<リメイク図解>合皮部分の劣化により行き詰まったボストンバッグ、解体しブロックパッチワークで生まれ変わるA4縦バッグ【1522】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作活動の商業的側面は、原反のカットによる新品生地から自らのデザインでバッグを製造し、付加価値を含む価格を付けて販売するというもの。

そして、もう1つの側面は、どうにも行き場の無い部分劣化した服などのアパレル品を解体して定型1マスの型紙に当てはめた裁断によりパッチワークシートに仕立ててバッグを「自分使い」するというもの。

こちらの側面に関しては、元のアパレル品の「著作権・商標権」が第一次製造者である製造会社様にあるという認識が重要。

権利は大半の製造者様が行使され(ほぼすべてと言っても良いと思います)、ここを踏みにじった商業利用は「著作権の侵害」になります。

ということで、当面のところ「リメイク」という行為は、個人利用の範囲にとどまります。

ただ、「リメイク」には多大な可能性があるとずっと長い間考えてまいりました。

何とか「リメイク文化」なるものを個人レベルででも広めることができれば。。と考えた「リメイク図解」という投稿をしています。

タイトル頭に<リメイク図解>と付いた投稿は、YouTube動画・ブログ記事投稿いずれも現物が登場しません、登場させられないのです。

そんな厳しい制限ある状況だという感覚も、1ユーザー側から見た視点に過ぎません。

アパレル品製造業者様は、長年の努力や汗の結晶が詰まった物品をやすやすと解体し別のアイテムに作り替えることは、決して喜ばれないことが多いのです。

これは想像ではなく、2019年に実際に複数のアパレル業者様への見聞による実感、著作者の考え方をはっきりとお聞きしたことがあるからです。

時代が進み今ある限りある物品で可能なことを探すことも重要、「物を大切にする文化」「古い物を新しい形で活かす文化」「物品を永続的に所有する素晴らしさ」に注目しています。

そういったわけで、長いこと古着を好み現在も昔の物品が素敵だと思うこの性質を大いに活かした活動を、今後も続けていきたいと思っています。

A4縦バッグとして新たな道を歩むことになった、紺のナイロンボストンバッグと茶系ギンガムチェックスラックス

リメイク前:紺のナイロンボストンバッグで裏地はオリーブグリーンと紺x茶のギンガムチェックスラックス。

ボストンバッグは、合皮使い部分の劣化で持てなくなったこと、スラックスは中の一部分が不快感を伴う汚れによってはく気持ちになれなかった行き詰まりがありました。

本来そのお品物をそのまま使うことが望ましいのですが、そうもいかないのも「使用感」「経年劣化」という限界からです。

それでもこうして解体してでも作り直したい気持ちになる理由は、「素材の良さ」にあります。

このたび元のバッグでは裏地であったオリーブグリーンのナイロン生地は、表に出してメイン生地になるのです。

そのデザインとしてはもう終了しても、素材の良い所を掬い取って別の形に活かせるということです。

ブロックパッチワークの型紙:縦12.5cm✕横20cmが1マス分。これを片面10枚の合計20枚裁断。

表地で20枚、裏地で同じく20枚裁断できる分量は、最終的に「A4縦型マチ無し」のバッグが出来上がります。

12.5cm✕20cmというサイズ感は王道でブロック型としては美しいものです。

もし、足りない場合は、縦と横の比率をこのままで寸法を減らすという手があります。

パッチワークシート作り:縫い代は1.5cmずつ。横に並べて両割りしながらまとめて縦に合体していきます。
その他のパーツ:フラップ付きポケット・ブランドエンブレム・取っ手・入り口ボタン留め具タブの4点。

取っ手とボタン留め具の生地は別で用意しました(ボタンも手持ちのストックから)。

A4縦マチ無しバッグ完成(ブロックパッチワーク仕立て):<サイズ>縦37cm✕横34cmxマチ無し。

ここまでの十分なゆとりあるバッグが作れるのも、リメイク前がボストンバッグであったことや、ゆったりとしたスラックスというアイテムであったことの成果も大きいです。

実物が写せずもどかしい限りですが、非常に素敵に出来上がります。

あとがき

このたび、「リメイク」の大いなる可能性を感じていただけたかと思います。

この考え方をいろいろ発展させることができ、複数の類似色のお洋服ならば2点ではなく複数のお洋服から少しずつでも裁断することができます。

これはただの趣味嗜好になりますが、ポケットそのままを利用するなどはその時は楽ちんですが、解体して思うようなデザインに仕立て直した方が変化は劇的です。

こうしたノウハウが、この先の「物を大切に長く持ち続けていく時代」への一押しにでもなればと願います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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