ハイブランドからファスト系ブランドまでの4種類の分類のバッグの中で私が常に参考にしたいグループは?【672】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先回の読書カテの記事に続いて、同じ、

「ファッショングッズプロフェッショナル事典:ジェーン・シェイファー&スー・サンダース 著/山崎真理子 翻訳」

を引き続き読書中。

今回もこの中から、ブランドバッグの分類について書かれていた点を引用、そして、ハンドメイドバッグを作る私が最も参考にしたい部類をお話させていただきたいと思います。

大きく、4種に分けられるブランドバッグ

「セグメンテーション」という言葉が使われています。

単純には、消費者のニーズは嗜好によって、似たものを集めて複数にグループを分類することです。

今回の4種にブランドバッグを分けられたのもセグメンテーションの結果です。

もしかして、違う著者さんであったら3種だったのかもしれませんが、その点はこの本の意向ということになりますので、それに沿ってお話してまいりますね。

この4種に分けるセグメント化のお話も、大きく見ると、リサーチの一部をしていることになります。

今回リサーチをするにあったっての手法とか見方の事が書かれている部分に登場した内容です。

よく、「ブランドバッグ」と呼ばれるものが有名ブランドの集まりですね。あれが最初に来ます。

マーケットを俯瞰したような見方をした時のバッグは4種。価格でいうと高い順です。

上述のハイブランドのブランドバッグというのが、「ラグジュアリーブランド」、次に「デザイナーブランド」、次に、「ハイストリートブランド」、最後に、「バリューブランド」です。

写真のすみに、それぞれのブランドの種類の代表的なよく知るブランドさんの名前を記しました。

イメージが浮かびやすいですね。

さて、この中の一番最初のハイブランドである、ラグジュアリーのグループの特徴です。

素材のレベルが高い、技術力の高さ、デザインのレベル、威厳の高さ、長持ちである、製造場所や方法、販売方法。

このようなところに特徴があるということです。

最後の方の製造場所の例や製造方法の例、販売方法の例などは具体的ではありませんでしたが分かりやすくは、残りのハイストリートやバリューが東南アジアでの大量生産による低価格で質の劣る商品であることと比べると全く違うということです。

私は、自分で勝手に途中に線を入れましたが、上のラグジュアリーとデザイナーが同じような内容なので、その他の2種とは一線を画すという点で線を引いてみました。

ただ、上の2つも互いに、実は大きくかけ離れたもので、伝統、ネームバリューなどは比べ物にならないほどの差があるんです。

実際にハンドメイドバッグ製作に参考にしたいブランドはどのセグメントのものなのか

ここからは、私のハンドメイドバッグとの絡みのお話になります。

製造者としては、デザインの研究によくマーケットの商品を参考にしてその手法を学んだりすることがあります。

この4種の中で、私は、ラグジュアリーを参考にしています。

例えば、丁寧に縫う、というミシンの技1つとっても、そのレベルが、低いのか、ほどほどなのか、あっと言わせるほどの美しさなのかということでも、ラグジュアリーはダントツです。

どんな作業でもとことんのMAXな程度でラグジュアリーは出来上がってきます。

ハイストリートとかバリューは、大量生産なので、生産コストを下げるために、省略する部分などが出てきて、手間をかけることというのをしていないことが多いです。

このひと手間、ふた手間の積み重なりで出来上がるお品に大きな違いが出るのは当然といえば当然のこと。

技の件だけでなく、アイデアとかデザイン、すべての項目に関して、ラグジュアリーは、ものすごいレベルで作っていると言えます。

ということで、よくよく考えたら、良いお品を目指すために、このラグジュアリーの内容の深みに注目するのは当然だと私は思っています。

そこそこの技術で作られたお品を参考にすることでラグジュアリーらしさのある商品が生まれるかというというと、そんなはずはありません。同じか、もしくはそれ以下だと思うんです。

会社やお店の規模はちっぽけでも、商品自体はレベルの高いものを目指すということは後の発展を夢見ることができるのかなあと考えています。

ということで、私がハンドメイドバッグに参考にしているのは、このラグジュアリーのお品だけということになります。

他の分野のお品を参考に探すことは今までしていません。

ただ、自分が使うということになると、デザイナーブランドもかなりのレベルだと思います。

ビンテージものの中で見つけるバッグは、デザイナーブランドのお品は、とても素敵で、今でも状態良く、丁寧に作られたものである様相がはっきりします。

たとえば、経年でも型崩れが起こっていない様子だったりすることから思うのが、良質な証拠として経年でどの状態でいられるかというのも、レベルを測る良きものさしであるといえるかもしれないということです。

その他、デザイン的な趣向では、ラグジュアリーって意外とシンプルで典型的な形だったりするものが多いです。

そんなあたりも、私のデザインしたい形にしっくりくるというのもあります。

反対に、その年の流行とかトレンドを入れ込むことをコンスタントにしているのが、ハイストリートとかバリューです。

よく、安くて、大きなリボンのついたバッグがどこか今持つとかっこよくないのは、そこにクセが入っているからです。

作られたほんの短い期間は斬新ですが、経年にはそういったトレンドを盛り込み過ぎたデザインは弱い。

その一瞬一瞬だけで販売していって受け入れてもらう手法なので、お品は丈夫でもなかったり、素材が良質でなかったりしてもそこにはコストをかけないという方針だからなのですね。

あとがき

ラグジュアリーブランドというのは、圧倒的にブランディングがありますので、何を作ってもある程度受け入れてもらえるかと思ってしまいますが、そこを良質な最高級の物をと志高く存続している点が注目する部分だと思います。

きっとライバルも多く、そこに手を抜いたら地位が転落してしまう恐怖もあるかと思います。

ある日突然無名の小さなブランドが一世を風靡するなんてことはあり得ません。

けれども、伝統あるブランドだって地道に世代交代しながらも何百年と継続してきた実りがブランディングだと思うので、その地道という部分は、私達のミニサイズの規模のお店も注目するに値する点だと思います。

いろんな試行錯誤、努力、良いものを作ろうとする志などが結局一番大切だと考えます。

意外な靴の合わせ方の2例をご紹介-コーデが粋(いき)になるために。。【640】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人の目から見たコーデの目線の先端に靴があります。

目線に等しい位置の顔辺りからずっと下へ降りていくようなイメージが1つにあります。

満員電車で座っている人が最初に目にするのは、立っている人の靴なのかもしれない状況もありますが、多いのが、やはり靴が一番最後になることがあるのかと考えます。

そこで、今回、コーデにおいて、靴に意外性を入れ込むといったことの2例をご紹介したいと思います。

私が実際にコーデしている例で、自分が楽しいと感じ、お伝えしてみようと思ったものになります。

意外な靴の合わせ方2例

1つは、ジャージコーデです。

上は半袖Tシャツ、下は、ジャージのパンツ。

ジャージという言葉のイメージ、そして、動きやすそうな運動着のイメージということで、普通は、「スニーカー」を合わせるとイメージすることが多いかと思います。

ここがファッションらしい部分だと言えるのかも。その本来のイメージを覆す靴を持ってきます。

バレエシューズ:スエード素材の黒。

ジャージにバレエシューズはこのままお出かけも可能な雰囲気に変わります。

不思議なのですが、スニーカーの時には感じないお出かけテイストが靴の影響でジャージにも生まれるということ。

2つ目の例です。

ノースリーブのプレーンなワンピース。

普通、ここには、パンプスを合わせようと思いがちです。

それも正解で、もちろんお出かけ着にもなり、お食事などのシーンにもその延長で相応しいようなテイストです。

ただ、これもよくあるコーデと言えばそうなんです。

そこで、靴をパンプスから、これに変えます。

ローファーです。リーガルのビンテージローファーのレンガ茶。古すぎて中敷きを交換していてリーガルのブーツデザインのブランドロゴがなくなってしまいましたが(^_^;)。

ちょっとローファーは意外でしたでしょうか。

実際、私がこのワンピースにこのレンガ茶のリーガルのローファーをはくコーデをしています。
少しクセのあるレンガ茶ですが、他の小物と色の足並みをそろえて、黒に差し色としておともします。

リーガルのレンガ茶も他の小物と溶け込み、黒の良い相性になるかと考えました♪。

ローファーを合わせたワンピースはパンプスを合わせたときには感じないマニッシュな雰囲気に感じてしまう不思議があるようです。

あとがき

今回は靴でしたが、他のアイテムでも「意外」とか「ギャップ」というキーワードで、個性的だったり、新しい感じだったりを強調する部分を作って、自分らしいコーデに活かせるとよいです。