<リメイク図解>古着のウールニットネイティブ柄ワンピースのマルチカラーの素敵さを最大限利用のリュック製作【1238】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

長い間作ろう作ろうと思いながら、裁断と接着芯貼りまでの進捗度で止まっていたウールワンピース。

そのリメイク材料の風呂敷包み(大判スカーフ)をオープン。

時折チェックはしていたものの、他の作業などを優先していて、早くも1年が経過。

今こそ、もう完成する時なのではないかといよいよ作業再開に踏み切りました。

もう記憶も薄いのですが、ショルダーをすでに作っておいた状態であるところが、この続きの作業をしやすくしてくれています。

リメイクも最初に一歩でも二歩でも踏み出しておくと、「結局は古着のまま持っていただけだった」ということにならず、最初に思い浮かべたせっかくの案が実行しやすいのです。

作業を進めておいて、リメイクの世界へ突入しておくことは、実際に完成に至るためのポイントなのではないかと実感しています。

この度のリメイクは、もともと好みのマルチカラーのワンピースの利用なのですが、毛/100%のふかふかしたニットである所が特徴です。

この横伸びしがちな素材を伸びにくくする工夫も盛り込みました。

作ったアイテムは、リュックです。

ネイティブ柄のリュックはとっても活動的で素敵な完成のイメージが浮かんでいました。

毛玉が多いのでエレガント寄りなワンピースではどうしても古着感が出過ぎるということで、別のアイテムにリメイクしようと考えたのがきっかけです。

ネイティブ柄の特徴であるボーダー配列を活かした3cmボーダーキルトステッチ

リメイクと言えども、何ら製作の手法ややり方を変えることはありません。

むしろ、限られた条件であったり、あまりバッグでは使用していないニットが登場したりすることこそ学びになります。

今回のニットもよく伸びるタイプで、接着芯に加えてハード薄芯をボンドで貼ることで横伸びを抑えようとしました。

こんな形のトートバッグそのままがリュックになったようなデザインを考案。
原色カラーのマルチカラーがとっても元気なイメージの素敵なニットです。
形が前の段階に戻りますが、この状態で接着芯、ハード薄芯、3cmボーダーキルトをかけます。

ハード薄芯はボンドで縁だけを貼りますので、真ん中付近はゆるゆるです。

ここをなんとか安定させていいこうと考えました。

ハード薄芯を貼った後に、3cm間隔でボーダー状にステッチを入れていったのです。

そのステッチも、柄を引き立てたいということで、ものさしで計った3cmの位置に来る色に着目。

その3cmの位置にあるカラーと同じ糸でなじませるようにステッチするのです。

そうするとニットなので、中にぐっと埋め込まれ、ステッチが目立ちません。

その色が赤である場合、青である場合、グリーンである場合、イエローである場合と幾種類か登場したわけですが、手持ちのカラー糸が豊富であることがここで活きます。

実際は、赤糸の出番が多かったのが、赤ベースである元のワンピースの糸使いだったからです。

ボーダーステッチは、印は3cmの箇所に最初のスタートだけ見れば、後はニット特有の編み目が配列良く出ていますのでその編み目をたどればものさし要らずでした。

そうして、表地の前面と後ろ面の両方を同じようにボーダーキルトして、その続きを製作していきました。

裏地は、更なる別のはぎれをマルチカラーの色に合うようにと、片方の面が、ワイン、もう片方の面がチャコールという2色使いで作りました。

ポケットもよくお作りしているフラップポケットの大きいのを生地をたっぷり使いながら設置。

入り口のファスナーの取り付け方例:全ステッチが不可能な場合の部分ステッチの方法でOK

ショルダーはまた、別のレギンスの処分品の黒を活かしたものです。
レギンスは縦長なので、バッグへのリメイクとなると、ショルダーに活かすやすいです。
ファスナーの取り付け:黒ファスナーに別のはぎれの黒で先端をカバータブで覆います。
とても上品になりますので、そのままよりもはるかにデザイン性が高まります。

比翼布は、これも別のはぎれのワインカラー。ファスナーの裏側にもタブと同じ素材で比翼布の裏地があり、大変しっかりしたファスナーパーツとなっています。

ステッチは、表地のあまりのぶ厚さでまともに縫い付けは不可能。
よって、苦肉の策ですが、部分的なステッチで縫い付けました。二重ステッチが良いです。
これでもかなりちゃんとした縫い付けに出来上がることに驚きました。

ショルダーのタブを挟み込んだ箇所の真ん中はステッチできないので、左右2つずつの合計4箇所。

反対側は、真ん中に1つ、端寄りに2つという風に全体のセキュリティー性のバランスをとってみました。

出来上がりの隙間は、物がこぼれる様子は無く結構覆われています。両端は折りたたみ傘などが突き出すような入れ方も出来そうです。

部分的な縫い付けと言っても、手を入れることができませんので、セキュリティー性は確保されるのです。

<リュックの完成サイズ>:縦24cmx横21/38cmxマチ15cm。

古着からできたリュックにしてはそこそこな容量です。

というのも、元のワンピースがゆったりとしたゆとりのある面積があったことで実現できたことです。

元のお品の良質さや有難い特徴などもリメイク後が良くなるためのポイントになっているのです。

あとがき

こうして書くことがどこまで伝わるのか分かりませんが、このリュックなかなか素敵でして、完成してから10回以上眺めている現実があります(^_^;)。

それは、困難を乗り越えながら、結構成功している証だと思います。

失敗するともう見たくもなくなりますから、今回は上出来です。

途中やり直し箇所もいくつもありました。

たった1日で到底できるようなものではありません。

だからこそ手間がかかり、自作ならではの価値が生まれます。

ちょうどこのタイミングで、昨日の新聞に著作権の今後の見通しの記事が掲載されていました。

著作権は自明のものであるから必ずどのコンテンツにも存在するにもかかわらず著作権者が不明なコンテンツや作品をどう利用させてもらうのかなどの動きが検討され始めたようです。

大きくは簡単には動きませんし、基本的に著作権者本人が「NO」と言えば、そのお品はリメイクの商業利用はできません。

そこが大きく変わるということはないようで、著作権の権利者が曖昧な場合というところにこのたびの動きがあった記事です。

しかし、そういった著作権の分野での動きが少しあったことに関してはとても注目しています。

ネット社会になってコンテンツが増大したことで、著作権に関するルールや融通性も必要になってきたということです。

今回のお品も、その品質表示から、今は無きメーカー様のお名前であることが分かりました。

自身のネットの慎重な検索により、すでに倒産した親会社と分社化して過去に独自で持っていたブランド名をそのまま社名として継承することで存続の会社様だっとことが判明。

そこまで調べてやっと真実が分かることもあり、特に古着の著作権に関しての自主調査ということ1つとっても、いかに複雑であるかということです。

そして、お問合せしましたアンサーは、当然「商業利用不可」ということでした。

ヴィンテージ古着であってもです。これが現実なのです。

リメイクというとても素敵な夢ある作業ですが、自分使いで自分で作業するということが「正当なリメイク品の利用の仕方」になるのです。

ですから、私も下手ながらも、図解でしか自身のリメイク体験をご紹介することができないのですが、可能な範囲内で発信はしていきたいと思っています。

<リメイク図解>古着の黒セーターと柄ベストからパッチワーク8枚ずつへ、そして裏地付きの安定感ある巾着袋へ【1237】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近、サステイナブルな生活の意識ということに関連して、「リメイク」をご紹介していくことに決めました。

とはいえ、リメイクは、ファッション分野でいうと、お洋服を解体して別のアイテムにそっくり変身してしまうことです。

そうしますと、それを広告収入付きのYOUTUBEなどでの発信は商業利用にあたると把握しています。

実際に該当洋服メーカー様への複数のお問合せをしてきた私ですが、ご返答はこの考え方で正解のようです。

よって、リメイクの内容の発信も基本的には難しいものになっていました。

そのことを考え始めたのが2019年の春の事。

そこでこれまでの数年の間、リメイクの投稿はやめていたのですが、ここへ来て世の中の流れが一気に変わっていきました。

もうこのままでは地球の存続が危ういということで、本気でSDGsを一人一人が考えるべき時に来たようです。

そこで、著作権に阻まれて難しいリメイクのご紹介を、何とか伝える方法はないかともがきながら考えたのが、「図解」でした。

図解だけでリメイク内容をご紹介するということをこの2023年1月からスタートし始めました。

この投稿番号の【1237】で3回目になりまして、最初の2回は、【1200】と【1233】です。

それぞれ場面が違ったり、準備だけであったりと、いろんな切り口から内容を考えまして、とにかく、このリメイク自体が持続できるものになればと思っています。

もう元のアイテムとしては着用できないセーターとベストからのパッチワークシート作り

喪服のジャケットの中に着るようにと購入した黒のハイネックセーター(左)。
マルチカラーのネイティブ柄が素敵なグレーベースのネル風素材のベスト(右)。

黒のセーターは毛/100%であったかいものでしたが、少し毛玉が気になることと、ジャケットのインナーとしては沿いが悪く、上に上がってしまって、うまくなじまなかったのが着用をやめるきっかけです。

また、右のグレーベースのネイティブ柄のベストは、アメリカン古着だったのですが、写真よりも傷みと毛羽立ちが気になるものでした。

どう組み合わせても、着用感があまり新鮮ではないということになり素敵な本革レザー付きボタンだけはストックし、本体は解体です。

古着もいかにも古びた感じで着るという着方をしていなく、綺麗な古着を選りすぐり、新しい装い方で着ていくことをスタンスとしていますので、いずれもちょっとそこからは外れると入手後に思えたアイテムです。

こういったことは結構あると思います。最初の選択が完璧ではないことも私もあります。

古着と言えども古びた感じが気になるなんて、何か矛盾ですが、それ以上に、古着ながら新しい感じが生まれる喜びの方が実際は多いです。

今回のような古着入手の失敗のケースのは最小限に抑えるようにしていますが、時々やってしまうのです(^_^;)。

さて、お洋服もハギ目が多いアイテムですので、今回はパッチワークシートを作って巾着袋を作るという2段階が作業になります。

まず、型紙は縦12.5cmx横17.5cmの長方形1枚を合計8枚
セーターとベストからそれぞれ上手く切り取り、裁断します。

ベストの方だけ、この図のようにハギができてしまいましたが、真ん中を「わ」にすることで巾着袋になる仕立てなので、底部分にハギが隠れるような位置に配置しました。

いつものパッチワークシート作りと同様で、1cmの縫い代で2重ステッチ。

そして、アイロンで割りまして、表面からハギ部分の両サイドにステッチをかけて固定します。

とても手間をかけた作業になります。

そして、今回の場合、「わ」ですので、マチ10cmに仕上げるために、「わ」の両サイド5cmずつをくり抜きました。

黒のセーターの方は、ハギ目無しで8枚裁断できました。

意外とベストよりも大きい面積のはずが、袖などは不足で、9枚とれただけです。

1枚は余分なので使いません。

そうして、黒のセーターの方を裏地にして、裏地付き巾着袋をいつもの仕立て方で作って行ったのです。

手持ちの江戸打ち紐のグレーを紐先に黒のループエンドをおしゃれに飾りながら完成です。

リメイク品とは言え、手を抜かないことがポイント

巾着袋のサイズ:縦15cmx横16/29cmxマチ10cm。

サイズ感としては、横にどっしりと広がった小さい巾着袋の割にはマチの大きな入れ物型になりました。

これが使えるものになるための秘訣。

ここで、スタイリッシュにマチの分量を小さくしたり、マチ無しにすると用途が薄れます。

それくらいマチというものに価値があることをこれまでの製作で実感しています。

あとは、量産品に負けないための策にもなるということですね。

生地の分量が限られ、機械的に考えられた量産品の大手の会社様の製造企画には、こうしたマチのたっぷり感は見られません。

どれも最低限のよくある見たことがあるサイズ感です。

そうではなくて、機能を高められることが1点ものの強味です。

たとえ、古着から作ったからと言って手を抜くのではなく、むしろきちんと手間をかけていった方がお勧めです。

この後の「長持ち」に対して、「実際の持ちの良さ」と心理的な面の「長く持ちたいと思う」という2つが存在することを意識します。

いい加減に作られたものを簡単に買い替えるのは、作りが良くない安物だからです。

そういった意味では、後者の心理面が意外と大切なことになります。

物が簡単に入手でき、溢れんばかりの在庫が抱えられた現在の世の中で、この後者、「長く持ちたいと思う」ことこそが着目すべきことなのではないかと思うのです。

あとがき

この先の地球の存続のことを考えたら、SDGsがとても大切なのに、一方で、何でも簡単に安く入手できる現代の矛盾があります。

小難しい言葉などはいったんさておき、「1つの物を大切に長く使い続ける素晴らしさ」を自分自身で感じてみることだと思います。

それには、お買い物も必ず、「渾身のお気に入りを最小限の数だけ購入する」がテーマであることが望ましいです。

そして、忘れがちなのは、それを持つ「心地良さ」です。

持っていてあまり好きじゃない柄であったなどは、どこかでチョイスを失敗しているのです。

私も完璧ではなく、そういったことがあるわけで、そんな時に、「捨てる」のではなく、「今後も使ってもらうには」を考えることです。

そうすると、転売できるものは転売し、転売するに値しない程の傷みのあるようなものなどは、こうして姿や形を変えて何か別の用途を考えていくという工夫が生まれます。

たまたま私はミシンを使いますが、このたまたまも一人一人が当たり前にミシン技術があれば、何ら日常のこととなるわけです。

一番はそれが理想です。

ただ得手不得手があるので、誰かにやってもらうということがあるのですが、これが、なかなか商業利用が困難なのがリメイクで、家族や友達にリメイクしてもらうということが正当なリメイクの依頼になると思われます。

ただ、そこでお金を発生させないようにしなければ商業利用になってしまいます。

一番は家族に一人、もしくは身近な人に一人こうしたミシン技術の持ち主がいると、SDGsライフもぐっと進むと思っています。

そうすると、私も自分だけでなく、その手法ややり方をこうしてご紹介しながら、伝達していく意味がありそうです(^-^)。

<リメイク図解>布の面積が不足の時にも広いパーツが実現できる、ストライプキルトステッチの「とある」テクニック【1233】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

時々投稿の中でお話させていただいておりますが、SDGsを意識した体勢で今後はすべての製造業者が臨まねばならないというところまで地球の環境が危ういとされています。

ファッション分野では、「リメイク」こそが、個人一人一人ができることであり、全体に効果が上がるようなイメージが私にはあります。

しかし、リメイクも「手芸の技術」が必要なので業者が個人へ提供ということが自然に考えられることですが、実はこれが大変難しい!。

業者は商業利用をしますので、ほぼ全面的に著作権の侵害になってしまうのです。

このとことは、私としても大きな課題として常に考えていることす。

まずは、ファッション分野における「著作権侵害」のお話から

著作権の侵害の件を初めて知り、意識し始めた2019年の6月頃から得に自身ではSNSなどの発信では徹底して順守するようにしてまいりました。

というのも、ここへ来て、世の中が大きく環境を意識した姿勢になる時に、何かチャンスがあるのではないかと思うのです。

そのチャンスをつかむには、まずは著作権侵害を決してしないことである姿勢でいることだと決めました。

そのチャンスというのは、著作権を持つご本人の著作権フリー化です。

人の事言う前に自分が先に。。。というどこからか天の声(?)のようなものを聞き、私自らが、考案したハンドメイドバッグのデザインや作り方をコンテンツにまとめてダウンロード型で著作権フリーの商業利用可の企画をしています。

何度か大手メーカー様へのお問合せでリメイクの件の可否をお聞きしましたが、私が何年かにわたってお聞きした複数のどのメーカー様も「NO」でした。

出来上がったお洋服、ジーンズ、小物アイテム、とにかくすべての製造されたお品には、著作権が自明のものとして存在しています。

「商標権」は著作権とは違い、「自主申請型」での許可によって得られるタイプの権利なので、もしかして、申請してないものであれば、商標権の侵害には法律上は当たらないことはあるかもしれません。

しかし、「著作権」に関しましては「自明」でありますので、そのデザイナー様、もしくは、そのデザイナー様が属している会社様の権利として必ず存在するものであるということです。

この認識が甘く、ネットのQ&Aコーナーなどで、答えている人の回答の内容が間違っていることがとっても多いことには危機感を感じます。

まずは、本来そういったがんじがらめともいうべきガードによってすべての製造されたお品の権利者がしっかりと守られている厳しい現実を理解せねばなりません。

そうしますと、簡単に言ってしまえば、「リメイクは基本的には商業としては成り立たない」ということだと思います。

ただ例外としては、タイアップや提携により、対価を支払うことでその権利を利用させてもらう事業はありますが、無料で「人のふんどしで相撲をとる」ということになります。

よくよく考えてみれば、大変図々しいことをしていることが分かりますね。

しかし、私としては、勝手な願望ですが、「過去の古着などに関しては、著作権を解放していただくということをメーカー様がやってくれたらなあ」なんて思っています。

ただの私の願望ですが。。

実際は、過去のビンテージ級のお品に関しても、今は、会社の名前も改良された新しい体勢になったそのメーカー様へのお問合せでも「NO」でしたので、古いお品でもリメイクは不可であるということを自身で問い合わせてご回答をいただいています。

そんな現実があるにもかかわらず、甘い認識であることも多いようで、リメイク品がマーケットサイトで販売され、YOUTUBEで投稿され、広告収入を得て商業利用されていることが一部あるようですね。

それでもリメイクをご紹介したい私の苦肉の策は「図解」

ただ、このリメイクというのは今後ものすごく可能性の高い分野だと思っていますので、私もあきらめたくはないです。

ということで、封印していた、2019年6月以来のリメイク内容を2022年の終わりごろから、「図解のみ」の形でご紹介する投稿を、<コーデ>のカテゴリーで始めています。

実は、リメイクに関しては本当はよく自分使いのものを行っているのです。

それなのにご紹介できないことはその1日に費やしたせっかくの時間から生まれたアイデアがもったいないと思いました。

よって、何らかの著作権侵害にならない形でご紹介しようというのが、苦肉の策の図解の形式となりました。

あまり、図も技術があるわけではありませんので、最低限の図にはなりますが、YOUTUBEでの解説付きでなんとか具体的になればと思って投稿させていただいております。

このたびのリメイク内容のストライプキルトパーツ作り

希望のパーツ:トートや巾着袋を作りたい場合に横に広く面積が必要です。

一番は、お洋服のままで着用することが無駄が無く望ましいのですが、すごく難しいコーデで、コーデ好きな私もお手上げした色のブラウスがありました。

そこで、この絹/100%の高級さを継続して別の形で末永く持っていければと巾着袋を作ることに。。

ただ、洋服も結構ハギ目も多く、この1枚のパーツがなかなかとれません。

よって、半分ずつの2枚ハギを考えました。

まず、しっかりと同じ形の長方形の型紙を用意。接着芯を貼ります。
この2枚を縫い代1cmで二度縫いステッチ後、アイロンで綺麗に割ります。
そして、キルト用の「ソフト厚芯」を裏面に待ち針で設置。
まずは、真ん中のハギ目の溝をその線に重ねてステッチ。
その後は、左右5cm間隔でストライプにステッチです。
これによって、真ん中がハギ目だということがまやかされ、ストライプキルトのデザインが生まれます。

これを2枚分作り、表地とします。

裏地は、別の生地の無地をロングのボリュームスカートから1枚仕立てで裁断できましたので、裏地付きの巾着袋がこれで準備できました。

はい、ここまでが今回の進捗度です。

あとがき

実は、同じ日に、もう1つリメイクをしたのですが、今回は内容が複数の為、ご紹介するに至りませんでした。

どのような物を製作したのかだけお伝えしますと、わずかな面積の美しい花柄の着物のはぎれで、接着芯を貼り、ハード薄芯を貼り、「名刺ストックポーチ」を作りました。

なぜか名刺達がエレガントに♪。

名刺のような少しビジネスライクなアイテムをこういった世界観にギャップのある美しい花柄で持つというのは、「ストック」とか「保管用」という目的に徹しているからこそのリラックスした心持ちで作れるものなのです。

いただいた名刺を事業者である人はきっとどこかにストックしているでしょうが、何度も見返すということもない名刺は、アルバムのようにではなく、固めて小さくまとめて、こうしたこじんまりしたポーチに入れてしまうという価値観です。

もしくは、自分の名刺のストックを保管する場所としてもありでしょう。

また、後日作り方などをご紹介してまいりたいと思います。

その時は、リメイクではなく、新規の著作権の大丈夫な生地で<はぎれ>カテゴリーでご紹介致しますね(^-^)。

<リメイク図解>古着そのままの販売以外の方法、生地だけを利用の小物作りの準備【1200】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今後、ますます環境に配慮した「サスティナブル」な行動が意識されていくと思います。

私もここ何十年もの間、洋服は古着しか購入していないような状況ですが、古着購入も成功ばかりではありません。

やはりネットなどで見て決めたものが実際に手にした場合のギャップや、古着だと分かっていていったん受け入れたものの、デザインがどうもある時代の流行が強調されて、今そのまま着ることに少し抵抗があるなどが時々あります。

そこで、一度は入手した古着ではあったけれど、今後はこのままで持っていけないかもしれない時の、もう一度の見直しとしまして、その様相を変えていくというご提案です。

確かにミシン技術も要します。

どうぞ、いずれ、ミシン1台お持ちになり、自主リフォームなどの技術を身に着けてみて下さいませ(^-^)。

今回は、生地や素材だけを今後も活かして、別のものに作り変えていくいわゆる「自主リメイク」をします。

私も同時進行で実際に今行っていますホットな情報として裁断の粗裁ちと接着芯貼りをご紹介したいと思います。

リメイク、リフォームは、「元のアパレルメーカー様の著作権の侵害をせぬよう」、あくまでも、「商業利用は不可」ですので、「自分で行う範囲のリメイク」ということでご理解いただければと思います。

そして、私も、並行アップのYOUTUBEが商業利用にあたりますので、「図解のみ」の解説になることをご理解下さいませ<m(__)m>。

オーバーブラウス、枕カバー、古布(着物)から継続の大変美しい柄だけを今後も活かす方法

素敵な柄の古着を大き目パーツで粗裁ち

やはり、洋服も作られたままのデザインで残っていくことが一番良いのですが、実際そうはいかないものです。

そこで、一度購入したものを他の人にそのままの洋服として転売する方法以外の方法として、自身で最後まで責任を持つという内容の方法です。

まず、洋服を四角に近い形で粗裁ちします。

そうして、そこへ、接着芯を貼っておくのです。

今回、私が実際に今回やった作業は、ずっと前に(1年前くらい)洋服を転売しようか廃棄かを迷った際に、粗裁ちして保管あった生地に、接着芯を片っ端か貼って行くということでした。

素敵な絹/100%であるツヤのある素材の良さ、そして、そこにのせられた素敵な花柄を今後も継続していく決心をして保管していたものです。

その続きを、結構間を空けた今、次のステップとして作業したのです。

この後は、型紙に当てはめて、何か小物を作って行くと思います。

もう一度洋服にお仕立てだと、子供服など小さいものになります。しかし、私は洋服作りの技術は持っていないのです。

そんな私ができることは、バッグなどの小物作りです。

そして、接着芯を貼っておく意味としましては、洋服であった「服地」というものが、薄手も多く、ハリコシを出しておくことで、その後の用途の案が浮かびやすいからです。

そして、出来上がった小物が立派になれば、元の洋服も違った形で活かされたということになります。

これを、ただ、洋服をそのままの状態で保管していると、クローゼットで着用の機会がない残念な洋服の様(さま)と何ら変わりません。

そうではなくて、1歩も2歩も再利用の領域として、前へ進めておくということなのです。

洋服ありのままの姿で残ることは理想ですが、元のお品の「破片」でも残っていくことができるとうのは素晴らしいことではないかと。

あとがき

まだこれには、続きが今後あることになります。

しかし、接着芯まで貼ると、この後はかなりスムーズです。

よって、まずは今ここまでですが、この後、何を作るかを考案し、型紙を作って生地を裁断していけば、少しずつ作業の進捗度も高まっていきワクワクしてきます。

洋服を解体した時点で、あまりに細かい作業をし過ぎてしまうと、その後意向が変わった時にまた、違和感を感じてしまうかもしれません(これは過去に実際に私が体験した違和感です)。

よって、このたびの、「粗裁ち」というざっくりとしたあいまいな状態こそが、保管している間の心の移り変わりにも対応しやすいと言えます。

今は、巾着袋が作りたいと思って巾着袋型に早々と裁断してしまうより、巾着袋もいいかな、などとぼかすのが粗裁ちで、いかようにでも後から対応できる状態なのです。

粗裁ちの良さを1つ発見したということになりますね(^-^)。

追加だけならタブ式を推奨、マグネットボタンの交換なら跡をカバーできる直接式で、マジックテープのトートバッグへの取り付け方2通り【1199】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近自身でいろんなバッグのリフォームをやっています。

キャンパス地の非売品の頼りなさを丈夫にしたり、素敵なトートバッグなんだけどマグネットボタンが磁気によってカードなどを狂わせることを懸念してマグネットボタンを外したり、スポーツメッシュだけでできているやや頼りないナップサックを解体して接着芯や裏地を追加した巾着袋に仕立て直したり。。。

もうとにかく、リメイクの領域にも入ってしまうので、なかなか写真や動画で写せずにいますが(著作権に触れるのが理由)、手法としては図解でご紹介できそうです。

リメイクに関してはなかなか実物が写せないというのがもどかしいのですが、今後、「サスティナブル」な世の中が進んで行くにしたがって、壁になる部分だと感じています。

しかし、実際にメーカー様では、商業利用が不可であるとのことで、改造したお品自体を販売することは不可なのです。

それで自分使いの範囲内でやっているだけにとどまりますが、広めるためにはどうしたらよいか。。

ということを考えたときに、「図解」しか思い浮かんでいないのが現在です。

YOUTUBE投稿に関しても、お問合せしたメーカー様のお返事では、「ロゴが映らなければよい」とご回答いただける程のご理解をいただいた会社様もありますが、実際YOUTUBEは広告が付くので、商業利用なのです。

一番硬い考え方がリメイクは発信しにくい、できない、してはいけない。。こんな感じだと思います。

なので、もっと違うアイデアが出てくるまでは、こうした実体験を図解でご紹介していくことになります。

そこの点をご理解どうぞ、よろしくお願いします<m(__)m>。

トートバッグにマジックテープを付ける方法の2種

こんな感じで、マチ付き、マチ無しともに簡易なバッグが一番世の中にたくさんあるデザインだと思います。

ここへもっと使用シーンを広げるために、マジックテープを付けていきます。

その付け方としてご紹介したいのが今回私が実際に行った2通りです。

①直接式:マグネットボタンを交換でマジックテープを利用しましたので、
マグネット設置の時の切り込みの跡をマジックテープで覆い隠すという役割と共に
新たな機能も同時に追加という一石二鳥の作業です。

このやり方は、元がマグネットが付いていたために、その時にカッターナイフなどで切り込みが入ってしまっています。

とてもかわいそうなそのような状態はカバーして覆い隠してあげたいじゃないですか(#^^#)、。

よって、マグネットボタンの跡を目印にマジックテープを縫い付ければよいので、印が分かりやすいことも付けやすさの1つ。

ただ、デメリットは、マジックテープ周辺の容積をマジックテープがせき止めてしまい、実際には、容量が存分に使用できないバッグになりがちです。

たくさん入れるとマジックテープが留められませんので、ひかえめで上品な物の入れ方になってしまうのです。

なので、あくまで、マグネットボタンの交換の時にお勧めではありますが、何も付いていない状態に新しく付けるならば、次の方法をお勧めしたいのです↓。

②タブ式:生地を用意して、タブを作りそこへマジックテープのオスとメスをそれぞれのタブに縫い付けます。

こちらは、図だけでは作りがイメージしにくいので、影響がないタブ部分のみを撮影した実物写真をご用意しました。

かなり立派な使えるタブ式マジックテープになりました(^-^)。

タブ式マジックテープの実物:左-タブをオープンした時(上がオス、下がメス) 
右-タブを留めた時(オスとメスがくっついています)。

マチ無しなので、タブの脚が短いです。

マチ付きであれば、もっと付け根を長く用意すれば可能です。

タブは裏地と共布で作りました。

実際に大変セキュリティー性が上り、内側の裏地も大きなポケット付きで設置しました。

もうエコバッグを越えた、お出かけ用のバッグになったと言えます。

では、このタブ式にはデメリットはないのでしょうか。。。

いやいや、あると思います。

タブを留めて使用していない時にやぼったいのです。

そういった場合に生地を傷めないように工夫した収納式のタブも過去に製作しましたが、どこまで機能を高めていくかの限度も、その目指すレベルに応じて考えます。

今回は、ここで終わるリフォームです(^_^;)。

あとがき

今回のマジックテープの設置方法は、既製品に対しても満足のいかない点があったりする時、最初から自主製作する時のいずれにも使えるやり方です。

「シンプルなデザイン」と呼ぶのも奥が深いと思うのです。

シンプルだから、何も機能がないことがかえって良いのか、シンプルと呼ぶものでも、有ってほしい機能は最低限の1つに加えるのか。。

この入り口のセキュリティー性は今までも工夫してきたことですが、価値観もかなり分かれます。

実際に私の場合、近くへ持ち歩くエコバッグには入り口のマジックテープな無い方がストレスが無いと思っています。

ただ、やや遠くへお出かけするような際に人混みを通り、交通機関を利用するとなるような場合は、セキュリティー性が気になります。

どちらにも対応できるのは、「ミシン1台携えて、自主リフォームが可能な技術」とも言えるかと思います。

外注もリフォームは結構高価です。

確かに腕前は抜群であられますので、たまにであれば良いですが、複数のリフォームを連続していくような心機一転の見直しの場合などは、自分で自由にアイデアそのままを実行にその場で移していけることもスムーズですね。

私は、今後もっと、こういったミシンで行うバッグ関連の手法などをご紹介していく役割をたくさん担っていくつもりです(^-^)。

本当に永続的なお品に作られているのかに疑問を投げかけたい!非売品のエコバッグに丈夫さや機能の追加のご提案【1198】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

昨今、街中でよく見かけるお手持ちのバッグが、エコバッグそのものであることも多いようです。

私も、何かしらその空気や流れみたいなものを感じ取ってか、ある好きなブランドのエコバッグを入手。

非売品とのことで、キャンパス地の生成(きなり)カラーにブランドロゴが黒で入っているシンプルなタイプです。

ただしかし。。。

非売品に手間をかけてあるわけもなく、いろいろ見てみると、せっかくの素材の良さがあるにもかかわらずあれこれ要望が湧いてきました。

そこで、私自身がこれをリメイクしていく最中に、同時にそのやり方を図解で投稿してみました。

リフォームなのかリメイクなのかという狭間ではありますが、やはり著作権の侵害と解釈される可能性もありますので、自分使いの範囲内のご提案ということで、しかも図だけになりますことご理解いただければと思います。

裏地の追加の仕方x2案

まずは、ここまでの素材の良質さなら裏地が付けば外出用に持ち歩くに十分立派なバッグになるであろうということで裏地の設置を試みます。

裏地の取り付け案①:「わ」で裁断する方法・・・生地が縦に十分余っている場合に有効。
バッグの実寸に対して、縦は2倍+縫い代上下分1.5cmx2を加えます。
横は実寸+縫い代1.5cmx2を加えます。

まずは、上下の1.5cmの縫い代をアイロンでしっかり折り、中表で「わ」を折ります。

先に上下をアイロンで折っておく理由は、その方が入り口の線が綺麗に出るからです。

その次に、左右の縫い代1.5cmずつにステッチをかけて、アイロンで割って表地に設置。

そして、口の周辺をトップから3mm程度で縫い閉じます。

裏地の取り付け案②:「はぎ」で裁断する方法・・・生地がそれほどたくさんの面積を確保できない場合に有効。実寸に対して四方をすべて1.5cm縫い代分足したのが1枚の型紙です。

こちらも、①案と同じで、先にトップをアイロンで折ってからスタート。

コの字に残りの部分を中表で縫い代1.5cmの箇所を縫い重ねます。

そして、アイロンで割って、内側にそのまま設置し、入り口周辺を3mm程度で縫い閉じます。

どちらかというと①案が縫う箇所は少なくて済む分単純になります。

お出かけ用バッグに変身できる見込みのその他の案x③-⑨案

③案:取っ手にステッチを2本追加する・・・裏地を縫い付ける際にこのチャンスを利用。
取っ手を一度外し、四方しか縫われていない状態に更に2本均等にステッチを追加。
長持ちなよれにくい取っ手に変身します。
④案:ポケットを追加する。・・・裏地の生地が余っていた場合の有効利用策も兼ねて、
ポケットをこの裏地取り付けのチャンスに設置します。
この図は②案バージョンですが、①案の「わ」の場合も同じで、1枚仕立ての状態の時に取り付けます。

そして、YOUTUBE動画では、ここまででしたが、まだ案があります↓。

⑤案:裏地を取り付ける時にショルダータブも取り付けてショルダーにする。

⑥案:裏地を取り付ける際に入り口にマジックテープを付ける。

⑦案:裏地を巾着型にアレンジしたデザインで取り付ける。

⑧案:入口にファスナーを設置する(ファスナーのサイド布は裏地で作る)。

⑨案:一度表地も一部縫い目を外し、ショルダータブを底にも付け、リュック仕様にする。

こんな風にアレンジしていくと、気が付けば、お出かけ用、場合によっては旅行用などとシーンが広がります。

ただのエコバッグでもここまで生まれ変わることができるのです。

あとがき

本来、たとえシンプルな単純なお品であってもユーザー様の使いやすさを考えた価値あるものであるべきなのですが、「非売品」となるとどうもそうはいかない事情が多々あります。

だからこそ、「無料」なのでしょう。

ただ、考え方によっては、リメイクのアイデアが生まれやすいものというのは、不完全なお品だからこそです。

よって、「ミシン道」なるものへ一歩踏み出していただくことで、こうして、自分の思うようなバッグにアレンジすることが可能であるということです。

是非ミシンの1台の所有をお勧めしたいと思います。

今後のサスティナブルを重視した未来には、昔から存在していながらも、「ミシン」は大変有効な機械ツールだと思います。

一番のポイントはとことんワガママに自分の思うように出来上がるということです。

外注やオーダー品もそうしていただけることもありますが、「対価」が付きます。

そういった予想外の出費や高額費用が本当にサスティナブルなのかを考えると、このミシン1台への自己投資が長い目で見てコスパのよいものであると思えて来ます。

ミシンの種類は私としては、デニムや帆布も可能な家庭用ミシンとコンパクトさが変わらない「職業用ミシン」をお勧めしたいと思います(^-^)。

プチリフォームながら心地よさにはとても大切なこと、ぴったりと重なった二つ折りのアレンジキッチンマットへ【1196】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近特に、物を末永く使いたいという志向に自然に変わってきました。

世の中でSDGsやサスティナブル、エシカルライフの高まりがあり、そういったことを聞いたり見たりしていて影響されているのかもしれません。

特に、日常で毎日使うような家電製品、インテリア小物などは、末永く使っていくことは、ずっと前からしてきたことでもあります。

動かすものではなく、ずっとそこにあるものであることがそうなりやすかったのかもしれませんが(^_^;)。

そのことに昨今の環境重視の世の中の動きが相まって、よりそういったことを意識する日々となってきました。

かれこれ15年くらい使っている自作のピンクの薔薇柄のキルティングマットがありました(縦90cmx横170cmくらいの1枚)。

そのマットを去年の引っ越し時に継続して使用するために、二つ折りにただ折っただけのキッチンマットになりました。

その状態で継続使用してきたこの1年程でしたが、キッチンマットとして使用してきた中であることが気になっていたのです。

リフォーム方法

今までの状態:もともと15年間くらい、以前居住のキッチンにフローリングに敷いていた自作です。

元は、生地を三つ折りしただけの1枚シートでしたが、それを引っ越しの際に使い方を変えました。

引越後は、細長く二つ折りにしてキッチンマットとして使用することに使い方を変えるというアレンジをしたのです。

ただ、二つ折りしているだけなのでこんな感じでずれて、内側が見えていることが気になってきました。

そこで、この二つ折りの端っこを縫い閉じてしまおうというのがこの度のリフォームになります。

「わ」の端のラインのコの字を縫うだけなので短い単純な作業です。

「わ」からスタートして、元の三つ折りのステッチ線と先端のちょうど真ん中を目で見ながら
縫い閉じていきます。

最初の案は、元あるステッチの上をなぞるように2つ目のステッチを入れるというやり方でしたが、やり始めて、途中で裏側を見てみるとステッチが汚くずれていたのです。

よって、それなら、新たなステッチ線を1本追加していく方が綺麗にまとまると判断。

今一度やり直しをしまして、ステッチの位置をあえてずらす方法を採用。

こうして、2本線が入っている状態で仕上がります。
最初と最後の玉結び、玉止めは、二つ折りの溝の中に綺麗に隠しこみます。
溝というのはここですね。せっかくなので、使いながらほつれにくいように
糸をブチッと切らないこともすっきりしたインテリアになる細部の工夫だと思います(^-^)。
完成:インテリア環境の中でのこのたびのリフォームごのキッチンマットの配置。

もう、最初の写真のような裏面が見えてくることがありません。

そのストレスの無さというのが1つ生まれた価値です。

そして、最初の元の三つ折りの上をなぞるステッチ位置ではなく、もっと端っこに寄った位置の、先端との真ん中をステッチしたことでしっかりと端が固定されました。

これが、やってみて分かった2つ目の価値です。

やってみなければ分からないことだったと思います。

何か物を作る時に、しっかりさせたい場合に、「ステッチを1本増やす」というだけで、特に中身に何か硬い物を入れたりせずも、結果が見込めるということです。

あとがき

トイレとのマットは1年ごとに交換した方が良いとの情報から(「邪気」が関係するみたいです)、その1年後の心地にも納得して、自分でも「今、替え時だ」と感じて替えています。

じゃあキッチンマットは、同じではないのか。。。ということなのですが、どうしてもこのままこの薔薇柄マットを末永く使用していきたいのです。

よって、まだまだ使っていくつもりでこのたびもリフォームを決行しました。

生地も同じ物を見つけることが難しく、この同じキルティングの薔薇柄生地は見つけられません。

よって、その時に入手したことが良き出会いで、かれこれ15年前の2007年頃に出会ったこの生地で作ったマットを末永く使いたいという気持ちがあります。

とても両極端ですが、今回は、末永く使いたい方のアイテムにスポットを当ててみました。

ヴィンテージジャージパンツを末永く愛用していくために。。。ウエストのゴム入れ替えに伴うその他2箇所の亀裂のお直し【1115】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2年にわたって半袖シーズンに4セット交代で着てきた古着ジャージ上下が2022年の夏でよれてきました。

そこで、更に古着ではありますが、新しくセットを組み直しをここ最近致しました。

今までのものがすべてよれたかというとそうではないです。今後も継続できそうなのが、やはり速乾タイプのポリエステルです。

綿/100%は確かに夏らしいのですが、よれてきて長く着ていくということに関して言うと、永続的なアイテムではないのだと改めて思います。

今後は、これからもたくさん着ていくのだからと長く着れる素材のポリエステルタイプに注視して選んでいきました。

そうして、サイズを見ながらですがゲットした中に、ウエストのゴムの交換が必要な緩いゴムの様子のヴィンテージパンツが1点。

今回はこちらをりリフォームしていきます。

ゴムの入れ替えだけじゃない、余計なカットがされてしまったその傷を埋めていくリフォーム

こんな感じのジャージパンツ。黒で左ポケット下にアディダスのロゴ。プリントではなくてワッペン式の縫い付けです。ネームからは、デサント時代のもの。1980年代後半あたりかな。品質表示は日本製なので、デサント時代の日本製なのかな。詳しいことは分かりません<m(__)m>。しかし、デサント時代の特有の素材の良さがうかがえました。

こちらをとても貴重に感じましたが、なにせ、いろいろ途中でゴムの入れ直しなどに以前のユーザー様達の何かしらの跡が残されていたのです。

このウエストの途中の穴ですね。これはボタンホールのような穴でしたので、ボタンホールを空けて紐を通していたのかもしれません。

私としてはこの穴は必要がなく、塞ぎたいと思いました。

この時点で、ウエスト部分の地縫いをすべてほどいてあるのが分かりますね。

いったんすべてを解体して行うことに決意したのです。

解体も大変でした。ウーリー糸が糸目1-2mmで縫われていて、とても縫い目が細かかったのでほどきにくかったです。

こんな感じで、ウエストゴムと縫い糸を外しました。
そして、もう1か所、これは、今回は言っていたゴムを入れた時にやむなくほどこしたカットの亀裂でしょうか。

私みたいにすべて糸をほどくのが手間であることから、そのまま縫われた状態で脇のハギ目の所をハサミで裂いてホール穴を開けられたのだと思います。

これも私の意向とは違い、塞ぐことにしました。

ウエストゴム入れ替えは、こうして新しいゴムを入れました。その前に、1周2重縫いでロックの周辺を地縫いし、10cm程おへその周辺の縫い残して、ゴムを入れて、このゴムをペタンコに重ねて、四角+ばってんのステッチで固定。そしてゴムをすべてしまい込み、10cmの空き口を縫い閉じます。

このやり方をすれば、次にゴムが緩んだ時に、またその空き口をほどいて、同じことをすれば、大きく生地にキズを入れる必要がありません。

何事もなかったかのように自然にゴムが収納されていますね。ここはおへそ周辺の前面の真ん中あたりです。
最初のボタンホールのような穴は、隠れている裏面に接着芯の黒色を2-3枚カットして当てて、その接着芯の固定とほつれを抑えることを兼ねて、ランダムステッチ。ステッチもたくさんかけすぎてコチコチに硬くするのはよくないです。最低限キズによるほつれが隠れたらそこで終了です。生地をあくまでも傷めないように(^-^)。
そして、ゴムが入れてあった時の入れ口みたいなサイドの裂け目も、先ほどのボタンホールと同じように接着芯を二重にして裏側からアイロンで当てて、更に手縫いで綴じました。更に、こちら側からジグザグステッチを互い違いの方向に二度走らせて終了。その後に、二つ折りで、パンツのウエストの地縫いをロック周辺に二周かけたという順番です。

とてもすっきりしましたよね。

今後、気持ちよく不安なくジャージパンツを着用していけそうでとてもハッピーな気分になりました(^-^)。

このジャージパンツのその後のコーデの予定

このブログ記事アップのタイミングで合わせたいトップスが未到着であることがとても残念。

黒ベースの柄のTシャツ待ちなのです。

もちろんアディダス製です。

作業着みたいな通常着用のジャージですが、コーデを考えるのが楽しくてしょうがありません。

上手くコーデできると長く着たいとも思えてくるものです。

あとがき

とてもいろんなところでサスティナブルな動きが盛んになってきましたね。

私も何か自然とその波に乗ってきました(^_^;)。

もうかれこれ15年くらい古着しか買わなくなっていますが、それだけでなく、物を捨てることに対する思慮、長く使い続ける工夫、そんなことを特に意識するようになってきました。

アパレル業界の同じお品の大量生産ももう今後は難しいと言えるでしょう。

無駄だらけの事をしている自分を本当に実直に問い直す時がきていると思っています。

デニムロングスカートを身長とのベストバランスで着こなすための裾上げリフォーム【1114】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このほど、ヴィンテージデニムスカートを購入。

ブルージーンズと並んで、薄ブルーのあのヴィンテージ感がとても素敵だと、アメリカン古着を探した結果見つかった1点のロングスカートがあります。

しかし、身長158.5cmの私にはやや重い雰囲気だと感じ、カットを決意。

お直し屋さんでお願いしようと思いましたが、ここは、この機会にやり方をアウトプットさせていただくことで、何かお役にも立てるかもしれなく、自分で体験することとなりました。

ボリュームたっぷりのギャザースカートは裾の広がりも大きく、縫う箇所が長いというのが特徴です。

お直しの前に、デニムロングスカートコーデを日本人女性様とパリジェンヌ様で見比べてみた感想

MADE IN USAのデニムロングスカート・・・デニムといっても薄手ですが、その作りはジーンズにそっくり。
この色の落ち具合がまさにブルージーンズ寄りでとても惹かれました。

最初は、このまま着用しようかとコーデの参考をさせていただくためにスナップ写真をネットで拝見。

その時にハッと思ったことがあったのです。

日本人の方のデニムロングスカートの着こなし方は、全体に丈が背丈のバランスには重すぎる傾向があったのです。

ロングではき過ぎておられるなあと思いました。

ということで、パリジェンヌ様の同じロングデニムスカートの着こなしを見てみました。

そうしますと、誰もが、足の脛(すね)辺りをあえて見せるはき方だったのです。

以前読んだ本で、「服というものは、体の美しさを表現することである」という言葉が思い出されます。

日本人の多くは、足を隠し過ぎていて、肌の見え方が少ないようでした。

パリジェンヌ様達は肌の見える割合が日本人より多く、遠目で見た感じのバランスが非常にすっきりとして感じが良かったのです。

背丈は確かに欧米の方の方が上ですが、全体のバランスというのは同じように考えられますので、長めではき過ぎているのか、バランスが取れているのかを見比べてみると、パリジェンヌ様は、第3者が見た遠目からのバランスをとても意識した着方をしていらっしゃいました。

これは、国の文化とでもいえるのかもしれませんが、普段から全体コーデとして、全身が映る鏡でトータル的に自身のコーデをチェックしているのかどうかもあるかと思います。

当然ながら、洋服は見られる方の人数が圧倒的なわけで、着る側からの視線は自分だけなのです。

いかに主観的に見ているだけなのか、もっと俯瞰した見方をした方がかっこよいバランスが知れるというものです。

私の場合10cmカットの出来上がり73cmとなった裾上げ

158.5cmの新調の私の場合は、10cmをざっくりカットすると決意。

本当は、古着ならではの汚れがあり、そこを除外していきたかったのがもどかしいですが、あくまでロングスカートを探していたので、スカート丈も維持したいのです。

最初の10cmカットしない状態でも引きずる感じ程も長くはなかったのですが、とても気になる汚れが裾周辺にいくつかあり、10cmカットによって、そこそこ解消されました。

後のYOUTUBE動画内でその箇所を是非ご覧になってくださいね(^-^)。

では、ここでは、簡単に作業の手順を振り返ります↓。

まずは、しっかりサイド、前後のハギ同士を合わせて裾ラインをピッタリ合わせて待ち針します。
裾先端から10cmの位置に細かく印を付けて、ハサミでカット。細かく印を付けるとカーブのラインが忠実に出せます。
10cmの印の箇所をを切り落とし完了。ギャザースカートのすそが弧を描いています。
アイロンで折って三つ折りステッチ。1cmの幅です。
出来上がりです。ギャザースカートはジーンズの裾上げの長さの延長といった感覚で行けました。フレア―スカートはバイアス裁ちなので、少し難易度があるかもしれません。フレアースカートだとまた話が違ってくると思いますので、別の機会で。

お直し後の喜びが倍増のコーデ例のご披露

上下ともアメリカン古着のコンビです。すべてのアイテムが古着です。ベルトはランセルの本革メッシュベルト。ネックレスは鼈甲のオレンジ(白甲:しろこう)。靴はリーガルのローファーのヴィンテージ物。

コーデについて、少し解説させていただきますね。

上下は、全く色同士のリンクはないですが、色のトーンが優しいレベルであることが共通になっています。ブルージーンズの色にヴィンテージシャツのシティ柄です。

このシティ柄。ネーミングは私が勝手に決めさせていただきました。

建物とか街の様子が描かれています。

時々、道路脇の木々や、車が走っている柄もシティ柄。

最初は、ヨットや海のシャツを探していましたが、ハワイアンシャツとかアロハシャツの部類にどうしても行き着いていまって、多く存在し過ぎていました。

レア感があまりなかったので、やっと見つけたシティ柄の2点の内の、こちらをチョイスです。

襟が1980年代なのでしょうか。その年代を物語っていますね。リフォームなどして襟の形を変えることはやめました。このままで素敵でした。

あとがき

今回のリフォームでロングスカートのままをキープしながら、デニムスカートを着用していけそうです。

以前はずっしりと重量もありましたし、10cmカットによって何かすっきりとしました。

アメリカ製はもともとサイズも大きく、丈も長いのですね。

とにかく冒頭のお話の背丈とのバランスは大切です。

せっかくの足元のかっこよさも長すぎる丈で隠れて影の存在になってしまうのはとてももったいないことです。

足の先端の靴の細部まで視界に分かるような、ぱっと見の美しさに影響するような良きアイテムなのかもしれませんから(^-^)。

洗濯ネットのパンク直し。。。一度でやろうとしない、地縫いとラッピングに分けるやり方【1023】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

何でもない、日常の一コマかもしれません。

洗濯ネットに無理やり詰め込み過ぎた記憶が最近あったのですが、気が付けば、その数日後パンクが見つかりました。

その洗濯ネットは、非売品。

付録についてきた過去のもののようで、メルカリとかヤフオクで集めたものばかりです。

ある意味貴重なお品で、過去のものを保有している個人の方からの購入ということになり。現在は入手できないものになります。

それでもインテリア的にそろえたいということで、複数何とか集めてものです。

ただ、ストックを持つというのももったいないので、最低限必要な数だけを持ってるということもあり、パンクの時点で、できれば続行して使いたいと思いました。

そこで、初めてになりますが、洗濯ネットのパンクをお直しすることに。。。

元は、一発縫いをしてあるけれども、お直しは、二度に分けるやり方

詰め込み過ぎによるパンクです。他の部分は傷みも無くて、綺麗なのでもったいないです。このパンクを縫い閉じるというリフォームで使い続けることを決意。こういったものは、縫いが最低限にしかされていないことがほとんど。しかし、お直しの場合は、1段階余分にステップを踏むことが今後丈夫く使えることになるのかな。
ひっくり返して内側を作業することになります。まず、ラッピングをよけて地縫いのみをきちんと重ね合わせてラッピングに隠れる範囲内の箇所にまっすぐステッチ。次に、ラッピング布をきちんとかぶせて、元のようにステッチによって縫い付けます。そうすることで、作業が逆にスムーズです。一発縫いは縫い外れが起こることがあるので、手間をかけて、二度に分けるこのやり方がお勧め。今後は丈夫になりますものね(^-^)。
さて、縫い終わり、今一度元のように正面にひっくり返します。
まじまじと見つめるようなものではないので、ちゃんとパンクが縫えていれば良しです。

あとがき

ついつい、物があふれてしまい、ちょっとしたことで捨てるクセがついているものです。

しかし、よく考えたら当たり前の物こそ長く使い続けるだけコスパも上がり、価値、愛着が高まるかと思います。

ここ最近こういった考え方になってきていて、もともと購入時に珍しいお品であったり、今後は入手が同じ物は難しいものを選んでおくこともそう思うようになる原因だったのかもしれません。

非売品は特に好きで、コーヒーカップも愛用中のものが非売品の景品のものです。

今探すともうありません。

余計に大切に使おうとするようになるものです。

このように長く使いたい意識は家電製品とか、自転車でもありました。

2002年製のオーブントースターを現在も使い続けたり、20年間乗り続けた自転車をもう駄目の所でやむを得ず新しいのを購入したその新品を30年乗っていく目標を持ったり。。。

1つのお品を大切に使っていく気持ち良さみたいなものもあるみたいです(^-^)。