まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
この記事アップの時期は、夏の終盤。
スーパーでは、ちらほら見かけるみかん。
みかんは、どっしりと座ったような安定感のあるフォルムをしています。
この安定感に魅力を感じみかん型をしたウエストポ―チをイメージ、無地ではなく花柄で作ってみたいとワクワクした瞬間がありました。
完成は次の番号の【36】の投稿になりますが、当記事ではその下準備のような段階、全体では前半部分に当たります。
完成では決して見ることができない裏側の構造を同時にお伝えする貴重な回と致します。
あらかじめ「中表」に縫い代始末を解決、その後の「外表」による組み立てのみかんウエストポーチの準備段階


「ジャガード」「ジャカード」はただの表記の違い、英語の「jacquard」から忠実には、「ジャカード」の方も頷けます。
どちらも同じ生地名でありがながら、ここまで見た感じに違いがあるのも、ジャガードの豊富さであり無限性。
まともに無地のオレンジとグリーンで作らないところが、子供っぽくなりがちな果物バッグに大人らしさを入れ込めるのではないかと。




はい、この度の進捗度はここまで。
あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.08.22からおよそ5年半後の2025.02.04にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2025年から振り返る2019年当時の製作は、イメージした通りに良い形で実現ができない技術や考え方の未熟さがあったと振り返ります。
強度を高めたいあまり、ハード厚芯などを貼ってしまってかえってごわついてごつくなるということがあり、「程好い加減」が分かっていませんでした。
ハード厚芯は重さも増しますし、畳めないので、かえって野暮ったいバッグになってしまうということでその後使用を廃止。
2019年当時はどんどん立体的なデザインのバッグ作りに初挑戦していった時期。
あらかじめ「中表」プレートを作って、その後「外表」で組み立てていくという作り方は、イメージしやすいことでチャレンジしやすかったのです。
ただ、組み立てた時の隙間から裏地が見えることはいかがなものなのか。。
これは、「外表構造」で出来上がることに対して製作者本人がずっと引っ掛かっていたことでした。
とはいえ、最初から最後まで「中表」を貫くやり方は、ひっくり返しの連続であり生地の厚みに条件ができてしまいます。
バニティ・ボストン・ドーム型・リュックと次々に立体的なモデルに足を踏み入れることができたのは、「外表」を取り入れたからなのでした。
【36】では一応ウエストポーチが完成していまして、その後【50】では別デザインで同じ生地を使用したドーム型ショルダーバッグも製作しました。
そもそも論、表地にこのような偏ったカラーの大花柄を利用していくことに対して、2025年ではそれさえもジャッジするような広い目線を持つようになりました。
「ミックスされたマルチカラーの方がどんな色のお洋服にも合うのではないか」など、その先のイメージも持つことの大切さを学んだのです。
