<経理>ためこんだ5日分をまとめて計上にまる一日かかった経緯とデジタルでも時間がかかる部分について【946】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファッション系のプチ事業の個人事業主ではありますが、それでも、経理分部はリアルタイムに計上というのをこれまで意識してきました。

そんな中でのデジタル帳簿保存法の改正と本格的な施行がこの2022年1月からスタートしました。

ためこむというのが良くないと意識していながらも、ついつい5日間手を付けられずに、証憑をためこんでしまった。。。ということがここ最近ありました。

何を計上するかさえ忘れてしまうのは致命的であるからと、証憑だけはすべてデジタルの状態で都度集めておくのが精いっぱいでした。

そして、5日間でパソコンのフォルダー内がこんなことに↓。

計上前の証憑がものすごい数たまりました。計上が終わると会計ソフトへすべて証憑のJPG、PNG、PDFなどをアップロードするので(私の場合メールのみ、クラウド型のメールなので、そのフォルダーへ収納し、それと合致する本文の写真のスクショ済のPNGは、会計ソフトへアップロードしています)、左上の計上済フォルダーへしばらく保管します。2か月くらい経過したら、捨てるということに決めています。

この図は、その場面のほんの一部と言って良く、まだまだずらずらと未計上が集まったうんざりするような状態にまでなっていました。

なぜ5日間とはいえ、未計上の証憑がここまで多いのか

私の場合、1計上に対して証憑が1つだけということが逆に希です。

レンタルジュエリーの宝石などを調達の場合は、その細かな情報も証憑に入れていかないと、結局粗い金額やお品の名前くらいしか分からない乏しいものになるため、この際すべての情報を盛り込むということで証憑が複数に渡ります。

古物台帳への記入の際にも購入先様の細かい住所やお名前の情報が必要で、それには、その購入時にこそしっかりと保管しておく必要があり、このデジタルの保存と兼ねています。

よって余計に証憑の数が多くなるわけです。

計上用には1つではよいのではないかという考え方もありますが、それでは中途半端で作業の工数は変わりません。

会計ソフト様の方でも証憑のアップロード数の限度を設けられていますので、限度をはみ出す場合はパソコンのストック場所だけに保存ということも時々あります。

その場合は金額に関係のないものを会計ソフト外にと、パソコンのフォルダーにストックということになります。

結局、5日分ためこんだ証憑をすべて計上するのにまる1日以上かかったことから思うこと

結局、簡単には進んでいかず、あれこれ、別の作業も効率よくこの機会に並行しようとしたことが、計上の進捗度を遅らせることに。。。

そして、まる1日でも終わらず、1日以上かけてようやく終わりました。

そして、こうして多くを計上した後は、総勘定元帳で、「普通預金」、「現金」などお金が動いた部分の帳簿で残高を一致させます。

普通預金は事業用の普通預金のネットバンキングと合わせます。

現金は事業用のお財布の中身の現物の現金と合わせます。

最終的にぴたりと合って終了です。

かなり困難な作業でした(^_^;)。

こうして、デジタル化してからためこんだ機会を経て思ったことは、デジタルだからと言って手間がなくなるわけではないということです。

手間をできるだけなくすための更なる工夫が必要だということを強く思いました。

時間がかかる部分というのは、具体的にどこなのだろうと振り返ってみました。

思えば、デジタルの証憑(上の写真で「未計上」のデータのことです)にタイトルを付けていく部分に少し時間がかかったと思います。

そんな中でもなんとかスピーディーに作業するために工夫したのは、会計ソフトにアップロードする前であれば、それほど完璧にせず、少しくらい金額が違ったりしても、とりあえず、タイトルを付けることである程度並び直され整列されていきます。

タイトルを付けていないと、本来1計上内の同じ仲間である証憑が隣同士に集まらないことがあって、どこかへ飛んで行っているのです。

よって、タイトル付けは、アップロード直前にでも見直しをすれば、変更できるので、そういったスピード重視をした点はそれなりにした工夫になります。

まあこれも、1計上に複数のエビデンスがあるということが根本的な原因なのでしょうね。

あとは、とにかく、ためこむこと自体を避けるということになります。

5日間というのは今までもなかなかなかったことでして、特別ではありますが、結局そのしわ寄せとして1日以上のロスを出していては大変もったいないことです。

おかげで日々のルーティーンであるYOUTUBEやブログアップも2日程できませんでしたので、他への影響も出たことになります。

なので、やはり、できるだけリアルタイムに隙間時間を使って計上をしていくということですかね。

そうは言ってもこれが、結構難しく、多忙な場合手を付けられないということがあるので、それでも何とかどこかで速やかに計上していくには。。。を今後よく考えたいと思いました。

あとがき

デジタルであれば、スムーズかというとそうでもなく、紙ベースではなかった作業なども登場していますので、やはり迅速なる作業というのは、結局は自分の工夫次第であるという点がポイントなのだと感じています。

それでも、私としては、あの、紙の束の置き場所に悩む問題は、この2022年1月から一気に解決されて、この変化はとても良かったと思っています。

去年、証憑のあまりの多さに、「この先どうなってしまうのだろう。。。」という不安がありましたので、もうこれ以上置く場所がないという大きな問題をすっきりと解決してくれ、ありがたいタイミングだったのです。

月末にまとめて計上などというお話もお聞きしますが、5日分でも大変な状況だったことからは、私としては考えられません。

「リアルタイムの入力をいかにスピーディーにやっていくか」の課題を今後もっと意識して、何か工夫などをしていきたいと思います。

また、その工夫が良い物だと納得できた時にはご紹介してまいりますね(^-^)。

<経理>電子帳簿保存法に沿うEメールのデジタル保存についての悩み【857】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年1月1日から電子帳簿保存法が動き出しました。

感想としては、楽でもあるし、難しいものでもあるなあという点です。

楽なのは、印刷しなくなったことで、今までいかに印刷の手間が積み重なっていたことかを実感しています。

印刷1つやめるだけでこれほどにもスムーズなんだと思いました。

その反面、悩む点もあります。

メールの電子保存がその1つになります。

今回、実際にメールの本文に請求書に値する内容が入る私の場合にはメールの電子保存をしなければならない件を実際に税務署さんに聞いたエピソードからお話致します。

クラウドタイプのメール内で請求書的な内容のメールをするケース

私の場合、単純で良いなあと思い始めたのが、添付ではなくて、メール本文に文章の中に請求書に値する文面や計算を記載する形で金額を表示し、それによってお客様にお代金をお振込みいただいています。

添付などは作業もそれはそれで増えますし、一読しにくいため単純にしているんです。

正式な納品書のようなものは、時間的にもっと後になり、発送時です。

そのため、もっと早くにご用意するのが計算書と呼ばれるメール内の物になります。

今回の電子帳簿保存法に当てはめたときに、まさにこれは、メールの電子保存を義務付けられるものに当たるということです。

税務署さんにお聞きしたのは、クラウドメールからのエクスポートを試みたけれど、今度見る時に、ツールが有料で必要だったり、かえってややこしいし、ファイルが開きにくかった(ファイル内を見ることに成功しませんでした)ので、このエクスポートの方法が良くないないなあと思い、画面スクリーンショットではだめかをお聞きしました。

実際には、画面スクリーンショットに、メールの相手先、URLも入っているし、日付と時間も入っていて証拠のようなものにはなりますが、「電子保存」というものには不可になるとの回答をいただきました。

よって、とても困りましたが、お話合いをさせていただく中で、メールそのものの中のフォルダーに、別の関係ないメールとは隔離してお部屋を作りそこにストックすることでしばらく行こうということに決めました。

クラウドメール内であれば、当然ながら、そこは電子保存された場所と言えますので、ちゃんと満たします。

ただ、検索機能としては、1つずつメールにタイトルを付けることができないので、日付と時間が表示されているところを検索機能に組み込むことにして、それを手掛かりに探していけるようにしました。

メールの件名には、合計金額を必ず入れることも冒頭部分が映るので分かりやすいです。

そのように一応メールに関しては電子保存に対応することにしました。

そのスクショも検索の際には全く役に立たないわけではないので、会計ソフトにはアップロードして控えとしてとってあります。

ということで、私の策としましては、そのメールと同じスクショを会計ソフト内に、会計ソフト内にはアップロードできない生きた状態の電子メールは、電子メール内にそのまま専用のお部屋をもうけてストックという2本立てで分かるようにしました。

やぼったいだの、手間だのは後のことで、とりあえず、問題なく電子帳簿保存法の規定を満たすためには。。ということを考えての自分なりの方法です。

あとがき

今回のメールに関しては、メールに添付をしていても同じこと。

メール自体を電子保存しなければならないようです。

なので、本文に請求書のような形で記載はそのままで続行で良いのではないかという判断です。

その他、最近やり始めたことは、エクセルでお作りした請求書などのPDF化。

PDFへの変換機能はエクセル内に機能として備わっていますので、PDF版にして保存することに決めまして、やり始めています。

エクセル内の「ファイル→エクスポート→PDF/XPSドキュメントの作成」という手順で簡単にできます。

ちなみにエクセルのバージョンは、2019年版です。

この他に、紙ベースのもの、例えば、運送会社さんの着払い伝票に料金が記載してあるもの、コンビニのレシートなどはスクショです。

そして、そのまま、ァイルのタイトルが検索しやすい、3つのワード、よく例に挙げられていますね、①日付、②金額、③取引先も例の通りに、20220114_¥1,000_〇〇社などと統一。

それでも、同じ日に同じ金額で同じ取引先が出てくることが私の場合あるので、さらに4つ目の項目として、20220114_¥1,000_〇〇社_①などのように区別を4つ目に作ることもあります。

結局は、自分がまずはしっかり分かりやすく感じているかということで、自分で検索してみても調べやすい環境であれば、アレンジしたってかまわないと思います。

自分が分かりにくいことは他人はなおさら分かりにくい、そんな見方ですかね(^-^)。