まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2022年2月の頭にこれまで20年間お世話になった住まいを後に、引っ越しをしました。
この引っ越しが非常にその後の考え方やスタイルに大きな影響を及ぼすことになります。
長い間ずっとそのやり方だった、考え方だったことがこの機会に大きく変わったのです。
「引っ越し」というもののパワーを非常に感じることになりました。
物を捨てる時にすぐにたやすく捨てないような方向に、いったん立ち止まってじっくり考える時間を持つようになったことも大きな変化。
今後ますます、1つのものをできるだけ長く持ち続けていく傾向というのが重視されていくと思っておりまして、大切なことなのではないかとご紹介するに至りました。
捨てる前に考えることは「別の使い方があるのかどうか」の検討
整理整頓をしている際に「入れ物の使い方を変える」ということをしたことは、新品を購入した時と同じような「リフレッシュ感」を味わえたことに驚きました。
固定観念というものがあるもので、使い方がそれしかないかのようにずっと同じ使い方をして、毎日変わらぬ風景を見ているものです。
しかし、ふとある日使い道を変えた時に、実は前の使い方よりもっと効果的だったと思い直すことも多いです。
それは、見方がより以前よりも「俯瞰」した目線になったとも言えると思うのです。
出来るだけ捨てるということをせずに、別の使い方でさらに持ち続けていくことが、結果購入時の価格から見たときにコスパが良かったと言えます。
結局、手放しがちな場面で違う使い方を続行できる判断ができるのも、お品が捨てるにはもったいない良質さがもともとあったことも大きいです。
そういった意味では、最初の購入では、安くて質が悪いお品はもちろん質がほどほどでしかないお品も長く使いたい気持ちがその後には湧きおこらないのも確かです。
とりあえず、良質でなければお品物は早い段階で捨てられてしまう運命にあると言えます。
良質な物は末永く持ってもらえる可能性がおのずと高くなるのではないでしょうか。
これは、物1つ製造することへの責任ある行動として、主に製造側の立場の目線としても重要なことです。
あとがき
もう少し大きなアイテムでいうと、木製のチェストなどは、ここ数年はすべて中古品の古き良き味わいの品物をお得に購入しています。
プラスチック製のものは、味わいなどには欠けるので、必要がなくなるとどうしても手放してしまいがち。
このたびの引っ越しで、旧居では収納場所が少なかったために持っていた食器などを収納するプラスチックチェストを2点廃棄しました。
一方で、その廃棄のプラスチックチェスト2台よりはるか昔に購入の同じようなサイズの木製のチェストは現在もまったく手放すなどという気にはならず、使い道をむしろ考え、何とかして使い続けていこうと思うものです。
まずは、インテリアから始めていますが、早々と捨ててしまうようなものを最初から購入しないということも非常に大切で、ましてや、「捨てればいいのだから」という考えを持って購入することこそ見直したいことです。
そして、製造側も、「壊れてこそまた購入してもらえる」などといった我欲の追求を見直すべきだと思うのです。
「それじゃあ商売ができないではないか」という問いに、「その商売自体のコンセプトを見直すべきだ」とお答えしたい気持ちを持ち始めました。