まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
以前にも巾着バッグは別の素材で2度【15】【20】の投稿で製作致しました。
このたびは、【15】【20】から本体の縦の長さを5cmアップ、入り口付近の安全性の追求で考案の「マジックテープルーフ」をもっとシンプルなデザインへ改良しました。
縦の長さ5cmアップの理由は、巾着ひもが通る「片面ハトメ/アイレットカン」の存在により容量が不足することのカバーです。
非常に素敵な生地、その表地に合わせた裏地やパーツなどの附属品にもご注目いただければと思います。
ゴージャスなジャガード花柄生地の利用、巾着バッグがエレガントな方向へ向かうための附属品の選択の大切さ

表生地はイタリアらしさ満載の華やかな花柄ジャガード、裏地はミラーレースカーテン地を利用させていただきました。
ともに花柄ジャガード同士、あえて柄同士を近づけた理由は、お花の形が互いにマッチする感動を製作の中に「気持ち」として入れ込みたかったからです。

フクレのうねりが非常に美しく花柄が立体的に浮かび上がっています。
このうねりとバッグ自体のフォルムの「巾着型」の相性も感じた次第です。




開けっ放しで持ち歩くシーンが多い街中の風景をイメージした対策です。
安心してオープンのまま持ち歩く心理の根底には、ショルダーであり目線の範囲内であることが一番にあるかと。
更に考えたのがこの「マジックテープルーフ」という機能です。

左上は、マジックテープルーフを使っていない時の状態、使用を義務付けるものではなく「自由」も考慮。
それでも、ファスナーポケットで安心感が残るのです。

「アイリス」社製のシェイプされた美しいラインは非常にエレガント、てっぺんの穴が他製品よりも大きいので多くのひもに対して対応してくれるのです。
「大は小を兼ねる」のです。



あとがき

イタリア生地のジャガード、大変素晴らしいのですが、もうこれ以上美しくは作れないという極限まで素敵さを高めらなかったことが残念です。
マチも不足していますし、美しい柄が存分に広がっていないような感じです。
当ブログ記事は、最初の投稿の2019.08.03からおよそ5年半後の2025.01.31にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
この5年半後に思うこととしては、この柄の選択は非常に突拍子もないチャレンジであったということ。
それぞれのユーザー様の趣味があるのに、製造者のみの趣味ですのでよほど共感していただき同じこの柄を気に入ってくれた方でなければヒットしないのです。
とはいえ、色違いのこの生地の製作者様のお写真を拝見したこともあり、まずは製作者自らがこの美しい生地に感動して選択していることも事実なのでしょう。
その後、こんな風に穴を開けてホールを作ること自体に「乱暴さ」を感じるようになり、このデザインを廃止。
表地とは別の生地を使用して巾着ホールタブを製作するタイプへ変更したのです↓。

この写真は比較的カジュアルな素材を使ったものですが、何らゴージャスな生地にも引用してしまえます。
かえってそこが面白いと思うのです。
このたびの素材は、どうもマダムのイメージ、あえてサブバッグ的存在の「ナップサック型」に製作するというスタイルが2025年現在の考え方です(^-^)。
