伝えしたいと思います。

こうして、早めに接着芯などで固めていかないとどんどんほつれます。風通ジャガードは生地だけの状態だと不安定で緩く、崩れやすいのがデメリットです。
バッグの取っ手にご注目いただきたいのですが、この崩れやすくもろい作りの風通ジャガードを重ねてステッチしていくことで、見事に立体感ある丈夫な厚みが出ました。ハリコシもしっかりあります。

風通ジャガードを接着芯で硬め、ミシンでステッチを施していくことで、ハリコシが特徴の素晴らしいものに出来上がっていくことを発見しました。

よって、風通ジャガードというのは、そのもろい状態の生地のままで使うようなマットなどのお品よりも、たくさん縫われて、バッグなどになった方が、良い物にできあがるのではないかという貴重な発見をしたわけです(^-^)。

あとがき

今回は、ここまでですね。

とても注目しています、好きな生地なのでもっとたくさんあれば良いのですが、レアです。

まずはイタリア製でそこそこ見つけた過去がありましたが、まだプリントなどに比べると豊富ではありませんね。

レア生地の部類に入る現在だと思いますが、この美しさはまるで美術品のようです。

今回は、まだまだ書き足りない、掘り足りない部分もあり、また、フクレジャガードや風通ジャガードについては注目してまいりたいと思います。

生地全体の中では、凹凸感あるその他の生地としてユニークな織り方の生地をたくさん見てきました。

そして、最近のハンドメイドキルト加工をすることで、ほぼ無限に凹凸感が実現できることも体験しています。

ハンドメイドバッグに製作すると元の生地から変化するようなメリットなどは、実際にバッグを作ってきた者でしかお伝えすることができないことだったりします。

そんな発見を今後もしていき、おしみなくお伝えしてまいります(^-^)。

かわいい巾着袋の中でひときわクールな存在、大花柄が特徴の高級フクレジャガードニット素材で作ったシックな巾着袋【1111】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ずっと連続製作をしていますインテリア収納袋の巾着型ですが、ここへ来てモノトーンが増えてきました。

もともと、生地ストックを全部使っていこうということで考えた製作で、比較的早く完成できる巾着袋デザインか時々トートデザインを入れ込んでいます。

今回は巾着袋で、モノトーンでも黒xグレーのバイカラー使い。

夕方の撮影でグレーに赤みが差していることをここで前もってお詫びしたいと思います<m(__)m>。

実際はねずみ色と呼ばれるような青味のグレーですので。

表地も裏地もニットで製作の巾着袋の雰囲気を味わう

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

柄がぷっくりと浮き出ていて非常に美しいです。

<表地:黒xねずみ色グレー>フクレジャカードニット、ポリエステル/62%、再生繊維(テンセル)/35%、ポリウレタン/3%、日本製。・・・このお写真が実際の色です。撮影以外の別の時の写真を引用致しました。グレー部分はねずみ色です。
<裏地:黒>ちりめんニット無地、アセテート/72%、ポリエステル/25%、ポリウレタン/3%、日本製。
ひもは、5mmという太めの江戸打ち紐、レートん/100%、日本製。その先のすずらんループエンドは、「アイリス」社製。ネットではあまり広まっておらず(こんなにかわいいのに)、アイリス様からの直接の仕入です。

このすずらんループエンドは今回はシルバー。ゴールドとシルバーが調達してありますが、生地によって使い分けています。

お気づきだとは思いますが、今回は、表地もニット、裏地もニットです。

ニットの巾着袋ってこんなにふんわりやわらかな雰囲気なんだと思われたことでしょう。

よく伸びるタイプのニットであれば、表地も裏地も両方ニットの方が一緒に動いて相性が良いです。

硬めのニットの場合は裏地に織物を持ってくることもあります。

ニットを縫う場合も糸は変えていません。通常のスパン糸かテトロン糸です。

その代わり、接着芯に融通を利かせます。

ニット芯を使って伸びる表地に沿うようにしながら、縫い糸にも柔軟に接着芯の方側から糸へ対応していく形で、全体が上手くおさまります。

こうした巾着バッグであれば、洋服とは違い、大きく力がかかって動きが複雑だったり、長-く伸ばすこともないのでこの辺りの対策で十分だと思っています。

糸をニット専用に変えると糸を持ちすぎて使わない時は余計なストックが増えますものね。

そう考えると、接着芯は常にニット芯で織物にもニットにも両方を兼ねると考えると、ニット芯をまず手持ちに置いておかれることがお勧めですね。

ただ、織芯にもその良さがある種類もあり、ハリコシがニット芯よりもよく出る種類のものもあるので、余裕があると使い分けもそれぞれの良き味わいが活かされるかと思います。

あとがき

この製作どこまで行くのでしょうか。

残りの生地はこうしたモノトーンが結構ありますが、他のカラーの色もまだ残っています。

裁断済のもので、20点くらいかな。

年内に作ってしまいたいと思います。

もとは、在庫を一掃することで、生地販売も並行していますが、完成品にしていく方向も同時にしています。

やはり、生地の方が全体としては手ごたえがありますが、イメージというのは人それぞれで、浮かばなさそうなものは、生地でも手ごたえがないものとなっているようです。

そういったものは無表情っぽい生地がやはり多いです。

華やかなぱっと見の生地はやはり目を引くみたいな単純なことのようで、そちらは、生地のままでもお届けできる可能性が高いです。

一方、そうでない、なかなか煙たがられる存在のような難しいものを製作で私が変化を付けていきたいと思います。

真っ黒の無地なども生地だと何ら特徴がないように見えますが、そういったことも年末までにその生地の良さが分かりやすく伝わるものに作って行きたいと思います(^-^)。

ハンドメイド製作ならではの逸品♪、表地と裏地がどちらもフクレジャガードだけれど織物とニットの違いがユニークな裏地付き巾着袋【1094】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も「インテリア収納袋:小」の製作をしました。

生地のサイズに合わせてめいっぱい使用していくスタンスでここまで来ていまして、大きいサイズの段階が終了、現在は小やミニが中心です。

コンパクトなサイズでもマチが15cmとボリュームあるどっしりとした収納ができるようなサイズ感です。

たかが巾着袋といってもその作りはいかにきちんとした良質なお品になるかをいろいろ考えたものになります。

巾着袋では、糸の端っこの始末を内側に隠す工夫をたくさんしてきました。

まだ試行中の部分もありますが、おおわく、「いつものやり方」になってきました。

そんな糸始末の件もまた後日記事にしていき居たいと思います。

今回は、同じ名前のフクレジャガードを織物とニットで組み合わせて1つの巾着袋に制作したという点にスポットを当てました。

表地と裏地が同じ名前なんだけど随分違う様相のそれぞれの生地

<表地:黒xモカ>フクレジャカードニット、アクリル/69%、毛/12%、ナイロン/6%、ポリウレタン/1%・・・合計で88%分しかなくて、あと12%分が混率情報として抜けていますが、これが生地屋様が表示する情報でしたのであとの12%は不明です。ポリエステル/12%か綿/12%を予想しています<m(__)m>。
<裏地:黒>フクレジャガード、ポリエステル/100%、日本製。・・・こちらは、上の表地と同じ名前なのですが、織物です。

同じフクレジャガード(ジャカードも同じ)であっても、随分違いますね。

合わせたポイントとしては、まあるい柄という点です。

出来上がり

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
ある程度たためます。

反省点

表地と裏地を一緒に使う際には、ニット芯を両方に共通して貼る方が縫い糸の糸調子が安定すると思います。今回、両方に織芯を貼ってしまいました。横伸びの柔軟性に少し欠けることで、糸がピンと張ったように感じてしまいます。糸は得にナイロン糸などを使わずしても、接着芯で融通が利くように本来はなると思うのです。

この点は反省でした。

ニット生地は基本的にニット芯の方が良いということの証明です。

この時に、裏地の織物にも合わせてニット芯を貼っていくことで、突き刺さった時の針に附随している糸の融通が全体に自由に効くようになると思います。

あとがき

先程の反省点のところのアップの写真ですが、表地に糸をモカ色でチョイスしていますね。

じつはここも今回のポイントです。

黒を選びがちだけれど、糸が好きでカラーを豊富に持ち合わせているのであれば、こういった黒ベースの柄のものは、黒を使わないのがお勧めです。

意外だと思われるかもしれませんが、黒が時折、柄の中できたなく目立つことが見られるので、黒は色が強すぎますので、避けた方が良いです。

黒無地以外は黒糸は選ばないといった考え方でも良いと思います。

とにかくなじんでステッチが隠れるかのように、黒ベースのマルチカラーではグレーをあえて使ったりもします。

その方が遥かに出来上がりがすっきりとして美しいです。

黒糸を使ってしまうと目立つのでそのステッチに視線が行ってしまい、見てほしい柄の美しさが際立たなかったりするのです。

糸選びに関しても深みがあるわけです。

大人っぽい巾着袋ってもっとたくさんあっていいんじゃない?とりあえずそれを実現した製作です【988】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

続々とインテリア収納袋を製作中です。

今回は、もともと生地幅が110cmの日本製の生地を利用させていただき、それで取れるサイズが「小」がめいっぱいだったので、「小」の巾着を製作しました。

「中」には少し及ばなかったということで、余りが出たことで、残りの生地は、コスメケースのペンシルケースx1点、ファンデーションケースx1点、シャドウケースx1点を裁断致しました。

結果すべてのアイテムは1点ずつという配分になります。

日本製のフクレジャガードはレア

インテリア収納袋:巾着型「小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

ころんとしてとてもかわいいですね。

薔薇の柄が完璧なまでの美しさです。

私の考えではありますが、日本製のきめ細やかさが上手く出た柄だと思います。

海外物は素敵なんだけどやや粗いと感じますので、この生地はとても上品です。

けれど丈夫ですので、ハリコシがあります。

<表地:黒>フクレジャカード、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:シルバーグレーx黒>シャンタンフロッキープリント、生地-ポリエステル/100%、柄-ナイロン/100%、日本製。

このフロッキーは、一度表地として製作した記事も過去にアップしていますが、今回のように裏地に使った方がどちらかと言うとしっくりきました。

こちらも衣装のような生地なので、衣装生地同士のコンビみたいな感じなりますね。

よりフォーマル感が増しました。

あとがき

現在は薔薇柄などの花柄中心ですが、後に幾何柄類も多く登場します。

幾何柄も非常にかっこよい柄です。

お部屋のテイストに合うようでしたら、男性にも見てもらいたいと思います。お楽しみにどうぞ(^-^)。

まずは、基本的な部分をじっくりと見直すというコンセプトがとてもうなずけます。

摩擦や動きの少ないインテリア収納袋の生地に使用した生地と日常使いの生地の比較【984】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、現在連続製作中のインテリア収納袋の製作を振り返り、なぜその生地をインテリア収納袋に採用したのか、一方、その他のシーンの素材はどんなものを採用なのかとの比較で華やかなお花柄生地が選ばれた理由をお話させていただこうと思います。

中間発信、ここ最近のインテリア収納袋の連続製作を振り返って。。。

<インテリアシリーズ>:ピックアップではありますが、こんな感じで、生地のストックを最大限利用した大きな巾着袋やトートバッグをインテリア収納用に製作しています。

長年、内部の機能とか、リュックをお作りしてきた私としては、こういったシンプルなデザインというか基本的なデザインは易しめです。

ただ、間違いなく、難関の物にトライしてきた中での作りが活かされたものになっていると思います。

全パーツに接着芯を貼る、すべて裏地付き、お花柄がマルチカラーになっている、フクレジャガードに拘っている、日本製orイタリア製で集めた素材、江戸打ち紐を利用、すずらんループエンドを利用など、シンプルながらもある分野にまとまったお品達です。

こういった生地は、いわゆる一発屋も多く、その時に入手した機会以降は生産が無かったりすることが生地でよくあるみたい。

多種にわたる分、定番の連続生産があるものが少ないと思います。

ということで、古いものでは、2019年のストックも今、2022年にやっと使用したりすることもありますが、何ら美しさがあせないという所が有難いです。

この<インテリアシリーズ>は、生地ストックをいったん「ゼロ」にする今年2022年の目標がありますことと、だいたい1日で完成していくので早く作業が進みます。

このペースでないと今年だってもうあっという間です。

このように、花柄、ジャカード、フクレなどをストックの中でもインテリア用製作にチョイスした理由としては、基本的に生地がそれっきりのものがほとんどで、「レア」ということがまずあります。

レアの生地だと大切に使いたいです。そうなると、アクティブなシーンの摩擦の多い外出用のリュックなどを作ると、確かに個性的で素敵ではあるのですが、消耗してしまうことがもったいなさすぎます。

生地も高級です。もったいないということの中にはコスパの面もあるし、素敵な生地が短い間でダメになってしまうかもしれないという気持ち的な面も両方あるのです。

華やかな生地は繊細であったりもするので、ごついナイロン生地やデニムに比べると見た目の丈夫さはないかもしれません。

そういったことから、動きのない静止状態で使うインテリア用というのは、損傷のリスクも少なく、実際、私が収納用に使っているゴブラン織りのボストンバッグなども長持ちです。

物を入れているだけなので、消耗していかないようです。

こういったことを今回の製作の途中で改めて気づきました。

では、アクティブなシーンの素材は。。。となると、その逆で、地味かもしれないけれどお洋服に合わせやすく、ごつい織り目のしっかりした無地などは適していると思います。

そんな使い分けがあると、それぞれのコスパが良いかと思います。

アクティブなシーンで利用する生地は、いずれは消耗するのだけれどその消耗に至るまでの長さをキープする丈夫さを兼ね備えているものということになります。

そうすると、今回のインテリア収納袋用のチョイスの生地はもったいなさすぎるというわけですね。

とりあえず、上の写真のような花柄がエレガントなテイストを優先的に製作してきています。

もう1つ、同じ種類のジャガード類などの生地で、「幾何柄」もストックにはあるんです。これらは後半ですかね。

私は、自分自身が薔薇柄でインテリアを敷き詰めているので、幾何柄をインテリアに使うということが無いので、花柄以外がやや後回しになってしまいました(^_^;)。

幾何柄テイストのお部屋や無地ライクなお部屋なら合いそうですね。幾何柄もなかなか素敵なんです。

前向きに考えていきたいと思います。

柄のニーズは簡単ではないようなので、とりあえず、作ってみるしかないかもしれません。

あとがき

前回の記事でも触れましたように、できるだけ生地を目いっぱい使って大きいものを作るということで価値を高めています。

そこそこのよくあるサイズだと、「一番」ではない印象が。

余り布で作った感があると、もう1つメインがあっての2番目だと思ってしまうのです。

はぎれは、ちゃんと「はぎれ」で作りましたと謳う私ですので、そうでないメイン生地はその1点に全力をそそぐような体勢の1つとして、生地を余すところなくめいっぱい使うということで、そのような大きなサイズはあまり見かけないというレアな感じが生まれるかと。

なので、そういった考え方をしていると、自然とサイズ展開の4種の「大、中、小、ミニ」の内、「大、中」が多くなるかと思います。

おでかけバッグ用の生地から、インテリア小物用の生地へシフトチェンジした瞬間【954】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグをこれまで作ってきましたが、ここ最近ふと思うことが。。

自分のライフスタイルと作っているアイテムが少しずれていたことです。

これまで作ってきたハンドメイドバッグは、お出かけ用のやや高級なラインの価格のもの。

商業としては、高級な価格のラインを狙っていくのが良いなどと自分なりに考えてやってきたことではありますが、ここ最近の考え方としては、ポイントの部分としては「実直な発信」です。

私自身がお出かけ用にハンドメイドバッグを持つかと言ったら、「お出かけ用」というシーンでは、ブランドバッグを持つのです。

ここが自分の作ってきたハンドメイドバッグのシーンとお品がずれています。

確かに自分自身のお仕事の最中で発送などにはハンドメイドバッグの過去の製作のリュックを背負い、荷物入れとして過去のハンドメイドバッグを使ってはいますが、ほんの時々の、お出かけ着にはブランドバッグなのです。

ここで、自分と細かい部分まで同じライフスタイルの人向けへ完全に一致したものにシフトしてみようとしています。

それは、ハンドメイドバッグのお出かけ用の高価格帯のライン用に集めて着た生地を、インテリアで使う、「入れ物」として考えていこうというもの。

私のお部屋のインテリアには、そういった入れ物としてのバッグがごろごろしています。

バッグというか袋というかケースというかそんなものです。

しかも薔薇柄でそろえています。

これらに囲まれたお部屋生活がとても楽しいものになっています。

ここを同じような趣味嗜好の人と共有するということをしていくという意味にもなります。

インテリア小物がお出かけバッグと製作において大きく違う点

お出かけ用のバッグとインテリア用の入れ物としてのバッグと比べて、1つ大きく違う点は、「製作時間の差」です。

実際に昨日インテリア用のバッグを製作してみました。見事に数時間で完成。:

・お出かけ用のバッグ:5-6日で完成

・インテリア用のバッグ:1日で完成(数時間)

この2つの違いが顕著でした。

ここで、ある企画をしていこうと決意。

「とにかく早く生地を一度バッグにしてみることをして、在庫をいったん無しにしていこう。」

今は、こんな風に考えて動き始めました。

生地は在庫を持っているといっても、流行などがあまりなくて、むしろ過去の生地こそ、その年ならではだったりするので、貴重です。

過去の在庫も価値はあるんです。なので、在庫を常に持ち続けていることは仕方が無いとも思ってきました。

けれども、眠っているだけのもったいなさというのもあり、今回片っ端からインテリア用として短い期間で完成していこうとしています。

その方が人の手に渡って何かしらの反応が得られる可能性が生まれると考え直したのです。

今まであれこれ技術や探究をしてきた深い構造の手間のかかるリュックに関しては、その作り方とか型紙を多くの人に伝授する形で広まるように、デジタルのコンテンツ販売で今後広めていくのが目標です。

決して今までやってきたことも無駄にしない活かしていく方向を考えました。

表地と裏地をとりあずインスピレーションで組み合わせてみたコンビのご紹介

とりあえずではありますが、組み合わせが決まったものから、サクサクと製作していきます。これらは、表地と裏地をペアにしたものです。

具体的な組み合わせの経緯とか面白みをYOUTUBE動画がご覧いただきやすいので、貼りますね↓。

YOUTUBE内では、1セットずつ組み合わせがじっくりご覧になれます(^-^)。

あとがき

ひたすら、同じ方向で変化しずにやっていけるってすごいと思います。

私の場合、ここ最近は、新しいひらめきがあるとそちらへシフトを思い切ってしてしまいます。

これが良いか悪いかは吉と出るのか凶と出るのかは今は、分かりませんが、やはり同じことをやり続けて、実感がないならば、変化を試みることは大きな選択肢ではないかと。

いろいろやってきてそう思ったのだから、その変化をする選択も確かな物であると思ってのことです。

大きな意味では、ハンドメイドバッグを違う形ではありますが、今後も続けていくことになります(^-^)。

また、この<製作>カテで実際に完成したインテリアバッグをご紹介致しますね(^-^)。

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裁断時に生地が不足の事態のとんちを利かせた対処法【875】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在新しいハンドメイドリュック製作の裁断と接着芯貼りが終了しています。

その中で、あるハプニングが起こりました。

生地の不足です。

あと1パーツ分が足りないという事態が時々あります。

そんな時にもご参考になるような今回の対処例をご紹介したいと思います。

不足したパーツ

まず、表地で不足したパーツが早速ありました。

表地:肝心なショルダーパーツがとれませんでした。取っ手はとれていますが。こういう時に、不足でありながらも、どのパーツを不足にするかをよく考えます。ショルダーは取り外しのもので、本体に附随していないものであるので、別布であっても大丈夫だろうという判断です。
ショルダーパーツx2枚:裏地で対応です。ちりめんは表地としても行けると思っていたので、表地の不足にはここから使うとよいであろうという判断です。しかし、このことで、裏地も不足の事態が起きました。不足の連鎖ですね(^_^;)。
この中にポケットのパーツがフラップ1枚分しかとれませんでした↓。
ということで、ポケットの方でも、特に隠しポケットはすべてのパーツが裏地の黒無地のちりめんでとることができず、この小花柄がほとんどを占めます。ここで考えたのが、フラップの裏面に白を使うこと、隠しポケットの内部はかえって白の方が中から取り出す際に見やすい、表側からはほとんどこの柄は見えないという条件が満たされて、隠しポケットにメインに別生地を対応させたのが工夫の部分です。ポケットの中には大切な物を入れたい、その時に、内部にぱっと目が留まる個の白を入れるよりも、黒無地で覆われていた方がとりあえずセキュリティー性が高いです。
裏地のちりめんは、巾着袋の紐にも充てました。細いロングパーツ2枚です。
巾着袋地(外):黒の最近よく使っている無地の生地です。今回は、巾着袋の外面に使います。2枚です。
巾着袋地(内):他のパーツにも助っ人しながら、巾着袋の内側部分2枚を確保。

こんな感じで、裁断しながら、より、意味のある補充で、他のパーツ用の生地の余りからの移動という方法です。

新たな生地を追加はあまりにも混沌とし過ぎるので望ましくなさそう。4種にとどめたい。

今回使用の生地のみの中から、あっちこっち移動しながらの補充ということでした。

あとがき

バッグも通常2種ほどの表地、裏地くらいの使い分けでこれまではやってきましたが、最近のこの餅巾着のデザインは、コンパクトなわりに、構造が重なって、思ったより多くの生地を使うというのが特徴です。

よって、4種の生地を使うことも珍しくなくなってきましたが、不足という時には、デザインとしてうまく活かせるような補充の仕方をこの4種内でやっていく方法が1つあるという例でした。

よく、大きなパーツは残っていないけど、半分ずつにハギにして、何とか1つになるというのも似た例です。

そのハギをうまくデザイン性が高い素敵なものにすれば、ハギも継ぎ接ぎじゃなくて立派なデザインになるというものです。

ただ、ショルダーなどの長いパーツを継ぎ接ぎというのは考えものですので、フルにとった方がそれこそ高級品になり得ます。

このハギもハギでやっても問題ないのか、1枚どりの方が良いのかは後の影響をよく考えたものになると思います。

生地を贅沢に余らせて高額なバッグを作るという高級感もあるかと思いますが、生地をエコノミーに使いながら、お得に購入できる素敵なバッグという分野もあって良いかと思うのです(^-^)。

表地にフクレジャガードの大花柄を持ってくる組み合わせの4種の生地【872】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回から、新しいターンの製作に入ります。

久しぶりに表地が柄になりますので新鮮かもしれません。

柄といってもジャガード柄で、無彩色です。

基本は黒コーデベースのリュックなので、黒寄りな色でできた柄ということになります。

4種もの生地を集めてそれぞれの位置に配置します。

再生繊維(テンセル)の良さ

かつて、レーヨンの仲間のリヨセルとかモダール、そして、下着にここ近年使われたりもするテンセルは、指定外繊維という呼び方であったことを記憶しています。

最近は、その製造方法が分かりやすいネーミングということなのでしょうか、再生繊維という呼ばれ方です。

テンセルも再生繊維の中では王道の生地になります。

特徴が白みがかったぼやけた色目が特徴のさらりとした風合いです。

今回そのテンセル糸が織り込まれたフクレジャガードの大花柄を表地にハンドメイドリュック「餅巾着」を製作していきます。

表地が決まってからの裏地とか巾着袋地のチョイスが難しかった。

表地が柄だと難しいものですねー(^_^;)。

あれこれ悩みながら決定したのが下の4種。

左上から時計回りに:<表地:黒xグレー>フクレジャカードニット、ポリエステル/62%、再生繊維(テンセル)/35%、ポリウレタン/3%、日本製。<裏地:黒>ちりめんニット無地、アセテート/72%、ポリエステル/25%、ポリウレタン/3%、日本製。
<巾着袋地1:黒>生地名不明(ガサッとした素材)、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、原産国不明(おそらく日本製)、<巾着袋地2:白x黒>:レーヨンプリント、レーヨン/100%、日本製。

表地が柄であることが久しぶりとなります。

表地:テンセルは白っぽく見えるような感じがありますし、さらっとした手触りも特徴です。気持ちが良さそうです。この黒xグレーに組み合わせる裏地がなかなか見つかりませんでした。結局そこそこ凹凸感がありながらも、表地が主役なので控え目な裏地をとこれに決定↓。
裏地:ちりめんは凹凸が細かく畝として入っています。とても美しいですね。
表地と裏地のコーデ:この表地に相性が良い生地を手持ちの在庫の中から見つけるのがなかなか難しかったです。あまりに目立つと柄on柄過ぎるし、色が入ることも、実際に当ててみると浮き過ぎてかっこよくありませんでした。よって、シンプルに黒無地です。
巾着袋の外:この生地は最近よく使わせていただいている良質な薄手生地。薄いのに目が詰まってずっしりと重い、喪服みたいなイメージの生地です。生地屋さんからのいただきものなので詳細が分かっておりません。今回これを巾着袋の表なのか内側なのか迷っていますが、おそらく外側にするかと思います。
巾着袋の内:ということで、上が外側なら、こちらは巾着の内側に使うことになります。これのみでは生地の分量が足りません。内側が明るく見やすいのも使い勝手としては良いかもしれませんので、この生地を巾着袋の内側に。

あとがき

表地が柄ではありますが、キルトをかけようかと思っています。

フクレとか風通加工のぷっくりとした生地は美しいですがゆるめな作りである部分があるので、キルトの効果は機能的にはあるかと思います。

ただ、柄が入ることで、自由な感じの大花柄が委縮しないかと心配ではあります。

とりあえず、キルトを優先にして製作してみます。

また、どんな感じに出来上がるのかという行方をどうぞお楽しみに♪。

作ってはみたけれど改めて考えた、そもそもこの繊細な素材でボストンデバッグを作るべきではなかったのではないかという回顧【296】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回1点のミニボストンバッグが完成。

リュック仕様の付いたハンドバッグで名前は「かまぼこ」。

かまぼこと呼ぶ以上、カーブの美しさと対比した底のまっすぐさを綺麗に出したいです。

初期の「かまぼこ」縦13cmx横24cmxマチ7cm:2019年製作。

初期型は、ミニサイズでしたが、あまりに容量が足りずに改良。

そして、このたび、マルチカラーで作ったサイズへと大きくアップしたものになります。

それでも大きなボストンバッグに比べたらハンドバッグの領域を超えることはありませんので、ミニということに致しました。

さらに、リュック仕様にもなるという頼もしい機能を入れてみたのです。

作って完成品を見た上で思うこと、「巾着型の方が断然美しかったであろう」という思い

「かまぼこ」2020年版:<サイズ>縦19cmx横29cmxマチ9cm。

サイズのみ見てみると、2019年版が、縦13cmx横24cmxマチ7cm、2020年版が、縦19cmx横29cmxマチ9cmです。

縦も横もおよそ、5cmは広げているので、5cmという数字は、目に見えてサイズの変化が分かるくらいのものです。

サイズ感の点では大いに良き効果が感じられました。

しかしながら、2019年版の時にはあった良い雰囲気の整ったかまぼこ感が今回のものにはあまり感じられなかったのが残念。

選定の生地がはるかにこのたびがやわらかかったからです。

2019年のものは、強固な縦の織り方がとくにしっかりしたジャガードなのでびしっと仕上がっていました。

マルチカラーのこのたびの生地は、凹凸感があって美しいものの、緩い雰囲気になってしまったのです。

よって、そもそもこのデザインにはまる素材の選定を間違えたと思っております。

確かに、この素材は最初柔らかいからクシュッとなるような巾着タイプのデザインに当てはめようとしていたのですが、実は急にボストンバッグに変更していたのです。

率直な最初の考え方で行くべきでした。

リュックのショルダーの部分。
ファスナーの口布の部分。
スズランモチーフのファスナー飾り。
少しわかりにくいですが、底板は、どうしても内蔵できない作りなので、リムーバブル式で取り付け。

高級な生地でしたので、巾着型で成功していればそれはそれはエレガントに出来上がっていたと思います。

ボストンバッグ型だとややカジュアルテイストがありますね。

とにかく、繊細で柔らかい生地というのは、その柔軟性を活かして、しぼる動きがある「巾着型」に当てはめた方が特性が活きるようです。

あとがき

このたびも、ストレッチフクレジャガードはオレンジで色違いがあったと思います。

ただどちらかに良し悪しの比重が寄らないよう、色違いはよほどでなければ作らないです。

この記事も背景がカーキグリーンだからこそマルチカラーが美しく映えたという良いバランスが感じられる方のカラーでしたので、こちらが一番やはり今思い返しても一番です。

ただ、もう一度この生地があるならば巾着型でトライしてみたいと思う気持ちが残ります。

そもそも生地選定の時に、デザインをしっかりイメージして変な変更をしない、正直なイメージに従ったものが正解のようです。

この可愛らしいデイジーのフクレジャガードを活かす以外の選択肢無し、バッグのポケットを切り抜いてそのまま再利用したミニバッグの構造【85】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

もともとハンドメイドで作ったコンパクトなバッグなのですが、ファスナー取り付けのゆがみが気になり、ボツ商品として解体していました。

ただ、そのポケットの付き方が何とも名残惜しく、このままポケットを活かそう、そういうことになりました。

この生地がそれはそれは可愛いのです♪。

この柄を是非別の形で活かしたいとと思うような素敵な花柄の生地だったのです。

もとのバッグと、その後の解体の様子

解体前のバッグ:このデザインを初めて作ったときのものです。
とてもかわいい柄なのですが、ファスナーの取り付けがゆがんでいました。

ということでボツ。こちらを解体し、使える部分を保管しておいたはぎれが、こちら。

左-表地:フクレジャガード、ビスコース/60%、ポリエステル/30%、綿/10%、イタリア製。
右-裏地(今回は表地の裏面使い):アムンゼン、ポリエステル/100%、日本製。

ポケットをそのまま活かすやり方:まずそのまま壁ごと切り抜くということから。。。

ポケットの周りに縫い代を残しておくという下準備が必要です。

今回縫い代1.5cmを見込んで残してありましたが、結果思うのは、2cmあった方が厚みのことも考えると後々作業しやすかったなと思います。

なので、残す時は、2cmと言わずできる限り最大限に残しておけばどうにでもできるわけで、わずかであると作業がしづらいことになるかもしれないのでこの辺りはポイントですね。

今回は1.5cm分なので、1.5cmに縫い代を整えて、内側に折り込みます。待ち針よりもこういった細かいものは、ボンドがよろしいかと思います。

そして、裏面であるチャコールグレーのアムンゼン生地も同じように内側に1.5cmの縫い代で折り込んで貼り合わせ、ミシンでステッチします。

この時に、余っている生地で、ポケットを作って縫い付けておいたり、貼り合わせ作業の時に、取っ手を一緒に縫いこんだりして仕上げていきました。

真ん中辺りを見ていただくと、裏面の生地が1枚仕立てではなくて2枚はぎになっています。
足りない生地は、パッチワークのようにハギ合わせてデザインのように作ってしまうのも、はぎれ作業の極意。

当然はぎれなので十分に生地が余っているわけではありません。

いかにパッチワークをかっこよくデザイン的に仕上げるかの工夫も、よくある場面です。

そうしますと、薄っぺらなポーチのようですが、ポケットが2つという充実感が生まれました。

完成品ご披露

取っ手付きポーチ完成:元のバッグのポケット周辺の良さを抜き出したようなポーチになりました。

使い道としては、取っ手のおかげて、幅が広がります。旅行バッグ内にフックを設置して側面で使用などというイメージもわきました。

また、インテリアとしてお部屋の壁にかけてベッド周辺でスマホを入れたり、眼鏡を入れたりして小物入れにお使いいただけそうです。

ちょっとした小物ですが、インテリアが楽しくなりますね。

すべては、この生地の美しさあってのものです。

あとがき

今回のデイジー柄の生地は、なかなか高級な生地です。

お値段も結構高額でした。@¥5,980/mというようなお値段です。

ピンクとダークな背景のコントラストもとても美しいですし、デイジーの花が咲き誇ってたくさん咲いているのが華やかですね。

残念なことに、最初の製作は、その生地の素敵さに製作レベルが到達できませんでした。

自身の製作技術のレベルアップを待たずに、こうした高級生地のフクレジャガード系に早々と足を踏み入れてしまいました。

しかし、こういった生地もリピート生産がなかなか見られないので、この生地もこれっきりで、その後出会うことはありませんでした。

よって、早々といっても、踏み入れたことはこの生地に出会えたタイミングがあったわけで、良かったのです。

美しいお品には相応しい美しい作りでないと、ものすごくアンバランスであるということを思い知ることができました。

そんなことで、何とかして、その悔しかった思いを今回のポーチにどれだけ託すことができたのか。。廃棄しなくて粘って良かったというところです。

更にまた、このポーチからも得られたものはあります。

失敗しても、2度作る。。そんなことをしながら、失敗したことのリベンジがいつかできるようにたくさん学ぶと良いです。