モノトーンジャガード生地の裏面で製作した白黒反転の花柄バニティバッグがまるで新しい生地を使用したかのように新鮮だったケース【433】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続して「バニティバッグ:卵焼き」を製作する期間を設けました。

細かい箇所の作りの徹底とか綺麗に出来上がる方法を研究しながらレベルアップをはかる目的からです。

このたびのバニティバッグの完成でこの連続製作期間が終了しまして、しばらくこのデザインはお休みです。

これまで研究した工夫や改善の総まとめとラストで新しく試みた対策なども併せてご紹介致します。

楕円パーツをひっくり返した後の返し口のとがりの解消はできたのか

スタートのすぐ近くの2-3mmの位置にもカットをいれるというもの。このたびは成功。

ただ、このカットのおかげなのかどうかが確かではありませんので、この縫い始めと縫い終わりの箇所の細かいカットは、今後も続行して注視してまいりたいと思います。

細いパーツの待ち針の使い方

針の先端側から先に時計回りに縫っていき、Uターン後に、待ち針を抜きながら折り返しを縫っていく。
表から見ると、裏地がはみ出しがちなことも更なる今後の課題。裏地の幅を狭くするのも案の1つ。

型紙は同じで縫い代を数ミリ減らすという方法が、融通が利き間違いにくいかもしれません。

ネックパーツが歪まぬように取り付ける対策

ネックパーツの縫い始めの位置を一番平和な底ラインから縫っていって、まっすぐの基礎を早いうちに作る。
手ごたえがありました。ゆがまずに真っすぐです。今後は、底ラインからスタートしていくことを徹底します。
裏地側のネックパーツは手まつり。表地パーツより一回り1cmずつサイズが大きいのでステッチが隠れます。

取っ手の付け根タブの縫い付け位置

サイドの真ん中から4cmの位置をタブの長い辺の真ん中と合致を注視。
まっすぐ取り付けてあることは「良質の証」となります。

生地不足による本体の「わ」の重なり部分を1.5cm型紙から削った結果

今回、生地不足によりハギが左右対称にならなかったので、1.5cm削り調整することでハギ目をど真ん中にしたということを、側面パーツ、蓋のマチパーツ共にしています。

重なる部分が1.5cm短くなったことのその出来上がりを見てみます。

重なり部分が一応確保。こちらは、上側です。次底面側見てみます↓。
下側こんな感じです。削った影響が出なくて本当に良かったです(^-^)。

ただ、やむを得ず削ったことなので、本来はもっとゆったりと重なります。

思いのほか美しかった、そもそも1点だけ作る場合にも応用したい、本来の表面を使うのか裏面をあえて使うのかの選択

「卵焼き」<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。花柄が正位置。パーツごとに柄の向きのチェックを。
生地のゴツゴツ感もありますが、ネックパーツが気持ちよく真ん中に付きました。

今回の生地は、本来の表地の裏面を使用しました、表面というのがこちら↓。

ジャガードの面白い所は、全くの反転が裏面に出るということ。表地でそのまま作ると、どこかカジュアル。
こんな感じのバッグを2019年製作していたのでした。その残り生地が今回だったのです。

テイスト的には、今回の裏面の方が「瀟洒:しょうしゃ」です。

もし1点物を重視したい場合、1つの生地で1点だけ製作するにしても、表面なのか裏面なのかをフラットな目線で見ると良いです。

また、2点製作できる場合は、もう1点を裏面使いすることに目を向けてみるとまた違った雰囲気が生まれ、2種の別生地のようなテイストに作ることができます。

それほどまでに複数同じ物を作ることにためらいがあるのです。

あとがき

ここで、バニティバッグを連続して製作する期間が終了したわけですが、たくさんの学びがありました。

もし、1つのモデルに磨きをかけ、細部を徹底改良していきたい場合、「連続製作」は大変貴重な訓練の機会になります。

次回からは、モデルがうってかわって、「ヘルメットバッグ」を「セルヴィッチデニム生地」で作っていきます。

とても硬いジーンズのような生地で作るヘルメット入れです。

かつてバイク乗りでヘルメット収納にも工夫があったアイデアと、市販で売られる量産品のサイズ感の足りなさをたっぷりとした容量で実現してまいります。

お楽しみにどうぞ(^-^)。

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