まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
衣服に関する研究を兼ね、「ファッションの哲学:井上雅人 著」を拝読。
素晴らしいです、ファッションの本当の根底にあるものを教えていただいたと思います。
「哲学」という言葉がいかにも堅苦しそうですが、実は身近なもの、「なぜ」「理由」の部分が作り上げるものだと考えます。
着飾ることでどうしても表面的に映りがちなファッションだからこそ、本当は深みがあり、伝えたいメッセージが宿るものであるという本当の姿が隠れてしまっているだけなのです。
本当に見せているものは服のデザインや装飾ではない、その有難いツールを通じた一人の人間の特徴なのではないか

タイトルに「ボディコン」を引用させていただきましたが、ただ華やかなパーティーファッションと見るところからもう少し見方を変えてみます。
女性の身体の特徴を分かり易く惜しみなく表した究極なデザインであると見れば、非常に素敵なお洋服なのです。
ただ、日常着としてはシーンに馴染まない、ステージ衣装として引用されることが多いと思います。
しかしここが特殊、バブル時代のディスコのお立ち台は誰もがステージに立てる「ハコ」の構造、「お立ち台」は身近なステージであったところにみんなで楽しめる素晴らしさがあったかと。
衣装さながらではなく、日常着の延長であり兼用という気軽さ、お仕事着の延長もあり得ました。
さて、日常のお出かけ着において、ウエストのベルトの装着は、ベルト通しによってずれを防止する機能のパワーアップの一方で、シェイプされたウエストの美しさを見せることができます。
超ロングスカートが一番素敵なのかというのはそうとは限らない、くるぶしが見える丈の切り替わりの部分に美しさとバランスが生まれ、背丈に合わせた一番のベストポジションを探るポテンシャルの部分です。
コーデというのは、服のみならず人間の身体と共に作り上げるもの、時には黒髪を利用した黒コーデへのバランスに、ブロンドヘアーを利用したライトカラーコーデのバランスに人間の身体の一部も参加しているのです。
そのようなことに気付いているコーデの達人達は、多くのアイテムを使い過ぎずに、最低限のアイテム数で見事に「粋:いき」なコーデを完成させていきます。
「ファッション」=「おしゃれ」という考え方は敷居を上げてしまう考え方。
それよりもまず先にやることがあるのです。
それは自分を知ること、これに尽きるのではないでしょうか。
自分はどんな考え方を持っているのか。。例えば究極「服嫌い」の人。
「服嫌い」がどうしても着なければならない服の装いにその「考え方」が表れるということになります。
あとがき
「なぜ」の答えがちゃんとある製造品、必ず良い方向へと高まっていくと思います。
小さくハンドメイドを始めたということであっても、規模など関係なく同じことです。
是非「哲学」を持った「ものづくり」に取り組み、優れた文化の1役とになっていこうではありませんか(^-^)。
