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人の目に映るスクエアの形としてジュエリーコーデに取り込みたい平打ちリング【718】
まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
当picturesqueのレンタルジュエリーは、ネックレス、ブレスレット、リングの3アイテムを1セットとしてセットごとにご提供しております。
その3アイテムはもちろんマッチした3点でなければ意味がありません。
ご多忙なお客様がパッと見て、素早く決められる、視覚的にアプローチしやすい仕組みです。
この3点を合わせていく、マッチさせる過程では、色の統一、形の統一、地金の統一、天然石の統一だったり、この統一という同じにそろえることをよくしています。
もちろんそれぞれ違ったものの集まりの互いのアイテムの反応が見どころのコーデもあるかと思いますが、その辺りはやはり、必ずしも簡単に理解できるものではないこともあります。
やはり、統一ということをポイントにすることは、対お客様の事業であると、分かりやすく、まとまりが出やすいとそのように感じています。
今回は、この統一をポイントにした時の、「形」の統一のところにスポットを当ててみます。
形をそろえていく例の中で、そのものの形ではなく、人から見た時に映る形というものを意識したアイテムの選び方で選ぶ幅がぐんと広くなったり、意外に合う組み合わせが見つかったりするということにお手伝いできればと思っております。
四角い形の組み合わせの意外な例
例えば、スクエアモチーフのペンダントがあったとして、合わせるリングを考え中だとします。
とこんな感じで、リングそのものの中にモチーフである四角を見つけようとするのが普通です。
ところが、コーデというものは、遠目から他人が見るという視点も忘れてはならない点です。
このリング自体は丸いですが、この巾広のペタンコ具合が効果を発揮。
遠目で人から見た時に、右下の見え方になります。
そうすると、丸いリングではありますが、四角い映り方をするのです。
横に帯のように広がるまさにスクエア型です。
こうして、実際にコーデするシーンを思い浮かべ、どのように映るのかというのが結局は行き着く場所なんです。
手元にあるアイテムというのも、着けてこそ活躍するということを考えると、やはりファッションは人から見られるものになりますので、そういった自分側からだけではなくて、人から見たときに映る見え方という効果というのがあるということです。
今回の平打ちリングは、そういったことでは、スクエアに映る働きがあります。
同じようにバングルも筒形のようなものは多少ぷっくり膨らみがあっても、おおわくスクエアに映るものです。
そうすると、こういった筒タイプは数が豊富なので見つけやすくなり、そのことで、コーデの奥行きも生まれます。
あとがき
鏡というのは、こういった今回のような人の目に映る姿や形を確認するうえで有効です。
自分自身だけでこちら側から、もしくは、上側から見ている見え方と違ってくる部分があるわけですね。
頭の上の帽子から、靴下の色、靴の色、素材などと縦に長くそろえてあるのが分かるお洒落さんというのは、鏡で全体のバランスとか配分、素材、形、色などを人から見た時の視点でたくさん見ているのだと思います。
私が最もお洒落だと思うトップモデルのケイトモスさん。この方は、必ず全身を見てコーデを決めているのが何か分かるような気がします。
襟の周辺の重なりに柄同士を絡ませて一見異種の柄同士が、遠目で見たスナップ写真を見る私達からすると何ら違和感なくなじんだ粋なコーデとなって映ります。
インスタグラムの女性たちに人気のダンディな方は、ネクタイ、スカーフの色調を合わせ、靴とスラックスの間からその中の1色のカラーの靴下をのぞかせます。
と、こんな感じで、ジュエリーも実際はどのように映るのかというのを研究すると何かまた新しい発見があるかもしれません(^-^)。
スタイリッシュな四角のフォルムを作ってくれることでバッグの価値を高めるピンタック仕立てのやり方【236】
まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイドバッグを製作して、時々「creema:クリーマ」様のサイトにお世話になって販売もしています。
出来上がった1製品の中に入れ込むものの1つに「価値」があります。
これが目に映るものではないから少し理解されにくいのですが、実はこれこそが、今後とても大切なことになっていくだろうと思っています。
価値を感じるということは、なかなか目に見えることではないですが、作る側の私の時点では、価値を込めるにあたって、目で見た物理的な作業があります。
ただ、その物理的な作業が実際に価値として感じてもらえるかは未知であり、結果的なことになります。
よって、「価値あるものを作る意識でのぞむ」という心構えをまずは持って活動するということが根底にあります。
ピンタック仕立てをするタイミングは一番最後である
一重仕立てのバッグの場合は一番最後です。
しかし、裏地付きの2重仕立てのばあいは、表袋と裏袋を重ね合わせる1手前でそれぞれ作業します。
そして、凹凸が上手く合体してかさねてすっきりしたフォルムを作るという仕様を考えています。
このたびは一重仕立てなので、最後に行うピンタック作業ということになります。
ピンタック後に入り口を折っていては、ごわついてしまいずれます。
よって順番をきちんと意識します。
一番下はマチの部分のとがりがありますので、このとがりをフルにきちんと出した状態で、一番上の点と、真ん中の点あたりの2か所を実際にものさしで測りながらアイロンします。
まず、縫い始めであるバッグの上部分です。こちらは上が開いているので、内側に針に糸の余りを通して、内側へ貫通させ、内側で結びます。
なぜ2本同時にやらないのかは、2本の位置が離れているので、変なステッチが新たに入ってしまって汚くなるからなです。
入り口は互いに違う地点から同じ出口へという通し方になります。
無茶をせず、「近くにある」ハギ目の溝へ目立たないように隠します。
以上、ピンタック仕様の方法でした。
あとがき
ピンタックがあるとないとの差というのはかなりのものです。下の写真を見比べてみてください。
こんな風にピンタックの有り無しでうんと印象が変わります。
その効果の感じ方はいろいろあるのかもしれませんので良い悪いはジャッジはできかねます。
ピンタックの良さは、ラインが分かりやすいとか、きちんとした印象が得たい場合には効果のある仕立て。
柄のつながりはピンタックがない方が感じられますので、いずれの仕様もそれぞれ味わいとして定番デザインです。
ただ一重仕立ての平凡な四角いタイプであると、ピンタックの効果は絶大です。
ある無しではルーズに見えてしまう無しタイプに対して、くったりしていてもピンタックがあるとスタイリッシュなエコバッグであると理解してもらえる可能性があります。
裏地付きと裏地無しとでは、ピンタックの有り/無しも随分その印象が違ってきますので、公式に当てはめたような考え方は少し危ないです。
これも、とことん手間をかけて作って分かることかもしれません。
裏地付きのトートバッグが裏地付きであっても接着芯や別芯を全く使わない者であれば、一重仕立てとあまり変わらないこともあります。
「手抜き」や「楽ちん製作」では分からなかったであろう究極の比較です。