まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
これまで、バッグの素材にエレガントさと特徴を入れ込みたいと、「凹凸感のある生地」を利用させていただくことを意識してまいりました。
元々好みの凹凸感ある素材だったので気持ちからのスタートだったことですが、凹凸感と言ってもその構造は様々です。
長い間生地を集めるだけで製作の方が追い付かずにたくさんの凹凸感ある生地をためこんでしまいました。
そこで、この2022年を中心に在庫生地を短い期間で一掃し、次へのステップにと「インテリア収納袋」の連続製作を始めました。
このたびは、その4点目となります。
表地も裏地も両方同じフクレを使い、むしろマルチカラーの美しい方を裏地に選んだ取っ手付き巾着バッグ
これまでの3点の中には無かった新しいデザインで製作してみました。
ひもでキューッと絞る巾着袋の型紙でありながら、サイドリボンの巾着タイプにアレンジ。
裏地は表地に負けず劣らず美しい生地です。
こちらを表地にするのかを最後まで悩みましたが、裏地にする良さのイメージが浮かび、表地のうねりの迫力の方をメインにしました。
製作した結果なのですが、ちゃんとしたお写真が撮れないほどくったりとしたものでした。
まさにインテリアでの収納袋に徹したものですが、少しこのことについては不満でして、あわよくばお出かけ用にも使えるように作るべきだったと。
本来バッグにするような生地ではないフクレは服地に見つかることに気付き目を向けるようになりました。
せっかくの服地の意外なアレンジですので、実際にバッグとして十分成り立つような出来上がりにしないと説得力がなかったかもしれません。
その他、ぷっくり膨らんだジャガードは、「ブリスタージャガード」として検索するともっと発見する生地が広がると思います。
あとがき
当ブログ記事は、最初の投稿の2022.04.21からおよそ2年後の2024.08.10に過去のブログ記事の「手直し」の順番でまさにこの部分を追記しています。
これまでの文章もほとんど書き直しをしてここまでたどり着きました。
この度のフクレ生地は、過去のストックですので、このまま使用することを軸に製作しました。
ただ、フクレ生地も数は豊富ではありません。
確かに凹凸感が素敵なのですが、その後、製作者からのアウトプットが必要なのではないかと思うようになりました。
元の生地に依存するのみの製作を見直し、「ハンドメイドダイヤキルト」を定番にかけるような製作に移りました。
そうしますと、素材自体をちゃんと作り出すことを一部分なりともすることになります。
このたびのフクレ生地の場合は、反対に、キルトをかけるとせっかくの風合いが潰れて見た目の美しいうねりが変わってしまうと思います。
よって、製作の変遷の中では、このフクレの生地集めと共に製作したこういったスタイルはこの「インテリア収納袋」をもって終了になると思います。
大抵がプリント物のブロードやキャンパス地がバッグにハンドメイドで作られる中では良い差別化ではあったのですが、プリントの素敵な柄頼みとあまり変わらないスタンスだったのでした。
ただ、このような素敵な生地の存在にまず気付けたことは十分な資産だったと思いますので、こうして記録に残しながらまずはお伝えすることをして引用させていただいたお礼のようなものにしたいと思います(^-^)。