まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイドバッグが出来上がるために必ず必要なのは、生地と縫い糸。
この2種のみでも成り立つバッグ製作ですが、強度を高め機能を高めるためには「副資材」が複数に渡るのが自然です。
ミシン糸は、毎回使用させていただくメインの「副資材」、常に重視しています。
ハンドメイドバッグ道を歩み始めた2007年当初は50-60番でしたが、2018年で30番に徹底しました。
主にスパン糸とテトロン糸に分かれますが、個人的好みはテトロン糸。
とはいえ、生地との相性もありますので、両方を持ち合わせるというスタイルです。
バッグ用の30番糸カラーを豊富に持ち備えていたおかげで分かる、糸の濃淡やトーン別の映り方の違い
当ブログ記事は、最初の投稿の2019.08.03からおよそ5年半後の2025.02.01にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。
2018年では全50コーン程であった数が2025年現在では136コーンに増加。
マルチカラー生地や複雑な織り糸が絡むジャガードの利用が多く、すべてのカラーに対応できるようにとあらかじめミシン糸を大箱いっぱいにストック↓。

その後は製作の広がりとともに糸の量も増え、専用チェストに収納することに↓。

確かにまだ未使用のカラーもあるのですが、よく使用する色は複数仕入、1コーンあれば十分なレアカラーは1コーンずつ仲間のレアカラーと一緒にお得に仕入、という集め方でここに至ります。
出来るだけ類似の色同士を近くに配置することがポイント、1コーンずつチャック袋(サイズは17cmx12cmの縦長サイズ)に収納。
ある一部のメーカー様のコーンが少しはみ出しますが、9割がた覆うのでむき出しよりも断然効果的。

ここからは類似のカラーの糸を濃淡やトーン違いで複数持つメリットを証明していきます↓。



こうしてじっくりと生地に近づけて比べてみると、本当の相性が見えてくることがあります。
私の選択は、上のグレーベージュです。
わずかながらキャメルベージュは違和感がありました。
しかし、どちらか片方しか持ち合わせていなかったなら何も考えることもなくそれが一番合うのだと思い込んでいたかもしれないのです。
イメージのみでは到底解決できないことを可能にしてくれるのも、比べる対象があるからであり、これこそが多色を持ち備えるメリット。

花柄は、ほぼマルチカラーのようなもの。
糸のカラーの選択が難しいのですが、肝心の美しい綺麗な色のお花柄を地の濃紺で合わせた糸がつぶしてしまうのでこんな風にまともに選ぶべきではありません。
後日のブログで、タイトルの頭に<糸の色選び>シリーズとしていくつか例をご紹介してまいります。
あとがき

「在庫は最低限に。。」などというフレーズは表面的、こだわる部分には在庫を持ってでも良き結果になるためのスタイルを選択するのです。
本当のゴールは、素敵なバッグを作ることにあります。
確かに製作は計画的に行うものですが、縫い糸をその都度調達していてはかえって時間とコストのロス。
思い切ったこうしたストック方法は作業がスムーズ、他の事に悩みを集中した方が良いのです。
同じように、接着芯なども考えておりまして1反丸ごと購入というのも悪くありません。
「無駄」と「必要」の判断は表面的な一時的な費用のみならず、長い目で見た効果を見通すと良いと思います。
在庫を持たずして、商品など出来上がらないということ、たとえ外注加工であっても必ずどこかの役割分担を担う者が在庫を抱えているはずです。
