和柄の王道「七宝繋ぎ」が総柄になった平打ちリングに求めるもの、「もっと重厚にならないですか?」【512】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私たちは日本人なので、なじみの昔ながらの柄を主体的な呼び名で「和風」と呼びます。

けれど、外国の方からすると和柄が異国情緒あふれた「東洋風=オリエンタル」などというように映るのかもしれません。

しかし、その目に映るものが心で思う印象というのは私達と共通するところが大いにあると思います。

今回出会ったのは、「七宝繋ぎ:しっぽうつなぎ」という和柄がリング全体にほどこされたリングです。

このリングを含めた他のジュエリーをどんな風に組み合わせた考案をしたのかも興味深く見ていただきたいと思います。

「七宝繋ぎ」という柄の意味が素敵♪、プレーンな平打ちリングとの違いは柄の意味が入る価値

七宝という言葉は仏教用語で、そのまま「七つの宝」です。

「円」が模様に描かれますが、元は同じ音の「縁」から来ていると。

そして、家族や人間同士の繋がりの無限を表現した一連の柄です。

七宝繋ぎ柄の平打ちリング:K18YG製。

プレーンな1枚板に七宝繋ぎ柄の面が貼り付けてあるような二重構造のような感触だと実際に試着してみて感じました。

お菓子のウエハースみたいです。

七宝繋ぎを正面から別のアイテムでじっくり見てみます。

ワードローブの中にあった七宝繋ぎ:〇モチーフが重なり合って四つ花みたいな柄が生まれます。

こちら、ロングワンピースの素材になっている黒色なのですが、まさに七宝繋ぎです。

配列良く永遠につながっていく縁起の良い柄なのです。

この柄をじっくり見る際に、円形の重なりとして見るだけでなく、重なった部分だけが織りなす柄のアーモンド型に注目したり、そのアーモンド形が集まった4枚の花びらがとがった四つ花と見たりしながら、他のジュエリーとコンビにしていく案を考えます。

柄もどの部分を見るかによって「解釈」なるものが変わるということです。

そうして、他のジュエリーとの組み合わせを考えていきました。

これ1つでは重厚感が出なかった「七宝繋ぎリング」への要望

3点セット:ペンダントは和柄。ブレスも和の雰囲気のあるものを選択。リングは2個。

リングを2個付けにした理由としてこの七宝繋ぎリング1つでは軽くてペンダントトップとのギャップがあり過ぎました。

後になってこのリングは当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止となりました。

七宝繋ぎの美しさに関しては何も問題ありません。

希望としては幅がもっと欲しいこと、そしてもっと重厚な作りが良いと思いました。

おそらく量産品だと思われます。

とにかくこのリング1点だけ見ると素敵な和柄なのですが、いかに他のジュエリーとのバランスとかボリュームなども重要なのかというところを学んだ一品です。

平打ちリングは地金を存分に使ったものであってほしいという強い希望があります。

あとがき

このたびは廃止の七宝繋ぎのリングでしたが、もっと重みのある地金がたっぷり使われたものがあれば注目したいです。

とはいえ、個人のジュエリー集めの時代であれば間違いなくそのまま持っていたと思います。

使いやすさは十分にあり、華やかで素敵なリングです。

このたびの七宝繋ぎジュエリーに出会い、「柄に意味がある」ということが1つのキーワードとして貴重だと思っております。

「意味」を含むアイテムというのは今後の「商品」には重要なのかなと(^-^)。

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