まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回の記事は、2つの分かれたYOUTUBE動画に対応の1記事でございますので、番号が2つ並びます<m(__)m>。
ある日、ネットでハンドメイドのマチの計算の確認をしていました。
一応、発信するにもちゃんとしたことを。。と思い、ネットでの確認が時々出てきます。
今回、マチの計算式の確認のため、ググっていたところ。。。
マチ付きのバッグを作るにあたって、「元の必要寸法が分からない」、「割り出し方教えて。。」の声が溢れんばかりであることに驚きました。
確かに。。いろいろ謎がありますね。
マチ付きというのは、3次元の世界。
やはりこうなるとちょっと想像しづらかったりして混乱してしまうのでしょう。
とても分かります。私も以前は知りませんでした。
しかし、その疑問のあまりの多さには驚きました。
おそらく、ミシン縫いをスタートし、ハンドメイドバッグを自作し始めた時期にマチ付きにしたくて、ここでいったん悩むことがいかに多いことなのかということでしょう。
そして、マチ付きトートバッグがいかに自作したくなるアイテムであることも。。
さて、今回マチ付きトートバッグのマチを含めた必要m数の計算方法の確認をまず致します。
これは、もうその溢れんばかりの悩みに答えるべく、マチの計算方法としてのアンサーをこれまた、溢れんばかり数の方が回答している様子と同じですが、私バージョンでおもお伝えします。
私バージョンの計算式は後で記述致しますが、むしろ、計算式の中に含まれるマチの部分が出来上がり寸法だけ組み込めばよいという「謎」に迫りたいと思います。
これを理解すると、計算式が腑に落ちて今後胸を張って、誰もが先生になれる、そしてまた他の困っている人に教えていける。。
そんな素晴らしいことになって行けばという思いを込めています。
まずは、多くのQ&Aを拝見した、マチ付きトートバッグの必要m数の割り出し方の確認
さて、まずは、図を見ながら、確認のためマチ付きトートバッグの縦横の必要m数を含んだ型紙をどう作ればよいかを私も多くの人と同じようにお伝えしたいと思います。
むしろ、その後の後半部分が本当に大切なことですので、後半こそどうぞご覧くださいね。
「算出方法」などよりも「なぜ、どうして」こそが一番大切だと私は、思っています。
手順は、まず最初に縦の出来上がりの長さ30cmをそのまま、30と置く。
そして、2枚仕立てなので、この図が1枚分なので、マチ出来上がりの15cmの半分の7.5cmを足す。
そして、上部の縫い代は1.5cm、底の縫い代も1.5cmで私は作っているので、上の1.5cm、下の1.5cmをそれぞれ加える。
この積み算の値が40.5cmなので、縦は40.5cmの長さで型紙を作れば正解。
次は、横の長さ。出来上がりが、37.5cmなので、まずは37.5と置く。
そして、横は縦と違い、マチが2つできるので、出来上がりの半分の7.5を2回足す。
そして、左右も縫い代は1.5cmとするので左の1.5と右の1.5をそれぞれ足す。
この積み算の合計は55.5cmになります。
そして、下の角部分を15cmの半分の7.5cmずつの正方形でカット。
これで型紙出来上がりです。
注意点は、2枚仕立てバージョンなので、出来上がりマチの15cmの半分である7.5cmだけを足す点、そして、横の長さはマチが2つあるから7.5cmという半分の寸法をを2度足すという点ですね。
この計算式に当てはめれば、2枚仕立てのマチ付きトートバッグが作れるスタート地点にちゃんと立てます。
式には当てはめるものの、マチの計算が縫い代無視のような実寸で成り立つその謎とは?
何でも、理論的に証明したいもの。
ふと思うことがあると思うんです。あれれ?マチにだって間違いなく縫い代1.5cmが必要なはず、それなのに、なぜ、出来上がりの長さだけを計算式に入れているだけなのだろう。
これです。これが謎なんですねー。
しかし、これで間違いなく15cmにマチが出来上がるのです。
その謎を解き明かすべく、こんなことをしてみました。
この赤い線が、計算式に7.5cmちょうどでよいことをちゃんと証明してくれました。
ということで、勘違いしがちな、縫い代分入れねば、ということで7.5+1.5=9cmマチのくり抜きに型紙を作ったりしては結果、サイズ間違いの大きなマチができてしまうわけですね。
縫い代部分が1.5cm引かれることは何となくわかっても、その分1.5cm上に突き出すということがなかなかすぐには分からない部分でした(;'∀')。
しかし、今回のこの赤いマジックの線で、間違いなくそういう結果になることが分かったので、計算式も上述の通り間違いないものであると安心して、今後は公式に数字を当てはめるだけでよいのです。
今回は、この謎を解くためのYOUTUBE動画が2本ございます。
前編ではマチの計算式に当てはめる部分がメイン、その後最後の方でもやもやして終わっています。
後編では、赤マジック作業がメインで、この縫い代分を含まないのが正解である謎の解明を証明する場面がメインです。
あとがき
マチ付きのバッグは使いやすく、親しみあるデザインです。
このしっかりと容量を確保された「マチ」こそが多くの人に好まれる価値の1つでもあると思います。
2次元が3次元になる時の分かりにくさを研究して理解し、その後の展開として独自のデザインを立体的に作っていけるきっかけになればと思います。
こんな図形から立体へのイメージの体験は貴重です。
今回の「なぜ、どうして」を解明することの例は、他の事項でも結局一番大切なのではないかとさえ考えます。
その理由を追求していくことで、「哲学の入ったバッグ」になっていくからです。
長年老舗として愛され続けるハイブランドバッグにはこれがあるのです。
ただ、意味もなく表面的に飾り立てたバッグではなく、シンプルであってもその機能の意味が理解され、受け入れられるお品になりますように(^-^)。