宝石にまつわる神話のようなストーリーを知った今、神秘的な地球の軌跡の証を重んじ、しとやかにゆったりとした気持ちで向き合うことにした【1051】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ジュエリーを扱う立場としまして、宝石のことをしっかりと知るために、時々宝石にまつわる本を読ませていただくことがあります。

このたび1冊の本を拝読、「宝石物語:岩田裕子 著」です。

かつて貴族の宝飾品であった宝石にまつわる事実を中心に、やや盛られて言い伝えられた部分も含むストーリーを興味深く読ませていただきました。

フィクション的な部分もありながら、実在の歴史上の人物ばかりのストーリーであり、逸話としてジュエリーが様々な人間の人生に伴ってきたという見方では十分リアルです。

いつまでも永久に持ち続けることができる品物だからこそ、振り返った時のその存在感や過去の出来事の真実を知る唯一の手掛かりなるものであったとも言えるのです。

宝石のパワー、この世を作る地球を含む宇宙からの戒めや教訓を伝えるほどのものなのではないか

物語としては、宝石のパワーが人の人生を狂わせたような「ホープのダイヤモンド」のストーリーが有名です。

ここまで複数の持ち主を転々とした宝石はなかなかない、多くの所有者があり、どの持ち主も不幸の末路を迎えているようなのです。

特にパワーの強いカラット数の高いダイヤモンドだからこそのストーリーでありますが、宝石自体よりもむしろ、その宝石の価値に翻弄され、心が揺さぶられた人間の愚かな姿であるとも言えます。

現在は博物館という望ましい場所で佇んでいるようです、誰の手にも渡らない状態に行き着いたのでしょう。

キラキラ美しい宝石を前にしてどこか心が動揺し、揺さぶられるのも、そのあまりの美しさゆえ仕方がないのかもしれません。

しかし、こうも思うのです。

そういった煌びやかなお品を前にした時にこそ、優雅に落ち着いた気持ちでゆったりと接することが望ましいと思いました。

決して貪欲にならず周りに翻弄され過ぎない自分の軸を大切にしなければ不幸が起こるといような戒めを過去の宝石のストーリーから学んだわけですから。

急いで慌てて身に着けるのではない、ゆっくりと時間を使いながら、気持ちを落ち着かせた身に着ける瞬間をむかえたいものです。

例えば、収納1つにしても、ゆったりと宝石が喜んでリラックスするような収納の仕方というのもあるもので、宝石が喜ぶような向き合い方というものがあるのではないかと思っています。

せっかく価値ある綺麗さを放ってくれているのですから、私達はそのお返しとして、丁寧に、穏やかに接してあげることが大切ではないかと。。

あとがき

奇跡的に掘り出された地金と美しいストーン、決して当たり前ではないことが重なった宝石だからこそ希少価値が高いのです。

そして、研磨という透明感ある美しい磨きをかけてくれた宝石製造者様である人間の叡智にもありがとうの気持ちを持ちたいものです。

決して自分が発見できるものでもなく、多くの人の力がないと美しいお品を目にすることさえできなかったわけですから。

貪欲になるあまり忘れがちなこと、それは決して当たり前ではなかった奇跡があっての今現在への「感謝」の気持ちです(^-^)。

ハンドメイドバッグに取り入れてきた花柄、更に小分けの種類の違う3つの呼び名を事典から探した【1048】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく図書館を利用させていただく読書ライフをしていますが、このたびは珍しく、購入しました本です。

「衣服・布地の柄がわかる事典:一見輝彦・八木和子 著」を拝読。

ふらりと「amazon」様で見つけてしまったお品。なんと¥6。

読み手によっては、本の価値は値段を越えたところにあるのだと感じます。

プリントの柄が大変豊富な生地分野ではありますが、ちゃんとその名前があるということで、気になる手持ちの生地と照らし合わせを夢見て、ワクワクしていたのです。

このたびは、この本から学んだ知識をもとに、2つの謎を解いてみたいと思うのです。

①ボタニカル柄とフローラル柄の違いはどこなのか②よく見かける特徴ある花柄の名前の答え。。とこの2つです。

目的をもって事典を活用させていただくという本との向き合い方の一例です。

①フローラルとボタニカルの違いはどこにあるのだろうか

左:フローラル、中:ボタニカル、右:唐花(からはな)。

特に分類しなくとも、全体としてお花が描かれたプリントであれば、それは花柄であり、フローラル柄であるわけですが、何かの時に区別が必要なこともある時に固有の名前は役立つもの。

フローラルというのは、例を挙げるとリバティプリントがここに属するようです。

ああいったお花の部分だけ主にスポットが当たって、繰り返しの柄になっているところが特徴。

細かい話が、少し葉っぱや茎の部分も描かれてもフローラルに属するようで、ここが見極めが難しい所です。

なぜかというと、真ん中の茎や葉っぱやつぼみも描かれたものがボタニカルという名前だからです。

真ん中の手持ち生地はこの本の中のボタニカル柄と非常に似ていました。

フローラルなのかボタニカルなのかは分別が難しいこともあるかもしれません。

独自にまとめた、覚えやすい定義のようなものはこうです↓。

・フローラル:お花の部分にスポットが当たった繰り返しの花柄。

・ボタニカル:自然の景色をそのまま映し出したようなお花が自然の中で咲いている様子を描いたような花柄。

こんな感じで見分けていけそうです。

②中国から奈良時代に伝わったとされる「唐花:からはな」柄は空想上のデザイン

一番右:「唐花:からはな」と呼ばれる柄。現実離れした空想的な要素のある花柄です。

一番右は、すでに奈良時代に中国から伝わっていた柄のようです。

なかなかエキゾチックな柄です。

この花の名前が「唐花:からはな」と呼ぶなどとは知りませんでしたので、今までの謎が解けたようで非常に嬉しかったです。

インテリアアイテムでよく見かけるお花です。

ちなみに、写真のものはネパール製。

今回ご紹介以外にも、もっと多くの花柄名が実はあるみたいで、例えば、枝部分を中心に描かれた「スプリッグ(小枝)」柄というのもよく見かける柄だと思います。

そのスプリッグ柄も、ボタニカルとの区別が難しいことがあると思います。

とにかく小枝柄はしっかりと小枝部分が描かれているものになるので、そういったところが見分けのジャッジにポイントとして思い浮かべると良いです。

とはいえ、境界線は曖昧ですので実物を見れば見るほど迷うこともありますが、この区分けを引き出しに持ち、予想を立てることまでできれば十分ではないでしょうか。

あとがき

アパレル業界・ファッション関係のお仕事に携わっている方は、こういった事典は役に立つと思います。

現に、こうしてブログに投稿する時に、この事典を何度見直したことかというほどです。

生地は本当に難しいと専門の人でも思われるようですので、プリント柄に特化したものであることもとても有難い本です。

かなり昔の本でも色褪せない不変さが大変読み応えありです。

ちなみに、もう1つ、これぞアパレル業界の人は結構お持ちであるメジャーな本だと思いますのが、「服地の基本がわかるテキスタイル事典:閏間正雄 監修」という本。

いずれも「事典」という種類です。

こちらも非常に面白く、名前の由来にも触れられストーリー性のあるような事典というギャップが魅力で親しまれているのだと解釈しています(^-^)。

元々希少価値の高いものが宝石、お得な量産品を避け、少なくともその場には1つしかない品物を更にその製造背景を想像しながら見抜く選び方【1041】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に別の記事でも拝読しました記録としてご紹介の同シリーズの図鑑、「宝石3-ジュエリーその品質と価値の見方-:諏訪恭一 著」を拝読。

きわめて人気の書物であり、シリーズの「1」がまだ読めていないという事態(図書館で貸し出し中)。

このシリーズ本のファンになるほどの感動がありまして、面白いのが図鑑的な本であるにもかかわらず、まるで物語を読んだような感動があること、著者様の熱意とはっきりとした方針すら感じられる点です。

このたびは、ジュエリー選びの時にも参考になるような「ぱっと見」に表れる良し悪しの見分け方を、拝読した学びから自らの言葉でもってアウトプットさせていただきたいと思います。

ジュエリーの良し悪しはぱっと見に表れるもの、ぱっと見たその瞬間の「心の響き」に意識を傾けたい

当書物の中では、美しく宝石が輝く工夫などもご紹介されていまして、光とのかかわりもジュエリーは大いにあります。

地金の台の部分もそういった点ではジュエリーの大切な一部分であるということ、ルース(ストーンのみの状態)がジュエリーという完成品になることで一層輝くものにしてくれるのは18金やプラチナの台のおかげなのです。

例としましては、ペンダントやリングのストーンの裏面の地金による透かし細工、あれは光の反射を意識したジュエリーが美しく映る作用とデザインのコラボなのです。

ジュエリーを選ぶ時に、その素敵さはぱっと見の一目に表れてくるということです。

「わーっ♪」というようなすごさが感じられる第一印象のジュエリーは、ただ一部分を強調したものでは決してなく、様々な細部の美しさが集まったものだということになろうかと。

商業用というのは、マスに広く行き渡るようなお品であり低価格。

大変厳しい見方になりますが、一目見た瞬間に、華奢過ぎるジュエリー・小粒ジュエリーは飽きてしまうのです。

では大きければ良いかというと、それはそれで、ストーンの内部が目立つわけですが、まずは「大ぶり」というのは最初に目を付ける点としては正解であると思っています。

ぱっと見で「小さいなあ」と少しでも「ひっかかり」なるものがあれば、が最終的に高額なジュエリーとして購入する時には価値の欠如としたマイナス点になるのです。

やはり、心が躍るような「ダイナミックさ」「迫力」が初見で感じた宝石の方がすっきりと屈託のない気持ちで納得できるのです。

ただ、小粒のものでも複数並んだ配置のものは、面積が上りがりますので、「面積の広さ」という見方では、パヴェも優れた装飾であると見ています。

小粒1粒と多数という違いも大きいということです。

あとがき

末長く持ち続けていきたい宝石。

購入は一大イベントに等しい力の入るアクションになります。

ぱっと見の時の気持ちというのは、直観力のようなもの。

その時に感じた第一印象も随分重要であるのがジュエリー。

良質なお品物は、その第一印象に感動を得られるような作られ方をしているはずだからです(^-^)。

時代は変わる!かつての裏話は本来は親切にユーザー様までお伝えするべきことだった、宝石の裏面は相も変わらず正直に語っていた【1035】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、まさに宝石をお取り扱いさせていただいている身ですので、宝石に関する「真実」の部分は是非知っておきたいと手にした本があります。

「宝石の裏側:内藤幹弘 著」を拝読。

この「裏」というワードが2つの「裏」を表していてタイトルが意味深で非常にセンスが見られます。

宝石の構造の裏面部分に私達が知らない工夫があること、そして、宝石そのものの商業の実態においての裏話のような「裏面」というキーワードを共有したの2つのことです。

宝石を手にする末端のユーザーの事を思った親切な情報は、秘蔵せずに表に出し「裏」を作らないことが本体望ましいのです。

それでも、ミステリアスな「宝石」という存在がそのようなかつての秘め事を呼び寄せていたのでしょうか、その背景については、これまで多くが語られることはありませんでした。

このたびは、今後の時代においては「そのままの姿を実直に伝える」ことの素晴らしさの方を重視していくべきなのではないかという考えをお伝えしながら、当ブログ記事を綴らせていただきたいと思います。

喜平チェーンが現在の中古市場で大量にある理由が残念、喜平チェーンは本来美しい美術的造形であることが打ち消されてしまうかのようだ

いろいろ役に立つ有難いことが書かれていましたので、ご一読をお勧めするのですが、是非ピックアップさせていただきたかったのが、かの有名な「喜平チェーン」に関する項目です。

喜平チェーンは、メンズ分野のイメージが大きいかもしれません。

細かなパーツのカットの美しさがよくきらめき、たっぷりな地金のK18YG製で喜平チェーンがずらりと並ぶ映像が地金価格の高騰の現在をよく象徴しています。

中古市場には多くの喜平チェーンが並びます。

チェーンには喜平の他にもデザインはあるのですが、これが定番のようなデザインの形に思うのも、あまりにも広く流通した過去があったからなのです。

この広く知れ渡った成果はまさに、「製造業者のしかけ」であったのでした。

格安の喜平チェーンを大量生産することで、その1本1本がよく見かけるものになってしまったということで失われたものは、「希少さ」ではないかと。

知れ渡ったのだという見方をすれば、商業の行き着くところ「マスへの広がりの成功」であったとも言えるのですが。。

本来喜平チェーンは、非常に美しいデザイン、「喜平」という昔の人の名前をとったネーミングもユニークで和風な感じを思わせる日本人になじみのネックレスというイメージです。

線径が太く頑丈なイメージは、安定感あるチェーンとしてジュエリーのチェーンでは基本的な優れた定番デザイン。

ただ、どこにでもあるかのようなありふれた印象がどうしても否めず、過去のそういった供給側の儲けのしかけによる報いのようなもの。

しかし、そんな歴史や背景を知れた今、喜平チェーンへの変な誤解がかえって溶け、純粋な気持ちで喜平の美しさを見ることができるという見方に変わりました。

著者様には有難い気持ちでいっぱいです。

指輪の裏面はなぜ透かしが芸術的なデザインになっているのか、

専門的なことは本の中に詳しいことがありますが、以前から不思議だったのが、指輪やペンダントトップのストーンの裏側が決まって多角形とか何かの形で透かしになっていることでした。

答えが「最大限にストーンのきらめきを出すための台の工夫である」ということだから驚きです。

特にダイヤモンドはその効果は大きいようです。

ストーンの元の色や形も重要ですが、光に当たった時のきらめきも想定されたものがその加工品なるジュエリーの姿なのです。

鉱物のまま、ルースのままとの違いがそのような点には間違いなくあります。

やはり常々思っております、「高級地金の台あってこその宝石である」ということが言えるのではないかと思えるエピソードです。

時には悪い情報も正直に出す必要性、その真正直さが宝石のそのままの姿を受け入れる寛容さにつながる

やはり、宝石は、正直な純粋な情報のみを得たいのが実際の購入者の気持ち。

悪い情報を隠したり、上述のようにあえて喜平チェーンを大量に流通させたり、「お給料の3倍の指輪をプレゼントするべき」などの妙な風潮で煽ったりなどの過去は、購入者様の事を決して親身に考えたものではなく、商業上のあらゆる業者様の利益のみを重視したものになります。

しかし、大げさな「コピーライティング」は基本的には自由ですので、そういったことも、受け手は鵜呑みにするのではなく、冷静な判断をするということも大切です。

そして、商品に対しては、悪い情報を出すことで売上の妨げになるということで、「難」の部分を隠しがち。

しかしながら宝石は難の部分も出てきてしまうこともあるのです。

この「隠す」ということ自体が時代的に相容れない行為だと思わなければなりません。

後の信用を失うその場逃れの行為でしかないことに早く気づいていくべきなのです。

特に宝石は、購入者様も未知の部分が多く、今まで隠されてきたからなおのこと、今後は、是非、お客様との共有を増やしていただく責任を持ってのご提供であってほしいものです。

あとがき

販売者と購入者という点で見れば、宝石以外でも事業をしているすべての人に当てはまることだと思います。

提供者である事業主というのは、大きな会社であれ、小さな事業者であれこの本から学べることは、「情報をお客様におしみなく伝えること」です。

あれこれ、隠すことを考える時間があれば、実直に誠意を持って真実をお伝えすることに時間を費やすべきであり、変な緊張感や隠し事に対するうしろめたさを取っ払い早く楽になった方が断然意味ある姿勢です。

こんなシンプルなことがなぜできないのか。。それは、長い期間の「しきたり」「固定観念」から抜け出せなくなっているからだと思います。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ネットの先駆者から学ぶネット上で目立つ存在になるためのブログの綴り方、ブログのリライトは過去からのわずかな成長をも知れる重要な作業【1033】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業の宣伝を強化したく、ブログの手直しをピックアップ形式で始めていた頃、その秘訣を探す中で、ある1冊の本に出会いました。

「目立つ力:勝間和代 著」を拝読。

テレビに出演もよくされている有名な方ですので、著者名にピンと来て手に取ったことがきっかけ。

読書は「図書館ライフ」であり、ほとんど図書館で借りた本を読ませていただいております。

この本にある有難い技術のようなことを学び取りながら、ブログの「手直し」に役立つようにと一読後の思うところを綴りたいと思います。

ブログの内容にはそもそも鉄則がある、「有益な情報」が盛り込まれたブログが読まれるブログになっていく

おそらく、YouTubeも「発信」という同じ行為でありますので、どんなSNSでも同様のことが言えるのかもしれません。

随分発信手段が豊富になった現在ではありますが、共通することであり、非常にベーシックな教え。

自分のやったことの日記というだけでは読む人の身になった内容としては不合格、これでは魅力的なコンテンツではないということ。

やはり、読んだ人が「ありがとう」「有難い情報が得られた」と感謝の気持ちが湧くようなものでなければいけないということです。

美味しいものを食べに行った、「おいしかった」「楽しかった」という感想とその写真だけでは、何ら役に立つことは無いということです。

それは、自分に向けられた目線であり、他の人のために役立つ何かを提供しようとする姿勢ではないから、面白いと思ってもらえないということになるのです。

同じ内容でも、読み手が役に立つという内容が入っていれば同じ食べ物記録であっても何ら問題はないとも言えます。

「こんな素晴らしいサービスがあったことに驚いた」という文章1つで、同じような業種の方が参考になったり、同じ店へ訪れて自分も味わいたいと思うのであれば、そこには「有益な情報」が盛り込まれたことになるのです。

そして、堅苦しい文章よりも、やはり、親しみやすく楽しく読めるものであることも大切。

話言葉がそのまま掲載されたものであっても、それはブログなので「あり」ということになるし、その人の「人となり」がよく現れた親しみやすいブログになるのかもしれない点で、ブログはむしろ誰でも気軽に書けるものであると言えるのです。

肝心なところは、そこから得られるものの価値がどのくらいあるのかということで、これは商売に通じるところが大いにあると思い、随分と感動したものです。

商業も「価値の提供」、事業者はブログを書かずしてどうするのかとまでの重要なタスク。

事業の方向性がしっかりとしたものであると、ブログの内容もおのずとメッセージが読み手様の心にヒットしやすくなるのだと思いました。

つまり、ブログを綴る事業者のその確かな方向性を確認することもできるほど、ブログ1記事ずつは大切な媒体なのです。

あとがき

ブログも、ここへ来て1,000投稿を越えてまいりました。

これまでのブログが本当に読み手のことを考えたものであったのか。。

それを顧みながら、そして反省しながら過去の拙い文章を直していくのです。

当ブログ記事は、最初の2022.07.03の投稿からおよそ2年後の2024.09.04に「手直し」の順番で当記事も最初からすべて見直してここまでたどり着きました。

ほとんどがほぼ書き直しといった感じであり、ブログの手直しの重要さと、過去2年前との現在が文章の書き方も全く変化している現状に気づかされます。

随分ブログも綴ってまいりましたが、むしろ、この時点の1,000記事のタイミング以上に、2024年の1年間で1日3記事ずつを【1】から順に「リライト」してきたことの文章の書き方の変化が大きいと感じています。

1年がかりの大きな作業であり、この2024年がいかに貴重な年になったのかということになります。

かならず1日のマスト作業として怠ることなく現在の9月まで続けておりまして、予定をクリアしています。

残る数か月の年末をもっていったんすべての手直しが完了し、すべてのYouTube動画とブログ記事が完全に相互リンクが実現します。

ブログが「オワコン」であるというような記述も拝見したことがありますが、自らの考えをまとめ、経年の内容のチェックをしていくことは、投稿した当時のままのYouTubeでは到底かなわないところがあります。

だからこそ、YouTubeをそのまま活かすには、ブログ記事のフォローや補填の役割りも出てくるのです。

せっかくの投稿ですから、末永くネット上に残っていくコンテンツが良いでしょう。

ただ、動画コンテンツも今後も重要だと思いますし、王道のYouTubeを選んだことはこれはこれで正解。

ブログの書きっ放しよりも、後から振り返ってその内容を高めていったり、過去の拙い文章にあきれ果てることも現在が成長している証なのではないかと(^-^)。

宝石を購入する際の検討に役立つ図鑑的な書物、地球活動のミラクルと人間の叡智の2つが重なった美しくスタイリッシュなジュエリーの姿の深み【1032】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「これこそが宝石なのだ」という望ましい見方が学べる素晴らしい本を拝読。

シリーズの1-3で綴られる「宝石2-品質の見方と価値の判断のために-:諏訪恭一 著」です。

宝石業をされている著者様のこれまでの宝石を見る目の記録の集大成とも言えるべき「図鑑」。

ここには、ゆるぎない考え方などが詰まっていてとても素晴らしい内容です。

図鑑のような構造とはいえ、著者様の考え方がしっかりと記されているところは知識を得るということを越えた「教え」のようなものがあるところが優れています。

親切心あふれる文面が特徴のこの本に今までの疑問を解決してもらった、インクルージョンのこと・宝石のレベルの見極め方など

特徴としては、著者様の親切心があふれた1冊であるということです。

まどろっこしい誤解などもさりげなく、登場している部分があって嬉しかったですし、これまで疑問を抱いていた部分もちゃんと書かれていました。

その疑問を解決してくれた例を1つご紹介したいと思います。

実際にクォーツというレンタルジュエリー内のストーンがあるのですが、購入当初、「インクルージョン(内包物)」のお話を店員様からもお聞きしていました。

「インクルージョン(内包物)」が見られるからこそ価値があると判断したお品ですということで、モヤモヤした不統一な色なのです。

一方同じサイズの類似のものが、そのお値段の半額以下でしたが、それは後に購入したものの現在は手放して残っていません。

「処理」なるものが施されて、均一化された様相の綺麗過ぎるお品だったのでした。

価格が安かったので購入時のその瞬間は確かに魅力ではありましたが。。

これはどちらに価値を置くかというのも使い手の意見もありますが、やはり、本物の証であるインクルージョンが時には大切。

これを処理によって手が加えられまっさらに均一化された透明感には「味わい」なるものは消されているとも言えるのです。

その何年後かにその処理部分に異変をきたすこともあるようで、処理して均一感が出されたその場だけの解決というのは、後にやってくるデメリットをかかえてしまうのです。

あとは、ダイヤモンドに入るインクルージョンに対しても、「今後、ダイヤモンドのイミテーションがもっと今よりも多く出回ってきた時にこそ、価値が出てくるのではないか」とのこと。

本物を見分けることが難しかったり、偽物でもかなりのきらめきが得られて本物と何ら変わらないかのように見せることができるようになっていくほど、反対に本来の天然の価値が高まるという考え方です。

そこには非常に共感し納得したものです。

一方では、「宝石にもランクがあり、ルビーがすべて美しいわけでもなく、レベルを表す数字が1つ違うだけで明るさが全く違う」という点もとても厳しい見方になります。

このレベルは「宝石とは言わない」とまでも書かれた部分もありました。

このように、良し悪しの厳しい見方をご教授いただける本なのです。

「レンタルジュエリー」の商品ラインナップにおける選択にはとても役に立つ情報をいただいたということになります<m(__)m>。

あとがき

今から25年前の1997年発行の本ですが、その情報は色あせることはありません。

著者様は「宝石鑑定士」の資格を日本人の第一号で取得した方。

早い段階でこの世界に興味を持って足を踏み入れられたのです。

ダイヤモンドのカラットは気にせず、素敵さを重視しているお話をさせていただいておりますが、著者様によると、「カラット=重さのことよりも、「大きさ」が重要である」とのことです。

小粒であっても奥行きがあれば重くなるのでカラットは上がるけれども、面積がないと美しくは見えないというのも納得できます。

人の考え方も千差万別、ご教授いただいた知識や考え方を咀嚼し、自らの方針やスタンスを確立し、胸を張って発信できるようなことに繋がるようなきっかけをいただきました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

すべてお得なお品揃えばかりではお客様には魅力的に映らない、背伸びした「夢ある」高額ラインナップも設置することが全ての品物の高級感へ【1016】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび素晴らしい1冊の本を拝読、「儲けの教科書:主藤孝司 著」です。

とても読みやすく、「個人事業主」様は全員読んでいるのではないか、是非読むべきではないかと思った本になります。

「うんうん」「なるほど」と感動し共感するところが多数の中、厳選した1つ、知っているようで実際は意識しきれていなかった「高級ラインの設置」のその後の影響について考えてみました。

すべてが手の届くお買い得商品ではなく、「高級品」を設置することで揺さぶる「あこがれ」「夢」「プライド」の心理

お客様は確かにお買い得商品を喜んでいただけるものではあるのは間違いないです。

しかし、「お買い得商品だけをずらりと並べ、高級品を設置しなかった事業主が廃業の形になった」ことが書かれていました。

それほどに、「高級」ということが商業にとっては大切であり、庶民的なラインナップの中にも必ず必要な物だということなのです。

高級な商品というのは手が届きそうもない存在でありながら、「あこがれ」や「夢」でもあり、そのラインナップ、そのお店が素敵に思えるのは、やはり、この高級なお品の存在なのです。

かつて、別の本でもそんなことが違う書き方ではありましたが、書かれていたのを思い出しました。

入り口としては敷居を低くしてお買い得な「浴衣:ゆかた」を販売するのだけれども、高級な「着物:きもの」が奥にはひかえていて、そこまでの道のりの最初のステップとしての「浴衣」だというのです。

なるほどと大きく頷きました。

やはり、お客様にもショッピングのストーリーがあり、いつかあの高級品もほしい、利用したいという夢がある商品ラインナップのお店がリピートされ、お気に入りにしていただけるのです。

そして、ここからが私見なのですが、おそらくどのお客様にも、人間である以上、より良質で高級なお品を得たり利用するプライドを伴う強い願望が心の中にあるのだと。

人間の心理は浅いものでは決してなく、表面的には安い品物に多くの人が飛びつくイメージですが、奥に隠された「欲望」「プライド」は、さりげなく高級品も設置することで、より購買意欲を高め全体を潤すものだということです。

そして、周りの格安商品でさえ、その信用のもとに、評価され高級志向の品ぞろえだと思ってもらえるのです。

当然ながら販売側は、「粗悪だから安い」を決してするべきではなく、良質な品物ありきの前提です。

あとがき

しぼりにしぼった1項目をご紹介しました。

よく、マーケティング手法として、「フロントエンド」「バックエンド」という言葉がありますが、ここにも重なる部分があります。

言葉の一人歩きではなくて、現実的なお話の仕方である点が親切な本。

「個人事業主」様は、この本は一度は読まれるとよいということでお勧めしたいですし、すでに、多くの事業主様がこの本を読まれているような気がします。

いろいろなところでお話を聞くことも数多くありましたので、過去に多くの人がこの本や類似の内容からの学びを得られているのかもしれません。

2006年の本ですが、15年以上経過の現在でも根本的なところは学べますので決して古くはなかったです。

ネット通販が当たり前の昨今ですが、この本の出版の頃はネット通販が多くの会社様がやられているわけではなかった頃かもしれません。

そうであっても、著者様はネット通販の必須を説いておられましたので、この先見は確かなもの。

最近は、こうしたマーケティング関係の本も読ませていただいております。

たくさん学んで事業に活かしたいと思いますし、アウトプットも欠かさずやっていきますので、是非またこの<読書>カテゴリーのブログ記事にお立ち寄りいただきたいと思います(^-^)。

一作目を観ずしていきなり二作目の鑑賞は問題なかった、後から知る情報に心震えるキャストのストイックさ【1000】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「日本経済新聞:夕刊」のカルチャーの面の、「シネマ万華鏡」というコーナーに毎回目を通しています。

1週間に一度です、話題の映画や記者様が実際に観賞された映画が紹介されています。

私の映画情報のアンテナはこんなところです。

ファッション系の映画に関しては、どことなく情報をいただき知ることになりますが、分野が違うこの映画、「トップガン マーヴェリック」が「シネマ万華鏡」で紹介されていたことがきっかけです。

「あの有名な1980年代の映画が続編になったんだ」と思いましたが、前編は観ていなかったのでした。

当時は中学生でしたが、前編を観ずして突然続編を観るということに対しても、特に支障はなく、その想定をしながら制作されていたと思います。

「トム・クルーズ」様の映画作りに対する情熱は多くの方が知るところ、ここ数年では、「ミッション・インポッシブル」を観たりしていましたし、本物のアクションを自ら行う拘りからも、映画史上に残る俳優様であると思います。

初作の「トップガン」は1986年の作品、今、36年の長い時を経ての続編。

映画を観てすぐ後は、キャストが気になるもので、その後数時間はその映画に酔いしれてしまうものです。

映画館で観る映像は、その後脳がどうにかなっている程不思議な感覚で、あれが大きなスクリーンで観ることの良さだと。

YouTubeでは、早速その映画の構造などに解説がなされていたのでしたが、ネタバレ禁止のもと、映画の構造を中心に解説されていることが多いです。

当記事では、悩んで答えが出ないような数々の局面で1つの選択をしていく主人公に感動した点をポイントにしたいと思います。

2度同じ言葉が繰り返されていた、「難しい選択」という局面が一番気になった

主人公の「マーヴェリック」は、確かな腕前の一流空軍パイロット。

そのような技術を持ち合わせた人でも、時に、「難しい選択」があり、これまでも幾度かその局面に対応。

この続編(2作目)の中では、「難しい選択」という言葉が、「ペニー」から二度語られました。

彼らは、命がかかわる究極な状況の中での判断であるからなおさらではありますが、これは多くの人が同じ局面になる時に共有できる部分としてとてもとても響きます。

飛行の場面などは全く無知で申し訳ないくらい分かりませんが、あの飛行の撮影もキャスト全員が実際に操縦しているリアルさがポイント。

正面だけのカメラアングルがひたすら続くことでかえって緊迫感から感じられ、この事実を、後日拝聴したインタビューで知ったのです。

制作に対する情熱がすべてのキャスト様からも感じられ、映画内の主人公の「マーヴェリック」の教官的立場のキャリアと「トム・クルーズ」様の監督的な現在のキャリアが1作目からの36年後の「今」として重なるところだと思います。

あとがき

この映画の場合、やはり映画館の巨大スクリーンで見ることの価値があるようです。

現在テレビも持たず、サブスクのコンテンツプラットフォームなど(「ネットフリックス」など)も全く利用していませんので、映画は貴重です(^_^;)。

「個人事業主」も小さな会社のようなもの、「存続」してきた今までと「存続」していく今後のための考え方、小さな労力は決して狡さではない【989】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、1冊の本を拝読、「つぶれない会社のリアルな経営経理戦略:前田康二郎 著」です。

題名が衝撃的ですが、会社形態ではなくても、「個人事業主」でも事業を行っている者すべての方々には大変参考になる本だと思います。

特に、「頑張り=動いた労力」ということでは必ずしもないという視点でこの記事を綴りたいと思います。

良いことばかりを考えがちな一方で、最悪の場合を想定した考え方の大切さも必要

この本は、「コロナ」以降に書かれた本で、かなりの会社が「コロナ倒産」と呼ばれる事態に陥ったその教訓が多く盛り込まれます。

一番のポイントの部分というのは、コロナの教訓からの「最悪の場合のしっかりした想定」。

例えば、「大企業」であれば、突然やってきた異常事態に、キャッシュがたくさんあるために、従業員全員のお給料を2年程は払い続けることができるくらいの丈夫さがあったようです。

もうそれも経過していますので、ここからはいよいよ、その間に立てた新しい計画や工夫で変化していくことになります。

ただ、時間が経過するのはゆっくりとしたものであり、その間にあれこれ工夫する余地をある程度与えてくれるのです。

いかに前持った対策がしてあるかというところが物を言うというスタンスで解説されています。

いつも、「最悪の状況」というのを考えるなど非常に恐ろしいですが、考えておくことが当たり前であるべきと説かれているのです。

「何とかなる」などという頼み方というのは、事前準備不足に他ならない厳しさにイコールです。

会社努めの場合は病気で入院などはある程度会社を通じて給付金などのサポートをしていただけますが、個人で経営しているその経営者様が入院した場合に事業がぴたりと止まってしまいます。

そんなこと今は起こってはいないのだけれど、万が一起こった時にも、ちょっと大げさではありますが、「自然に回っていく」くらいの仕組みがある業態の事業を1つ取り入れておくとよいのでは。。という著者様の案です。

実際に著者様は、執筆活動をそれに当てておられ、こんな感じで本を出されているかと思うのです。

なるほどです、執筆活動は入院中でもできます。

あくせく動かなくてよい楽をしていると一見思われがちですが、かしこい工夫の1つであり、良い策であると見なければなりません。

事業自体そのものも、もし自分が倒れて存続できていくものなのか、他の人へバトンタッチして託せるものなのかさえ根本の面でも一度は考えねばならないと思いました。

その他は、著者様が経験してこられた「経理」の大切さが強調されていました。

とりわけ、会社内で経理部の役割というのが大きいようです。

経理のお仕事と言っても、AIに今後とって代わるような機械的な仕事も多く、経理不要論もあるようですが、この本では、そうではない、経理は必要である立場の考え方です。

実際に経理部に所属していた頃を思い出しますと、AIが難しそうな「折衷」「交渉」などもお仕事の中には確かにありました。

現在の経理部のお仕事の一端の一人一人が、見直す機会としては、まさにAI時代は大切。

人間にしかできないこと、複雑な考え方、1+1=2であるような経理の中のそうではない部分、これこそ非常に大切だと思います。

あとがき

「個人事業主」でもこの考え方としては、やはり関係ないとは言っていられない、1事業を少なくともしている者であれば、誰もがこの本の考え方はすべて当たる部分です。

いろいろ、ヘビーで恐ろしいですが、この経営の分野の本、今後も読んでいきたいと思います。

効率的に売上を生むための考える時間をとるということは、ひたすら決まりきったことをあくせくやっていく時間の大変さと同等なものだと思わなければいけないのです。

遠くばかりを見過ぎて身近な事を忘れていた、改めて知る昔の人から受け継がれてきた日常の暮らしの中の伝統的な「教え」【987】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「きほんのき:朝日新聞学芸部 著」を拝読。

目次などを見ながら、気になったところだけを集中的に読んでいく、「パラパラ読み」スタイルです。

内容がぎっしりで、とにかく日常の、「暮らし」分野の中でのこれまでおばあちゃんの世代からずっとやってきた当たり前の技(ワザ)などが盛り込まれます。

その中で、特に興味を持った2件をピックアップし、思うところを綴ってまいりたいと思います。

ボタン付けの最後の玉止めは「しない」が正解、することで擦れて結び目がほどけることがある

「ええっ?」、ファッション分野のミシンを使い、糸を使う者が驚いたボタン付けの最終部分。

通常、手縫いの場合、最初に行う糸の玉を作って対象物に通し固定することを、「玉結び」と呼び、最後でほつれないように固定する糸の玉を「玉止め」と呼びます。

これ間違いやすいのが、「結び」という言葉があるために、他の事柄で使うイメージから、逆に考えがちですが、最初の方が「玉結び」の方であるというところを気を付けねばなりません。

その、最後の「玉止め」をボタン付けではしないということなのです。

しなくてよいのか、ほつれてこないのかということですが、これが、玉止めをすることで摩擦でかえってボタンが外れやすいことになるそうです。

とても驚きで、代わりに、ボタンの根本にコイルを作りその茎のような部分に3方向から針を刺して固定するとのこと。

3方向とは、随分頑丈です。

そういえば、母がボタン付けをしている場面を見た子供の頃(3歳辺りだったかと)、そんなことをやっていたようだったと思い出しました。

とても速かったのであっという間でしたが、結んでいる様子はなかったです。

なるほどです。

何も結んで玉を作ることが一番頑丈であるとも限らないということなのです。

今まで、ボタン付けを何となくやっていましたが、玉止めを思いっ切りやっていました(^_^;)。

今後のボタン付けで、このやり方を実践していきたいと思います。

ボタン付けなど当たり前のことと思っていましたが、最大限に丈夫くできる基本的なやり方が伝統的手法として、庶民の間に浸透していたのではないでしょうか。

空き巣対策の強化、基本的に無施錠で外出は厳禁、泥棒が好む時間帯も重要

都市のある地域では空き巣が多発。

警察様も頭を悩ませ、注意を各戸に呼び掛けている様子。

このことは、どのお宅に対しても非常に大きな耳より情報として是非↓。

まず、空き巣に入るような人物の格好ですが、昭和人間は、ついつい、「唐草模様のグリーンの風呂敷を背負い、ほうかむりをするキャラクター的な泥棒の姿」を思い浮かべてしまいますが、実際は、そんな姿は目立ってしょうがなく、今では舞台やコスプレの領域のみ。

本物というのは、「セールスマンを装った会社員のスーツ姿」であることと、「ジョギングをしている運動着姿」であることが多いそう。

これには心底驚きました。

確かに町になじむ服装なので印象に残りにくいです。

ここで、施錠の徹底のお話です。

玄関は2重ロックが基本の構造ですが、あれを少し出かけるだけだからとシングルで留めるなどはNG。

ものの5分の内のお話なので、緩い施錠はかなり有利になってしまうそう。

また、5階建ての最上階のお部屋に住んでいる人が5階だからと安心して、玄関はカギをしたものの、ベランダを開けて風通しを良くしたまま出かけるというのも、屋上からロープを伝って侵入できる可能性を残すそう。

その他、トイレやお風呂の小窓や、ノブの付いた出窓などもすべて締めてカギをして出かけるというのがとりあえずのめいいっぱいの施錠のようです。

是非、そうしてくださいませ。

もうすでに、この本を読む前から実行しています。

コンビニに、ものの5分出かけるだけでもその5分の勝負の範囲内に入るわけなので、昼夜問わず、玄関を始め、すべての細かい箇所をまめに施錠して出かけています。

空き巣に入る時間帯というのが、午前10:00-午後16:00までの明るい時間帯だとのこと。

夜はあり得ないとは限りませんが、通勤などで空っぽになっている確立が多い時間帯という意味のようです。

よって、明るい昼間の時間帯がかえって注意なのです。

空き巣者もドキドキしながらの一発勝負をしているようなので、狙われる方もその上をいく勝負をせねばなりません。

その他狙われやすい場所というのが机の引き出しや、押し入れ、クローゼット、仏壇など物を入れる容器がある場所。

金庫も残念ながら、お金そのものと解釈され狙われるのが当然。

隠し場所のお勧めは、引き出しの奥の裏側とか、ゴミ箱も該当。

間違えて捨てそうですが。。

あとは、本棚だそうです。

たくさんの本がある人はこれが有効。

ピンポイントで当てるのに時間を要するので、空き巣が見つかるリスクが高まり、断念するような時間のかかる場所というのも手だとのこと。

ということですが、その前に家の中に入られないようにするのがやはり一番です。

あとがき

この本のタイトルが全部ひらがなである理由が親子で読むような推奨があるからのようです。

しかしながら、大の大人が結構為になる内容でした。

その他、「食」分野では、魚の3枚おろしのやり方なども掲載。

「アイロンをかける順番」だとか、「靴の磨き方」など興味あるアパレル分野の「衣」の部分もたくさんあります。

それほど新しい本ではないのすが、間違いなく今も引き継がれていることも多く、面白かったです。

当たり前のことって案外知らないというのがとても意外でした。

まずは、基本的な部分をじっくりと見直すべきだという強いメッセージがとても頷けました(^-^)。