まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびは、ミニボストンショルダーバッグの製作を致しました。
丸いカーブを取り入れたドームのような形はいかにラインを美しく出せるのかというポイントが1つ。
そして、ここ最近ややプチ流行のファスナー位置が片方に寄ったデザイン、真ん中よりもしっかりとオープンできる点がメリットになると思います。
ファスナーの始まりと終わりの綺麗な処理の仕方のイメージをまだ持っておらず、行き当たりばったりで研究を兼ねた製作となってしまいましたが、そのままを綴りたいと思います。
ファスナー位置がアシンメトリーのぱっかり開く仕様、心躍るボタニカルなビタミンマルチカラーのミニボストンバッグ
ボタニカルな大柄の暖色系マルチカラーが美しく楽しい雰囲気です。
柄の縁取りのブラウンカラーが特徴で、まるで、絵画の巨匠「ルオー」様の作品のよう、こんなところに惹かれてこの生地を使わせていただきました。
使用生地(表地・裏地共通):シャンタン、ポリエステル/100%、日本製。
作り方は、あらかじめ「中表」にしたプレート状のパーツを「外表」で組み立てながら縫い合わせて作っていくという方法です。
このアシンメトリーなファスナー仕様では、ファスナーの端っこを完全に隠すということができませんでした。
更に、切替の部分の繋ぎ目がしっかり合わなかったのです。
非常に曖昧なまま、それとなく出来上がってしまったのが現状です、決して成功ではありませんでした。
あとがき
このたびのアシンメトリーなファスナーの取り付けの経験は、その後の比翼付きのリュックの入り口で活かされます↓。
比翼が隠してくれることもあり、不完全な縫い付け部分をカバーしていったのですが、起源はこのたびだったと思うのです。
当ブログ記事は、最初の投稿の2019.05.20からおよそ5年半後の2025.01.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2025年では、ファスナーさえ全く使用しないバッグの製作に行き着いています。
カラーが限られた既製品の附属品の限界を感じたこともあり、メインの入り口にもなり得るファスナーを思い切ってやめたのです。
とは言え、ファスナーを真ん中に取り付ける仕様・アシンメトリーに取り付ける仕様を含む製作をしてきたその先に今がありますので、過去のこのような製作は辿るべき道であったと思っております。
実際に製作していない者はファスナーを使用しないバッグの良ささえ語れないのです。