接着芯の地の目の向きを表地に合わせる仕立て【670】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

接着芯もいろいろバラエティーに富んでいますが、バッグのお店picturesqueとしては、織芯を使うことに拘っております。

織芯という言い方が少し違うかな。

ニット芯もちゃんと生地みたいに織られているので、布帛の芯と呼ぶのでしょうか。

不織布と異なるものになります。

不織布は結構使いにくくて、ハリやコシを出すのには柔軟性はあまりないと私は思います。

硬くなりすぎたり、しわが寄りがちだったりした経験から、織芯1本にしぼっています。

そうすると、不織布ではあまり考えなくても良かった織物の向きというのが発生。

今回は、そういった織芯を使う時に、表地と上手くフィットしてより最大限に素晴らしい風合いになるような秘訣として、地の目の向きを表地と同じに裁断するというおすすめをしたいと思います。

芯地も生地みたいな作りである意識

織芯を表地に貼ると、まるで2点の生地をくっつけているようです。

それほどまでに、織芯の存在感というものはあるものです。

こういった長いパーツで、この後、幾重かにくるんで多重にしてミシンステッチでたたくという仕様には特に織芯を貼ると全体がしっかりしたものになり、効果が感じられます。

この写真には、同じ5cm巾であるけれど、表地の裁断方向の地の目が、縦のものと、バイヤス(45度)の向きのものが含まれています。

今回その2つの表地の地の目の違いに芯地も合わせている様子を見ていただきます。

もともと逆彩(ぎゃくあや)の折り目のチノクロスという名前の生地です。右側が縦方向に裁断したパーツ、左側が、バイヤス裁ちしたパーツです。縦方向は、縦向きにストレートのラッピングで使います。バイヤス裁ちは、カーブを描いた部分に使います。
右の縦向きストレートの表地に地の目を合わせて裏地も縦向きストレートに裁断。これを横向きに裁断することさえしていません。あくまでも表地と全く同じ地の目向きの裁断です。
左側のバイヤスの裁断をした表地に対しても、全く同じ45度のバイヤス向きに斜めにカットした芯地を貼りました。織り目でバイヤスだなあと分かりますね。

こうして、地の目を合わせて接着した風合いは綺麗で、自然です。

変なしわが寄らず、びっしりと表地に附随したものになります。

私が織芯を好きな理由は、劇的に生地が使いやすくなったり、迫力が出たりする点です。

今回の作業としてはラッピングをする布としてのパーツなので、ラッピングする時も、織芯であるとパンパンに張ってやりやすいので、結果綺麗にできるというものです。

あとがき

芯地の向きなんて気にすることはないというご意見もあるようですが、私としては、仕立てということを考えると思わずそろえてしまうような当然のことのように今は思っています。

どうなんでしょうね。地の目を合わせたことが後の何年後かに何か影響があるとか、例えば、芯地が浮いてくることが起こりにくいだとか、そんな長い目で見た効果も発見できると良いのですが。。

なんでもお品は、最初の一瞬が決め手になってしまい、長い目で見た効果を見落としがちです。

今回の地の目の向きを影の目立たぬ部分でそろえていること、これがわずかであっても、現時点では、きちんとしたお仕立てをした作業をしたということだけではありますが、後に何かの実りの種をまいたことになればと願います。

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是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

ハンドメイド作業のステッチ糸をまとめて玉止めし、1つの場所へ隠す手法【653】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は糸の始末のテクニックのご紹介です。

テクニックというほどの大袈裟なものでもないかも(^_^;)。

私なりにはアレンジしたものですが、どこかのどなたかも同じようにやっていらっしゃるかもしれないことと、もともと昔ながらのまつり縫いの最後の玉止めの場面の手法にヒントを得たものです。

端っこの糸を集めて束に、そして、一括りに結んで隠す手法

たくさん並行にステッチするなどのベルト製作の場合、このように端っこに糸がひげのように大量生産。これを針に通して、左側の溝のようなくぼみへ内側から見えないように移動。ポイントとしては、最初に糸を綺麗に同じ長さに均一に切りそろえることです。これで作業が幾分かスムーズに。
そうして、こんな感じで糸が束のようにまとまったら、2つに糸を均等に分けて、2度結び玉止めをします。
溝の部分に玉止めを隠しました。

少し簡単に進んでしまいましたが、実際に作業している様子などはYOUTUBE動画におさめました。

あとがき

今回のこの手法は、まつり縫いなどに最後の玉止めを内側に隠す時の違う場所へ針を刺すということからのヒントです。

糸はスパン糸の方がはるかに確実ですが、私はテトロン糸でもやってしまっています。

その場合玉止めをかなりきつくギューッとやらないとスルリとほどけてきた時にかえって糸が集まってみっともなくなるのでその点は注意ですね。

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良質なハンドメイド商品を目指して。。。ロックミシンの糸目の最終、玉止めの始末の勧め【639】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年より、ロックミシンを一部使いすることがあります。

それは、例えば、一重仕立ての時ですね。

裏地を貼るものは、裏地に隠れてしまいますので、縫い代が裏地内で守られ、傷みが起こりません。

縫い代の傷みも他の物との接触でほつれていくことが多いですので、閉じ込められた状態であれば問題ないです。

今回は、一重仕立てでポケットを縫い付ける場面などで長持ちを目的とした見えない部分の丁寧な仕立ての1つとしてロックミシンの始末の場面をご紹介したいと思います。

ロックミシンも表立って見える部分ではないのですが、半分外側といったような、例えば、のぞくと目に映るようなポケットの内側などの場所では使う意味はあります。

縫い代そのままが目に映るのか、それとも、ロックミシンで始末してある様子が目に映るのかでイメージが違うというのと、現実的にロックで囲われた状態の方がやはり幾分か長持ちだと思います。

ロックにも玉結びを施すという策

では、玉止めをしていく様子です。

ロックの最後の糸ループを多めに残します。8cmくらいです。5cmだと少しやりにくいです。
そうして、よく手縫い糸で、ボタンを付けるなどの時にほどこす玉止めと同じで、一度コマ結びをします。これだけです。一度だけでも糸が幾重にもなっていて大き目の結び目ができるので1度のみで十分です。
こんな感じで玉がパーツ寄りに出来上がりました。
そして、小ばさみでカット。ツンと残り糸が出ますが、どのみち、縫い代内などに隠れます。
些細な場面かもしれませんが、玉止めをしないプチっとカットしたままだと出来上がってもいないのに作業の途中で擦れてほつれてくることがありますのでこの玉止めの効果はかなりのもの。

あとがき

やや我流ですが、人間が考えることなので、きっと同じようにされている方がいらっしゃるのではないかと思っています。

どう考えても自然でシンプルなやり方なので、余計なことをしなくてよいからです。

丁寧に仕上げる策の1つとして、こんな影の部分も効果があると思っています。

ちなみに今回の場面で登場の生地は、25ozデニム(ヘビーデニム)とロック糸が、フジックスシャッペスパンの#90の薄グレー色でした。

そして、使っていますロックミシンは、JUKIの「MO522」モデルです。

中古品で大特価の¥18,000(メルカリにて)でした。匿名の出品者様でしたが、ありがとうございます(^-^)。

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ヘルメットバッグの設置に追加設置した中綿の効果の検証結果【637】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、ヘルメットバッグのデニム生地の3点目が出来上がりました。

この最後の3点目で底部分のふんわり感をたくさん出すための検証をするのを兼ねて、

中綿を別で設置ということをしてみました。

もともと中綿キルトの裏地なので底部分にも中綿が一重に入っているところへ更に二重の中綿を追加するものです。

果たしてこの効果やいかに。。。といったものです。

結果は変わらずというもの(+_+)、デニムのごろごろ感には勝てず

もともと中綿を追加設置することをしてみたかった理由がありました。

本体に縫い付けた支柱が縫い代のところで硬くツンとなって、マチを兼ねた底を割った時に立ってしまうことのごろごろ感が手で底を触った時にに感じられるからでした。

この感じを解消することに中綿でふんわりさせようとしたのです。

その過程は前回の記事の【636】でお伝えしています。

前の記事の写真と同じものですが、こんな風に2重の中綿を底へ設置していました。
結果は、変わらずというもの。中綿が薄いという理由だったり、あまりにデニムが硬いということもあるようです。

今回は、変わらずというのが検証結果でした。

これ以上重ねる中綿の数を増やすのも違うかなと思っておりまして、別のもともと分厚いスポンジのようなものとか、クッションの中の低反発のような素材あたりだと有効だったかもしれません。

けれども、そういったものは結構重くなってしまったり、科学的な材料なので、また別の面で考えることも出てきます。

今回はここまでですね。

このように支柱が内側の縫い代まで入り込んだデザインにしたかったことで、内側で硬い部分の支柱の一部がツンと立つということがおこっているのです(^_^;)。

このようなデザインで行きたい以上仕方のないことです。

支柱の端を製作時に内側に綺麗に折り込むことができず、針も通らないということで、縁が縫い代状態であることからこうして内側に隠すことを優先しているのです。

全体の完成レビュー

とてもビッグなサイズです。 縦36cmx横41/72cmxマチ30cm 大きい横幅が72cmまで行くというのが特徴です。

YOUTUBE動画内でお話するのを忘れてしまいましたが、裏地はお花柄のカーテン地を使用。

そして、ステッチの色をベージュにしました。

後で思ったのですが、ベージュは白っぽく映るので金茶の方がよかったかもしれません。

金茶であると存在感が増しますが、黄色い感じの色寄りになるので、少し印象が変わります。

裏地のモカの花柄に合わせるベージュ糸で今回は良しとしました。

あとがき

これで、ヘルメットバッグ製作を終了したいと思います。

あとは、このバッグをご紹介して見てもらって知ってもらう方向になります。

ヘルメットバッグも思えば、2018年の最初の頃に作った時以来。現在は2021年です。

今回の場合はすべてのヘルメットのサイズに対応できたらということで2018年時の小さめヘルメットのみ対応の容量からは発展したものになりました。

大きいヘルメットも小さいヘルメットも入れることができます。

あとは、ヘルメットに支障のないような開閉にファスナーでなくDカンとナスカンコンビのタブを設置した点や、先ほどの支柱のロングサイズを持ち運びのしやすさに合わせたものにと考案の末実行した発展の箇所です。

昔作った自作品を再び数年後に発展した形でトライというのも良いものでした。

どこかしらで、元の昔のベースもあっての現在のアイデアや案だったりするようですので、昔の経験も生きていることかと思いますが。。

その他の使い方としましては、収納向きにも良いと思います。

容量があるので、何かを収納するための、例えば、道具入れとか機材入れなどは、入れ物と持ち運びと両方を兼ねそろえたものになりますので、結構今回のデザインは向いています。

今後の私のデザインでのデニム素材の利用は、このすぐ後に製作します、「餅巾着」というデザインのリュックをお作りして、終了です。

また、ブログ記事にアップしますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。

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【460】の続き、ハンドメイドのヘルメットバッグの底クッションの工夫の考案【636】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

遡ること、数か月前の3月23日のブログ記事の続きが今回です。

とても間が空きました(^_^;)。

ヘルメットバッグを3点お作りするシリーズをしておりまして、昨年の2020年調達のデニム生地を使い切るということをしました。

正確には、あと、さらに1点この製作の次に、「餅巾着」デザインをデニム生地で作るというのを最後にこの今回のデニム生地が終了です。

よく調べたら、16.5ozだったヘルメットバッグのデニム生地

セルヴィッチデニムの生地の調達が不安定な中、上手いタイミングを見計らって生地を調達させていただいております。

よって、ozがいろいろあって、情報が無い中、自分でozを割り出しています。

ozの割り出し方は、はかりがあれば、計算式に当てはめるだけなので、できます。

またあらためて、オンスの割り出し方の記事専用としてアップしたいと思います。

ここで簡単には、1オンス=0.84m2=28.3gであるという定形の情報から、実際にパーツの面積を求めて、そのままはかりで重さをはかることで計算の材料がそろいます。

あとは、1オンスの面積に換算するとこのはかりたいデニム生地は何グラムなのであろうという途中のワンクッションを経て、最後、28.3gの何倍なのかという割り算がオンスの値という導き出し方です。

このご説明だけで分かれば、是非やってみてくださいませ(^-^)。

そんな感じで、今まで調べていなかった、14オンス程度だろうと思っていた今回のヘルメットバッグのオンスを調べました。

そしたら、なんと16.5ozの値が出ました。

確かにしっかりしていて硬いので、それもうなずけますが、生地は変な話14ozの物よりも厚みが無かったりするので、このオンスというものは奥が深いですね。

私が思うに、厚みとか糸の太さとか関係なしの「目の詰まり」がオンスの正体なのではないかと思っています。

特に、取っ手/支柱は、いくつか重なってステッチで固定するので、カチコチです。けれど、芯地は不要で、とても強固な丈夫な良い支柱になります。

今回、初めてやりたかったこと

実は、長い期間が空いて、1つ間違えてしまいました。

当初、3点中1点目で、裏地キルトを5cmのダイヤキルトにしたらしわが寄りそうになったので、もう少し粗く、7cmに変えたのが2点目でした。

なんとそのことを忘れて、今回、3点目にしてまた5cmのキルトにしてしまいました。

確かに片方の面は7cmに変えたときの悩みのようなしわが寄りそうな危うい感じになりましたが、もう片方は待ち針を真ん中にもいろいろ打つことで、上手くいきました。

裏地キルトのコツは、しわが寄らぬよう、真ん中あたりの空間にも待ち針をたくさん打って固定することですね。

はい、そして、この写真に今回のポイント部分があります。

この真ん中に映る底の部分です。

支柱の硬い縫い代がツンと中で立ってしまって、手で触るとその感触が分かるというのが前回の【460】の時のレビューでした。

今回、ここへクッション的に中綿を入れようというものです。

中綿キルトに入れたものと同じ中綿を2重にして、裏地のマチの縫い代に縫い付け。
マチ周辺に視点を移動。こういったふうに、底板などもよくここで固定します。動かなくて整った使い勝手にしていくには、この両サイドのマチの縫い代に縫い付けるという手法があります。マチの地縫いを邪魔ししないよう、あくまで影響のない縫い代のスペース間で行う作業です。

今回の中綿の場合は直線縫いでフルにステッチしましたが、底板などの場合は一部分を返し縫いで、3箇所程縫い留めるやり方もしています。

そして、このようにひっくり返す直前に、サンドイッチのハムのように中綿が、底部分に挟み込まれました。そして、表地を裏地の外に包み込むように表地の方をひっくり返していきます。
ひっくり返しました。これが前述の写真と同じ状態です。この底の部分にあの先ほどの2重の中綿が設置されているのです。

ということで、今回はここまで。

残りは、Dカンとナスカンコンビのタブを縫い付け、ネームを縫い付けて、口を縫い閉じて完成となります。

さて、この中綿二重の効果やいかに。。。次回のブログ記事でそのレビューも含めたいと思います。

あとがき

とても大きなヘルメットバッグです。

セルビッチデニムの染料のにおいかな、デニムは独特のにおいがします。

とても迫力ある素材ですので、バイク好きな方には是非ヘルメット収納にお勧めしたいと思っています。

けれども、別の使い方もあると思いますので、あとは、気に入っていただけた方のセンスとかアイデアで新しい使い方などもあったらとても嬉しかったりします(^-^)。

次回完成レビューをして、このヘルメットバッグ作りのシリーズを終了したいと思います。

もともと、この4月から、2021年度テイストの黒生地で作るということを本格的にスタートしようとしていましたが、結構ずれてきました。

この次に、同じセルビッチデニム16.5ozで用意してあった餅巾着デザインをお作りして、その後、遊び心たっぷりのリボン柄というマルチカラーの生地をご紹介しがてら同じ餅巾着のデザインをバラエティに富んだ感じでご紹介していきたいと思います。

そうして、カラー物をいったん終わっていきたいと思います。

その後、ブラックカラーだけの素材へ移行していきます。

本来、これが2021年のハンドメイドバッグでやりたかったことです。

真夏スタートの時期辺りには、黒生地製作に足を踏み入れていきたいと思っております。

また、ブログ記事でご紹介してまいりますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。

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たすき、取っ手、ショルダーなどいろいろ使える長い丈夫な4本ステッチテープの技【627】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、N style ENIGINEER様へお送りします分のエプロンをお作りしています。

ここに、別布でたすきの長~いのを作るということで進めています。

今回は、こういったたすき、バッグの取っ手、ショルダーなどに使える技術の1つ、美しい4本ステッチの作業場面のご紹介です。

どういった点が綺麗にできるコツなのかなどはたくさんお作りしてきてまとまってきていますが、その製作視点に立った内容は別の記事でご紹介させていただくことにして、今回はとにかくその作業場面という点のみご紹介とさせていただきます。

幅の広いベルトテープは4本ステッチが見栄えが良い件

細めのベルトテープというと、1cm代くらいまで、太目となると2cm辺りからかなと思います。

今回もスリムではあるものの、やはり太い部類に入ってくるかなと思うたすきのテープを丁寧に接着芯の織芯を貼り、丁寧に包みこんで美しくステッチをかけていきます。

その時に、ステッチの幅が適度に密であるのが美しい秘訣。

だいたいステッチ間が5mm以下が美しく仕上がるベースなのかなと考えました。

1つすでにできているのでここで。こんな感じで、幅が一定にそろい感覚が美しく統一感がある出来がやはり美しい4本ステッチの目指すところです。目の錯覚などで幅をそろえることが非常に難しいです。これも訓練で何本も何本もこういったものを多く作ることで、よく職人さんである、「経験と勘」が生まれます。線を引いたりするのは、ナンセンス。目で見て、線などひかずに作る部分です。ちなみにこの生地、チノクロスという名前の綿/100%、日本製。
少し、戻って、簡単に作業をご紹介。巾7.5cmの150cmロングの接着芯の布帛芯を貼っておきます。こだわりの織芯/ニット芯。風合いが美しなめらかに仕上がるのが不織布ではない布帛の芯地です。
生地をこのようにアイロンをかけます。

このアイロンこそが、綺麗にできるベースとなるものなので、特に真ん中の線は、一度だけでなく二度目のダメ押しアイロンもしています。

そして、縁の先端。ここが本体の中へ完全に隠れてしまう仕様でない場合は、きちんと縫い代始末するので、くるみ込みますので、このラインの美しさも出来上がりに対して物を言う点です。

まずは、ぐるり1周ボックス状にステッチ。これでサイドの2本がステッチされますのでは、あとの2本は、ちょうど等間隔が空く位置にステッチをしていきます。
そうして、完成。かなり綺麗にできました。おおっ!というような声が上がるほどの美しさを目指して縫う作業になります。

あとがき

私も職人的訓練の末、結構等間隔でできるようになってきましたが、目指すところはもっと完璧な美しいものなので、まだまだ発展途上にあります。

けれども、縫いだけでなく、今回ご紹介のようにその手前のアイロンもかなりいろんな工夫をこめて綺麗に仕上がるベースとなりますので、アイロンとミシン縫いのコンビと考えた方が良いかと思います。

一度、ハンドメイドバッグ教室、「HMB教室」で取っ手の綺麗な作り方としてご紹介してはいるのですが、その頃から、私も更なる学びがあり、もっと精度を上げていますので、その時の、「ちょっと綺麗」から、「極上」というほどの美しさになるためのコツだとかそんなものを今後はご紹介したいと思います。

既製品テープもたくさんあるのですが、「らしさ」はやはり布で一から仕立てたところにこそ表れるかと思います。

そして、何より、既製品は高価なので、生地が材料としてはエコノミーなんです。

あとは、その技術で付加価値を出していけば良いではないですか(^-^)。

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デニムのような分厚い硬い生地と糸調子の関係のある一部分の解明【622】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近のデニム地、キャンパス地などの厚手の硬い生地を縫わせていただくお仕事がございました。

その中で今までにははっきりわからなかったある発見とか学びを得られ有難く思っております。

その1つとして、今回ご紹介しますのは、セルビッチデニムのような厚手のジーンズなどの生地と縫う時の糸調子の関係の解明です。

デニム生地はブロードやローンと全く糸調子が変わる

現在、私は職業用ミシンのJUKI-シュプール-TL25というのを使っています。

TL25の後にはデラックスなどのネーミングが付いていない古いタイプのオーソドックスなものです。

こちらを長年愛用していますが、家庭用ミシンよりははるかに安定感と強さがあり、綺麗な糸目に縫うことが可能です。

けれども、デニム生地の分厚いものとなるとそのままの感じで行くと一気に縫い目がくずれます。

糸調子ダイヤル:ブロードやローンの場合は、糸調子ダイヤルは1と2の間の1.5くらいで整います。セルビッチデニムの場合そのままで縫うと下糸がループを作りてんで糸調子が狂います。よって、いろんな調整の結果2と3の間の2.5で私は決めています。

どんなふうにくずれるかというと、もさもさと下糸がループを作ってしまうんですね。

このことは、上糸の糸調子が悪いということに導かれ、上糸の調整をするわけですが、それにしても、2-3の間の2.5くらいまでにしています。

これ以上絞めても、このダイヤル周辺だけに影響するような感じに見てとれまして、訳が分からなくなっていた時期もありました。

そして、今回、次の事に気づきます。

糸案内:このパーツの呼び名は糸案内。メーカーさんの説明書では、スパンとテトロンの糸の違いでこの糸の通し方を区別する推奨が記載されています。確かにこのこともごもっともでそのようにして使っています。
しかし、それ以上のことが今回起こっています。スパン糸は、真ん中の穴を飛ばす通し方、テトロン糸は真ん中にも通すフルに通す通し方という説明がメーカーさんからの推奨でありましたが、この糸はスパン糸の30番。本来なら、真ん中を飛ばすのですが、それをフルに通すことで糸が全体的に絞まる影響がうまく及ぶようです。

このことは、説明書にはありません。

そもそもデニムを職業用ミシンで縫う設定など想定されていないこともあるかと思います。

が、実際職業用ミシンでデニム製のお品を縫っていくわけですから、ある意味型破りの行為となりますが、可能なんです。

ということで、糸案内にも、フルに糸を通すという部分。

これは、デニムを縫う時に、時によってテトロン糸を使う場合ももちろん同じ。

そうすることで、下側の糸調子ダイヤルを4などに絞めすぎずともこの糸案内の真ん中にも通すことの方が効果が出た結果になりました。

私が思うに、一応、設置としては、糸調子ダイヤルは4までありますが、ほどほどの私が設定の2.5あたりまでにとどめた方がバランスが良いのではないかと考えます。

4なんていう糸調子は逆にいろんな箇所を傷めるような気がしてなりません。

縫い目の結果やいかに

そうして、糸調子ダイヤルを2.5に、糸案内にフルに通した30番のスパン糸で縫った結果は、こちらです。

綺麗に目が出ています。裏側にも同じように出ていますので私としては合格で行きました。

糸ループを作ってしまっていた時とは雲泥の差。

糸調子の大切さも、こういった極端な生地を縫う時に知ることになります。

いつもブロードとかローンのような普通地以下の生地を縫っている場合はなかなか意識しなくてよいことなので、こういった経験は特別ですね。

この縫い目が綺麗な良いお品ができるかの明暗を分けると思っておりますので、とても重要なポイントになるわけです。

今回は、デニムのセルビッチタイプ12-14オンス程度に該当するお話でしたが、その他、帆布(キャンパス地)の8号とかそれ以下の厚手、カツラギ、そういった織り目が詰まって硬いものに同じように対応できそうです。

硬い生地というところで、ゴブラン織りも浮かびますが、あれはそういうことが起こらないかも。

織り目が粗いのだと思います。

糸の太さや生地の厚みだけではない、織り目の硬さという点も見逃してはならないので、ひょっとして薄手のような生地でもナイロンなどの密な織り具合の生地では同じようなことが起こり得ます。

あとがき

今回は、こんな感じで、実際に私が自分で体験してきた調整のコツのようなことが少しクリアになってきたのでご紹介しました。

もし、こういったことがちゃんとした表になどできるくらいに確かなものになれば、分かりやすくご紹介を改めてさせていただこうかと思います。

引き続き体験しながらの模索を続けてまいりますね。

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メンズ用の素朴なデザインがとても参考になる、おじさんが利用しているバッグのデザイン【618】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

おやじ、おじさん、おっさんというような人が持っているバッグに注目してみました。

というか目に入ってきました(^_^;)。

以前にこのようなバッグを製作しました。

このような小さめのバッグのデザインは、おじさんが持っているのを見かけたことからのヒントでした。

こちらのバッグは、実はもともとどこかの方が(おじさん)持っていて、中にたっくさんいろんなものを入れて開け閉めしている場面をたまたま見た時に、コンパクトで良いなあというところとそんなポーチの延長のような部分がヒントで小さいバッグをボストンみたいな形で作ったことがありました。

ここ最近なぜかよく見かける、「ナップサック」もとても気になります。

きゅっと口を縛って、そのひもがリュックのショルダーという何とも単純で使い勝手の良い機能のデザイン。

ナップサックは以前に実は作ってはいた

実は、私も以前にナップサック型は作っていたんですね。

けれど、マチがあったり、口ひもが裏地を付けたせいでしっかり閉まらず、あまぶたも補助的に追加しているタイプ。

これはこれでこの時の案ではあったのですが、おじさんが持つのそナップサックはもっと典型的なもので、薄っぺらくて、マチがなくて、けれどもきゅっと口が縛られて気軽に使い易そうでした。

あとは、黒無地ということろがいかにも機能重視といった感じがしました。

私が作ったハンドメイドの花柄は、素材は洋服用のポリエステル。

おじさんが持っていた黒は素材はナイロンだっと思います。

どこかでもらったものなのか、購入なのかよく分かりませんでしたが、ナップサックってずっと昔からあるデザインです。

リュック機能が重視の今、私としては、ナップサックのその単純さ、シンプルさに現在、とても注目しています。

あとがき

おじさんが持つものとって実は、結構参考になります。

機能をとても重視しておられるかと思うので、そこにヒントがありそうです。

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ハンドメイド、比較的小さいパーツの芯貼り風景-量産バージョン-【615】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「N style ENIGINEER」様のハンドメイドの量産を承って製作させていただいております。

デザインはエプロン。

今回は、そのエプロンの両端に細い、ラッピング布を取り付けるパーツの芯地を貼る場面です。

10点分の両端なので、2枚x10点=20パーツ

これだけをできるだけスムーズに芯貼していきます。

芯地は大きな面積で用意

少なければ、そのまま生地の裁断に芯地を1枚1枚合わせてカットしますが、20パーツともなると結構な量です。

この効率を高めます。

このように、芯地の大きな1枚パーツに細かいパーツを並べます。
接着には、アイロン(中)の温度で、クッキングシートを使います。耐熱なのでこれに向いていますが、いずれ破れますので消耗品ですがね。これをうまく使うと糊がアイロン台にたくさん付くことを制限できます。このように上にして使っても、下に敷いて使っても両方出番があります。
ある程度定位置に固定できたら、しっかりアイロンをかけます。その内の一度は、直接生地にアイロンを触れて行う方が良いかと私は思っています。アイロンはあまりこすらず、ぐっと押さえるかけ方で。
まとまった量はせいぜいこれぐらいです。これまで見てきた分量が、全部ごっそりまとめてではなくて、20パーツあるうちの5パーツ程度を4かたまりほどに分けてやるのが、アイロン台とのバランス、クッキングシートとのバランスが良くて上手くできます。あまり一気にやろうとするとかえって時間がかかってしまいますね。この「小分け」も1つのポイント。
そして、きっちりと表地に忠実にカット。20パーツの芯貼済のラッピング布の完成です。

とこのような段階で行いました。1つ1つよりははるかにスピーディーであることと、ごっそりまとめて20パーツやろうとする困難と失敗のリスクを考えると5パーツずつを4度に分ける感じで行うというやり方のご紹介でした。

あとがき

芯地に対しては、少しこだわりがございまして、「織芯:布帛-ふはく」に徹しています。

これは薄芯である接着芯に関してだけですが、不織布よりも、より生地の地の目にうまく沿う感じがします。

同じ白色のニット芯をこのたびは使いましたが、芯地自体がとても良質のもので、常にまるごと1反(たん)購入していろいろな場面で利用しています。

今回の生成の表地は、色も黒などよりは、白の方が何かと良いかと思います。

ふとした時に透けて黒っぽく映る場面が起こらぬよう、表地に色をある程度合わせていくのが結局、良いお品などということにもつながっていくようなこともあるものです。

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ハンドメイドの縁のラッピングをプロ級に綺麗に仕上げるためのポイントとなる地縫いの位置【613】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ラッピングという作業が出てくる場面。

例えば、バッグの裏地無しの縁の縫い代をくるむ場合。

コースターの周りなど。

結構いろいろな場面が思い浮かびます。

今回は、そのようなラッピングの作業を鮮やかな仕上がりできちんと出来上がるコツというものの1つとして、いろいろな箇所を注意する中でも特に重要なラッピング布の地縫いの位置というものをご紹介します。

線の上そのまま縫うのではないということがポイント

一応アイロンで基本的な線を付けます。

ラッピングはくるみ込むので、反対側の分も均等に線が付いた、よく取っ手で折る折り方と全く同じです。

このように線が3本現れるように均等に、細長い生地を縦に真ん中、更にその真ん中で折り目を付けます。アイロン(中)程度できちんと熱を加えます。

そして、スタートの位置が一番右のラインの折り目になるわけですが、ここでもう今回のポイントとなります。

右側は本体の縫い代の先端に当たります。きちんと本体の生地に先端を重ねて、上からステッチをかけますが、アイロンの線より右側に1mm程度ずらした位置を縫うというのがポイントです。

分かっていただけましたでしょうか。

まともにアイロン線の上を忠実に縫ってしまうと、縫いとじの時の布が生地の厚み分不足して前面と後ろ面の生地の分量が均等にならないのです。

つまり、ずらした1mmというのはおよそ、生地の厚み程度の分だということになります。

今回はここまでです。ラッピングは他にももっとコツがいろいろあるのですが、そもそも、そのいろいろができるのも、この今回のこの縫い位置があってのものになるので、これが結局一番大切なまずのポイントなんです。

あとがき

ラッピングもある程度のそこそこの厚みのものでないと、5mm以上にもなるものはこの計算でも当てはまらなくなります。

とても難しくなるんですね。なので、1枚-2枚仕立て程度の1-2mmの範囲内のものがとても綺麗にできるかと思います。

裏側も表側と同じような鏡に映したように均等にステッチが載ったラッピングは非常に美しいもので、何か完成しても気持ちが良いですし、手に取った第三者であるお客様もきっとその辺りを評価していただけるのではないかと思います。

粗雑なファスト製作のお品ばかりを見ていると、何となく、それで良いのかななんて思ってしまいそうです。

ですが、そういったことをまかり通して、労力を削減することで大量生産のアップというような手法によるものなんです。

そのあたりはどのお品を基準とするかがかなりずれたものになっています。

良い作りのお品を見てみると真心がこもり、丁寧に、使う側のことを思いやったその結果が出ているものをたくさん見ることが多いです。

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是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。