まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「トルマリン」という天然石はサファイアと同様カラーの展開が豊富です。
当ブログ内でもご紹介させていただきました中では、ピンクトルマリン、カナリートルマリンという蛍光色のような黄色のものなどカラフルに展開がありました。
このたびは、トルマリンの中でも王道のグリーントルマリンのリングのご紹介です。
別名「ベルデライト」。
ストーンのカットの仕方が縦長であることが多いトルマリン、個性際立つ大粒の四角リングをどう他のジュエリーと合わせていったのかの1つの例をご紹介したいと思います。
ずっしりとした重みのあるヴィンテージジュエリーの「切子:きりこ」が縦長カットのトルマリンリングのベストパートナー
100点満点を付けたい程の素敵なリングです。
トルマリンが四角に縦長にカットされることが多い理由は、結晶の方向性に沿ったもので破損しにくい一番の形ということなのでしょうか。
多くが縦長のカットである理由があるのだと思います。
トルマリンは、グリーン色なので、K18YGとも相性は良いカラーだと思ってきましたが、こうして見てみるとシルバーカラーの地金に対してもすごく神秘的。
切子はヴィンテージジュエリーの1つで、昔のものに地金たっぷりのボリューム感があるものが多く見つかります。
数多い切子の中でもダントツだと思ったこのネックレスにこのたびのトルマリンリングがとても相性よく映ります。
あとがき
同じグリーンでは「エメラルド」の宝石が高級な存在ですが、実際はその繊細さゆえに処理だらけの天然石になってしまい、到底その真贋は自信がありません。
その代わりに、同じグリーンのトルマリンに目を向けるということをしてみたのでした。
こうして見てみると、宝石というものが、ストーンだけでは成り立たない、地金のパワーとか装飾も相まっての素敵さで成り立っているものだと思うことがあります。
4大宝石のダイヤモンド・エメラルド・ルビー・サファイアだけが宝石だとはとても思えません。
「半貴石」などと呼ばれて括られているものでも十分「宝石」と呼べるものがあると思います。
もともとダイヤモンドに価値をそれほどおいていなかった過去もあり、言葉に縛られず、すべての天然石をフラットに見てまいりたいと思います。
どのストーンも共通に、地球で育まれた「鉱物の奇跡」の姿に違いないのですから(^-^)。