まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ここ近年の地金価格は相も変わらず高騰したままのようです。
20年前くらいにとてもお得に購入した18金のネックレスなどは、この記事を書いている現在では、簡単には手の届かない高級品に変わってしまいました。
そこで、ややブームとなったのが、古き昔の昭和の時代の18金製のネックレスやブレスやリングなどを地金として質屋さんで現金化するという行動です。
ずっと使わない古いネックレスなど18金製やプラチナなどの価値ある物を眠らせておくだけなら、現金に交換し結構な金額のお小遣いにしようということで、喜んで質屋さんに駆け込むわけです。
今回は、そのように買取に手放してしまう貴金属に対して真逆ともいえる考え方、地金の価値だけでなく、商品そのものの価値でもって、今後もジュエリーの姿で持ち続けていくことの素晴らしさというものがあるということを書きたいと思います。
価値=お金ではデザインや意味が失われる残念さ
自身も過去に、ネックレスのチェーンが細すぎて絡まることにうんざりし、換金するために質屋さんへ持っていったところ、予想外の値段がついたことに大変驚き短時間で現金が得られるすばらしさを実感しました。
何か高額な物やコトの目的が現れ、その資金作りとして、使わない眠っていた地金を現金化することは使い方によっては、大変上手く納得できるものではあります。
ただ、真珠が付いていたりとか、綺麗なマルチカラーの天然石の価値は買取にはほとんど重視されないとのことなのです。
たとえ、どんなゴージャスなお花の形が天然石で素敵に形づくられたモチーフであっても計算は、台の金属の部分だけとなります。
質屋様によっては、「デザイン性の価値」を盛り込まれる会社様も一定数ありますが、ほとんどが地金の部分だけに換金の価値を充当。
このことは、一見お金をもらえたようで、同時に、実は美しさとか素敵さなどの価値を自分が捨てたということになってしまうのです。
その点が非常に残念なことと思えてなりません。
写真のようななこんな感じのリングなどがこのケースにぴったりだと思います↓。
これらは、華やかな様相をしていますが、これを地金のみの計算で価値を評価されてしまうことになります。
一方、地金のみでできているリングはどうなのかということです↓。
ALL地金でできている形のリングでもこれらのデザイン性が、かなり商品の付加価値を上げていると思われるのです。
地金の考え方で行くと、こちらの地金だけのリングの方が持つ価値があることになってしまいます。
それはそれは味気ないジュエリーコレクションではないかと。。
こうした比較から、本当に価値あるジュエリーとは何なのかをじっくり考えたいものです。
あとがき
貴金属というのは、洋服や、靴やバッグと少し違い、消耗品というほどの劣化が無いです。
むしろ永久的であり、どんなに古いものでも、そのリアルタイムな地金の価値に相当するのです。
そういった貴金属の特性は素晴らしく、そうであるならば、良い物を購入することをお勧めしますし、昭和時代のヴィンテージ物は地金もたくさん使ってあり厚みがあるところが魅力です。
ただ、古いものだと明らかに分かってしまう「デザインのクセ」などがそのままの利用を躊躇させてしまいます。
そういったケースに関しては特に自身が得意とするところです。
まずは、数ある中から良い意味でクセの無いデザイン選びすぐるというところも重要です。
そして、できるだけそのままの姿で装いによって新しい価値が生まれるような工夫をご提案して行ければと思っております。
それは、「本物志向のレンタルジュエリー」という事業を通して今後もやっていきたい追究です(^-^)。