まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
あれは2019年のこと。。生地屋様のレジの列に並んでいました。
手に持っているのは生地の反の最終、多品種小ロット形態ではよくあることなのです。
その時に、後ろの方に「それ何に使うの?」と聞かれ、「バッグの裏地です」と答えました。
「裏地なんて安くて悪い生地で良いのに、そのような高額な生地を使うのはもったいないのではないか」とのこと。
生地の値段は、@¥1,000(税込)/m、確かに生地の中では安物ではないレベルのお値段なので一理あります。
カーキグリーン系マルチストライプのコットン素材でしたが、先染めではないプリントストライプ柄でした。
その頃から裏地も表地もフラットに見始めておりました。
「裏地は裏に隠れるもの」ということなのでしょう、この時お洋服とバッグの裏地は解釈の仕方に少し違いがあるのかもしれないと思いました。
このたびは、以前の投稿【651】の「ベルトの起源」の話題にも引用させていただいた同じ教科書からの引用です。
「’83裏地と芯地:関西衣生活研究会 発行」の読書メモ記録をもとに「裏地はメイン資材と思っている」という解釈をお伝えします。
おそらく、この解釈の違いが冒頭のレジに並んでいた時の後ろの方との価値観の違いだと思いました。
機能がたくさん詰まる服地用の裏地のノウハウを知っておく、バッグ作りでは裏地は表舞台に出るという解釈へ

裏地は衣服においては、非常に機能的な重要附属品であることが分かります。
「表地の風合いを助けシルエットを保つ」「表裏のコントラストなどのデザイン的な効果を上げる」「縫い代の始末や芯地などが見えないようにカバーする」などの部分は十分バッグにも通じる役割。
裏地があるおかげで、一重仕立てでは難しいバッグのデザインが美しくすっきりと出来上がっていくことがよくあります。
実はそれほどまでにバッグにおいては、裏地無しの一重仕立ては難しいお仕立てなのです。
あとがき

当ブログ記事は最初の投稿の2021.07.14からおよそ5年後の2026.10.23に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し全文を綴り直しています。
2026年においては、裏地は時に表地よりも価格が上回ることもあるほど表地と裏地を同等に見ています。
メイン資材・副資材という関係ではなく、表地・裏地共にメイン資材という扱いなのです。
更にポケットやベルト類の部品の切り替えとして生地を分けることで、全5種程の生地を1点のバッグ作りに使うことが常になりました。
同じ考え方で、5種類共すべて同等に「メイン生地」と解釈してフラットな見方をしています。
表地が際立つのも周りの生地のおかげ、裏地やその他の部品もが素敵であるとバッグの魅力も高まるという手応えです(^-^)。

