まるで絵画のような暖色系マルチカラーの草木柄はシャンタン織、アシンメトリーなファスナー位置のミニボストン【19】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ミニボストンショルダーバッグの製作を致しました。

丸いカーブを取り入れたドームのような形はいかにラインを美しく出せるのかというポイントが1つ。

そして、ここ最近ややプチ流行のファスナー位置が片方に寄ったデザイン、真ん中よりもしっかりとオープンできる点がメリットになると思います。

ファスナーの始まりと終わりの綺麗な処理の仕方のイメージをまだ持っておらず、行き当たりばったりで研究を兼ねた製作となってしまいましたが、そのままを綴りたいと思います。

ファスナー位置がアシンメトリーのぱっかり開く仕様、心躍るボタニカルなビタミンマルチカラーのミニボストンバッグ

ボタニカルな大柄の暖色系マルチカラーが美しく楽しい雰囲気です。

柄の縁取りのブラウンカラーが特徴で、まるで、絵画の巨匠「ルオー」様の作品のよう、こんなところに惹かれてこの生地を使わせていただきました。

裁断風景:表地の前後にそれぞれポケットを取り付け済み。1m購入で表地も裏地も同じ生地を使用。

使用生地(表地・裏地共通):シャンタン、ポリエステル/100%、日本製。

作り方は、あらかじめ「中表」にしたプレート状のパーツを「外表」で組み立てながら縫い合わせて作っていくという方法です。

<サイズ>縦20cmx横22/26cmxマチ8cm。幅2cmの取っ手付き。ショルダーは幅1.5cmx81/129cm。
コンパクトなサイズながら、めいっぱいのポケットの広さを確保。外側にはすぐに取り出したいパスなど。
底面:後付けでリムーバブルな底板を設置しています。同じ生地で包み込んで作ったものです。
柄のおかげでそれなりな見え方にはなってくれていますが、左下の写真のファスナーの端っこの取り付けが曖昧。

このアシンメトリーなファスナー仕様では、ファスナーの端っこを完全に隠すということができませんでした。

更に、切替の部分の繋ぎ目がしっかり合わなかったのです。

非常に曖昧なまま、それとなく出来上がってしまったのが現状です、決して成功ではありませんでした。

着用風景:この生地だったからそこそこ出来上がったという条件を感じます。下の角のラインが難関過ぎました。
コーデのイメージ:せっかくなのでお洋服との相性もご紹介。バッグ自体がアクセントになると効果的なケース。

あとがき

このたびのアシンメトリーなファスナーの取り付けの経験は、その後の比翼付きのリュックの入り口で活かされます↓。

その後の比翼付のリュック:部分的に見れば、アシンメトリーなファスナー付けはこのたびと類似です。

比翼が隠してくれることもあり、不完全な縫い付け部分をカバーしていったのですが、起源はこのたびだったと思うのです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.05.20からおよそ5年半後の2025.01.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年では、ファスナーさえ全く使用しないバッグの製作に行き着いています。

カラーが限られた既製品の附属品の限界を感じたこともあり、メインの入り口にもなり得るファスナーを思い切ってやめたのです。

とは言え、ファスナーを真ん中に取り付ける仕様・アシンメトリーに取り付ける仕様を含む製作をしてきたその先に今がありますので、過去のこのような製作は辿るべき道であったと思っております。

実際に製作していない者はファスナーを使用しないバッグの良ささえ語れないのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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