ハンドメイド製作したコスメケースを実際のメイクの場面で使った中での新たな発見【736】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作で「コスメケース」をお作りしています。

主に、ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケースの3アイテム。

当初から徐々に改良をしていき、いかに使い勝手がよく無駄のないコンパクトな、それでも十分に必要な分が入れられるということを考えながら変化しています。

現在もシャドウケースをデザインを少し変えるところの手前で小休止していますが、いずれ新しいデザインで作っていきます。

その改良途中ではありながら作ったサンプルを実際に自分で使ってみて、その中で新たに発見したことなどをお伝えしますのが今回の記事です。

ポーチ内のケースの位置づけの様子

ブランドのスエード製の大きめのポーチの中にハンドメイドしたケースをこのように入れています。奥にファンデーションケースが、手前の白はペンシルケースです。

私のお作りするコスメケースのターゲットとの人というのが、ブランドが好きな人です。

それは私と同じような似た好みということになりますので、このように私がバレンチノのビンテージのスエードポーチに入れている様子が似たようなシーンが重なる部分の方に響けばと思っています。

ブランド品は高価ですので、コスパ良く長く使いたいと思うものです。

コスメポーチであっても決して安いお品ではないです。

ですから大切に長く使いたいと思うのが自然です。

そうしたところから、作りの良い、高級な内側の部分が汚れないように、直接粉の付いたスポンジや、チップやブラシを入れないというのが長持ちで気持ちよく常に使っていける秘訣。

そうしたことから、布製の、汚れたら洗えばよい素材に一度ケースとして入れて、それをポーチinポーチするという使い方を想定。

実際にメイクをしてみたことからの新たな発見

ペンシルケースの中身:使う順番で並べるとスムーズですね。真ん中の当たりのシャドウチップやシャドウブラシに粉が付いていて、それが、ケースの白い部分に茶色く付きました。これが直接ブランド物のポーチ内に付くと気分が違ってきますね。

気持ちよく使えること→長く使えることにつながるのではないかという私の考え方を込めました。

汚れても、ポーチの内貼りからは守られる、気になれば、定期的に洗えばよい。。

今回の私のブランドポーチなどは、丸洗いしてしまえば、一気に素材が傷みます。

スエードはデリケートでただでさえ傷もつきやすい素材のようですので、そのまま何も手を加えたくない、そんなところへお役に立てればと思いました。

ファンデ、シャドウ、ペンシルケースの存在のもう1つの効果

以前にバラバラで直接ポーチに入れていた時は、シャドウのフィルやファンデーションのフィルが割れたり、探すのに時間がかかりました。

しかし、こうして、布製のケースにふんわりと守られると、存在感が増し、探しやすいということも発見。

特にペンシルケースは、使う順番に並べて収納しておけば、作業がスムーズであり、ガチャガチャ探す手間が省けます。

いろいろ探しているうちに、粉がペンシルの蓋や本体に付いてさらに汚れが広がるという負の連鎖が解消できます。

すっきりと心地よく持てるということに幸せすら感じます♪。

あとがき

YOUTUBEの動画内でも最後にお話させていただきましたが、作り手の製造者というものの責務としては、お客様の手に渡った後の使い方の面にもよく気を利かせ、場面を想定していくことが1つあるかと思います。

そうしたことで、机上の空論のような大きく実際の場面とかけ離れたことを企画してしまうこともなくしていきたいと思っています。

化粧ポーチにすっぽり入れて使うコンパクトながらお部屋が充実のペンシルケースの完成【705】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前【689】では、化粧用ペンシルケースの改良途中の場面のご紹介でした。

今回は、いったん完成した改良品に至ります。

【689】の時とどう変わったかの比較も興味深いと思います。

そんな比較の写真を交えながらご紹介したいと思います。

ポケットの深さの増大と片側のみにした改良部分の比較

【689】の記事内での試作品:試作ということもあって変な縫い目が左に出ています(^_^;)。
当【705】の記事内の完成品:かなりすっきりとなってきました。実際にペンシルを7本入れているので立体的です。このまま化粧ポーチに入れることが目的です。

見かけはそれほど変わっていません。

ただ今回、カーテン地の厚みの原因もありましたし、両縁がラッピング始末になりました。

内側に折り込むと膨らんでしまい、綺麗な線にならないからです。

真っ白ってなんか逆に個性的ですね。余り生地ならではの面白さです。

以前は両サイドにポケットを付けて充実させようとしていましたが、何か混沌としてしまい、ペンシルをフルに入れると結局互いに邪魔に。。。断然片側のみが使いやすいと思いました。ポケットも浅くて不安定ですね。
今回は、ポケットが深くなり大変安定しました。そして片側だけなのですっきりとしています。

今後の課題と使用シーンについて

もともと両側でポケットの数を充実させようとしたことを半分の片側のみにしたわけですから、当然ポケットの数が減りました。

この縦の幅は変えるとコンパクトなケースが実現できないので、できるだけこのままのサイズでポケットを充実させるための工夫という難関が今後の課題です。

それほど化粧に凝っていない私でもペンシルが7本あるわけです。

そして、シーン。手持ちのすべての筆類を携帯用に持ち運びして化粧直しに外出先で使うのかということです。

上述のような化粧には無頓着寄りな私の例だと、化粧直しにペンシル類を使うことがほとんどありません。

リップとか乳液、ファンデ(粉)、口紅くらいです。

ということは、携帯用には少なくて良い、もしくは、逆にそのまま持ち運んで入れ直しなどをしなくてよいように。。。などが今現在浮かんでいる使い方です。

そうなんです。「使い方」についても作り手としてはご紹介していくのが使命かと思っております。

あとがき

「技術と機能」これを高めていくことが、結果某ブランドさんのような、「アイコン」部分の豊富なお品になるのです。

パッと見て、この作りはあそこのブランドの物だな、らしいなあと思うことがすでにアイコン化が定着しているというもの。

この他には、ファンデーションケース、シャドウケースなどの割れたくない粉もののフィルを守るのを兼ねた収納のミニケースが控えています。

また、順次ご紹介してまいりますね(^-^)。

雑誌の付録の非売品の中の「ハイブランド」様のポーチに感動、三つ折りの蓋の斜めラインをフリースポーチに引用させていただいた【642】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し大きめのもったいないような残布があった際に、「わ」を使った一繋ぎパーツを折りたたんで作るポーチはいかがでしょうか。

ミシンができる人は、とてもスムーズに簡単製作可能、ミシンを全くしない方は、ミシンができる人から「もらう」という方法でたくさん行き渡ったら良いと思うようなもの。

そのモデルは、某雑誌の付録に付いていたらしい某「ハイブランド」様の企画のもの。

もしかして、細かいことは、ライセンス形式だったのかもしれませんが、ロゴは付いていました。

このたびは、そのポーチに出会う機会があり、自主リフォームで縦の幅を使いやすく狭めることをした際にその作りを拝見することになったことからの感動を、自身の三つ折りマチ無しポーチへ引用してみたという記録です。

そのお仕立ては大変美しく、お洋服の手法をポーチに落とし込んであったかのようでした。

さらに三つ折りの蓋部分が斜めラインになっていましたので、その点も引用させていただきました。

三つ折りマチ無しポーチの蓋の斜めラインの緩やかなカーブの具合と出来上がりへの効果を見る

型紙はこれだけ。この型紙に対して同じパーツ2枚を重ね合わせて作ります。
この斜めの分量は、あくまでゆるやかに。。だいたい1cm強くらいの幅の横の範囲を10cmの縦分量で取ります。
生地はフリース。日本製。グレー色がフリースらしくて渋いです。接着芯(ニット芯)を貼りました。

同じパーツを2枚ご用意を。

開閉は、マジックテープの同色グレーにて。二度縫いで丈夫に縫い付けます。
裏には、当て布のハード薄芯。開閉時にかかる圧力に生地が丈夫に耐え得るためというのが目的です。

マジックテープはこの縫い合わせ前の段階でオスもメスも縫い付けておくのがマスト。

写真は、1cmの縫い代を内側に折り込んで「外表」で行いましたのでこのような折り目の向きです。

ただ「中表」でもできまして多くの方がこちらを選ばらるのではないでしょうか。

返し口をストレートな場所で設定、フラップの先端が一番浮かぶ案ですが、肝心な正面の場所だからためらいがあるなら、サイドなどの別の部分でも良いと思います。

1cm内側に2枚を折り曲げて、縁2mm程を1周ステッチで固定。
三つ折りして、袋部分の両サイドを二重ステッチ。そして完成です。
「三つ折りマチ無しポーチ」:<サイズ>縦11cmx横18cmxマチ無し。
すっきりとしたデザイン。わずかな逆台形のフラップの効果はやはり大きく、ストレートよりもスタイリッシュ。

ストレートだと「反る」ことがあり、幾分か反りを解消できるのではないかというのがわずかながら狭くなった先端の工夫でもあります。

このサイズは多くの小物入れに対応でき、スマホ・通帳・ティッシュ・マスク・鍵・その他の小物と可能性が広いサイズ感。

ポーチは、どうしても女性向けに作られた化粧ポーチが多く、ほとんどが縦の長さが大きすぎます。

こうした縦をスリムにしぼったサイズはコンパクトで使いやすいです。

硬いものではなく、ふんわりしたものなので、余計なサイズは必要ないミニマムな入れ物になります。

あとがき

よく、エコバッグをガソリンスタンドでもらったなど、日常的に使うものほど無料のものをお使いになっている人は多いと思います。

今回のようなポーチもハンドメイドバッグを製造する側の私から見ても、値段が付けられません。

おそらく、こういったものをわざわざ購入しないのが現実。

そうすると、作ることが可能な人が「あげる」ということで人に行き渡っていくことがとても自然です。

ただ、製造側としては、無料で配るようなお品物は、「いかに手を抜くか」をどうしても考えてしまうのが世の常、しかし、その考え方は実は反対方向へ向かうような判断だと思っています。

無料だからこそギャップのある「確かな品物」ということにはならないのでしょうか。

では、大量など不可能となる、よって、大量製造形態が限界なのです。

「どうしても良い物を作りたい」という強い気持ちは少なくともここにあります。

「無料・有料」の価値を考えない「良質さ」だけを追求した品物を作ることを優先順位の一番に据え置きたいです。

それでも成り立っていくにはどうしたらよいのかを考えています。

「儲け」だけを追求してしまうといずれ「破綻」してしまうからです。

かえって「良質さ」だけを追求していった方が、長い目で見ると続けていけると思っていますが、どうでしょう。

もちろん続けていくための根本的な体勢などは考えないとただ無茶苦茶なことを言っているだけということですが、そんなつもりはありません。

大量生産をしてきたこれまでの「アパレル」が非現実的過ぎて破綻しているのですから、現実的な体勢にする必要があると思います。

ちっぽけながらもまずは、「続けていく」ことをしていき、引き続き考えてまいりたいと思います。

ハイブランド「シャネル」様の形態にヒントがあると思っております。

ハイブランド様とはいえ、洋服やバッグやなどのアパレル品を取りそろえられています。

それでも、そちらの分野は思わしくない「儲け」、それ以外の別の事業ラインでカバーされているかと。

少し悪い言い方ですが、「遊び(あくまでも真剣に)」みたいな感じでやった方が長く続くものではないかと。

真剣に事業としてそれ1本でやるから成り立たないのではないかと思うのです。

これが現在の思うところとなります。

小さいパーツが複数の接着芯貼り、まとめて粗裁ちを行う効率と枚数の限界の見極め【615】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

細かいパーツに接着芯を貼る時、しかも複数の時に効率よく貼りたい。。

そんな時にお役立ていただける粗裁ち方法を、実際の「前掛け」とよばれる腰下のエプロン製作のプチ量産における場面を例にご紹介したいと思います。

進捗度を高めることに貢献できますよう♪。

接着芯を大きな面積で用意、隙間をミニマムにコスパ良く並べながらまとめてアイロン接着する全体面積の限界

少なければ、そのまま生地の裁断に芯地を1枚1枚合わせてカットしますが、20パーツともなると結構な量です。

この効率を高めます。

このように、芯地の大きな1枚パーツに細かいパーツを接着芯上に並べます。カットは5枚ずつくらいに分けます。

アイロン台カバーを汚さないためには、クッキングシートは下に敷いたやり方の方が良いと思います↓。

下から順に、シート・生地(ふせる)・接着芯(糊面を下に)でアイロン。こすらず、押さえるかけ方です。
まとまった量はせいぜいこれぐらいです(5枚)。この「小分け」も1つのポイント。

欲を出して一気にやろうとするとアイロン台の面積が足りないので崩れます。

少しずつ丁寧に地道にやる方法にはなりますが、1枚ずつに比べるとはるかに効率は高まります。

まとめる枚数の限界をアイロン台の幅を目安にされると良いでしょう。

そして、きっちりと表地に忠実にカット。20パーツの芯貼済のラッピング布の完成です。

生地にハリコシが出ました。

接着芯を貼らないよりも貼った方が間違いなくパイピング自体にも「迫力」が出ます。

多くの量産品はここまでやってありません、個人規模の製作ではかなり強味になる部分です。

織物生地のパイピング布には織芯/ニット芯いずれもOK、ナイロン/100%のパイピング布にはニット芯がマストの注意

この度利用の接着芯はニット芯です。

織芯で白色がなかったのでニット芯の白を利用したわけですが、このたびのパイピング布が綿/100%だから織芯でも可能でした。

ナイロン/100%などでパイピング布とする場合はニット芯がマストですので、お気を付け下さいね(織芯では気泡ができて全く相性が悪いです)。

透けて黒っぽく映る場面が起こらぬよう、表地に色をある程度合わせていくこともポイントです。

白と黒しかない接着芯は、紺や黒や茶以外を白などの選択で分けられると思います。

ただ裁断するだけなのに、接着芯を当ててここまでやるということに驚かれるかもしれません。

あとがき

このたびは、キャンパス地のエプロンの縁を覆う目的ですが、その内側の構造など完成品では知る由もないことだと思います。

それでもやはりこの構造が正直に現れる時があると思っております。

それは、長い年月を経た未来の姿です。

その時に比較した時に違いは顕著だと思います。

そういった長い年月をも見越した製作をすることを今後も意識したいです。

アパレル品はその場での大儲けがなかなか難しいです。

これは宿命のようなもので、仕方がないわけで、そこを頑張るのではなく、少し変わった考え方をしています。

たとえ安い原価/売価であれど、必ず1点ずつを良い物に作ろうということを一番大切にするということ。

商売的な儲けにどっぷり浸かることは、アパレルでは非常に難しいです。

そこを無理やり価格を追求しようとすると取り引きの関係が壊れると思うのです。

では、儲けをさておいて、良質さを追求できるのか。。そこは闘いであると言えましょう。

結果将来生き残っていたら、その道は正解だったと思えばよい。

とにもかくにも良いお品を作ることを目指さずに、どんな未来があるのでしょう。

ファスト的な量産品のコスト削減のために重要な箇所でさえ手間を省くことへの「アンチテーゼ」みたいなことも混じります。

しかし、それ以上に、良き未来を想像しながら製作する「幸せ」な製作であることも重視してやみません(^-^)。

アイロンカバーすら汚さない、接着芯貼りの際の全面のクッキングシートの利用から生まれる「丁寧に作られた良質な品物」【276】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

小さなポーチをサイズ感を変えて主に3種製作しています。

どれもはぎれで作れる面積です。

ただ、サイズが小さいから、はぎれの利用だからといって何ら大きなハンドメイドバッグと作りが変わらない点が大きな「売り」の部分。

最終的には、「良い物を作る」というゴールを目指す製作になります。

良い物を目指すことで、そこに費やした時間の1秒ずつさえ意味が生まれます。

いい加減なその場限りの製作では大変時間を無駄に使う作業だと言えるのです。

そんな良質な品物を作るための1つのご紹介として、道具を綺麗に使うということをこのたびはご覧いただこうと思います。

接着芯貼りのアイロン台の場面になります。

小さいものの製作に取り入れる接着芯の粗裁ち方法

今回のような小さなパーツが数多くあるものは、接着芯について工夫できる部分があります。

よく芯貼りに使用を推奨されているクッキングシート。

これをアイロン台のすぐ上に敷くという方法です。

すぐ下の写真のようにアイロン台の上にパーツを置いて、粗裁ちした接着芯を載せてアイロンで熱を加えると、接着しない関係ない外回りの部分がアイロン台の布シートの上にべったりくっついてしまって、ベロベロとはがさねばなりません。

直接アイロン台の上で粗裁ちをした芯地接着:はがす作業の手間、はがした時の力による歪みが起こります。

そこで、新たなるこのような物を台所から持ってきます。

クッキングシートです。

耐熱でつるりと滑りが良いのでくっつくということとは無縁。

これをアイロン台のすぐ上に一番最初に敷くのです。

このようにクッキングシートをB5程度のサイズ分用意。そして、アイロン台のすぐ上に置きます。
クッキングシートの上に生地をふせ置きアイロンします。
そうすると、するっと生地にやさしくはがせます。作業もスムーズです。
コスメケース3点セットピンク小花柄VER:一番上から時計回りに、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無し)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し)
生地(表地、裏地共通):コーティングプリント目止め加工、ナイロン/100%、日本製。

目止め加工とはいわゆる撥水の種類の1つです。

ちなみに、もう1種の色違いの展開というのは、【266】の記事でご紹介した暖色系のイエローです。

これらが色違いだったのです。色違いで購入はあまりしないのですが特別。2色だけの展開でした。

ハリコシがとてもある生地で、たまたま色違いでも求めるとこうして2色しかないという希少なものだったりするのです。

ナイロンの撥水でここまでの華やかな生地の日本製はなかなか見つけることができません。

とても貴重な生地だったと言えます。

あとがき

このたびの、クッキングシートは、後にもっと大きな面積に対応するようにアイロン台の長さ分用意し、更に、汚れる方の面を決めて置くということをするようになりました。

そうすることで、せっかく敷いたクッキングシートの汚れた面が決してアイロン台のカバーに映らないようにするためです。

アイロンカバーもできるだけ綺麗なままで長く使いたいですものね。

そうしたクッキングシート使いも、この小物作りが本格的に使い始めたきっかけでした。

お洋服のグリーンにリンク、メロン色の「プレナイト」と青緑の「フローライト」のハーモニーはこうして美しく奏でられた【400】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「差し色」になるアイテムとしては、「小物」がまず挙げられます。

帽子・ベルト・バッグ・靴。。

そして、ジュエリーもその役割を担うことがあります。

このたびは、ジュエリーを3点セットに組み合わせ、グリーン系のお洋服に良き差し色となるよう工夫しましたその姿をご紹介したいと思います。

ジュエリーそのものだけのセットも「コーデ」となっているところがいわゆる「入れ子構造」です。

同じグリーンカラーではなくても、お好みのカラーに是非応用していただき、お役に立てれば光栄でございます。

ネックレスのカラーを「ステーション」デザインの配置にした「一癖」が生きたネックレスから始まったジュエリー同士のコーデ

3点セット:全体にグリーン系という印象ですが、それほど多くカラーが登場せずさっぱりしています。
〇ネックレス:「プレナイト」というメロングリーン色の64面カット8mm珠。K18WGの留め具。48cm。

自作なのですが、多くのストーンの中からこの2種を組み合わせることが希少価値を高めます。

ベースのプレナイトの薄グリーンの配色にコンスタントにフローライトのグリーンだけを配置。

遠目では柄に見えますので、インパクトが増すという効果があります。

〇ブレスレット:「ぺーパークリップ」デザインが存在感あるK18WG製。18cm。
〇リング:「シャネル」のプラスチックリングでサイズは、15号程度。オーロラ加工が入る透明感あるグリーン。

その後の徹底改良で変わっていった組み合わせ

2020年の組み合わせは以上のようなものでしたが、その時の最大限の考案のもと生まれたものでした。

その後2022年に至ると、天然石の連物を廃止、ハイブランドコスチュームジュエリーも廃止、地金もボリュームをアップ。

そうして、たっぷりの高級地金と宝石で作られる「本格派ジュエリー」ばかりへとラインナップが改良されました。

とは言え、過去の2020年の中にあったコンセプトとその後の改良でレベルアップした2022年以降のコンセプトに揺らぎはありません。

セットになったお洋服に合うジュエリーを選びやすくしてあるというベースは続行中で今後も変わることはない重要な特徴となっています。

3点セット(2022年以降):グリーンのお洋服に合うような差し色入りの高級地金と宝石の本格派ジュエリーへ。

すべてが「本物」です。

ネックレスはPT850製の切子デザイン、ブレスレットはK18WG製、リングはPT900台のトルマリン。

今後ここへかつての「連物」や「コスチュームジュエリー」が混ざることはありません。

「本物に特化」するところに行き着きました。

あとがき

「入れ子式」のコーデは、ジュエリーだけの3点セットでも渾身のベストな組み合わせとして完成され、更に、お洋服との装いの中でも溶け込む方向へも、差し色になるようにも可能性を秘めました。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は、ジュエリー1点だけの美しさも十分追求のもと、更に、最終的なお洋服の装いの中のジュエリーの存在感も意識したものなのでございます(^-^)。

きっかけはあのアメリカ女優様のネット写真、まるでオニキスをエレガントに装うご提案をいただいたような感動【459】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1990年代に夢中になって土曜日の深夜に楽しみに見ていた、「ビバリーヒルズ青春白書」。

以前に「ビバリーヒルズ高校白書」もあり、その続編。

実質1990年-2000年のスパンでの放送だった、日本ではまさにバブル時期とその後に当たる10年間です。

ドラマ内の素敵なキャストや、お洋服に夢中。

そんな楽しかったドラマも2000年周辺での最終回があったことがとても残念でした。

思えば、あの放送終了以降の2000年代からアメリカのドラマがたくさん放送されるようになり、海外ドラマファンが増えたのではないでしょうか。

さて、その「ビバヒル」の女優さんの「ジェニー・ガース」様。

お美しく、時々ネットでお写真を拝見し、お洋服コーデを見ることがありました。

それが2015年辺りでした。

そんな中で1つ気になったネックレスをお召しになっていたのです。

おそらくオニキスだと思います。

その時のお洋服は黒のワンピース。

黒のワンピースに黒いネックレスがひときわ印象的に映り、彼女の優しい雰囲気との程好い調和があったところに感動♪。

そのネックレスが忘れられず、引用してみたオニキスネックレス中心の組み合わせをこの度ご紹介したいと思います。

自作の大粒オニキスネックレスとブレスが良きモノトーンコーデの差し色なるか

〇ネックレス:オニキスの64面カット12mm珠のショート丈。42cmほど。留め具はK18YG。

真っ黒ではないところがこの時の大粒のオニキスとの出会いでした。

オニキスとメノウは元は同じ生まれで袂を分かつ関係とでも言いましょうか、最終的には別物ですが真っ黒なイメージのオニキスにこうして柄が入ると間違いやすいです。

〇ブレスレット:ネックレスと同じお揃いです。こちらも留め具はK18YG。

丸珠とは違い64面カットが入ったことで、エレガントさが際立ちます。

〇リング:「シャネル」製のプラスチックリング。ベージュ地に黒の水玉。サイズは、14号程度。

ここにこれを合わせずしてどこに合わせるのかという自信を持って合わせた水玉のプラリング。

お品物の抜群のセンスがありがたいです。

3点セット:モノトーンだけでまとめています。「丸」がひそやかな共通点。オニキスと水玉がリンク。

あとがき

「ジェニー・ガース」様がお召しになっていた連ネックレスは、珠のサイズが大小異なり、全体でU字型に映っていました。

そして、珠の間に結び目「オールノット」仕様でした。

「ノット」というのは結ぶという意味で、ネクタイの時の結び方「プレーンノット」にも使われるあの言葉です。

そこには躍動感があり素敵だったのです。

そして、完成の同じサイズの珠では円形にフォルムが落ち着くという違いを知ります。

珠のサイズが変わることは、全体のラインをU字に作ることにも影響していたのです。

その後、2022年の「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップ大改良において完全に「高級地金+宝石」へ特化したものになりました。

地金とのコンビとなると、オニキスはなかなか出番がなく、連物ならではの存在感なのです。

黒コーデがお好みの方は、オニキスの連のネックレスをジュエリーコレクションに入れているとどこかで必ず出番がありそうです。

珠が小粒だとカジュアルに、大粒はエレガントになります。

自作の自由度は高く、思った通りのストーンで連が繋げますので、そういったことが現在は自作で実現しやすくなり、レンタルでは出番はなくなったと思っております。

ただ、過去のセット組の記録としては、流行に左右されることなく記事に綴り、お役に立つことがあればと残しておきたいと思います(^-^)。

過去の製作品には何が足りなかったのか【48】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドを始めて随分年数が経過しました。

スタートは2007年。

一番最初は、一重仕立てで芯地すら何も貼らない小さなポーチなどからです。

不安定な動きの家庭用ミシンで、勤め先からの帰宅後の1-2時間ほどで完成する超シンプルなポーチやエコバッグ。

何かワンポイントを証(あかし)にと、巻薔薇とか木製のボタンなどを正面の真ん中に取り付けていたものです。

バッグはペタンコのマチ無しA4サイズのエコバッグ。

ポーチは、マチ無しの通帳サイズと、マチ付きのコスメポーチのようなもの。

そして、エコバッグにもポーチにも、やっと覚えた吊り下げ式ポケットを共通に取り付けていたものでした。

この吊り下げ式ポケットの付いたものは本当に初期の頃のもの。

最初に覚えた一重仕立ての布1枚で作れるポケットです。

もう少し、後のものが今でも持っているものが少しありましたので、今回はそれらをご紹介します。

過去に私が作ったハンドメイドバッグやポーチ

水着のパレオで作ったエクササイズ着入れの巾着袋。巾着紐はプレゼント用のリボンテープです。
メッシュのふんわりクッション素材に薔薇柄がプリントされた珍しい素材が気に入り、布団入れなどに使用。
こういった細長ポーチは、現在でもネットで検索してしても簡単には出てきません。
無難な一般的なサイズや形が多いですが、時にこういったペンだけを入れるなどのように
ピンポイントな形のポーチは今でも使います。
こちらは横が30cmほどある大きなもので、本を入れていたこともありました。
この辺りの制作から裏地も取り付けるようになりましたので、丈夫さが出始めます。
こちらは、ミニミニポーチ。薬とかキーなど細かいものを入れる専用です。
角の出し方がてんで成っていませんが、これらも裏地を付けています。

と、こんな感じで、私が今まで作ったバッグやポーチの変遷です。

今でも持っている形やサイズから見通す、今後求められる形

なぜ、今でも持っているのかを考えてみました。

どれも、極端なサイズと形です。

ペンケースは極細。このような細い幅のポーチはなかなかありません。縦が2.5cmほどしかありません。

ペンケースというと、幅が7-10cmほどあり、横は、22-23cmの無難なサイズです。

もしかして、無難であると、かえって、目的を果たさないこともあるのかもしれません。

そして、超ビックなバッグ。

これもなかなか見かけません。大きめと謳ってあれど、実際にそれほどでもないことがほとんどです。

結局のところ、ピンポイントで目的を果たすような、〇〇入れ、〇〇ケースといった専用の入れ物が、ネット検索にもヒットしやすいのかもしれません。

昔作ったポーチなどを捨ててしまった理由

一方、捨ててしまっているアイテムもあります。

それは、使い勝手が悪かったりすることと、下手で美しくないからです。

柄などに頼って何とか作っていましたが、美しく作るということができていなかった過去がうかがえました。

あとがき

過去の製作品は、ファスナーとか生地の柄の力を借りていたことがほとんどで、自分のデザインとか考え方を入れ込んだものではなかったと思います。

しかし、実際に現在も使い続けているところに使い道の相応しい目的地をなんとか得た状態であるわけです。

バッグというのは、飾っておく置物ではなく、使っていくものであることだと改めて思います。

そうしますと使いやすい工夫とか機能は必須です。

この先1つの物を大切に末永く使ってもらおうと思ったら、まずは入れ物としての役割があるかどうか、機能が複数入っているかなども重要です。