生機(きばた)は他国の可能性、「〇〇製」というヨーロッパの原産国自体がブランディングな「表示」に翻弄される生地の選び方への警笛【1333】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグの生地を購入する際に注目しているのは、「生地名」、「生地幅」、「混率」そして、「原産国」です。

原産国はいつも注目している点でして、私の場合はまず日本製がベース。

そして、イタリア製、フランス製、ドイツ製などがヨーロッパのおしゃれな生地なのだというブランディングもありこれまで取り扱ってみたことがあります。

特にイタリア製は、風通ジャガードという美しい凹凸感あるふくらみのマルチカラーのうっとりするような生地が豊富。

それもあって、日本製とイタリア製が中心で製作してきたのです。

ただ、その「イタリア製」が本当に生粋のイタリアで作られたものなのかというのがすべての生地に当てはまるわけではないのです。

最終的に仕上げた国が「原産国」として表示される事情

決まりでは、世界的に見た場合、原産国表示は、最終の完成をした国を表示することになるとなっています。

例えば、アジアで生機(きばた)が安く織られ、その後日本へ輸入して日本でプリントや整理をされて完成された原反は「日本製」となるのです。

その経緯を生地購入者が知ることはほとんどありません。

よって、原産国が日本製となっていれば、日本製の生地を購入したということになり、「日本製」というブランディングを謳えます。

特にイタリアはレザーがたくさん作られてきた国で、イタリア製のブーツだとか靴をよく見かけます。

しかし、それも元はイタリア産の原料ではないかもしれないということです。

なかなかのお手頃であったり、手が届く範囲というのはその可能性は高いです。

1m辺り¥1,000以下のお得な生地でヨーロッパの原産国が表示されているもの、日本製の原産国のものはおそらく生機はアジアかもしれません。

そんな見方をしてみると、原産国表示を重視したところで到底意味がありません。

かえって、逆の見方をすると良いかもしれません。

このお得な価格はおそらく生機が原産国と違うのであろうと。

そんなことから、やはり大切なのは、本当にその生地が良いのかどうかという自身の「目」ということになります。

原産国にこだわる必要がないという気持ちへの移り変わり

2018年初頭からスタートしたハンドメイドバッグの事業。

とにかく良い物なんだとお伝えしたいあまり、原産国にやたらこだわってきたと思います。

そこから、ここ2023年に来た5年後に思うこと↓。

何年もかけたハンドメイドバッグ作りの研究や学びからどの原産国の生地もある一定のレベルにあるとの判断。

どの国で作られた生地であっても良いじゃないかと思うようになってきました。

原産国の上述のような事情も、生地が何とか生き残って生産されて成り立っていくには。。ということの究極の工夫なのだと思います。

まともにヨーロッパで生機を作る体勢がもうない、価格も成り立たないような事情からアジア産のものをいったん輸入して自国のヨーロッパテイストを入れているのかもしれません。

そうであれば、原産国もそれほど重要ではないのかもしれないと思うようになってきます。

ここ最近は、レア生地だと思っていたフクレジャガードなども中国製で素敵な生地がありましたし、ゴブラン織りもほぼ日本製は消滅。

多くが中国製でいろんな楽しい柄の展開がありちゃんとした生地です。

ストレッチ素材に関しては韓国製や台湾製もちゃんとしています。

結局は、そういった「肩書」にとらわれないで、自分の目で見てのジャッジこそがそもそもの生地選びに相応しい見方なのではないかと思えて来ました。

あとがき

生地選びの時はとても夢中になる瞬間です。

フラットな見方が望ましく、本当にピンときた生地を見つけるには、変なブランディングは余計なのかもしれません。

じっくり見たり触れてみたりとそのままに受けた印象、その素直な感想で良いのではないか、かえって変な偏りをしていると本当に素敵な生地を逃しているのかもしれないのです。

日本製の生地の良さは、「緻密であり丁寧な織り」だと私は感じています。

これはヨーロッパの生地との比較で分かったことで、日本製だけにしぼらなかったからこそ分かったことです。

そして、生地だけを見た時と実際にバッグにした時の変化なども気づいたことがありました。

例えば、イタリア製の風通ジャガードは空気が入りほつれやすい生地の状態がその縁の縫い代をくるんで縫いこみバッグにしていくとふんわりとしながらちゃんと硬く縫い込まれて、とても素敵なフォルムになるのです。

生地だけの状態よりも縫って固定していくことでより迫力あるものになっていくことが分かりました。

生地もその状態とバッグになった状態では変化が起こるということです。

ということで、いろんなことが分かるのはやはりしばりなく、いろんな生地に手を付けてみることで、固定観念こそが一番よくないのかもしれませんね。

原産国にはとらわれないことです(^-^)。

材料が高級生地だからではない、その後の付加価値がそのハイレベルな生地に相応しいバッグへと押し上げるのである【1172】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、年末に差し掛かり、はぎれストックを整理することを兼ねながらパッチワークのバッグ製作をしています。

結構大がかりでありまして、サイズの大きなバッグを作りますので、はぎれが多く必要なのですが、このはぎれストックの多さに驚きます(^_^;)。

そもそも、最初のメイン製作の時の生地の調達の仕方を工夫し、いかにはぎれが出にくいように製作するということも今後はしっかり考えていきたいのですが、なかなか裁断という作業がある製作はそうすっきりと使い切るということも難しいのです。

よって、出たはぎれを大切に扱い、はぎれだからこそ逆に価値を上げていこうということをご提案していくのがパッチワークバッグの製作をすることの意義でもあります。

今回の生地は、そもそもハンドメイドバッグを作る最初の段階の材料集めの1つ、生地の選択の時の生地の価格についてスポットを当ててみました。

どのくらいの価格帯の生地で十分であるのか、高額生地を選ぶ必要はあるのかなどの価格に関するお話になります。

当然ながら高額生地は原価がアップしますので、利益を得たい場合高額なお品の値段にしたいと思うわけです。

ハンドメイドバッグの製作や商業利用ではメイン生地が原価に占める割合がほぼ原価を左右すると言っても過言ではないのでとても重要なポイントになると思います。

高級な生地であれば良いバッグが作れるのかどうかを実体験で振り返ります

今まで、ハンドメイドバッグを製作してまいりました生地の1m当たりの単価は様々です。

安くても素敵な生地も実はあるのです。

反対にどうしても輸入コスト等もあり、かなり高価格のヨーロッパ原産の生地もあります。

私の場合キーワードを入れていまして、「バラ柄」、「フクレ/風通」、「ジャガード」、「黒ベース」などできるだけある分野に片寄せています。

この中の「フクレ/風通」が特に高価です。

「風通ジャガード」という呼び名であり、立体感を出す加工があることでまるで美術品のような立体感が芸術作品みたいな生地もあります。

過去に¥3,000-¥7,000/mの高価なイタリア製の風通ジャガード生地やフクレジャガード生地を購入してハンドメイドバッグを製作してきました。

ほとんどが、生地の素敵さに技術が追い付かず、惨敗(*_*)。2019年のことです。

まだ技術は未熟ながら、夢見ている高額生地のフクレ系の美しい生地に着手するのかどうかと、2018年の終わりに考えたことでした。

その夢を、もっと先ではなく、2019年にやってしまおうと思ったのです。

今思えば、ある意味間違った判断、しかし、ある意味正解だったと思います。

間違っていたなと思う理由は、ほとんど技術が追い付かず失敗していますので、せっかくの高級生地がもったいなかったということです。

しかし、早くに失敗してしまったことや、思い切って高額な生地に触れることができたことでそこからの学びは大きかったです。

例えば風通ジャガードは生地だけだと不安定でもろいものですが、きちんとミシンでステッチして縫い代をしまい込んでいくことでどんどん立派なものになっていくことに大きな感動をしたものです。

これを、もっと先の夢のままにしていたとしたら何か時代遅れみたいな感じがしていたことでしょう、今現在2022年から見るとそう思います。

その後フクレや風通は少し増えてきて、その呼び名も広まったようですので。

やはり、早い段階にこうと思ったことや願望を叶えていくことの意味は、たとえ惨敗に終わったとしても大きいです。

ということで、高価な生地であれば、高級なお品を作れるということではなく、あくまで高価な生地は材料に過ぎないので、その後の製作過程における技術や工夫などが追加されて本当の高級な素敵なお品になっていくということです。

激安生地は悪いお品にしかならないものなのか

では、反対に激安生地で考えてみます。

大きな生地屋さんでありますと、時々、セール品とか季節の変わり目の値下げ、そして訳あり品がほんのたまにあり、¥100/m(税込)という生地を購入したことがあります。

その生地はキズが入っていたので、その反ごとセール品になっていました。

バッグであれば、キズは避けやすいので、1m購入してみましたが、その生地は綾が入っていて格好良く、良質な日本製の生地だと見えました。

生粋の日本製の生地というのは、きめ細やかでしっかりと安定しているように思えます。

少しここで脱線なのですが、生地の原産国の表示というのは、ある決まりがあります。

元の生機(きばた)という染色や加工がされていない状態の生成/アイボリー色の生地などは海外(中国など)で低コストで織られて、その後輸入して日本でその後の染色や加工を施すことで、原産国が日本製と謳えるとのこと。

よって、特に問題がないような正規の生地でお買い得な生地は元の原料は日本製ではないこともあります。

とここで脱線から元へ戻りますね。

じゃあ、その激安生地、バーゲンの生地、値下げの生地が悪いお品にしかならないのか。。。

それは、切り離して考えるべきだと思います。

生地屋さんの商業の事情に過ぎない値下げなどに踊らされることはありません。

それよりも、本当にその生地がピンときたのか、この自分の直感やインスピレーションこそ大切だと思います。

ピンと来た生地であれば、それは、お値段以上の価値が見込めます。

ただ激安の場合は色も得れべませんし、それをどこまで受け入れるかということになるかと思います。

洋服の買い物シーンとも似ていますが、バーゲンで激安の洋服を値段の安さだけ重視で購入していないだろうか、その後ちゃんと出番はあったであろうか、と同じことだと思います。

よって激安品の生地であるからと必ず入手するということではなくて、ちゃんとその価値を冷静に考えてみることです。

私がお勧めするハンドメイドバッグの生地価格の範囲

ここでは、あくまでも私の考え方です。

実際にこれまで、高級生地の範囲のものも材料にしてきての現在の考え方をお伝えしたいと思います。

これまでの上述のことをひっくるめて、まとめたいと思います。

日本製であれば、@¥500-@¥1,000/mの間でハンドメイドバッグが素敵出来上がるに十分であると思っております。

そのお値段の範囲内に、自分の希望する生地が見つけられない場合だけ高級生地の部類を探してみるというもの。

素敵な柄やプリントばかりを重視すると、「生地頼み一辺倒」になってしまい、生地の素敵さだけが物を言うみたいな製作になってしまいます。

技術を上げる精神を怠らず、本当に良いお品というものを考えていくと、@¥500-@¥1,000/m程度の方が力量がはかられるのではないかと思うのです。

この範囲内でいかに素敵な生地を探すかということも生地選びの目を培うことに繋がります。

この範囲でかなり多くの素敵な生地を実際に見つけてまいりました。

わざわざ高額生地へ最初から突入して原価を上げることはないのです。

超高級生地が材料になる場合の考え方

一番の推奨は、上述の通りですが、とは言え、高級生地も素晴らしいもので、今まで、@¥16,000/mというような高級生地を見たことがありました。

もうすでに生地だけで、美術品のような作品になっていました。

下手に何か作ってしまって柄を縮めてしまうよりも、これ1枚でインテリアのシートのようなものを作った方が価値がありそうな逸品でした。

産地品で、マルチカラーであったことで、よりそういった価値も入っていて、いわゆるブランド生地であるようです。

こういった生地にも目を向けないわけではありません。

その代わり、失敗が大変もったいないことになりますので、それにふさわしいその後の作りがどこまで素晴らしいものに出来るかということになるかと思います。

私がとしましては、いっそもう降参してしまうのが良いと思っています。

というのは、あれこれデザインを複雑にするのではなく、生地を広く使いシンプルに作って行くことです。

ただし、上述のような、生地頼みではない製作であることは必須です。

シンプルであるからこそ、その中に哲学が入り、すべての箇所に意味がある機能が設置されたハイブランド的な考え方でないとその生地自体の高級感にそぐわないからです。

これは私も目標とするところです。

高級な生地に関してはリスペクトしながら使わせていただくという背筋がピンと張るようなそんな気迫で挑むようなものです。

しかし、差別はこれもまた違います。

いくら低価格の生地でも普段から、その後の製作を最高のお品に作ろうとしていくことのその先にこういったことが待ち構えているわけで、安い生地だから変なもので良いというのは、道が外れているのです。

ということで、結局は、どんな価格でもそれに惑わされないで、差別なく良いお品を自分の生み出した付加価値で作って行けること、これを常に持っていることです。

あとがき

YOUTUBE内では、当ブログ記事の中の、@¥500-@¥1,000/mの中に良いお品がありお勧めすることで締めくくっていますが、この投稿では高額な生地に対してもその挑み方を考えてみました。

安かろう、悪かろうという言葉がありますが、かなり古い考え方だと思います。

悪いものをわざわざ作るその姿勢ってどんな気持ちなのか、結局無駄なことをしていると思わなければいけないのではないか、ということです。

安くても高くても、まずは、とりあえず良い物でなければ受け入れられないのではないかと思ってやみません。

今後量産ということがどんどん少なくなっていき、多用なニーズがある中で、自身の作るお品がどの一部分に共感してもらえるのかということなのです。

あれほど不安定な生地が厚みのあるしっかりバッグになっていく風通ジャガードという生地の構造【1145】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年に主に多く扱ってきた生地に、ジャガード、フクレジャガード、風通ジャガードの3種があります。

どれもジャガードと付くのですが、そネーミングの表示が生地屋さんの方ではされているのです。

その名前の違いと実際に実物を見た感じの違いというのは、すぐに理解できるものではありませんでした。

ということで、実際に3種の生地を実際に取り扱い、ハンドメイドバッグを作ってきた私から発信できるその違いや構造や、製作した時に起こる生地の変化などについて今回は書きたいと思います。

ジャガード類はとても素敵な魅力ある生地でして、生地の中では一番注目しています。

よって、今回の記事だけではなく、また今後も時々ブログ記事に投稿していく予定です。

まず当記事では、過去の製作の時の素材が3種の内どれだと生地屋さんが表示されていたのかを残してある記録から振り返り、風通ジャガードについての構造とかバッグにしていく良さをお伝えしていきます。

やはり、風通ジャガードが一番レア生地か

まず、もともと定義されている呼び名、そして実際に取り扱ってきた私が自分のフィルターでこしての定義を記載してみますね。

<3種の定義:事典や解説での説明と私からの説明>

・ジャガード・・・プリントなどの塗装的なものではなく、織り糸で柄を表現したもの、またその技術。

・フクレジャガード・・・生地を二重にして柄を出してふくらみを出した織り方(気泡的なふくらみ)。

・風通ジャガード・・・生地を二重にして柄を出してふくらみを出した織り方(気泡的からもっと広がった柄に及んだふくらみ)。

はっきりとフクレと風通の違いが分かっておりません<m(__)m>。同じなのかもしれません。

その説明がされている本やネットの情報も見つけられていません。

よって私の言葉で( )の中はまとめてみましたが、すみません、正解であるかどうかはわからず、実際に私が取り扱う中で感じたものになります。

まだまだ取り扱いが少ないということならば偏った見方かもしれないのですが<m(__)m>。。。

生地屋様が表示する名前を参照にしながら、名前がその構造などに忠実に決められてあれば、フクレと風通の違いを知る良き手がかりになるであろうと思いました。

まずは、ジャガード、フクレジャガード、フクレ(ジャガードという言葉が付かない)、風通ジャガードを集めてみた写真で解説します。

ジャガード:これらはジャガードとして表示のあったもののほんの一部です。他にも多数で、もしかして、この中に一部フクレみたいな箇所もあるのかもしれませんが、表示はジャガードだけでした。フクレや風通とは違い柄がペタンコです。まずは、ジャガードなのかフクレや風通なのかの見分けとして、柄が膨らんでいない平面であること、二重織ではなく一重仕立ての生地がベースになっていることがジャガードであると導けそうです。
フクレ:フクレジャガードに行く前にただのフクレ加工だけのものを見てみます。ジャガードが付くと柄も混合になっていて複雑です。フクレだけのプレーンなものは、これらです。右下の内側部分は、フクレプリントと呼ばれ、フクレだけではなく、プリントされたカラフルな生地との混合です。生地も単純ではないのですね(^_^;)。
風通ジャガード:風通ジャガードは一番レア素材かもしれませんね。あまり取り扱いの数も多くはありませんでしたが、一番力を入れて探した素材になります。ほぼ見つけたのはイタリア製です。産業の事情もあるのか、日本製ではこうしたイタリア製のようなダイナミックな風通ジャガードは発見できませんでした。

さて、ここまでで、フクレジャガードと風通ジャガードの違いって分かりますか。

分かりませんよね。基本的には同じ二重織構造で膨らみを出していて同じなんです。

私が無理やり定義に( )の中に盛り込んだ言葉と照らし合わせると、確かに、気泡を越えた範囲の全体柄とか風景をも表しているタイプが風通ジャガードには多かったですが、多かったといってもレア生地なのであてになりません(^_^;)。

風通ジャガードをバッグにした時に気づいたものすごい情報

ということで、フクレジャガードと風通ジャガードが本当はどう違うのかというのは、想像の範囲内で、また追々の課題としたいと思います。

分かった時点で記事に投稿させていただきますね。

では、最後に、風通ジャガードを実際にハンドメイドバッグに仕立てた時の素材の様子と、とても驚く発見があった貴重なエピソードをお伝えしたいと思います。

こうして、早めに接着芯などで固めていかないとどんどんほつれます。風通ジャガードは生地だけの状態だと不安定で緩く、崩れやすいのがデメリットです。
バッグの取っ手にご注目いただきたいのですが、この崩れやすくもろい作りの風通ジャガードを重ねてステッチしていくことで、見事に立体感ある丈夫な厚みが出ました。ハリコシもしっかりあります。

風通ジャガードを接着芯で硬め、ミシンでステッチを施していくことで、ハリコシが特徴の素晴らしいものに出来上がっていくことを発見しました。

よって、風通ジャガードというのは、そのもろい状態の生地のままで使うようなマットなどのお品よりも、たくさん縫われて、バッグなどになった方が、良い物にできあがるのではないかという貴重な発見をしたわけです(^-^)。

あとがき

今回は、ここまでですね。

とても注目しています、好きな生地なのでもっとたくさんあれば良いのですが、レアです。

まずはイタリア製でそこそこ見つけた過去がありましたが、まだプリントなどに比べると豊富ではありませんね。

レア生地の部類に入る現在だと思いますが、この美しさはまるで美術品のようです。

今回は、まだまだ書き足りない、掘り足りない部分もあり、また、フクレジャガードや風通ジャガードについては注目してまいりたいと思います。

生地全体の中では、凹凸感あるその他の生地としてユニークな織り方の生地をたくさん見てきました。

そして、最近のハンドメイドキルト加工をすることで、ほぼ無限に凹凸感が実現できることも体験しています。

ハンドメイドバッグに製作すると元の生地から変化するようなメリットなどは、実際にバッグを作ってきた者でしかお伝えすることができないことだったりします。

そんな発見を今後もしていき、おしみなくお伝えしてまいります(^-^)。

摩擦や動きの少ないインテリア収納袋の生地に使用した生地と日常使いの生地の比較【984】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、現在連続製作中のインテリア収納袋の製作を振り返り、なぜその生地をインテリア収納袋に採用したのか、一方、その他のシーンの素材はどんなものを採用なのかとの比較で華やかなお花柄生地が選ばれた理由をお話させていただこうと思います。

中間発信、ここ最近のインテリア収納袋の連続製作を振り返って。。。

<インテリアシリーズ>:ピックアップではありますが、こんな感じで、生地のストックを最大限利用した大きな巾着袋やトートバッグをインテリア収納用に製作しています。

長年、内部の機能とか、リュックをお作りしてきた私としては、こういったシンプルなデザインというか基本的なデザインは易しめです。

ただ、間違いなく、難関の物にトライしてきた中での作りが活かされたものになっていると思います。

全パーツに接着芯を貼る、すべて裏地付き、お花柄がマルチカラーになっている、フクレジャガードに拘っている、日本製orイタリア製で集めた素材、江戸打ち紐を利用、すずらんループエンドを利用など、シンプルながらもある分野にまとまったお品達です。

こういった生地は、いわゆる一発屋も多く、その時に入手した機会以降は生産が無かったりすることが生地でよくあるみたい。

多種にわたる分、定番の連続生産があるものが少ないと思います。

ということで、古いものでは、2019年のストックも今、2022年にやっと使用したりすることもありますが、何ら美しさがあせないという所が有難いです。

この<インテリアシリーズ>は、生地ストックをいったん「ゼロ」にする今年2022年の目標がありますことと、だいたい1日で完成していくので早く作業が進みます。

このペースでないと今年だってもうあっという間です。

このように、花柄、ジャカード、フクレなどをストックの中でもインテリア用製作にチョイスした理由としては、基本的に生地がそれっきりのものがほとんどで、「レア」ということがまずあります。

レアの生地だと大切に使いたいです。そうなると、アクティブなシーンの摩擦の多い外出用のリュックなどを作ると、確かに個性的で素敵ではあるのですが、消耗してしまうことがもったいなさすぎます。

生地も高級です。もったいないということの中にはコスパの面もあるし、素敵な生地が短い間でダメになってしまうかもしれないという気持ち的な面も両方あるのです。

華やかな生地は繊細であったりもするので、ごついナイロン生地やデニムに比べると見た目の丈夫さはないかもしれません。

そういったことから、動きのない静止状態で使うインテリア用というのは、損傷のリスクも少なく、実際、私が収納用に使っているゴブラン織りのボストンバッグなども長持ちです。

物を入れているだけなので、消耗していかないようです。

こういったことを今回の製作の途中で改めて気づきました。

では、アクティブなシーンの素材は。。。となると、その逆で、地味かもしれないけれどお洋服に合わせやすく、ごつい織り目のしっかりした無地などは適していると思います。

そんな使い分けがあると、それぞれのコスパが良いかと思います。

アクティブなシーンで利用する生地は、いずれは消耗するのだけれどその消耗に至るまでの長さをキープする丈夫さを兼ね備えているものということになります。

そうすると、今回のインテリア収納袋用のチョイスの生地はもったいなさすぎるというわけですね。

とりあえず、上の写真のような花柄がエレガントなテイストを優先的に製作してきています。

もう1つ、同じ種類のジャガード類などの生地で、「幾何柄」もストックにはあるんです。これらは後半ですかね。

私は、自分自身が薔薇柄でインテリアを敷き詰めているので、幾何柄をインテリアに使うということが無いので、花柄以外がやや後回しになってしまいました(^_^;)。

幾何柄テイストのお部屋や無地ライクなお部屋なら合いそうですね。幾何柄もなかなか素敵なんです。

前向きに考えていきたいと思います。

柄のニーズは簡単ではないようなので、とりあえず、作ってみるしかないかもしれません。

あとがき

前回の記事でも触れましたように、できるだけ生地を目いっぱい使って大きいものを作るということで価値を高めています。

そこそこのよくあるサイズだと、「一番」ではない印象が。

余り布で作った感があると、もう1つメインがあっての2番目だと思ってしまうのです。

はぎれは、ちゃんと「はぎれ」で作りましたと謳う私ですので、そうでないメイン生地はその1点に全力をそそぐような体勢の1つとして、生地を余すところなくめいっぱい使うということで、そのような大きなサイズはあまり見かけないというレアな感じが生まれるかと。

なので、そういった考え方をしていると、自然とサイズ展開の4種の「大、中、小、ミニ」の内、「大、中」が多くなるかと思います。

ビッグなサイズのインテリア収納袋「大」が当てはまるための生地巾について【982】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近複数のサイズ違いでインテリア収納袋をどんどん作っています。

その中で、おおよそ4種のサイズ展開で手持ちの生地が当てはまってくるというお話を前回致しました。

今回は、そのサイズの呼び名である、「大、中、小、ミニ」の4種の内の「大」を巾着袋で製作しました。

この大きなサイズを生地を有効に使いながら出来上がるその生地巾にスポットを当ててみたいと思います。

シックな黒xゴールドのバイカラーのインテリア巾着袋

まずは、出来上がった収納袋を見てみるとしましょう。

インテリア収納袋-巾着型「大」:<サイズ>縦35cmx横42/61cmxマチ20cm。・・・こんもりとした雰囲気がインテリアには心地よいです。
<表地:黒xブロンズ>:ジャカード、ヴィスコース/70%、ポリエステル/30%、イタリア製。(138cm巾)・・・ぷっくりと薔薇の花が浮き上がって立体的な加工です。フクレという言葉は使われていないので、フクレ加工という領域ではないのか、そうなのか。。。よく分かりません。裏面を見ると縦にストライプ状にやわらかなプリーツのような縮絨がなされているように見えます。
<裏地>:シャーリング無地、ポリエステル/98%、ポリウレタン/2%、日本製。(140cm巾)・・・あまりの凹凸感に、細かい箇所に凹凸部分が丁度当たると折り曲げにくいという難しさもありますが、あくまで生地重視で行ってしまっています。

今回生地巾を記載致しました。ここが今回のポイントです。138cm、140cmといずれも巾が大きいですよね。

生地巾と型紙の関係の解説

では、今回の「大」であるビッグなサイズの型紙を見てみますね。

「大」の型紙:実際にこの型紙で製作しました。縦:50cm、横:67.5cmです。

この横の長さに注目していただきたいと思います。

やはり、当然ながら、横に2枚並べて裁断することができると、縦の長さの50cmの分量を余すところなく綺麗に使えます。

今回、はぎれすら出てきませんでした。

それができるのも、この生地巾のおかげなのです。「ダブル巾」、とか「広巾」と呼ばれる140cm周辺の幅です。

途中の120cmなどの幅もたまにありますが、その生地では、この「大」は不足になるので生地が有効に使えないから、1つ下の段階の「中」になるであろうということです。

裁断も、周りに少しばかり余裕は必要です。

67.5cmx2=135cm。ここへ余裕の隙間を見込んだら、表地の138cm、裏地の140cmはいずれも対応できるということになります。

ここまでの生地巾というのは、多いのがインテリア生地の部類で、カーテン地とかシーツやカバー作りのための生地の分野に多く見られるということです。

ほんのたまに服地であっても140cm巾くらいのものを見かけることもありますが、希です。

日本製の生地だと多くが、108cm-112cm辺りのものが多いかと。

そんな事情の中で見つかった140cm級の幅の生地というのは貴重で、結局、その貴重な生地で作ることができたビッグなサイズの完成品というのも貴重だということになりそうです。

あとがき

まだ当面、このように、「大、中、小、ミニ」に当てはめて、どんどん製作していくつもりです。

生地の収集は、古い物で2019年の夏くらいのものがまだストックとしては有りますが、多くは、2020年に一気に集めました。

いつも同じ生地屋さんへ出向いていましたが、コロナ禍もあって、2020年というのは、大きく調達先を広げました。

ネットで、東京の、かの有名な日暮里界隈の生地屋さんも知ることができましたし、YOUTUBEなどでもコメントさせていただいたりして生地屋さんがどんな人達なのかも少し見ることもできました。

実際に目で確かめるとなると、1日楽しめそうな日暮里ですが、私が好きな「ふくれ」はネットで見させていただく限りはあまりなさそうだと。

日暮里のお店以外でもネットできらりと光るようなお店を見つけました。

その中で、衣装生地の生地屋さんとか、ニット専門の生地屋さんにフクレ加工の生地が見つかりました。

フクレ=ニットという見方をすると凹凸感ある生地が見つけやすいのかもしれません。埋もれていて目立ってはいないんだけど、実は想像以上にもっとあるのかもしれません。

まるで埋蔵品ですね(^_^;)。

今は、フクレ生地も集めるのは現在は、いったんやめて、手持ちの生地から作ることに集中しています。

そして、6月くらいからは、本格的に「コンテンツ」製作をしていくつもりです。

この2022年の1年は、今までの生地のストックの一掃とコンテンツ化製作をしていくことになります。

これまで研究しながら作ってきた「餅巾着」もそうなのですが、その他のデザインもいずれは、すべてコンテンツ化で良いのでは。。と思い始めています。

とにかくどんどん作りながら考えもまとめていきたいと思います(^-^)。

同じブランドばかりで集めたクローゼットの幸せ【975】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前読んだ本で、「ファストファッション」という本がありました。

その中の印象的なサブタイトルみたいにもなっていた、「クローゼットの中の憂鬱」というフレーズが製造業者視点から末端の消費者視点へのワープみたいですごく興味深い表現だと思ったものです。

その本も、2010年代のルポタージュ本であって、ここ2020年代へ来て、それと対極のような考え方が少し浸透している様子です。

マーケットサイトの「メルカリ」様などでは古着があちこち行きかい、いろんな人の手へと渡っていく様子が見られます。

私の場合同じブランドばかりを集めているここ最近です。結構注目していて、その古着の行方すら追えることもほんのたまに出てきて驚いています(あの時のお品を購入した人がまた販売しているのかもといったようなこと)。

しかし、それらも、捨てられないという点では、価値があるから残っていくのだと思います。

今回は、あくまでも私の感想にはなるのですが、実際にファストファッション服であふれかえったクローゼットではなくて、厳選した数の少ないハイブランド古着のクローゼット、しかも同じブランドにこだわったお品が並ぶ配置であることを実体験した場合にどのような心持地になるのかというお話です。

「飽き」というものの深みを知る

同じブランドばかりで集めると、飽きてしまうのかと思いがちですが、実は実際はその反対なのです。

同じブランドが集まることで、色濃く特徴が集まって、よりブランドパワーが強まる感じがしました。

ブランドは「アルマーニ」:アルマーニの中でもいろんな名前がありますが、「エンポリオアルマーニ」。「アルマーニコレツィオーニ」、「ジョルジオアルマーニ」のネームタグの3つのどれかを選んでいます。「アルマーニエクスチェンジ」、「アルマーニジーンズ」などは、詳しくは分かりませんが、製造ラインが違うことがお品からも感じられ、チョイスしていません。
クローゼットのイメージ:クローゼット内のお洋服が5セットしかないということでも、普段着のユニフォームのようなジャージスタイルの私の場合だと可能です。それぞれの季節にこの5セットを割り振れば良い。そして、1シーズンに2セット程を着ていくイメージです。

実際は、現在13セットです。

この「セット」というのは、私の洋服の持ち方の特徴でして、上下をペアにして決めてしまう集め方です。

かわいくて購入したけど、結局ぴたりと合うものが無くて着ていない。。。などはよく聞くお話。

非常にもったいないと言えます。宝の持ち腐れです。コスパ悪いです。

その購入前の計画がポイントになりまして、上下のセットのイメージを決めてから購入、もしくは、片方のアイテムで気に入ったものがあった場合に、そこからさらに、それに合うアイテムをその時点で探すという、同時期に上下を決定するという集め方です。

これは、後に出番がないなどということは決して起こりません。とてもお勧めの集め方です。

着方も、「着回し」ということもありますが、あれは結構テクニックが必要で、優劣の差がどうしてもできます。

あれとあれはベストだけど、あれとこれだとあまり腑に落ちない組み合わせだ。。。などと差ができるので、着回し術というのは、高度なテクニックだと思っています。

それよりも、最高の1セットをそれだけ着ることの最強さこそ素晴らしいのではないかという考え方に基づいたものになります。

あとがき

お品そのものの価値ももちろんあるのですが、同じブランドを同じクローゼットに集めることの価値というのは自分が作って行ける価値だと思っています。

何か同じ物が集まることがパワーが増すといった、特徴が色濃く出るといったようなことが感じられて、それらの洋服を確認して目を通す時に「気持ちが良い」というような心持地になります。

以前に読んだ本の冒頭でのお話の「憂鬱」というような気持ちとは反対のものです。

特に大花柄は、インテリアで大きなバッグに仕立てることがお勧めである理由【955】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近スタートしました、ハンドメイドバッグのインテリア使いの製作。

今回その1点目をご紹介したいと思います。

大花のデイジー柄がぷっくりとふくらんだ風通ジャガードがとっても素敵です。

柄のサイズが大きい生地は大きなバッグの方が迫力と価値が高い件

せっかく凝った作りのぷっくり膨らんだジャガードです。

柄も大きなお花で存在感があり、できるだけ広い面積に大花を敷き詰めたい。

そうすると、バッグは、途切れ目の少ない広い面積である大きなバッグが良いと思います。

過去に同じ素材で小さめのコンパクトバッグを作ったお写真があるので比べてみてください。

過去(2019年くらい)に作ったドーム型のコンパクトバッグ:この柄をデザインに当てはめた形なので、途中で柄が途切れたり面積が狭いです。
今回製作のインテリア収納バッグ:<サイズ>縦37cmx横44/62cmxマチ20cm・・・程よいビッグサイズといったところでしょうか。大花柄でもお花がぎっしりと配置され、生地が存分に惜しみなく使われています。
<表地:オフ>風通ジャカード、ポリエステル/76%、ナイロン/24%、イタリア製。・・・イタリア製には、日本のフクレジャガードの仲間の生地よりも、もっと大胆に華やかに表現されているこういった風通ジャガードというのが多く見つけられます。イタリア国内のこういった分野の事業の事情だと思いますが、日本製のここまでの凹凸感ある素材はなかなか見つけられないです。
<裏地:黒>透かしオパール、綿/46%、キュプラ/26%、ポリエステル/18%、ナイロン/10%、日本製。・・・地の黒色は接着芯を黒色に貼ったのでまったりしましたが、元は透けた感じ。とはいっても丈夫な素材です。

裏地の柄はあまりはっきりしていないので、裏地向きかなあと判断した今回ですが、表地としても使えるような生地です。

表地のビッグデイジーの花びらにこの大きなボタニカルなジャガード柄がよくマッチすると判断したコンビです。

インテリア専用ということでこれまでのお出かけ用バッグと違う作りはどこか

一見写真だけ見ると、この同じようなデザインをお出かけ用にも使えるかもしれません。

けれども、私がお出かけ用を作ると、底板を内蔵して、側面にハード薄芯を貼り、ショルダーを追加ということで、どんどん外出用の機能を追加してしまいます。

これまではその使い勝手や機能を持ち歩く外でのシーンであることを想定して、とことん追求してきたのですが、最終的には高額のお品になりました。

高額でも時々はご検討いただけるかもしれませんが、製作にも時間がかかってしまうので、コンテンツ化して、その手法を「著作権無しの自由な商業利用」で販売させていただくことにシフトチェンジすることに決めました。

私も引き続き、その凝った機能のお出かけ用デザインは利用させていただきますが、その一方で、今までのお出かけ用からおうち用へのシフトのバッグがとってもシンプルで短い時間で製作できました↓。

底板も入れていないので折りたたみもでき、使わない時に引出しの中などに大切に収納できます。取っ手も特に接着芯しか入れていませんが、ステッチの4本線によって丈夫にしっかりとしています。室内用としては十分ですし、これを持ち歩くことも不可能ではありません。その想定も入れてちゃんとしたお仕立てをしています。

こうしてたためることで、使わない時に、日に焼けたり、ほこりかぶったり、汚れたりなどの消耗を防ぐことも可能。

結果長持ちのお品になる可能性があります。

こうしてたためるのは、底板を入れていないからです。

そして、接着芯のみなので、物を入れていなければ、くったりとなって畳みやすいです。

かといって、接着芯の薄芯は全パーツに貼っていますので、基本的な丈夫さはお任せください(^o^)丿。

室内で入れ物として利用するのは、動きがない静止状態なので、強度をそれほど追求しても意味がありません

持ち上げて全体の力がかかる場面というのは配置を変えたりするときのみ。

あとは、じーっと同じ場所に置いているだけの入れ物なのです。

しかし、目につくところであれば、時々視界に入り、綺麗な柄を愛でるということも日々の暮らしが潤いのあるものになるインテリアの1つとなると思います。

あとがき

今まで作ってきたお出かけ用のリュックなどを私の自分のライフスタイルと比べると少しずれていました。

私がお出かけする時はブランドバッグなのです。

そして、インテリアである室内でたくさんこういったハンドメイドの花柄ぎっしりのバッグを楽しく使っているのです。

その点で、自分の実際と、ご提供してきたものにずれがありました。

今度は、いっそ全く私と同じライフスタイルの、「おでかけはブランドバッグを持ち、室内ではお花柄に囲まれる」という人をイメージしながら、ずれずに、ぴったりでやってみようと始めた企画です。

今回1点目ですが、ここからまだ引き続いてどんどん製作していきます。

そして、生地在庫が0になった時点で今一度振り返ってその手ごたえと共に今後をまた考えていきたいと思っています。

バッグはやはり洋服との相性が大きいと思います。

私自身がブランドバッグをブランド服に合わせているのでお出かけ着ではこういった花柄のほんわかしたテイストは登場する場面がないのです。

しかし、一方でお部屋の中では、ブランドロゴのついたアイテムを並べるかと一とそうではなく、お花畑のように花柄の入れ物で敷き詰められています。

これと全く同じように室内で入れ物として使いながら柄の綺麗さにも囲まれる暮らし。。。そちらの方へシフトするといったものになります。

寸法のしがらみがそれほどなく、生地に合わせたサイズ設定で作ることができるので、もったいない生地の使い方も避けられます。

余り生地で悩むことも少なくなるかもしれません(^-^)。

パンツの自主リフォームの時の参考になるかもしれないポイント【824】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ワードローブのミニマム対策をやり始めて、失敗がありました。

前もって決め過ぎて、着る前に飽きてしまったという事実。

なんということでしょう。

この原因を考えてみたところ、本当に自分の求めているものとのずれがあったのかもしれません。

もともとブランドが好き。

確かにそれらもブランドではあったのですが、老舗の百貨店ブランドのようなものだったのです。

なぜ飽きてしまったかというのも、レア度の少なさかもしれません。

渾身のチョイスをしたつもりでしたが、類似品が他にもあるので次々に違うものも見つかるといった状況で、レア感が感じなくなったのかもしれません。

と、ここで、ブランドをしぼりました。

もともと、イタリアのフェンディやアルマーニのラインの美しさが好きで一時期その両方の中でチョイスしていた時期がありましたが、フェンディの方は洋服は数は多くないです。

今回その時とも違う、アルマーニ1ブランドにしぼったチョイスのミニマムワードローブにしていこうと決意。

そして、ちょこちょこ季節に1セットずつのみを集めています。

季節はやや細かく分けて、冬、梅春/晩秋、春/秋、初夏、盛夏の5シーズンの5セットのみ。

私の場合、一人で事業をするタイプの事業主なので、通勤がないので、いろいろ持っても宝の持ち腐れ。

一番気に入ったものだけをその季節に1つだけ用意しておくのです。

これは過去最もミニマムなワードローブとなります。

そして、今回は、そのようにして集めた中でリフォームが必要な場面が出てきます。

パンツのお直しですね。

丈を短くしたり、ラインを変えたりがその内容。

ラインを変えるというところまでするのはややリメイクとリフォームとの境界線があいまいで、ブランド様の商標権の事が気になりますので、写真は裾上げのみにとどめます<m(__)m>。

3本のパンツをリフォームして学んだポイントのご紹介

まず1本目は、一番自主リフォームがやりやすそうな裾上げです。

パンツはスラックスタイプでとてもラインが綺麗なので、このまま活かしまして、裾上げのみです。

ロックミシンも使いながら、手まつりです。

もともと股下80cm近くの長いかっこいいパンツでした。

チャコールグレーのウールで、まさに今の季節用ですね。

今回は、短い時間でスピーディーに行いたかったので、丈の長さにこだわるのではなくて、出来上がっている状態からいかに手間をかけずにというところを注視しました。

最初の状態では、折りが結構深めでしたが、うんと丈が長かったので、リッパーでほどく作業の省略で、ロックミシンの箇所でハサミでカットしました。

そして、すぐロックミシンをかけます。

そして、あまり折り過ぎると今度は短くなりすぎるので、1.5cm程度のみアイロンで折りました。

そして、まつっていくわけですが、まつり時の基本的なポイントは、まず、ハギ部分の線をぴたりと合わせて待ち針をします。

内側と外側と2箇所ありますね。

そして、その間の部分も横向きが良いですが、待ち針で位置を固定して、待ち針をとめたまままつっていくとずれ防止になります。

何もせずにただまつろうとすると、慣れた人はできるかもしれませんが、ずれてひきつってみっともないことになったりする過去の経験があります(^_^;)。

そして、完成したら、今一度アイロンでピシッとさせるのがスラックスの時特に重要です。

そうはしても、もとのプレス済みの状態のようには折り目ははっきりつきませんが、アイロンで幾分かは引き締まります。

2本目と3本目は、いずれもパンツのラインを変えることをしました。

これらは少し難易度が高いですね。

まず、デニム系のカジュアルな物であっても、スラックスのようなドレスライクなものであっても、ハギの部分でラインを変えていくのが基本。

そして、YOUTUBE動画でリフォームを熟知されている方と思われる動画を見させていただいたところ、ひざ下からラインを変えていくのがよいそうで、ヒップや太もも周辺は動きがあるためゆとりがある程度必要でいじるのが良くないということです。

なので、もともとの地縫い線をゆったりと自然に裾に向かって狭めていく斜めの線を入れて印をしっかりつけて行うというものです。

私の例だと先端の裾をもともと25cmほどもあったものを、19cm周辺にするという具合のテーパード寄りのようなラインにしました。

ロックミシンは変更後の地縫いを二重縫いしたその後でカットをしながら元のロックに自然につなげていきます。

ロックの先端は長めにしておいて結びやすくし、コマ結びをして余分をカットするという玉止めをするとよいです。

今回の場合どれも片倒しであったので、ロック後はアイロンで片方へ倒すぐらいです。

1本は、外側のラインのみをテーパード寄りに変えました。

もう1本は、内側のラインのみをテーパード寄りに変えました。

結果、外側のラインを変えた方がパット見のラインの変化は分かりやすい者でした。

それで、ここからさらに、私ならではのポイントです。

テーパード寄りというこの「寄り」という言葉の重みです。

テーパードも流行の波で少し前にブームでしたが、その後ワイドの仲間のガウチョパンツへ流れが移行したかのようにも見え、あまりに極端なテーパードだと将来また気になるラインになるといけないと予想しました。

そして、テーパード寄りということにとどめたのです。

そうすれば、どんな流行が来ても、定番型のようななんでもない流行に左右されないようなラインが出来たのかなあと思っています。

やはり、流行というのはクセが表現されてこその感覚として感じるものですから極端というのが末永く同じ物を着ていくには禁物なのです。

古着を今後も末永く着ていくためには、大胆にやり過ぎないことも1つ考え方としてあるかと思います。

あとがき

古着というのはまだまだたくさん見つかると思います。

いかに今まで多くの洋服が作られてきたかということです。

古いものを着る時に並行してリフォームというのは、着心地を良くするためには必須だと思います。

また、ご紹介はしていきたいのですが、なかなかお写真がご用意できないのがもどかしいですね。

別で、洋服からバッグへのリメイクも現在自分用に作っているのですが、ブランドさんへ商業利用の件についてこの機会に連絡をとりたかったのですが、その大手の会社さんがすでに、倒産しているのです。

その倒産後の行く先として、一部のブランドは別会社へ吸収されたようなことが分かりましたが、そのリメイク中の該当ブランドの行方が分かりませんでした。

そういった場合どうすればよいのでしょうか。

誰に聞けばよいのでしょうか。

今そこを考え中です。

その点リフォームはリメイクと違って元の姿がほぼそのままのような裾上げはとりあえずお写真をお見せできましたが、これもまだまだリフォームとしては入り口ですものね。

いろいろ、同じことをしている方達とも共有したいと思います(^-^)。

洋服のリメイクの許可が得やすいのは昔のすでにもうブランドがなくなってしまったようなお品だと思っています。

けれど、そういうものでも必ずデザイナーさんがいたわけですので、そのデザイナーさん個人に著作権が残るのではないかと私は考えています。

そうするとなかなか進めませんので、ここをなんとかいずれ解決していきたいと思っています。

<出会い>同じ青味系のバイカラーの花柄リング、このリングに合うネックレスなどについて考案【796】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

色を大雑把に赤い感じと青い感じに分けてみます。

赤い感じというのは、色の明るさや華やかさも相まってジュエリーとしてはアクセントになりやすいです。

今回は、その対極のような青い感じのジュエリーをご紹介したいと思います。

巾広のお花リングスタートでネックレスやブレスを決めていく集め方

ネックレス、ブレス、リングという3つのアイテムの集める順番につきまして、よくやっているのが、ネックレスとリングを一番に決めること。

特に決まりがあるわけではないかと思いますが、ブレスが最後の調整のようになるのが結構集めやすく、ネックレスとリングをまず相性の良い組み合わせに考えることが多いです。

けれども、今回の場合少しだけ違いまして、リングを最初に決めました。

リング自体の巾広のボリューム感とか花柄の美しさがあったので、このリングを主人公にした物語を作っていくようなつもりで挑みます。

K18WG台の巾広のフラワーリング:ブルーはトパーズ、グリーンはペリドット。幅広であることで、お花柄が生き生きしています。

なかなかこの同じような偏った色の組み合わせというのがチャレンジされたストーンコーデ。

それがまた粋とも言えます。そんなところもいいなあと思った点です。

さて、これにネックレスとかブレスを合わせていくということを考えます。

現在1つ、これぞというネックレスに注目していますが、ネックレスには、これ以外の色が出てきますが、同じお花柄で考えています。

お花柄は意外と難しくて、同じ柄か、丸い形などでないと全体に混沌としてしまい、うるさくなりがちです。

シンプルに粋になるには、どこかで関連付いた部分があるとつながってまとまるので、やはり同じお花というところをポイントに考えています。

あとがき

よく、色々な色をカラフルに配置のマルチカラーがこういったリングの場合多そうですが、今回のように、色をある程度片寄せたような感じというのも、上手くコーデできれば個性ある素敵なアイテムになるかと思います。

リングだけであれこれ先のこともなんなのですが、意外と、焦げ茶のお洋服なんていうものに合いそうな感じがしています。

ペリドットのグリーンが入っているのでカーキ系の焦げ茶が良いかもしれません。

お洋服それ自体では地味過ぎて暗くて難しいようなアイテムかもしれませんが、お洋服を黒―ゼントの隅で眠らせずに活躍する機会をこのリングでご提供していけたらと思っています(^-^)。

普段着がジャージスタイルの個人事業主のお出かけスタイル、秋の渾身の2選【765】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

テレワークなどが多くなり、働き方が変わってきた会社も多いようです。

私も個人事業主として、テレワーク風なおうち事業を2018年からのスタートで継続しています。

そんな公の場にあまり顔を出さない個人事業主である私の服装というのも、会社に勤めていたころに比べて劇的変化を遂げました。

誰でもそうかと思いますが、あえて締め付けの強い洋服でなくて、動きやすいニットへの変化が大きくあります。

私はスエットかジャージかどちらかというとジャージが素材的に傷みが起こりにくいので、長持ちするようで好んでいます。

そんなジャージスタイルな私でもたまのお出かけがあります。

その時に、持ち備えるのは1点でも良いのですが、お出かけが連続したり、1か月の中で複数あったりということも考え、2点のみお出かけ着を用意しています。

大きく季節を分けて、春/秋で1シーズン、冬で1シーズン、夏で1シーズンと3シーズンに分けます。

春秋の周辺の梅春とか晩秋という最近ではあまり耳にしない微妙な季節が以前は間違いなくありました。

現在は、急に1日前と翌日でごろりと季節が変わるような恐ろしいことも出てきました(^_^;)。

よって、そのような工夫も取り入れた現在このブログアップの時期、2021年10月中旬から冬直前までの12月あたりまで行けるような、お出かけ用の渾身の2選をご紹介したいと思います。

ミニマムなワンピースの2選、曖昧な季節に対応のジャケットも添えて。。。

前2点がロングワンピース、一番後ろは、ウールのループジャケットです。

たったこれだけです。

しかもワンピースなのでアイテム数が非常にミニマムです。

ハンガーの数が最低限でクローゼット内もすっきりとしています。

この2点のワンピースに楽しいミラクルが起こります。購入ルートは別ですが、裾のプリーツデザインが同じもの。同じような年代なのかも。。と想像を掻き立てられました。全部でなく、一部のみに入るプリーツがクラッシックな雰囲気を出してくれています。シフォンの薔薇柄とグレンチェックでいずれも柄物です。
シフォンの薔薇柄のワンピースのブランドネームはこんな感じ。
グレンチェックのブランドネームはこんな感じ。
一番後ろのジャケットは、もっと寒くなっていった先の季節までこれで事足ります。
さらにその先は冬用のコーデになるので、チェンジしますので、その直前までこの黒のウールのループジャケットを持っていれば、2点のワンピースがそれほど分厚いものではないですが、長い期間着ることができるようになります。

冒頭で、梅春や晩秋のお話を致しましたが、まさにこういった中途半端なはっきりしない季節にこのジャケットが活躍してくれるようです。

このジャケットも、去年から持ち越していますので、使い勝手の良い重宝したアイテムなんです。

ジャケットも、襟が付いていない、気さくにはおれるようなもので、堅苦しさがありません。

カーディガンよりも、保温性はありますし、持っていて安心できます。

ということで、渾身の2点にジャケットが添えられる超ミニマムなワードローブのご紹介でした。

YOUTUBE動画内では、もっといろんな箇所やリフォームした場所など、ベルトコーデなどもご紹介していますので、よろしければご視聴どうぞ↓(^-^)。

あとがき

今後、ますます、出かけていかずに働く機会などが増えていくかと思います。

そうすると、たまのお出かけ着のチョイスというのが重要になってきます。

渾身の1点1点をしっかりと選ばないともったいない、コスパが悪いということになってしまいますので、今回のような私の例のチョイスの仕方が何かのヒントになったりご参考になればと思います。

ファストファッションと呼ばれるアパレルも分野としては少しは残るかもしれませんが、実際のライフスタイルには当てはまらなくなってきていることを感じます。

やはり、丁寧に1点1点の洋服をじっくり選ぶことの重要性が今後は重視されてくるのではないかと思っています。