大きなこたつ布団カバーの途中に付けるファスナーは真ん中のハギ目を生地の耳で利用、縁の余った布の縫い閉じのすっきりとした始末【1413】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の番号の【1412】では、230cmx250cmという大きなサイズのこたつ布団カバーを自作。

ここまで大きなサイズは通常の生地(原反)がせいぜい150cmの幅であるところから2枚ハギに繋げ、300cmくらいになったところを両端20cmくらいずつ切り落とすというようなイメージで作り上げていきます。

カーテンの感覚と非常に似ていまして、このことは現実的にどうしてもやらなければならない作業です。

このたびは、あまりに大きいサイズの現物の撮影が映しきれずにどこを縫っているのかさえ分かりにくかったと思いますことをお詫び申し上げたいと思います<m(__)m>。

そして、縮尺10分の1くらいの画面に収まるようなサイズのミニチュア版で再現製作してまいりたいと思います。

ファスナー自体に伸び止めテープ(平)を三重に貼り、生地の耳ならではのすっきりとしたステッチの見え方を追求した比翼ファスナーの仕立て方

ファスナー20cmの表面に伸び止めテープ(平)をはみ出さないようにカットして3重に貼りました。

実際の現物では、カットなどとてもできない長さなので、少しはみ出しましたが、そのままの9mm巾で3重にして使いました。

どうせはみ出すなら、内側寄りではなくファスナーのサイド側へはみ出した方が良いです。

比翼作り:ファスナーが被る分量を見込み、この10分の1のミニチュア版では3.5cm折ってステッチを事前準備。

ここでのステッチのポイント箇所は、ファスナーに縫い付ける前に3.5cm折った場所2mmをあらかじめステッチ、そして、比翼の先端の三つ折りは折った場所2mmへ。

もう片方のファスナーサイドは、生地を三つ折りしてそのままファスナーに縫い付け。

裏面の様子:ファスナーに2列のステッチが配分よく乗り、美しいです。ファスナーの両端は共布タブを推奨。
【1412】の現物のファスナータブ:何かと玉止めなどをここに隠せるのでファスナータブがあった方が綺麗。
残りの生地をスタイリッシュに縫い閉じ:ファスナーの両縁を縦にステッチ含むボックスを描くように固定。
もう片方の面の真ん中はハギステッチのみ。
2枚を中表にして周りをステッチ、ひっくり返し、袋縫いで表に1周ステッチで完成へ。
完成:実物230cmx250cmの10分の1のミニチュア版のこたつ布団カバーの完成。
ハギの方の面:こちらをこたつのてっぺん側に持ってくることになるかもしれません。

ざっくりとした説明で申し訳ないです。

下に貼りますYouTubeがよりクリアになると思います。

是非ご視聴どうぞ↓。

あとがき

動画の途中で、ファスナと生地を合体させる三つ折りステッチの際に、片方をファスナーの始まりからステッチしていましたが、後で顧みますと、生地の縁からが良いと思いました。

そうすることで、その後の残りの生地の縫い閉じの時の折り位置が分かりやすくスムーズです。

このたびは、初めてこたつ布団カバーを作ったという経験をさせていただきました。

他のケースにも引用していただけそうなことをノウハウとしてお届けしたいと思います↓。

<ファスナー仕上げの美しく仕上がるためのメソッド>

①ファスナーに伸び止めテープ(平)を3重に貼る。

②ファスナーに二列ステッチをすることでヒラヒラが固定される。

③表に映るステッチは端から2mm程度が美しい。

こんなところです。

是非、仕立ての良い美しい物を作っていくことを目指して下さいませ。

原価や出費などは二の次、優れた物を世の中へアウトプットするという素敵さをもっと重視してくださいませ(^-^)。

書き手:picturesque(ピクチャレスク)

ハギ目を真ん中にスタイリッシュに配した大きなこたつ布団用カバーを製作、正確な柄の配置が繰り返されるダマスク柄の便利さとおしゃれ度【1412】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実は、長い間ギガ級の容量の動画をこの半年くらいずっとパソコンに保管していました。

それは、春先に季節外れに製作した「こたつ布団カバー」の動画のボリュームが非常に大きなものであり容量を占領していたのです。

製作のポイント場所を細かく説明しながら撮影しているうちに容量が増していきました。

当時のそのままのタイミングの投稿はいかにも望ましくない季節の春先、次の季節が巡る機会を待っていたのでした。

そして、長い夏もいよいよ終わりに近づきやっと涼しくなってきたと感じたこのタイミングで先取りのような形でご紹介するYouTube動画を編集し投稿しました。

このたびは、250cmx230cmという大きめサイズのこたつ布団カバー製作のスタイリッシュな見た目を意識したいくつかの工夫をご紹介したいと思います。

実は、こたつ布団カバーの製作は初めてでありまして、ハンドメイドバッグを作ってきた技術だけで挑むことになりました。

涼しくなってきた頃に考え始める「こたつカバー」、250cmx230cm用のこたつ布団用の大掛かりな製作はダマスク柄で

選んだのは、無地ライクな実家のリビングに対して柄を選択。

繰り返しのクラシックな柄「ダマスク柄」です。

「STOF:ストフ」社製のものであり、ピンクベージュベースの非常に親しみやすい柄です。

仕様生地:ローンだと思います。綿/100%、フランス製。「STOF:ストフ」様の生地。購入は「大塚屋」様。
完成品の仕様の図解:製作品が大きくフルサイズで撮影ができなかったのでイメージしやすく図解しました。

出来上りが布団と同じサイズの250cmx230cmちょうどにするには、左右5cmくらいずつの縫い代分を見込みました。

よって、ざっくり260cmx240cmの面を2枚分裁断をするということになります。

ただ、生地幅は150cm程度、これでも生地の中では広幅の分野のインテリア生地なのです。

よって、真ん中でハギ目を作り連結する方法を取りまして、合計4枚を大きな2枚にしていくやり方です。

150cm幅で1.5m(150cm)を4枚購入といった分割した購入の仕方が便利。

自分でカットするとずれたり手間がかかるので生地屋様にお任せした方がスムーズで正確です。

そして、生地の耳を使ってど真ん中でハギ目を作った面と、長い205cmのファスナーを縫い付けた面とを合体させて両端の生地の余分を切り落として縫い合わせて完成です。

ファスナーには比翼をかぶせました。本体をピンタックで裏側でつまんで縫うことで段差が出来覆いができます。

耳を使うことの良さは表に縫い目が「しとやかに」出る工夫の為、三つ折りで縫い付けてしまわずあえてヒラヒラの状態で終えるやり方です。

ファスナー比翼のおさまり:大変美しい見た目になりますし、ファスナーがひっかかることを防止する役割も。

端から2mm程度の縫い目が見た目に映ることが美しいのです。

ステッチ同士の2列の間隔が開き過ぎる映り方は非常にカジュアルで粗く感じるものです。

出来上がり250cmや230cmに対してファスナーは205cmのみ、両端のファスナーが無い部分の始末はステッチで固定します。

すぐ上の写真の右上に縦のステッチがわずかに映っていますが、このステッチは実は裏側のファスナータブの真ん中を固定するステッチも兼ねているのです↓。

ファスナーの裏側:伸び止めテープ(平)9mmを3重で貼り、ファスナー先端タブを付け、2列にステッチ。

ファスナータブのど真ん中に縦に映っている二重ステッチが表から貫通しているステッチです。

ファスナーの端のぐらつきを固定してくれる役割があります。

真ん中でハギの面:こちらの面はひたすらハギのこうしたステッチが美しくスタイリッシュに映ります。
ハギ目の裏側:丈夫に永続的にと三つ折りの一度目の時点でステッチ、それが最終的にこう重なるように。
完成:150cmのお洋服のラックにかけましたが、一部しか映りません。上の方がファスナーの部分です。
残りの残布は別の布団カバーの製作x2点で使い切り。2点目はハギ目を作っての完成で生地をすべて消化。

このミニ布団の2点目のカバーは母が製作、ハギ目の柄も合わせたみたい↓。

ハギ目の柄をぴたりと合わせた様子:カバーの裏面にこれを持ってこればハギ目もなんなことは無いという例。

あとがき

そもそも裁断をそれほどしなくてよいのは、上述のように4枚として購入するやり方です。

そして、このたびのダマスク柄は、カットする場所を決めて、横にきっちりと配列していることを利用して同じ場所をカットしていくとものさし要らずなのです。

こうした「小紋柄」の意味は美しさと機能まで備えた深みのある柄だということを存分に知ったこのたびでした(^-^)。

書き手:picturesque(ピクチャレスク)

心揺さぶられる美しい迷彩柄の見かけはエコバッグ、しかし内部は多数の隠し場所で溢れ充実した遠出向きの良きパートナー【1411】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

なかなかの時間をかけたトートバッグを製作しました。

過去の生地ストックがまだわずかに残っている分がありその消化も兼ねながら、今まで作ってきたモデルを発展させたようなデザインです。

本来一重仕立てで作るエコバッグの「切餅:きりもち」というデザイン。

これに裏地を付けて、更に内蔵巾着袋もキルトがけの生地を仕立てながら完成していった、手間がたっぷりとかかったお品物です。

是非、完成の様子をお楽しみ下さればと思います。

外から見たらエコバッグ、内部はきっちりと絞られた内蔵巾着袋と奥にあるポケットを含む複数の入れ場所を確保した発展型

巾着袋内蔵トートバッグ:<サイズ>縦37cmx横37cmxマチ18cm。
これまで複数製作してきてもまだ見直した箇所:タブのサイズを今後支柱幅よりも大きくします。

このように変化した理由は、四角い繋ぎ目カバー布のステッチを安定させるためです。

以前の同じ幅だとでこぼこして不安定だったからです↓。

以前の取っ手継ぎ目タブ:確かにスタイリッシュでしたが、生地によってはずれやすかったりするのです。

やはり、どのような生地であってもできるように、易しく製作できるようにという工夫は自身の任務だと思っています。

フラップポケットから糸が飛び出さない上品な始末:左右のUのステッチの端を数ミリ内側で結びカット。

結ぶと同時に内側に向ければ自然に内側へ隠れてくれることが大半、上へ飛び出した場合はアイロンでクセを内側に向ければ思うようになります。

一番上にはステッチが無いことも、後の横ステッチとの交わりが起こらず美しいです。

裏地にはダイヤキルト10cmをかけてあります。ボールペンの跡が残ってしまったことはミスです(^_^;)。
内蔵巾着袋の入り口の様子:しっかり巾着で絞られます。黒生地にも10cmダイヤキルトをかけました。
タブホールを使った巾着ひもは、どんな厚手の本体に対してもタブ生地を薄手にすればうまくいきます。
巾着袋の内部にもポケットを設置:表の支柱ベルトのナイロンオックスを使っています。
片方の面を裏と表を間違えて接着芯を貼ってしまいました、正解は右のチャコール。これもミスでした(^_^;)。
底の支柱ベルトの合致:ピタリと重なることが美しく良質さの表現でもあるのです。
ここまでの充実した内部は、遠出の旅行にも利用できるほどのもの。楽しく整頓しながらお使いいただけるかと。

登場生地は随分種類が多かったので、下のクリップにまとめました、全6種類です↓。

あとがき

多くの生地を組み合わせた、まるでお洋服のコーデのようでしたが、ここまでの種類の生地を使いますとさすがに重いです(1kgくらいありそうです)。

持ち運びはお車というシーンの方が良いかもしれないと思いました。

「フクレジャガード」生地をめいっぱい有効に使えたこの製作は大変今後の可能性を感じました。

生地メーカー様が作ってくれた生地に敬意を表し、きちんとしたお仕立てをして素材の良さを継承することを忘れないようにしたいものです。

この材料が無かったら決して作り上げることはできなかった、そうした自分だけでは成し遂げられなかったことが他の力を借りたことへの敬意のようなもの。

そうしますと、「製造」ということは、やはり安物など作れないという気持ちになるものです(^-^)。

書き手:picturesque(ピクチャレスク)

ミリタリーテイストの生地をエレガントに演出、マルチチェック柄を左右対称に映るように配したエコバッグがメインバッグに近づいた【1407】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「切餅」と言う名のエコバッグが完成しました。

以前の【1404】では、こんな風に支柱全体を表地の配色生地としてコントラストを利かせいきました↓。

左右が比較的対象に実現できた方を前面、1つ仲間外れの柄が合わないパーツ含む後ろ面でも極力合わせました。

こちらが、このたび一重仕立てのエコバッグになって完成したのです。

改めて、美しいマルチカラーのビッグチェックがちゃんと配されたのかどうかをチェックしながら、今後への見直しの点と共にこの製作を終えました。

ミリタリーなイメージの破壊、リップクロスをエレガントに仕立てた優しいマルチカラーチェック生地を配したエコバッグ

「切餅」:紙袋型のエコバッグ。<サイズ>縦36cmx横36cmxマチ17cm。

そもそもこのサイズ感どうでしょうか。

正方形になってしまっているところに少し引っ掛かりがあります。

今後、目に見えて劇的な変化ではないにしろ、5cm縦を長くすることをしたいと思ったのが最初の印象です。

これまでは、少し縦の方が長かったのにこのたび同じになった理由は、サイドに1cmずつ寸法を増やした型紙に変更したからです。

そのことによって、本来望ましいマチのピッタリ具合になったので、これで縫い代とマチの関係は正解ではあるのですが、今度はその分の横の広がりによって縦長から正方形に近づいてしまったのです。

もっと美しくなるべきだった底ベルト、すべて配色生地であるべき。今後は上下の2本の底ベルトも配色布に徹底。

このたび、調達していました配色生地の大格子が110cm巾で30cmがぎりぎりであり、底ベルトの分がとれなかったので、表地でやりましたが結果は平凡でした。

底ベルトと支柱が十文字に交わる美しさが見られないことがこれほどにも残念であるということをこの選択で知ったのです。

これも貴重な感覚、今後は是非配色で設置するようにと固い決意が生まれました。

内部のマチのラッピングの左右が対称:内側だったのですが、生地がうまく取れまして左右対称にできました◎。

内部でも美しく仕上げることができるならその機会を逃したくないという気持ちが功を奏します。

大変美しいラッピングに出来上がりました。

取っ手の前後の柄のそろい:一繋ぎがマストである取っ手は左右は揃いませんが前後をそろえました◎。
もう片方も違う柄が出ていますが、前後は揃って目に映るように配置できました◎。
タブの左右対称の前面だけの実現:後ろ面はあまり揃いませんでしたが、こちらはそこそこそろいました。

タブの部分も実は視線が行く場所でありますので、残ったわずかな残布の中でも柄が出来るだけ対称になるように意識。

それでも反対側は揃いませんでしたので、可能な限りを尽くしたに過ぎませんが。。

柄のそろえ方はこの辺りで以上ですが、全体的には柄合わせは大枠できたかと。

底ベルトの件も含めますと、110cm巾で30cm調達は不足であり、40cm-50cmであれば、柄合わせももっと合わせることができて、整然としたバッグへと高めることが見込めます。

次回にまたご期待くださいませ、このベースのリップクロスはまだ在庫があります。

ここまでたためますが、お勧めとしては、1つ前の段階でゆったりと畳んだ方が無理がないかと。。

あとがき

たくさん製作するたびに高まるノウハウ、picturesque(ピクチャレスク)が作るバッグの特徴がだんだん色濃く表れてきました。

それは、別事業の「レンタルジュエリー」と共通する点、「コーデされたバッグ」ということです。

ここに行き着くまでに随分長い年月を要しましたが、これが心から納得する姿です。

「ハンドメイドバッグ道」の最初の頃の2007年では全く見えなかったことでした。

まずこれが分かったことが大変な幸運であると思います。

今後まっすぐに胸を張って活動して行けるとそう思った頃から、アイデアが以前よりも湧き出てくるような気がしています(^-^)。

今あるこの3次元の目で見て感じたそのままの感覚だけを大切にしたカラーストーン同士の組み合わせ【1406】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ジュエリーの中の宝石を世界四大宝石と呼ばれるストーンでなければいけないなどのどこから出てきた教えであろうというような縛りを失くしたいと思っております。

実際にすべて平等に鉱物から人間の叡智を得て宝石になったカラフルなストーンに本来差別など必要がないと思っているからです。

このたびは、この今目の前にある3次元の中の存在のジュエリーのカラーストーンを、光を得ながらそれぞれの色に映っているそのままを感じ取り、固定観念無しで感じたままを相性良く組み合わせていきたいと思います。

色合わせの視点が微妙に違う切り口の3選でご紹介したいと思います。

マルチフラワーリングの融通性がペンダントトップの大ぶりストーンとの相性を近づけてくれた

①全く同じ色が共通:全くと言っても本当は少し違ったりするのですが、だいたい同じです。

リングはマルチサファイア、ペンダントトップはサファイア含むペリドットやガーネットやトパーズも登場。

しかし同じ色がすべてリングのサファイアの中に入っているのでした。

②どの色にも一致していない新たな色の投入:別の新しいレモン色が加わったのに相性あり。宝石ならではです。

マルチカラーが混沌としているのでかえって新しいカラーの投入が納得感。

「マルチカラーの中の1つの色と同じ」という考え方と少しずれた考え方です。

③マルチカラーの一部がメインカラーに少し触れる:これが一番難しかった。ピンク同士が何となくリンク。

ロードライトガーネットのピンクパープル色が中間色。

リングのマルチトルマリンストーンの中ではピンクの部分が別の石の種類であるにもかかわらず何となく近い色に寄っている事実をこの目でじっくり確かめたのです。

ピンク色のストーンは他にも多種ありますので、この考え方は別のケースでも引用できそうです。

もし、ロードライトガーネットがもっと明るいストーンだったなら。。もし、トルマリンリングがもっと明るいマルチカラーのリングだったなら。。というケースでは決して相性は無かったと考えますと、この少し暗めのバランスこそが絶妙です。

あとがき

随分マルチカラーに助けられることがあります。

こんな感じの役割りですかね→、「複数の色が集まることでいったんカラーの寄り具合をフラットにしてくれる」というような。。

この度の場合、3選どれもが、リングがマルチカラーというケースばかりでしたので、ペンダント1つではない、ブレスレットもありリングもあっての3点1セットに組み合わせたことで助けられることがあるのです。

ジュエリー自体にも新しいことを教えてもらっているのだと思いました(^-^)。

使用頻度の多いエコバッグのベルトだからこそコスパ良く大格子を裁断したい、されど良質な品物を作りたいからこその柄合わせ方法【1404】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、「切餅:きりもち」という名前のエコバッグ型のノウハウをコンテンツに制作中。

字幕を入れ1つずつの作業を細かくチェックしながら進めているところです。

その作業の中で、「あっ!」と思ったことがありまして、おそらく寸法の計算間違いをしているのではないかということです。

大変、こんなことをコンテンツにまとめてしまっては決してならない。。と試作に入っています。

場所はマチの部分なのですが、おそらく1cmくらい間違えているのです。

裏地付きは縫い代1.5cm統一でここが正方形で問題なし。一重仕立てはサイドが三つ折りで長方形になるのです。

細かいご説明はここでは省略致しますが、三つ折りであるサイドの縫い代は、底の1.5cmの縫い代にラッピングをする仕様と違いますので、マチの部分の型紙は正方形にならないのです。

そのことは分かっていましたので、横辺を10cm、縦辺を9cmとしていたのですが、横辺は1cmずつの三つ折りをするにしても10-1-1=8からさらにステッチの位置が内側に入るのでマチはさらに1cm程マイナスになった7cmくらいにならないか。。というもの。

底の縫い代はそのままをラッピングするだけなので割りと分かりやすく、9-1.5=7.5cmと大まかに割り出しました。

なかなか縦と横が縫い代が違うせいで分かりにくくなっているのです。

いかに裏地付きの縫い代統一のやり方が何も考えなくてよいかという融通に今更ながら驚いています。

。。ということで、このたびは、まだ定まってはいないのですが、厚みある生地でも可能な1.25cmずつの三つ折りをサイドにすることで、型紙を縦9cm横11cmという2cmの差をつけてやってみるのです。

そんな背景の中で、このたびはコントラストの効いた支柱ベルトを大格子柄で作っていきました。

ポイントとなる部分は「柄合わせを加味した裁断」にあります。

大格子も原反で見ても柄のピッチが分からないほどの大柄。

エコバッグにベルトとして使う大格子の柄合わせのほどほどなコスパも重視したやり方をご紹介したいと思います。

チェックは縦も横もそろえることが本来のぴったりではあるが。。段のずれだけを解消した「ほどほど」の柄合わせ

<使用生地>特大格子、綿/100%、日本製。一番面積の広い取っ手パーツから裁断。30cmのみの調達です。

生地巾は110cmですので、一般的なシングルタイプ。

30cmは本当に最低限です。

取っ手パーツ(2枚):一見対象のように見えますがよく見ると対称ではないのです。ボーダー状にそろえます。
支柱パーツ(4枚):4枚ともなるとピッタリは難しいですが、横段は段差ができないようにしっかり固定。
ラッピングパーツ(底1枚/マチ2枚):内部の目立たない部分なので表には強すぎるカラーの出方の部分を選択。

表地側で使うにはパンチがあり過ぎる強い色の集まりですので、内部に隠して使いますが偶然にも左右があるラッピングは同じ場所で対称に取れました。

ハギ目カバー(4枚):小さいパーツこそまんべんなく色が配置する方が自然であると判断。ペアを作った上下。
実際に支柱が完成。左右が対称というのは、この2本を比べていてはいけません。配置が対称という意味です。
実際はこうして並ぶ左右における柄の段差が解消されているところが重要。後ろ面の片方は仲間外れの柄の出方。

あとがき

申し訳ないのが、YouTube動画内ではこの実際の配置のシミュレーションができていませんでした。

勘違いして、2本が対称になっているようなお伝えの仕方(最後の方)でごめんなさい<m(__)m>。

ただ、持ち手の重なる部分は、対象であることが目に映り易く、それも重要ではあったのです。

この続きは完成をもってバッグの形で後日の記事でお伝えできると思います。

ちなみに、通常なら、底ベルトも大格子で設置するところなのですが、30cmはやはりぎりぎり過ぎました、底ベルトのみ共布のリップクロスで同色で縫い付けたのでした。

底の部分なのであまり分からないところですが、このことも、全部配色生地の大格子で設置した方が美しかったのかどうかも出来上がりで検討していきたいと思います。

生地の調達は難しいです、多すぎてもはぎれができてしまいコスパが悪く、少なすぎても不足の事態もあるということ。

特にベルトのような長いパーツは、もし選択が可能であれば幅広の140cmなどがもっとコスパが良くなると思います(^-^)。

側面+底面合体の「丸底型」のナップサックの新モデル、キルト柄・プリント柄などすべてをカバーする悩みの少ないデザインです【1403】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2007年から足を踏み入れた「ハンドメイドバッグ道」。

最初の一重仕立てからの技術アップの階段を上り、何度も失敗しながらようやく15年経過の今、胸を張って「技術が高まりました」と言えるように。。

とはいえ、今後も引き続きこの活動を続け、同時にノウハウを多くの方へ伝えていく活動も足を止めることなく続けていきます。

このたび完成しました新しいモデルの「ダブルナップサック」は、これまでの製作のいろいろな変遷が1つの形になったものになると思います。

作りやすさ・美しさ・機能・おしゃれ度を詰め込みまして、このモデルを引用してどのような素材を持ってきてもカバーできるものへと生まれ変わりました。

これまでのトートバッグ型はたしかにナップサックらしさもありゆったりとしていたのですが、2枚ハギなので、ハギ目の柄が繋がらなかったことで、無地は良いが柄物は注意する必要があったり、キルトの柄がそもそもハギ目まで合わせることに行き届かないなどの条件付きだったのでした。

新しい丸底デザインの場合、構造が異なり、側面+底面の2枚ハギですが、底面が完全に隠れるので、側面は一続きの1枚で行けるのです。

このことで、すべての柄物・キルトにも対応できることになりました。

サイズ感に関しては、アンケートも実施致しました。

今後サイズは変わるかもしれませんが、どうぞ完成の丸底型をご覧くださいませ。

3種の生地を使うバッグはもはや「コーデ」の1つ、またとない組み合わせをしながらおしゃれ度を高める

「ダブルナップサック:新型」:<サイズ>縦34cmx横23cmxマチ15cm。

縦長気味なコンパクトさがさっぱりしたモデルです。

<表地:オリーブグリーン>リップクロスバック地、綿/100%、日本製。
<ショルダー・ホール:タータンチェック>ネップ混チェック、ポリエステル/65%、綿35%、麻/5%、日本製。
<裏地:オフ地マルチチェック>生地名不明、混率不明、原産国不明です。

自身のすべての事業活動での強味のようなもの、「コーデが得意なこと」を活かし、複数の生地を組み合わせたまたとないバッグになる可能性です。

しかし、このことも、ご共感いただければ一緒に楽しんで同じようなスタンスでバッグ作りの仲間が増えると非常に嬉しいです。

底の強度を高めるためにひそかに内部で行ったこと、「ブランケットステッチ」と「二重縫い」

内部の底の部分は、こうした楕円底では丈夫にする必要があります↓。

「ほつれ防止」「強度を高める」の両方で「ブランケットステッチ」をハンドステッチしています。幅1cm。

そもそも底の1周の縫いは、二重縫いですので2周しておりまして強度を徹底、1周のみでは自身が心配で夜も眠れません。

縫い代1cmの内部の範囲内で「ブランケットステッチ」をした効果は絶大。

この度の裏地は特にほつれやすい生地でしたので、崩れ防止の効果がより一層あり、崩れを防止するということはそこから縫い目に到達しないための防波堤のような役割になってくれるのです。

決して、ハサミでカーブの周辺を細かくカットすることはしない意向、強度の方を大きく重視するためです。

そして、下の図なのですが、赤の同じマーク同士を部分的に縫い代1cmの内部の範囲で返し縫い2cmくらいずつをして固定。

全部で8箇所を固定し、ぴったりと底面を互いにくっつけ、ずれにくいように馴染ませるのです。

同じマーク同士が重ねる部分だという見方をしてくださいませ。すべてを1周するのではなくあくまで部分的です。

巷のナップサックはここまでやっていない、地道な4本ステッチの美しさをたっぷり活かすショルダー

出来上がりが1.2cm程の巾着ひもですが、全面に接着芯を貼り、四つ折り観音開きで4本ステッチが均等。

こうした密なステッチのおかげでひもにハリコシが生まれます。

一方、「巾着ホールタブ」の方は絞った時の融通性が必要なので、四つ折り観音開きではなく、もっと平たい真ん中に向かって左右三つ折りの均等タイプ。

最初から選ぶ際にそこそこハリコシを持った中間的な生地を選ぶと良いのですが、薄手でも更に「ハード薄芯」を入れることで可能ですので、厚みがあり過ぎなければ条件はそれほどありません、無限の可能性なのが非常に喜ばしいことです。

「巾着ホールタブ」x10個の設置、サイドの中心は避けて左右対称の配置が望ましいのではないか

両サイドは「巾着ホールタブ」は除外するべきところを間違えてしまい設置。ここだけひもを1本で対応。

本来サイドの真ん中位置は避けなければいけなかったのに、間違えてここに設置してしまいました。

そこで、その場所には、片方のひもだけを通すということで対処。

ただ、次からは、サイドの中心を避けることで絞った時にすべてのタブが均等に絞られるようにしたいと思います。

遠目で見ると、オリーブグリーンとタータンチェックのコントラストが素敵です。

あとがき

冒頭で書きましたアンケートについてなのですが、このたびのサイズ、縦34cmx横23cmxマチ15cmの横の23cmは少し小さい気がして引っ掛かっていました。

そこで、①縦34cmx横23cmxマチ15cm/②縦34cmx横30cmxマチ15cm/③縦40cmx横30cmxマチ15cmのどれがお好みかをYouTubeのアンケートに掲載とスレッズのアンケート機能でご意見を募集。

自身が「少し小さいのかな」と感じた予想がどのくらいのものなのかということです↓。

半分正解であり、アンケートにより、1サイズに決め込むことはないと思いました。

大きなサイズの③もちゃんと選ばれていましたので、2パターン「大」「小」のそれぞれのサイズ感の役割りがあるのだと。

できるだけ、思い込みや固定観念に縛られないために、現実的なご意見を取り入れることは時には大変有難いです。

そして、更に、「大」に対してのショルダーの幅のバランスをそろえ、太くすることも決意。

次回は、「大」の型紙製作というタスクが生まれたのでした。

そちらも後日の記事でご紹介してまいります。

このたびの完成品に関しましては、大変手ごたえを感じております。

流行の無い、ミニマムな、それでいておしゃれなナップサックになればと引き続き別の裏地を集めながら、同じオリーブ生地の表地でどんどん製作してみたいと思います(^-^)。

このモデルはこれで限界、トート型の底が四角いタイプをそろそろ終え丸底への意向を考えたハギ目のキルトのダイヤ柄の不一致【1402】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1年もの間、製作途中のキルトシートを寝かせてしまいました。

そして、このたび、1年ぶりにその続きを完成まで無事に終了することができました。

このたびの製作は、今後のデザインをしっかりと決めるための重要な製作です。

というのも、これまでの底の四角いトート型から、丸底へ移行しようとしているからです。

理由は、ダイヤキルトを頻繁にかけていく際に、キルト自体の柄がハギ目の多いトート型では合わない箇所が多数だからです。

せっかく丁寧にお仕立てしても、キルトの不ぞろいが足を引っ張るならばと、柄合わせとは比較的無関係な丸底へ移行することを決意しました。

裁断途中のものがまだあるので引き続きトート型が出来てくるかもしれませんが、このモデルではラストに近いということで見て下さればと思います。

夏きっかけで出会っていただければと、8月に完成のレースカーテン地素材のダブルナップサック

ショルダーはDカンと連結、入り口は、巾着ホールタブなので口がきゅっと閉まります。
内部にポケットをキルトの中に埋め込みます。やり方はこうしました↓。
ポケットのくり抜きとぶつかるところのステッチを避けるように、ボックスを作図。ステッチは手前でストップ。
キルトは内陸部にも待ち針をすることで、しわやタックができることをを解消します。
そうしますと、表から見るとこんな風に横に細長くステッチの無い空間ができます。
そこに、隠しポケットを当てはめます。糸がちぎれにくいハンドメイドキルトがポケットを邪魔せずできます。
隠しポケットには、フラップが付きます。現在のポケットはこのデザイン性と安全性ある仕様に特化しています。

あとがき

モデルチェンジをしたいという思いは、ある程度技術が高まった証だと思っております。

本来謙遜するべきことなのですが、ここへ来てやっと、「良い物を作っています」と言えそうなところまで来ています。

ちょっとした自信の無さや、胸を張れない姿は、どこかに追求し切れていない部分があるからではないかと過去を振り返ります。

思えば、思い切った選択をしてきたものでした。

「良質に作れない物は作らない」ということで、デザインを精製してここまで来ています。

丸底はそれなりな悩みも出てくるのかもしれませんが、ここまで作ってきてもダイヤキルトのピッタリさが無いことが気になるハギ目の多いデザインのトート型を見直す選択は間違っていないと思います。

表からの見かけは同じに仕上がる、ニット素材で起こりがちな裾のインターロックミシンステッチのほつれの補修【1401】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2005年くらいからではなかったかと。。

出来るだけ毎日続けていますエクササイズ、時々タイミングを逃すと調子が悪いほどのルーティーン化の現在です。

エクササイズを行う時間帯は、今年2024年1年間がブログの手直しのため、1日3記事分のタスクが終わってからの午後です。

もっと細かくは、ブログ記事の手直し→曜日ごとの掃除ルーティーン→エクササイズ→昼食の順番。

さて、そんなエクササイズは、<食・健康>のカテゴリーでもご紹介したことがあったのですが、2005年辺りからずっとルーティーンとして続行の「ビリー隊長」様の「ビリーズブートキャンプ」を今では化石のような「VHS(ビデオテープ)」で行っていました。

その後2012年代の地デジ本格開始からはテレビが変わり、VHSの使用を停止、パソコンのネット上のチャンネルを見ながら、そして、2022年からはスマホを同期しながら、YouTubeで「ビリー隊長」様の運動をしています。

これ以外の運動は効果が感じられなかったので、「ビリー」様のエクササイズにこだわっているのです。

それを30分くらい、そして引き続きピラティス10分くらいとヨガ5分くらいを自分で定番メニューとして決めて続行。

この時の服装がエクササイズ用の伸びるタイプのハイテンションニット素材です。

このようなタンクトップと短パンでエクササイズに室内で自主的にのぞんでいます。種類の違う3セット着用。
インターロックのほつれ:このたび3セットの内の1つが、ネットに入れてのお洗濯でも、ほつれてきたのでした。

よって、このたびは、このほつれを補修していく作業をお届けしたいと思います。

それほどリフォーム技術には長けていないのですが、アイデアとして、もし同じ状況の場合に引用していただければ大変光栄です(^-^)。

内側のロック部分はブランケットステッチ(手縫い)、外側の二列のステッチは1列ずつをミシンステッチの補修

①順番としましては、まずこのような糸を内部にすべて収納しておきます。
②次に、内部のロックミシンが外れた箇所を手縫いのブランケットステッチです。
③最後に表側から2列共つながるようにステッチを完成。
表から見た完成の様子。随分すっきりしました。補修の跡は分かってしまいますが、こんなものです。

次はほつれないように、丈夫に返し縫いもしながら完成しました。

ハイテンションニットというのは、本来傷みにくい優れた生地だと思います。

ただ、運動に使うことでたくさん擦れたり動かしたりすることで、お出かけ着のお洋服などよりは傷みやすいのかもしれません。

ちなみに、元のインターロックミシンの糸は伸び縮みするようなナイロン系の糸でやってあるようでしたので、極力元の糸を活かし、最低限だけ追加しました。

追加した糸は、もし「レジロン」というようなナイロン系の糸を持っていれば相性が良いと思いますが、自身は現在は「テトロン」か「スパン」しか持ち合わせていないので、「テトロン」でやりました。

ポリエステル糸なので全く伸びませんが、影響はありません。

あとがき

元々、このたびのタンクトップも「リユース」品です。

できるだけこうしたアイテムでさえも中古品で「古着ライフ」を送っています。

このような厚みのある良質さは、過去の製造品ならではで、現在は軽く薄手に出来上がっています。

確かに機能を研究されたものなのですが、水着のような分厚いこの素材は過去の貴重な素材だと感じますし、気に入っています。

素材の表面の傷みよりも縫製の傷みが耐えられず先に補修が必要になることが多いのではないかと思います。

そんな時には、ミシンを1台持ち、補修することで1アイテムを長くコスパ良く着用のスタイルをお勧めしたいです。

こうした「物を大切に長く使う」意識は、多くの人が持ったら非常に大きな効果を生むのではないかと思うのです(^-^)。

<マチ>型紙で実証しました、トートバッグのマチの型紙は出来上がりの半分、縫い代を加味しない理由はマチには縫い代が存在しないから【915】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで複数のトートバッグを作ってまいりました経験を活かしまして、活動をシフトチェンジ、「オーダーメイドを賜ることができる技術」をノウハウとしてお伝えする方向で研究しています。

このたびは、記事番号の【807】の続編のような検証を致しました。

型紙そのものに上から1.5cmをステッチ。手前のハギ目はバッグのサイドでありまして、こちらも縫い代1.5cm、
確かに15cmです。
ひっくり返すと、上の縫い目がマチになって完成。確かに表で計っても15cmで間違いないです。

型紙で7.5cm四方のマチを設計しておけば、実際に15cmが出来上がるということです。

この計算に縫い代1.5cmをなぜ含めなくて良いのかの検証を、今度は縫い糸をほどき、縫った線の跡を赤マジックでなぞることで解明していきます。

「マチ」は内部を縫っているのみ、交わって接している1.5cmずつの縫い代はサイドや底の縫い代でありマチ自体に縫い代はもともと無い

では、縫ったマチのステッチ15cmをほどき、元のペタンコの型紙に戻して赤マジックの場所を見てみます。

リッパーでほどいていきました。5mmという粗いステッチですのでほどきやすいです。
1.5cmの側面の縫い代が両割りになった上を重ねて縫った等脚台形のマチ。縫った場所に忠実に赤線。15cm。

そもそもこの時点で赤マジックが15cmだったことがもう証明になっているとも言ってよいのです。

次に元の2次元のぺたんこの型紙に戻していき、この赤マジックの場所を調べます。

サイドのステッチや底のステッチは縫ったままです。赤い線は、横6cmと縦6cmでした。
赤マジックのみは、確かに6cmです。
上の6cmに1.5cmの赤い部分が側面、底とありますので、それぞれ足して7.5cmにちゃんとなりました。

このことから言えることは、縫い代それぞれの1.5cmというのは、サイドの縫い代であり、底の縫い代であるので、マチの縫い代ではないということです。

ただ1.5cm内陸部を縫ったのだという見方ができます。

上は側面の縫い代が侵入しているだけで、下のように立てて際まで縫ったのと同じことをしています。

↑この見方でマチには縫い代はもともと必要ないのだという見方ができます。

しかし、実際下のように縫ってしまうと、おそらく真ん中に少し穴が開くのではないでしょうか。

どう考えても、しっかりとした品物ができるためには、上のやり方になるでしょう。

あとがき

マチの型紙のくり抜きは7.5cm、マチの出来上がりは確かに7.5x2=15cmになっていたという確かな検証結果が出ました。

ということで、実際の型紙から直接検証して見てみるやり方で腑に落ちていただければ大変嬉しいことです。

こうして、検証結果としましては、「トートバッグの出来上がりのマチの半分を型紙で表現するだけで良い」が正解ということになります。

このとことは、マチがどんな数字であっても、正確に型紙が作れるので、「オーダーメイド品」を賜ることができるのです。

せっかくトートバッグの製作技術を手に入れたのならば、人のために製作し尽くす、そして対価としてお金をいただくということをお勧めしたいです。

そのためには、この根本的な構造を知るところが自信にもつながります。

今後自身が研究をし続ける点は、また違った、切り口から導くご説明を考えることです。

まだ、このたびの作業も、検証した結果から間接的に証明したに過ぎず、マチの形である「等脚台形」の性質に迫ることがいずれ必要だと思っております。

マチのステッチの際に、1.5cm上から降りた位置の底辺は1.5cm長くなるというような法則があると思うからです。

それが解明出来たら、また記事に綴りたいと思います(^-^)。