まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび「花崗岩が語る地球の進化:高橋正樹 著」を拝読。
タイトルの上部には、「自然史の窓7」と記載がありますので、シリーズ本です。
たった今ネット検索でお調べしましたら分かりました、全8巻ありすべて著者様が違います。
図書館で手にした7が興味がある鉱物について書かれたものだったというご縁。
ジュエリーを扱う事業においては、その元素材にもフォーカスすることにしていましす。
川下のジュエリーの姿では分からないストーリーが川上には見つかるかもしれないと手に取りました。
著者様が実際に廻った花崗岩脈の記録の本、分かり易くは書かれているものの、呼称の多さに疲労。
実に複雑な多数の石がくっついたのが岩なのです。
そこで、私としては自分なりのアウトプットの仕方として、ジュエリーになっている時の名前と花崗岩の状態の時の鉱物的な呼び名を結び付けることをしてみました。
花崗岩脈巡りのルポタージュを拝読、過去に手にした天然石ジュエリーと照合した結果複数が岩の中で交じる実態を知った

花崗岩とは「 石英(透明な灰色)・カリ長石(肌色)・斜長石(白色)・黒雲母(黒色)を主体とした深成岩」です。
花崗岩は、「ゆっくりとマグマが冷却されて出来たもので色は白っぽい」、対する玄武岩は「急速に冷却された色は黒っぽい」という違いがあることを初めて知りました。
大きく占める成分は「二酸化ケイ素(Sio2)」、この成分は天然石の多くに含まれる基本的な成分ではないかと。
よく知るところでは、「シリカ」という乾燥剤がありますが、その姿が二酸化ケイ素にイコールで「ミネラル」の一種。
鉱物展が開催されることがありますが、「ミネラルショー」などと言う呼び名が付くのも頷けます。
本の中に登場する図解の中で、同じ花崗岩内部でも複数の種類の違う石が所狭しと交わり合いながら存在していました。
よって、川下の宝石の1色はほんの一部分を削り取った意図的な姿であることをイメージしました。
●石英(透明な灰色)・・・クオーツ
●カリ長石(肌色)・・・ムーンストーン
●斜長石(白色)・・・ラブラドライト
●黒雲母(黒色)・・・バイオタイト
↑こんな風に、様々な情報を参考にさせていただきながらまとめました。
上の3点は実物を目の前にして触れたことがありますが、最後の「バイオタイト」に関してはネットのお写真のみ。
クォーツの中に部分的に「バイオタイト」が混じる姿が実状のようで、そうした「入り混じり」「ミックス」の姿こそ鉱物の本来あったそのままの姿のような気がします。
あとがき
本を拝読して改めて「鉱物」を俯瞰して見ることが少しできました。
この地球上の生物なるものは3つ、「動物」「植物」「鉱物」なのです。
前者2項目はなじみ深いのですが、まさかこうした岩や石が「生物」の分類にあることが感慨深いです。
火山噴火や地震活動によって出来上がった花崗岩の現在の姿は物言わぬ姿のように見えますが、内部の成分が変化したりするとのこと。
こうして、石や岩は立派な生き物だと考えることになります。
我々はいつしか人間中心の見方一択になっていますが、恐れる地震活動も地球自体が生き物である証拠。
地球の僅かな薄っぺらな表面で貪欲に土地を奪い合い、憎しみ恨み合うことをしているのです。
この場所があるのも地球の背中に載っているようなもの。。お世話になっているのだという見方をするのが本来なのではないかと。
ジュエリーを扱う者として、これまで出来上がった物品を大切に、その美しさを有難く拝受しながらも決して乱暴なことをしないと誓いました。
これまでも決してジュエリーに溺れ貪欲さを持たないスタイルではやってまいりましたが、今後も改めてジュエリーを携えていることに奢らない戒めを持ちました。

