ジェダイト(レア)とネフライト(普遍的)の違いなど見た目で分かるわけが無い、だからこそ理論だけ覗いてみたらほとんど同じだった【543】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

翡翠は英語でjade(ジェイド)。

この言葉だけでは実は曖昧。

翡翠には2種あり、ジェダイト(硬玉翡翠:こうぎょくひすい)とネフライト(軟玉翡翠:なんぎょくひすい)に分かれています。

今回は、この2種の違いをどう見分けるのかというのがテーマです。

見分け方などというのはかなり専門の世界であり、それでも難しいようなのでなんとか分かりやすい違いの部分を私が学んだことからお伝えしようと致しました。

ただ結果的には、ほぼ同じという結末に。。

これは今後の課題かもしれません。

翡翠の2種を見分ける方法があるのかということです。

とりあえず、学んだ理論の部分をお伝えしたいと思いました。

成分の違いではなかなか理解が難しいのはほぼ同一だから

最初、私自身が目を付けたのは成分が違うのかなあと思ったこと。

しかしながら、調べてみるとどうやらもとは大きなくくりでは同じような成分のです。

ただ、掘り下げると、細かくは違いのある成分のようですが、それが見た目に現れるかというとそんなことはないようです。

この表の中で、珪酸塩鉱物の一種というのが共通した成分です。

けれどもそこから更にどの一種なのかがどうも違うようですが、結局よく分かりませんでした。

よって、別の違いを見ていくのが良いかと違いをリストアップ致しました。

違うと言われている以上、鉱物名は違うものであることは確かなのです。

これがいわゆる上の成分の細かな違いとやや連動していると思います。

そして、硬さの尺度であるモース硬度というもの。

これが、ジェダイトの方がやや値が大きいようです。

ただ、この2種を比べるとということで、その差はそんなに大きなものではないと見ました。

とても似ているのですね。

最後に、劈開面についてです。

劈開面というのは、本来割れ物のような石では必ず存在するもので、劈開面ができる理由としては、原子の結合部分の弱い部分が劈開面になるようです。

その角度が違うということみたいです。

割れてもいない2つを劈開面で分かるのかというのも現実的ではないです。

あとがき

結局、成分などで大きな違いが分かりにくいので、他の点の調べが重要になってくる見分けが難しい2種なのではないかと考えます。

ただ明らかにジェダイトとネフライトでは希少性の違いがあり、ジェダイトの方が高級なので、本来はその違いが天と地の差程あるべきだと思うのですが。。

自身の考えとしては美しく感じればこだわる必要はないのではないかと思います。

話は別の翡翠と類似のものへ移ります。

ネフライトの中の和田玉(ほーたんぎょく)というものが希少だと言われています。

産地は、中国とロシアの間の地域の新疆ウィグルあたりとのこと。

とてもロマンある地域。昔の世界史で出てくる「匈奴:きょうど」のあたりかな。。

そう考えると翡翠の仲間を、優劣付けるものなのかということさえ疑問なのですが。。

翡翠のイメージにぴったりの古典的なネックレス、一癖あるグリーン色はジュエリーから始まるコーデをするほどのもの【432】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1990年代に韓国製であるとのことでいただいた、「翡翠ネックレス」をヘビロテ。

なかなか翡翠ネックレスはコーデに難しく、当時アパレル会社へ勤務のお仕事着を兼ねた私服にたくさん付けました。

留め具は金メッキだったのですが、珠のサイズが大粒(8.5-9mmはあったかと)で、その後にそれを上回る粒にはなかなか出会わなかったネックレスでした。

その時の物ではないのですが、このたび、そっくりなものを思い出しながら入手し、ヴィンテージ感を楽しむ典型的な翡翠のジュエリーの装いを考えてみました。

ここまで難しいカラーは、ジュエリーに合わせてお洋服を決めていく手法をとるのが望ましい

3点セット:全て翡翠。ネックレスとブレスはほぼ同じ。硬玉(ジェダイト)/軟玉(ネフライト)の別は不明。
〇ネックレス:天然翡翠。典型的な翡翠のイメージそのままのグリーン色。粒は7mm程度。長さは45cm。 

留め具を18金で設置してあります。

〇ブレスレット:古いものだと翡翠のグリーンが濃くなるのだとか。粒のサイズは7mm程度。長さは21cm。 
〇リング:同じ翡翠のパープルがミックスされた美しいくり抜きリング。幅13mm程。15号程度。 

リングが抽象的な柄みたいになっているところがいわゆる優しさ(本当は易しさの方)。

ヒントのような物をくれるバイカラーと思えば良いです。

当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップには上のセットは、最初は並びましたが、その後は廃止しました。

「レンタル」としてはなかなか難しかったのが実情です。

そして、このグリーン翡翠の名残をこんな感じで残しました↓。

3点セット(新案):もう連物ではありません。すべてのアイテムにK18YGが加わったものへ改良しました。

あとがき

冒頭の、勤務先でのファッションコーデのエピソードの続きなのですが、グリーンのあの翡翠をどんなものに合わせていたかです。

それは、グリーン色が入った原色カラーのベロアのフレアースカートでした。

実物とは違うのですが、こんなようなミックスカラーのベロアのスカートでした。

母による製作品のスカートでした。

そして、トップスは、黒のリブタートルセーター。

黒のタイツをはき、靴は黒のショートブーツだったかな。

1990年代でも現在からは十分一昔前。

ただ、1990年代でさえもこうしたグリーン翡翠はかなりのヴィンテージ物だったのでした。

だからこそ、このブログ手直しの現在2024年においては、更に貴重なヴィンテージジュエリーとなっているのです。

クセがあるからこそ反対に面白みがあると考えると、ジュエリーを先に軸にして、お洋服を考えていくという順番もありだと思うのです。

固定観念は時として可能性を狭めてしまいます。

ジュエリーは「ついで」では決してないというもの。

ジュエリーがお洋服の「スパイス」だとするならば、じっくりと煮込む「インドカレー」には、スパイスは最初に投入しているということも事実なのです(^-^)。