当店picturesque(ピクチャレスク)のレンタルジュエリーの特徴【682】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年7月より新規スタートをしましたレンタルジュエリー事業がございます。

ユニークな特徴がございまして、その特徴を2点ご紹介です。

1点は、カラーストーンが豊富なこと。

お洋服とのトータルコーデを考えて、合わせやすいように色を入れていきます。

無彩色の方が一見どんなものにも合いそうですが、宝石自体のおしゃれ感と、お洋服とのなじみを両方考慮した考え方をしてカラーを取り入れる方向にしてまいりました。

そして、もう1点。

私自身が、スタイリストさんみたいに、ネックレス、ブレス、リングの3アイテムのコーデをし、セット組をあらかじめ決めるというやり方です。

素敵なジュエリーは、お客様用としてすべて献上させていただいておりまして、私自身のジュエリーというのはたったの7セットのみ。

メッキ素材やらシルバー925素材、自主カスタムで改造の商業利用禁止のコスチュームジュエリーのみの7セットなんです。

毎日ジャージスタイルのお仕事ライフの中の、ほんのわずかなお出かけの時に、これらを楽しみます。

それに比べて、お客様用のレンタルジュエリーのお品は、いわゆる「本物」です。

私の役割というのが、お楽しみいただけるように、渾身の素敵なセット組をあれこれ思案するというお仕事。

コーデが好きな私の趣味のような形も入れ込みながら、楽しく良きジュエリーを探すことのみにパワーを注いでいくということです。

そんな感じで、お洋服とのコーデのご提案などをこめた形でお客様のファッションライフに少し関わらせていただいております。

ジュエリーを集めた1つの作品のようなものを1セットずつ作っていっているようなイメージです。

これこそが一番相応しい組み合わせだというような渾身のチョイスでセット組をさせていただいておりまね。

このセットにまとまったレンタルのメリットというのは、気に入ってさえいただければ、自分であれこれレンタルの際に迷いながら、あっちこっちと窓を開け閉めして複数を選ぶお時間をかけることなく、インスピレーションで、「あ、いいな!」と、ぱっとご決断いただきやすくなっていることです。

最初のぱっと見の印象というのは、結構正確なものがあります(^-^)。今までの経験とか価値観の詰まったもの。

お手元に複数のセットが入手できれば、私にはひらめかなかった新しいお客様ならではのテイストの組み合わせも楽しんでいただけますので、さらに奥行きのあるコーデをたくさんお楽しみいただけることを考えますと、私の方も、ワクワクです(^^♪。

2週間で¥5,500/セットで、その後の延長もございます(^-^)。

一度のぞいてみてくださいね。こちら

YOUTUBE動画も貼りました。

切子と透かしコンビのエキゾチックなデザインネックレスに合わせたビッグトルマリンのリング【681】

〇ネックレス:PT850素材の切子と透かしのコンビネックレス2連仕立て。長さは、40.5cm。
〇ブレスレット:K18WGのずっしりと重みのあるあずきチェーン2連。
〇リング:PT900台のグリーントルマリンの大粒スクエアに透かし装飾が美しいボリュームあるリング。TASAKI製。サイズは13号。

【おすすめコーデ】

プラチナの色がシックで、スクエアモチーフデザインが美しくリンクしタセット。そんなところを意識し、バッグを角ばったデザインで持ってくるとか、金具がシルバー色を意識するとかが効果が出そう。

難易度高め、ひし形モチーフネックレスと三角モチーフリングを組み合わせてみる【647】

〇ネックレス:K18YGのチェーンネックレス。スクエアを傾けたようなひし形の多重の42透かしが特徴。長さは42cm。
〇ブレスレット:スネークみたいなパネルブレス。K18YG製。
〇リング:K18YG台のダイヤモンドダブルリング。個性的な三角モチーフ。サイズは13号。

【おすすめコーデ】 
幾何柄などの鋭利な部分のある柄物などに合わせると粋。

まるで美味しそうなベリーの実のよう、ピンクサファイアの粒が密集した色濃いピンクの美しいプラチナペンダント【556】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

どんなお洋服に合わせるというのだと一見疑わしいような木の実モチーフのジュエリー。

自身にとってこれこそがなかなか気になる存在なのです。

これまで比較的レアな存在ながらも時々木の実を模して形作られる葡萄やベリーのような木の実のペンダントに注目してまいりました。

このたび、濃ピンクがプラチナ台に映える素敵なベリーの実のペンダントをご紹介したいと思います。

浮くのは当然。

無地のお洋服にジュエリー主役でスポットライトを浴びたコーデにすれば浮いてもかまわないのです。

最大限にベリーペンダントがかわいく映るようなジュエリー同士の組み合わせの改良の変遷をどうぞご覧くださいませ。

ピンクサファイアの青味カラーのピンクは銀色の地金に相性が良い

木の実の自然の風景を演出ということで、まずそもそもこのベリーのペンダントトップの前には、別の木の実モチーフで組み合わせておりました↓。

3点セット(1案):最初はこんな木の実ペンダントを選択。シトリンの粒です。ブレスはマルチサファイア。

ペンダントの迫力の薄さからその後廃止、次なる2案を考えていきました↓。

3点セット(2案):ペンダントの台、チェーンブレスまでがプラチナ製。リングはK18WGです。
〇ネックレス:40cm。実は、濃ピンクサファイア9粒。地金部分はPT900。チェーンはPT850の巾広3mm。

このシリンダーチェーンをくっつけたデザインのチェーンが柄を作っていて素敵です。

〇ブレスレット:PT850製のベネチアンチェーン6連編み込みデザイン。
〇リング:K18WG製の和風透かし彫り9mm巾。透かし柄のデザインがペンダントの木の実にマッチ。12.5号。

続いて3案です。

この3案で完全に腑に落ち、いったんのゴールを迎えました。

3点セット(3案):ペンダントチェーンを変更、ブレスを変更、リングも変更のPT900台のピンクサファイア。

2案ではリングの透かし彫りのパンチの不足を感じ組み直しました。

そして、チェーンを長めの69cmへ。

普遍的な喜平のPT850にすることでよりトップのベリーへ視線を集めます。

ブレスはK18WG台のダイヤモンド、新たなる色をピンク以外に入れません。

リングは同じピンクサファイアでバランス良い位置のネックラインと指先でリンク。

2案よりも3案の方がお洋服には合わせやすくなりました。

ペンダントトップのインパクトのある濃ピンクが差し色のような考え方をすれば、木の実という特殊なデザインであっても浮き過ぎることがありません。

是非無地のワンピースなどに美しく映える装いを楽しんで下さいませ。

あとがき

こうしてこのたびのベリーペンダントは最初のシトリンのベリーからカラーを変えたピンクサファイアのベリーへの差し替えがあって思い切って大きく変化してきたものなのです。

最後の3案は行き着いた渾身の腑に落ちた組み合わせです。

こうして何度も検討し直しをしてレベルを高めようとしています。

最初からはなかなか一発では完成できないこともありまして、それは仕方が無かったことです。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、こうしたレベルアップを事業者の私のメインのお仕事として品物を高めるということをしています。

せっかくの逸品、奇跡的な地球の中から出てきた鉱物が行き着いた最終的な姿であるジュエリーに対して「敬意」のような気持ちも込めています。

そして、それを喜んでユーザー様に身に付けていただくことで事業者は喜びを得ていきます。

間違ってもお客様を差し置いて自身が身に付け装い楽しむことは今までもこれからもございません。

すべてその機会はお客様の為の価値なのです(^-^)。

ct:カラット(キャラット)は宝石の質量、kt:カラットは金の純度、同じ「音」が全く別の意味であるジュエリー用語を2つ同時に覚えたい【518】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドがよくカラット「carat:ct」で測られます。

時々、プロの方は、「キャラット」と発音されることも多いです。

この「ct」が大きいと輝きが大きいというイメージですが、正確には重さなのです。

当然重さがあるものは、ボリュームがありよく輝きますので、連動してはいるものの重さなのだということがなかなかピンときません。

カラットが、もう1つ同じジュエリー用語で存在しまして、18金などの金に関して使われる「karat:k」です。

「kt」の方は金の純度を表す単位なのです。

kだけで刻印されることがほとんどなので、実はkaratの略であったことも初耳かもしれません。

この同じカラットというカタカナは、音(おと)が同じではありますが、英語の綴りが違うということからも別物です。

重さの事は質量と呼ぶのが正確な言い方

1ct=0.2gです。

こうして、ある単位を1の場合という条件を整えた表示が質量となるわけです。

10ctのダイヤモンドネックレス:この場合1粒ではなく、使われているダイヤモンドの総計で表示されます。

1粒がいかにカラット数が小さいかが分かってきます。

1ctを満たすには、相当な輝きがないといけないということです。

カラットの「音」を混合しないために、質量のctをキャラットと発音する

ということで、1ct(カラット)の方は質量、1k(カラット)の方は18金の純度を表すという全く別の内容であるということです。

それが、縁あってか同じ音(おと)なので、よく、ctの方は、「キャラット」とあえて違いを強調されて呼ばれることが多いようです。

こんなややこしいミラクルがあったのです、間違えやすいですね(^_^;)。

だからこそ、初見の内にこの2つを同時に覚えるということをお勧めしたいです。

あとがき

K18の刻印のブレス。分かりやすい刻印です。この表示が最も日本製では多いとされています。

「18カラット:18karat」とと読めるのですね。

あくまで私見にはなりますが、ct(キャラット)が大きいと素敵なお品なのかという点に対して思うことがあります。

もともと希少価値の高いダイヤモンドなどは、当然数字が高ければ、優れた立派なお品だということにされてはいます。

しかし、デザインの素敵さを一番に重視しますと、必ずしもct数が大きいものが一番かというと、そうでもございません。

1ctにも満たないダイヤモンドであっても、華やかさがあり素敵なデザインであるものは豊富です。

このような考え方を自身が持っているのも、ベースに「カラット:ct」についての知識なしでは生まれないことでした。

とりあえず、ジュエリーを集めていく方はこうしたことを知ることは、後に本当に良いジュエリーを見極めるための「引き出し」になると思います。

まるで動物の進化のようだ、ルビーとサファイアが元は同じ鉱物「コランダム」であったことのロマン【517】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在読ませていただいています、「金属のふしぎ:斎藤勝裕著」。

貴金属に関する疑問が解決できたり、新しい学びもあり大変有難い本でした。

世界四大宝石と括られる4ストーンのダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイア。

その後他の成分と交じり合いながら、カラーが付いたり、元は同じ鉱物であったのに混じる物質の違いで枝分かれするように別の天然石になってゆくのです。

ルビーとサファイアはもともと鉱物名が同じ「コランダム」で、そこから他の成分によって赤と青に分かれて違う宝石になっていきます。

このたびは、赤と青という遠い色同士と感じる色なのに元が同じ鉱物であったという驚くべきこの事実をお伝えしながら、宝石を見る時に「地球の不思議」をイメージするような見方をご提案したいと思います。

無色の「コランダム」という鉱物にどんな物質がそれぞれ混じり、赤い「ルビー」や青い「サファイア」に分かれていくのか

ルビーとサファイアはもとは同じコランダム。そこからこのように全く違う色になっていくその謎にせまります。

コランダムというのは、そもそもアルミニウムというなじみのある言葉でぴんとくるかもしれませんが、あのシルバーのような白のような色の物質の「アルミナ」と呼ばれる成分とのこと。

純粋なアルミナの結晶というのは、無色透明でありその状態がコランダムです。

ここへ不純物が混じっていくのです。

ルビーの場合混じった不純物というのが「酸化クロム」。1%程度のわずかな分量であの赤色になるみたい。

サファイアの場合混じった不純物というのが「酸化チタン」。

サファイアの多色展開の他の色は、また違う不純物が混じるということになると思うのですが、しっかりと書かれたデータを見つけることができませんでしたので、青のサファイアのみ今回はご紹介とさせていただきました。

ところで、ホワイトサファイアというのがありますが、あれは無色透明。

つまり、不純物が混じらなかったコランダムの姿を継承したということで良いようです。

そうするとホワイトサファイアはある意味「鉱物のままの姿に近い」という価値があると言えます。

そして、ルビーにかろうじて近いであろう同じような赤みをおびた「ピンクサファイア」は、ルビーに混じる不純物の更に10分の1程度の0.1%程だけだったために赤になり切れずピンクの色に落ち着いたということです。

ピンクサファイアは豊富ですので、そう考えるとルビーのようには簡単に真っ赤にはなりにくいものなのです。

あそこまで赤くなったルビーの価値というものとか希少さをさらにそこに感じます。

エメラルドとダイヤモンドの鉱物名は?

この際なので、四大宝石すべてに関して同じ見方をしてみます。

元はどのストーンも「鉱物」という状態でその姿を現し始めます。

よって、エメラルドやダイヤモンドも同じように元は鉱物なのです。

エメラルドは「ベリル」が元の鉱物名

同じベリルからの枝分かれは、「アクアマリン」と「モルガナイト」です。

アクアマリンはブルー、モルガナイトはピンクです。

そんな鉱物時代を寄せ集めたことが素敵なストーリーとして感じられる、ミックスベリルというネックレスがこちらです↓。

ミックスベリルのネックレス:エメラルドはグリーン、アクアマリンはブルー、モルガナイトはピンクです。

エメラルドだけ格上げされている宝石界隈ですが、アクアマリンやモルガナイトと元は同じ仲間だったということが意外過ぎますね(^_^;)。

最後に、ダイヤモンドに関してです。

ダイヤモンドは特殊で、鉱物名も「ダイヤモンド」です。

ダイヤモンドは「炭素のみから成る」鉱物。

特別視されるところにこんなところもあるのかもしれません。

あとがき

元は無色のところへ不純物が混じって色ができていく様子というのにロマンがありますね。

自然の力、地球の不思議を同時に感じられるのが宝石です。

元の鉱物時代の側面を知ることでジュエリーの見方が多角的になると思います。

宝石がお好きな方は、なぜこんなに好きなのかを紐解いてみると、実は地球で起こった奇跡にロマンを感じ惹かれていたというような潜在意識がじんわりと分かってくるかもしれません(^-^)。

しとやかなリボンジュエリーはこれだ、ブラウンテーパードダイヤがしっかり利いたペンダントタイプのフォーマルジュエリー【592】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドのカットの種類は様々。

1種使いもあれば多種のカットが組み合わせられデザイン性にあふれた混合タイプもあります。

このたびは、自身が迫力とダイナミックさを最も感じている「テーパードカットのみ」のタイプでそろえたジュエリーをご紹介したいと思います。

あのストライプ状に走る柄がとても粋で美しいと感じています。

そういうものを1種にしぼってとことん装うという組み合わせになります。

意外な情報、リボンは四角いアイテムと相性が良いこと

〇ネックレス :K18WG台。トップのサイズは縦2cmx横2.5cm程。チェーンはK18WGのベネチアンの70cm。

ブラウンダイヤモンドのリボン型がシック。

動きのあるリボン型が多い中落ち着いたフォーマルなタイプがかえって特徴が感じられるリボンです。

チェーンをボックス風なベネチアンにしたところも四角モチーフを意識したことからです。

〇ブレスレット:K18WG製。線径の頑丈なボックスチェーンの四角フォルムが特徴。 3mm幅程度。
〇リング:リボンペンダントとぴったり。ブラウンがかったテーパードカット。1.8cm幅。K18WG台、13号。

こちらは、示し合わせたようにリボントップとぴったりのブラウンダイヤモンドのテーパードカットなのでした。

こういったボーダー柄みたいなリングも、一応「柄」になってしまうので、ジュエリー同士のコーデも難しいです。

そんなことから、全く同じテーパードでしかもブラウンダイヤモンドであれば、相性が近づきます。

そういった意味では、出会うべくして出会った組み合わせなのだと心が躍ります。

それともう1つ。

どんなデザインのリボンでもだいたいそうなのですが、四角いモチーフと相性が良いこと。

これも過去にいくつものリボンリングに悩みながら、「いったいどんな形と合うのだろう」と時間をかけて考えていったことです。

四角が合う理由がはっきりとこうだと断言はできかねますが、1つにリボンの結び目の四角とリンクするということがあるのかもしれません。

リボンの先が多少左右アンバランスだったりロールしていたり、動きがあったデザインだったとしても結び目だけは常に固定だと思うのです。

どうぞいろんなリボンジュエリーで確認してみて下さいませ。

3点セット:この組合わせは最初の案からずっと変わらず継続という珍しいケースでした。

あとがき

ブラウンダイヤモンドは白にはかなわないレベルだと言われていますのも白こそが正直な姿だからだということなのです。

とはいえ、ブラウンダイヤモンドも自然なうっすらとしたブラウンカラーなら程好いですし、デザインのすごさがそういったことをゆうに超えていました。

完璧な文句のつけようがないジュエリーはフォーマル過ぎて近寄りがたさもあるもので、ブラウンダイヤモンドだからこその親しみやすさも感じています。

素敵なアイテムを見逃さないように、1点のジュエリーを多角的に見ていきたいと思っています(^-^)。

宝石のストーリーを紐解く、ピンクサファイアの6色もの展開をたった1点のペンダントトップに表した人がいた【588】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアは元は、コランダムという鉱物です。

同じコランダムが鉱物だったもう1つのストーン、それがルビー。

サファイアとルビーは元は同じ鉱物だったのでした。

そこへ、他の物質の混じりにより、赤いルビーへ、そして青いサファイア、およびその他のカラーストーンへ。。

そのルビー以外の総称がサファイアだったのです。

そのサファイアの中でもとりわけピンクサファイアが気になる存在。

ルビーみたいな紅色にはなり切らなかったピンクにとどまったことでその運命が変わったという見方もできます。

このたびは、そんなピンクサファイアが素敵に表現されているペンダントトップをご紹介したいと思います。

6色すべてがピンクサファイア、この6色が伝えてくるものを紐解く

最初見た時は、宝石の知識が薄く、どんなお洋服にも合いそうだと万能さが魅力で注目したペンダントトップでした。

3点セット:台がPT900のペンダントにはチェーンをPT850,ブレスもPT850、リングはPT900台。
〇ネックレス: 台がPT900のピンクサファイアの濃淡や色のトーンの違いのある6粒ペンダント。69cm。

右下の紫もアメジストではなく、6粒すべてがピンクサファイアの範囲内の色の展開という点が貴重。

トップのサイズは、バチカン含め縦25mmx横12mm。

デザインが揺れたように表現されているものの、実際の作りは固定。

上述のサファイアがコランダムから変化してルビーになり切らなかった姿をいろんなケースで一度に表現したものではないだろうかとロマンでいっぱいになります。

本当のところは、このペンダントトップの製造者様のみが知るところ。

ただ、この表現の仕方は、ストーンのサイズやカラットなどを遥かに超えた、「メッセージ」が入っているように思えてなりませんでした。

個人的には、とても素敵なペンダントトップなのだと思っています。

〇ブレスレット: フィガロチェーンの線径がなかなかのもの。PT850製。
〇リング:PT900台にダイヤモンドとピンクサファイアのコンビの楕円系粒のダブルリング 。12.5号。

同じピンクサファイアのリングがあるおかげでうまくまとまりました。

あとがき

ピンクサファイアが青味のピンクだというイメージでしたが、この度のペンダントの色展開を見ると、オレンジに寄ったようなサーモンピンクもあり、アメジストと見間違うようなパープルカラーもありました。

宝石は、物言わぬ物体ですが、その姿こそがメッセージそのものだということです。

大ぶりで華やかな粒のストーンに注目はしますが、意味深いことを感じとったストーンはこの度のペンダントトップが一番でした(^-^)。

燃えるような赤が混じる黒曜石「十勝石:とかちいし」は北海道生まれ、名前を見つけるまでの物語を綴りました【458】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年頃、質屋様やディスカウントショップ様をめぐりながら、ヴィンテージ物の天然石のネックレスを見つけることを時々していました。

その中で名前が分からず見たこともなかったストーンも登場。

当時の「パワーストーンブーム」も相まって天然石専門店様でも聞いてみたほど全く見当が付かなかったストーンがありました。

それは「十勝石:とかちいし」。

なんとこのストーン、日本の北海道の名産品だったのでした。

色々検索しては探していく中で、天然石のお店の店員様が予想された「ジャスパー」がやけに納得の予想でした。

ただ、「ジャスパー」の中で類似品はあったものの少し実物とは違うようで、スッキリしない日々が続くことに。。

そうして、ある時、全く同じネックレスを「メルカリ」様だったと思うのですが発見。

そして、そこには「十勝石」のご説明がありました。

そして、あまりの嬉しさに、元々持っていたショートネックレス40cm程度と、発見と同時に「メルカリ」様で購入した十勝石をつなげ、K18YGの留め具を留めてロングネックレスへ自主へアレンジ。

そんな自作をしましたのが2015年くらいのことでしょうか。

そして、その他のジュエリーと組み合わせてセットにしていった2020年の「本物志向のレンタルジュエリー」スタートという時の流れと共に「十勝石」は自身と縁が出来たストーンとなりました。

「ジャスパー」に確かに類似する模様があり、カジュアルです。

いかにこれをエレガントに寄せていくのかなどを懸命に考えていきました。

難しいのがこの赤みのカラー。

茶色でもなければ深紅でもない中間色なのでした。

どうぞ、出来上がった組み合わせのセットをご覧くださいませ。

「十勝石:とかちいし」の赤とリンクするカラーを探す困難の末たどりついた3点セット

〇ネックレス:長さ78cm。「十勝石」6-8mmの32面カット。留め具は、K18YG製。 

朱色ともいえるような和風の「椀:わん」の漆塗りをイメージするカラーです。

燃えるような溶岩がそのまま固まったみたいな柄。

すごくロマンとかっこよさを感じました。

〇ブレスレット:「エルメス」内周19cm。エンジ系。ストーンの色に合わせた精いっぱいの結果でした。
〇リング:本鼈甲。15号程度。比較的カジュアルな作りのリングですが、この暗さが十勝石に相性が良いです。
3点セット:当時の精いっぱいの組み合わせでした。遠目ではネックレスが柄のように映ります。

お洋服は「和風」が1つの案、絣(かすり)のような素材をエレガントに意外性を入れるイメージ

カジュアルにイメージしがちなところを、意外性を入れましてエレガントにしたいということを冒頭でもお話させていただきました。

かといって、つるりとしたエレガントな素材ではなく、ここでまたギャップを入れていくのです。

がさっとした絣(かすり)のような素材や、ウールです。

まずは黒が良いのではないかと思います。

ただ、その分デザインをエレガントにワンピースやしっとりとしたパンツなどが良いのではないでしょうか。

あとがき

最終的には名前が分かったこのたびの「十勝石:とかちいし」でしたが、発見できたのも、ちょうどネットの画像が増えてきた頃だったと思います。

現在は同じ物を画像検索で自らピンポイントで探すことが当たり前ですが、当時は随分苦労したものです。

そして、過去には探しても見つからなかったものも、期間をおいて再び調べると見つかることもよくあります。

その他の分野でも、曲名とかストーリーのたいとるなども同じこと、結局は諦めないことですね。

心に引っかかりがあることは必ず実現して、知りたいことなどをちゃんと達成していくことでこんな風に良きストーリーが後で語れるということになります(^-^)。

ジュエリーマニアはこうこだわる、その時だけの買取による現金化よりも他のジュエリーとの組み合わせで見つける新しい装いの価値【305】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年の地金価格は相も変わらず高騰したままのようです。

20年前くらいにとてもお得に購入した18金のネックレスなどは、この記事を書いている現在では、簡単には手の届かない高級品に変わってしまいました。

そこで、ややブームとなったのが、古き昔の昭和の時代の18金製のネックレスやブレスやリングなどを地金として質屋さんで現金化するという行動です。

ずっと使わない古いネックレスなど18金製やプラチナなどの価値ある物を眠らせておくだけなら、現金に交換し結構な金額のお小遣いにしようということで、喜んで質屋さんに駆け込むわけです。

今回は、そのように買取に手放してしまう貴金属に対して真逆ともいえる考え方、地金の価値だけでなく、商品そのものの価値でもって、今後もジュエリーの姿で持ち続けていくことの素晴らしさというものがあるということを書きたいと思います。

価値=お金ではデザインや意味が失われる残念さ

自身も過去に、ネックレスのチェーンが細すぎて絡まることにうんざりし、換金するために質屋さんへ持っていったところ、予想外の値段がついたことに大変驚き短時間で現金が得られるすばらしさを実感しました。

何か高額な物やコトの目的が現れ、その資金作りとして、使わない眠っていた地金を現金化することは使い方によっては、大変上手く納得できるものではあります。

ただ、真珠が付いていたりとか、綺麗なマルチカラーの天然石の価値は買取にはほとんど重視されないとのことなのです。

たとえ、どんなゴージャスなお花の形が天然石で素敵に形づくられたモチーフであっても計算は、台の金属の部分だけとなります。

質屋様によっては、「デザイン性の価値」を盛り込まれる会社様も一定数ありますが、ほとんどが地金の部分だけに換金の価値を充当。

このことは、一見お金をもらえたようで、同時に、実は美しさとか素敵さなどの価値を自分が捨てたということになってしまうのです。

その点が非常に残念なことと思えてなりません。

写真のようななこんな感じのリングなどがこのケースにぴったりだと思います↓。

貴金属の岐路、質屋さんで現金か1点物のビンテージか
左:地金がK18WGの天然石マルチカラーフラワーダブルリング/右:地金がK18YGのあこや真珠ブーケリング。

これらは、華やかな様相をしていますが、これを地金のみの計算で価値を評価されてしまうことになります。

一方、地金のみでできているリングはどうなのかということです↓。

左:ツタの葉の透かし彫りが美しいK18YGリング/右:「グッチ」ブランドのK18YGロゴチェーンリング

ALL地金でできている形のリングでもこれらのデザイン性が、かなり商品の付加価値を上げていると思われるのです。

地金の考え方で行くと、こちらの地金だけのリングの方が持つ価値があることになってしまいます。

それはそれは味気ないジュエリーコレクションではないかと。。

こうした比較から、本当に価値あるジュエリーとは何なのかをじっくり考えたいものです。

あとがき

貴金属というのは、洋服や、靴やバッグと少し違い、消耗品というほどの劣化が無いです。

むしろ永久的であり、どんなに古いものでも、そのリアルタイムな地金の価値に相当するのです。

そういった貴金属の特性は素晴らしく、そうであるならば、良い物を購入することをお勧めしますし、昭和時代のヴィンテージ物は地金もたくさん使ってあり厚みがあるところが魅力です。

ただ、古いものだと明らかに分かってしまう「デザインのクセ」などがそのままの利用を躊躇させてしまいます。

そういったケースに関しては特に自身が得意とするところです。

まずは、数ある中から良い意味でクセの無いデザイン選びすぐるというところも重要です。

そして、できるだけそのままの姿で装いによって新しい価値が生まれるような工夫をご提案して行ければと思っております。

それは、「本物志向のレンタルジュエリー」という事業を通して今後もやっていきたい追究です(^-^)。

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