ネットの先駆者から学ぶネット上で目立つ存在になるためのブログの綴り方、ブログのリライトは過去からのわずかな成長をも知れる重要な作業【1033】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業の宣伝を強化したく、ブログの手直しをピックアップ形式で始めていた頃、その秘訣を探す中で、ある1冊の本に出会いました。

「目立つ力:勝間和代 著」を拝読。

テレビに出演もよくされている有名な方ですので、著者名にピンと来て手に取ったことがきっかけ。

読書は「図書館ライフ」であり、ほとんど図書館で借りた本を読ませていただいております。

この本にある有難い技術のようなことを学び取りながら、ブログの「手直し」に役立つようにと一読後の思うところを綴りたいと思います。

ブログの内容にはそもそも鉄則がある、「有益な情報」が盛り込まれたブログが読まれるブログになっていく

おそらく、YouTubeも「発信」という同じ行為でありますので、どんなSNSでも同様のことが言えるのかもしれません。

随分発信手段が豊富になった現在ではありますが、共通することであり、非常にベーシックな教え。

自分のやったことの日記というだけでは読む人の身になった内容としては不合格、これでは魅力的なコンテンツではないということ。

やはり、読んだ人が「ありがとう」「有難い情報が得られた」と感謝の気持ちが湧くようなものでなければいけないということです。

美味しいものを食べに行った、「おいしかった」「楽しかった」という感想とその写真だけでは、何ら役に立つことは無いということです。

それは、自分に向けられた目線であり、他の人のために役立つ何かを提供しようとする姿勢ではないから、面白いと思ってもらえないということになるのです。

同じ内容でも、読み手が役に立つという内容が入っていれば同じ食べ物記録であっても何ら問題はないとも言えます。

「こんな素晴らしいサービスがあったことに驚いた」という文章1つで、同じような業種の方が参考になったり、同じ店へ訪れて自分も味わいたいと思うのであれば、そこには「有益な情報」が盛り込まれたことになるのです。

そして、堅苦しい文章よりも、やはり、親しみやすく楽しく読めるものであることも大切。

話言葉がそのまま掲載されたものであっても、それはブログなので「あり」ということになるし、その人の「人となり」がよく現れた親しみやすいブログになるのかもしれない点で、ブログはむしろ誰でも気軽に書けるものであると言えるのです。

肝心なところは、そこから得られるものの価値がどのくらいあるのかということで、これは商売に通じるところが大いにあると思い、随分と感動したものです。

商業も「価値の提供」、事業者はブログを書かずしてどうするのかとまでの重要なタスク。

事業の方向性がしっかりとしたものであると、ブログの内容もおのずとメッセージが読み手様の心にヒットしやすくなるのだと思いました。

つまり、ブログを綴る事業者のその確かな方向性を確認することもできるほど、ブログ1記事ずつは大切な媒体なのです。

あとがき

ブログも、ここへ来て1,000投稿を越えてまいりました。

これまでのブログが本当に読み手のことを考えたものであったのか。。

それを顧みながら、そして反省しながら過去のつたない文章を直していくのです。

当ブログ記事は、最初の2022.07.03の投稿からおよそ2年後の2024.09.04に「手直し」の順番で当記事も最初からすべて見直してここまでたどり着きました。

ほとんどがほぼ書き直しといった感じであり、ブログの手直しの重要さと、過去2年前との現在が文章の書き方も全く変化している現状に気づかされます。

随分ブログも綴ってまいりましたが、むしろ、この時点の1,000記事のタイミング以上に、2024年の1年間で1日3記事ずつを【1】から順に「リライト」してきたことの文章の書き方の変化が大きいと感じています。

1年がかりの大きな作業であり、この2024年がいかに貴重な年になったのかということになります。

かならず1日のマスト作業として怠ることなく現在の9月まで続けておりまして、予定をクリアしています。

残る数か月の年末をもっていったんすべての手直しが完了し、すべてのYouTube動画とブログ記事が完全に相互リンクが実現します。

ブログが「オワコン」であるというような記述も拝見したことがありますが、自らの考えをまとめ、経年の内容のチェックをしていくことは、投稿した当時のままのYouTubeでは到底かなわないところがあります。

だからこそ、YouTubeをそのまま活かすには、ブログ記事のフォローや補填の役割りも出てくるのです。

せっかくの投稿ですから、末永くネット上に残っていくコンテンツが良いでしょう。

ただ、動画コンテンツも今後も重要だと思いますし、王道のYouTubeを選んだことはこれはこれで正解。

ブログの書きっ放しよりも、後から振り返ってその内容を高めていったり、過去のつたない文章にあきれ果てることも現在が成長している証なのではないかと(^-^)。

宝石を購入する際の検討に役立つ図鑑的な書物、地球活動のミラクルと人間の叡智の2つが重なった美しくスタイリッシュなジュエリーの姿の深み【1032】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「これこそが宝石なのだ」という望ましい見方が学べる素晴らしい本を拝読。

シリーズの1-3で綴られる「宝石2-品質の見方と価値の判断のために-:諏訪恭一 著」です。

宝石業をされている著者様のこれまでの宝石を見る目の記録の集大成とも言えるべき「図鑑」。

ここには、ゆるぎない考え方などが詰まっていてとても素晴らしい内容です。

図鑑のような構造とはいえ、著者様の考え方がしっかりと記されているところは知識を得るということを越えた「教え」のようなものがあるところが優れています。

親切心あふれる文面が特徴のこの本に今までの疑問を解決してもらった、インクルージョンのこと・宝石のレベルの見極め方など

特徴としては、著者様の親切心があふれた1冊であるということです。

まどろっこしい誤解などもさりげなく、登場している部分があって嬉しかったですし、これまで疑問を抱いていた部分もちゃんと書かれていました。

その疑問を解決してくれた例を1つご紹介したいと思います。

実際にクォーツというレンタルジュエリー内のストーンがあるのですが、購入当初、「インクルージョン(内包物)」のお話を店員様からもお聞きしていました。

「インクルージョン(内包物)」が見られるからこそ価値があると判断したお品ですということで、モヤモヤした不統一な色なのです。

一方同じサイズの類似のものが、そのお値段の半額以下でしたが、それは後に購入したものの現在は手放して残っていません。

「処理」なるものが施されて、均一化された様相の綺麗過ぎるお品だったのでした。

価格が安かったので購入時のその瞬間は確かに魅力ではありましたが。。

これはどちらに価値を置くかというのも使い手の意見もありますが、やはり、本物の証であるインクルージョンが時には大切。

これを処理によって手が加えられまっさらに均一化された透明感には「味わい」なるものは消されているとも言えるのです。

その何年後かにその処理部分に異変をきたすこともあるようで、処理して均一感が出されたその場だけの解決というのは、後にやってくるデメリットをかかえてしまうのです。

あとは、ダイヤモンドに入るインクルージョンに対しても、「今後、ダイヤモンドのイミテーションがもっと今よりも多く出回ってきた時にこそ、価値が出てくるのではないか」とのこと。

本物を見分けることが難しかったり、偽物でもかなりのきらめきが得られて本物と何ら変わらないかのように見せることができるようになっていくほど、反対に本来の天然の価値が高まるという考え方です。

そこには非常に共感し納得したものです。

一方では、「宝石にもランクがあり、ルビーがすべて美しいわけでもなく、レベルを表す数字が1つ違うだけで明るさが全く違う」という点もとても厳しい見方になります。

このレベルは「宝石とは言わない」とまでも書かれた部分もありました。

このように、良し悪しの厳しい見方をご教授いただける本なのです。

「レンタルジュエリー」の商品ラインナップにおける選択にはとても役に立つ情報をいただいたということになります<m(__)m>。

あとがき

今から25年前の1997年発行の本ですが、その情報は色あせることはありません。

著者様は「宝石鑑定士」の資格を日本人の第一号で取得した方。

早い段階でこの世界に興味を持って足を踏み入れられたのです。

ダイヤモンドのカラットは気にせず、素敵さを重視しているお話をさせていただいておりますが、著者様によると、「カラット=重さのことよりも、「大きさ」が重要である」とのことです。

小粒であっても奥行きがあれば重くなるのでカラットは上がるけれども、面積がないと美しくは見えないというのも納得できます。

人の考え方も千差万別、ご教授いただいた知識や考え方を咀嚼し、自らの方針やスタンスを確立し、胸を張って発信できるようなことに繋がるようなきっかけをいただきました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

すべてお得なお品揃えばかりではお客様には魅力的に映らない、背伸びした「夢ある」高額ラインナップも設置することが全ての品物の高級感へ【1016】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび素晴らしい1冊の本を拝読、「儲けの教科書:主藤孝司 著」です。

とても読みやすく、「個人事業主」様は全員読んでいるのではないか、是非読むべきではないかと思った本になります。

「うんうん」「なるほど」と感動し共感するところが多数の中、厳選した1つ、知っているようで実際は意識しきれていなかった「高級ラインの設置」のその後の影響について考えてみました。

すべてが手の届くお買い得商品ではなく、「高級品」を設置することで揺さぶる「あこがれ」「夢」「プライド」の心理

お客様は確かにお買い得商品を喜んでいただけるものではあるのは間違いないです。

しかし、「お買い得商品だけをずらりと並べ、高級品を設置しなかった事業主が廃業の形になった」ことが書かれていました。

それほどに、「高級」ということが商業にとっては大切であり、庶民的なラインナップの中にも必ず必要な物だということなのです。

高級な商品というのは手が届きそうもない存在でありながら、「あこがれ」や「夢」でもあり、そのラインナップ、そのお店が素敵に思えるのは、やはり、この高級なお品の存在なのです。

かつて、別の本でもそんなことが違う書き方ではありましたが、書かれていたのを思い出しました。

入り口としては敷居を低くしてお買い得な「浴衣:ゆかた」を販売するのだけれども、高級な「着物:きもの」が奥にはひかえていて、そこまでの道のりの最初のステップとしての「浴衣」だというのです。

なるほどと大きく頷きました。

やはり、お客様にもショッピングのストーリーがあり、いつかあの高級品もほしい、利用したいという夢がある商品ラインナップのお店がリピートされ、お気に入りにしていただけるのです。

そして、ここからが私見なのですが、おそらくどのお客様にも、人間である以上、より良質で高級なお品を得たり利用するプライドを伴う強い願望が心の中にあるのだと。

人間の心理は浅いものでは決してなく、表面的には安い品物に多くの人が飛びつくイメージですが、奥に隠された「欲望」「プライド」は、さりげなく高級品も設置することで、より購買意欲を高め全体を潤すものだということです。

そして、周りの格安商品でさえ、その信用のもとに、評価され高級志向の品ぞろえだと思ってもらえるのです。

当然ながら販売側は、「粗悪だから安い」を決してするべきではなく、良質な品物ありきの前提です。

あとがき

しぼりにしぼった1項目をご紹介しました。

よく、マーケティング手法として、「フロントエンド」「バックエンド」という言葉がありますが、ここにも重なる部分があります。

言葉の一人歩きではなくて、現実的なお話の仕方である点が親切な本。

「個人事業主」様は、この本は一度は読まれるとよいということでお勧めしたいですし、すでに、多くの事業主様がこの本を読まれているような気がします。

いろいろなところでお話を聞くことも数多くありましたので、過去に多くの人がこの本や類似の内容からの学びを得られているのかもしれません。

2006年の本ですが、15年以上経過の現在でも根本的なところは学べますので決して古くはなかったです。

ネット通販が当たり前の昨今ですが、この本の出版の頃はネット通販が多くの会社様がやられているわけではなかった頃かもしれません。

そうであっても、著者様はネット通販の必須を説いておられましたので、この先見は確かなもの。

最近は、こうしたマーケティング関係の本も読ませていただいております。

たくさん学んで事業に活かしたいと思いますし、アウトプットも欠かさずやっていきますので、是非またこの<読書>カテゴリーのブログ記事にお立ち寄りいただきたいと思います(^-^)。

一作目を観ずしていきなり二作目の鑑賞は問題なかった、後から知る情報に心震えるキャストのストイックさ【1000】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「日本経済新聞:夕刊」のカルチャーの面の、「シネマ万華鏡」というコーナーに毎回目を通しています。

1週間に一度です、話題の映画や記者様が実際に観賞された映画が紹介されています。

私の映画情報のアンテナはこんなところです。

ファッション系の映画に関しては、どことなく情報をいただき知ることになりますが、分野が違うこの映画、「トップガン マーヴェリック」が「シネマ万華鏡」で紹介されていたことがきっかけです。

「あの有名な1980年代の映画が続編になったんだ」と思いましたが、前編は観ていなかったのでした。

当時は中学生でしたが、前編を観ずして突然続編を観るということに対しても、特に支障はなく、その想定をしながら制作されていたと思います。

「トム・クルーズ」様の映画作りに対する情熱は多くの方が知るところ、ここ数年では、「ミッション・インポッシブル」を観たりしていましたし、本物のアクションを自ら行う拘りからも、映画史上に残る俳優様であると思います。

初作の「トップガン」は1986年の作品、今、36年の長い時を経ての続編。

映画を観てすぐ後は、キャストが気になるもので、その後数時間はその映画に酔いしれてしまうものです。

映画館で観る映像は、その後脳がどうにかなっている程不思議な感覚で、あれが大きなスクリーンで観ることの良さだと。

YouTubeでは、早速その映画の構造などに解説がなされていたのでしたが、ネタバレ禁止のもと、映画の構造を中心に解説されていることが多いです。

当記事では、悩んで答えが出ないような数々の局面で1つの選択をしていく主人公に感動した点をポイントにしたいと思います。

2度同じ言葉が繰り返されていた、「難しい選択」という局面が一番気になった

主人公の「マーヴェリック」は、確かな腕前の一流空軍パイロット。

そのような技術を持ち合わせた人でも、時に、「難しい選択」があり、これまでも幾度かその局面に対応。

この続編(2作目)の中では、「難しい選択」という言葉が、「ペニー」から二度語られました。

彼らは、命がかかわる究極な状況の中での判断であるからなおさらではありますが、これは多くの人が同じ局面になる時に共有できる部分としてとてもとても響きます。

飛行の場面などは全く無知で申し訳ないくらい分かりませんが、あの飛行の撮影もキャスト全員が実際に操縦しているリアルさがポイント。

正面だけのカメラアングルがひたすら続くことでかえって緊迫感から感じられ、この事実を、後日拝聴したインタビューで知ったのです。

制作に対する情熱がすべてのキャスト様からも感じられ、映画内の主人公の「マーヴェリック」の教官的立場のキャリアと「トム・クルーズ」様の監督的な現在のキャリアが1作目からの36年後の「今」として重なるところだと思います。

あとがき

この映画の場合、やはり映画館の巨大スクリーンで見ることの価値があるようです。

現在テレビも持たず、サブスクのコンテンツプラットフォームなど(「ネットフリックス」など)も全く利用していませんので、映画は貴重です(^_^;)。

「個人事業主」も小さな会社のようなもの、「存続」してきた今までと「存続」していく今後のための考え方、小さな労力は決して狡さではない【989】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、1冊の本を拝読、「つぶれない会社のリアルな経営経理戦略:前田康二郎 著」です。

題名が衝撃的ですが、会社形態ではなくても、「個人事業主」でも事業を行っている者すべての方々には大変参考になる本だと思います。

特に、「頑張り=動いた労力」ということでは必ずしもないという視点でこの記事を綴りたいと思います。

良いことばかりを考えがちな一方で、最悪の場合を想定した考え方の大切さも必要

この本は、「コロナ」以降に書かれた本で、かなりの会社が「コロナ倒産」と呼ばれる事態に陥ったその教訓が多く盛り込まれます。

一番のポイントの部分というのは、コロナの教訓からの「最悪の場合のしっかりした想定」。

例えば、「大企業」であれば、突然やってきた異常事態に、キャッシュがたくさんあるために、従業員全員のお給料を2年程は払い続けることができるくらいの丈夫さがあったようです。

もうそれも経過していますので、ここからはいよいよ、その間に立てた新しい計画や工夫で変化していくことになります。

ただ、時間が経過するのはゆっくりとしたものであり、その間にあれこれ工夫する余地をある程度与えてくれるのです。

いかに前持った対策がしてあるかというところが物を言うというスタンスで解説されています。

いつも、「最悪の状況」というのを考えるなど非常に恐ろしいですが、考えておくことが当たり前であるべきと説かれているのです。

「何とかなる」などという頼み方というのは、事前準備不足に他ならない厳しさにイコールです。

会社努めの場合は病気で入院などはある程度会社を通じて給付金などのサポートをしていただけますが、個人で経営しているその経営者様が入院した場合に事業がぴたりと止まってしまいます。

そんなこと今は起こってはいないのだけれど、万が一起こった時にも、ちょっと大げさではありますが、「自然に回っていく」くらいの仕組みがある業態の事業を1つ取り入れておくとよいのでは。。という著者様の案です。

実際に著者様は、執筆活動をそれに当てておられ、こんな感じで本を出されているかと思うのです。

なるほどです、執筆活動は入院中でもできます。

あくせく動かなくてよい楽をしていると一見思われがちですが、かしこい工夫の1つであり、良い策であると見なければなりません。

事業自体そのものも、もし自分が倒れて存続できていくものなのか、他の人へバトンタッチして託せるものなのかさえ根本の面でも一度は考えねばならないと思いました。

その他は、著者様が経験してこられた「経理」の大切さが強調されていました。

とりわけ、会社内で経理部の役割というのが大きいようです。

経理のお仕事と言っても、AIに今後とって代わるような機械的な仕事も多く、経理不要論もあるようですが、この本では、そうではない、経理は必要である立場の考え方です。

実際に経理部に所属していた頃を思い出しますと、AIが難しそうな「折衷」「交渉」などもお仕事の中には確かにありました。

現在の経理部のお仕事の一端の一人一人が、見直す機会としては、まさにAI時代は大切。

人間にしかできないこと、複雑な考え方、1+1=2であるような経理の中のそうではない部分、これこそ非常に大切だと思います。

あとがき

「個人事業主」でもこの考え方としては、やはり関係ないとは言っていられない、1事業を少なくともしている者であれば、誰もがこの本の考え方はすべて当たる部分です。

いろいろ、ヘビーで恐ろしいですが、この経営の分野の本、今後も読んでいきたいと思います。

効率的に売上を生むための考える時間をとるということは、ひたすら決まりきったことをあくせくやっていく時間の大変さと同等なものだと思わなければいけないのです。

遠くばかりを見過ぎて身近な事を忘れていた、改めて知る昔の人から受け継がれてきた日常の暮らしの中の伝統的な「教え」【987】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「きほんのき:朝日新聞学芸部 著」を拝読。

目次などを見ながら、気になったところだけを集中的に読んでいく、「パラパラ読み」スタイルです。

内容がぎっしりで、とにかく日常の、「暮らし」分野の中でのこれまでおばあちゃんの世代からずっとやってきた当たり前の技(ワザ)などが盛り込まれます。

その中で、特に興味を持った2件をピックアップし、思うところを綴ってまいりたいと思います。

ボタン付けの最後の玉止めは「しない」が正解、することで擦れて結び目がほどけることがある

「ええっ?」、ファッション分野のミシンを使い、糸を使う者が驚いたボタン付けの最終部分。

通常、手縫いの場合、最初に行う糸の玉を作って対象物に通し固定することを、「玉結び」と呼び、最後でほつれないように固定する糸の玉を「玉止め」と呼びます。

これ間違いやすいのが、「結び」という言葉があるために、他の事柄で使うイメージから、逆に考えがちですが、最初の方が「玉結び」の方であるというところを気を付けねばなりません。

その、最後の「玉止め」をボタン付けではしないということなのです。

しなくてよいのか、ほつれてこないのかということですが、これが、玉止めをすることで摩擦でかえってボタンが外れやすいことになるそうです。

とても驚きで、代わりに、ボタンの根本にコイルを作りその茎のような部分に3方向から針を刺して固定するとのこと。

3方向とは、随分頑丈です。

そういえば、母がボタン付けをしている場面を見た子供の頃(3歳辺りだったかと)、そんなことをやっていたようだったと思い出しました。

とても速かったのであっという間でしたが、結んでいる様子はなかったです。

なるほどです。

何も結んで玉を作ることが一番頑丈であるとも限らないということなのです。

今まで、ボタン付けを何となくやっていましたが、玉止めを思いっ切りやっていました(^_^;)。

今後のボタン付けで、このやり方を実践していきたいと思います。

ボタン付けなど当たり前のことと思っていましたが、最大限に丈夫くできる基本的なやり方が伝統的手法として、庶民の間に浸透していたのではないでしょうか。

空き巣対策の強化、基本的に無施錠で外出は厳禁、泥棒が好む時間帯も重要

都市のある地域では空き巣が多発。

警察様も頭を悩ませ、注意を各戸に呼び掛けている様子。

このことは、どのお宅に対しても非常に大きな耳より情報として是非↓。

まず、空き巣に入るような人物の格好ですが、昭和人間は、ついつい、「唐草模様のグリーンの風呂敷を背負い、ほうかむりをするキャラクター的な泥棒の姿」を思い浮かべてしまいますが、実際は、そんな姿は目立ってしょうがなく、今では舞台やコスプレの領域のみ。

本物というのは、「セールスマンを装った会社員のスーツ姿」であることと、「ジョギングをしている運動着姿」であることが多いそう。

これには心底驚きました。

確かに町になじむ服装なので印象に残りにくいです。

ここで、施錠の徹底のお話です。

玄関は2重ロックが基本の構造ですが、あれを少し出かけるだけだからとシングルで留めるなどはNG。

ものの5分の内のお話なので、緩い施錠はかなり有利になってしまうそう。

また、5階建ての最上階のお部屋に住んでいる人が5階だからと安心して、玄関はカギをしたものの、ベランダを開けて風通しを良くしたまま出かけるというのも、屋上からロープを伝って侵入できる可能性を残すそう。

その他、トイレやお風呂の小窓や、ノブの付いた出窓などもすべて締めてカギをして出かけるというのがとりあえずのめいいっぱいの施錠のようです。

是非、そうしてくださいませ。

もうすでに、この本を読む前から実行しています。

コンビニに、ものの5分出かけるだけでもその5分の勝負の範囲内に入るわけなので、昼夜問わず、玄関を始め、すべての細かい箇所をまめに施錠して出かけています。

空き巣に入る時間帯というのが、午前10:00-午後16:00までの明るい時間帯だとのこと。

夜はあり得ないとは限りませんが、通勤などで空っぽになっている確立が多い時間帯という意味のようです。

よって、明るい昼間の時間帯がかえって注意なのです。

空き巣者もドキドキしながらの一発勝負をしているようなので、狙われる方もその上をいく勝負をせねばなりません。

その他狙われやすい場所というのが机の引き出しや、押し入れ、クローゼット、仏壇など物を入れる容器がある場所。

金庫も残念ながら、お金そのものと解釈され狙われるのが当然。

隠し場所のお勧めは、引き出しの奥の裏側とか、ゴミ箱も該当。

間違えて捨てそうですが。。

あとは、本棚だそうです。

たくさんの本がある人はこれが有効。

ピンポイントで当てるのに時間を要するので、空き巣が見つかるリスクが高まり、断念するような時間のかかる場所というのも手だとのこと。

ということですが、その前に家の中に入られないようにするのがやはり一番です。

あとがき

この本のタイトルが全部ひらがなである理由が親子で読むような推奨があるからのようです。

しかしながら、大の大人が結構為になる内容でした。

その他、「食」分野では、魚の3枚おろしのやり方なども掲載。

「アイロンをかける順番」だとか、「靴の磨き方」など興味あるアパレル分野の「衣」の部分もたくさんあります。

それほど新しい本ではないのすが、間違いなく今も引き継がれていることも多く、面白かったです。

当たり前のことって案外知らないというのがとても意外でした。

まずは、基本的な部分をじっくりと見直すべきだという強いメッセージがとても頷けました(^-^)。

「美しさ」は目に見える形や色だけじゃない、日常に馴染み当たり前に機能し「文化」のように根付いた姿に溶け込んでいる【985】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1か月に1度くらいの割合で図書館で本を借りています。

本は過去に本棚にストックしていた日本文学本を含む世界の文学の古本を集めたものが300冊ほどあったのですが、読み切れず嵩張り、一度手放しました。

その後は、本を所有しないということに決めています。

わずかに手元に置いている本というのは、生地の事典のようなもの5冊程度。

このたびは図書館ライフの中で、「生活の美学を探る:横川公子 編著」を拝読。

その中から共感した、日本の家の玄関の作りにスポットを当ててお話致します。

玄関の木製の段差「上がり框:あがりかまち」は、来客にお茶を差し出し、もてなす場所であった

このたびの本は、項目ごとに書き手様が違うというもので、同じ「生活の美学」の言葉を共通に、それぞれ切り口が違っている点が面白いです。

いろんな角度から美学についてのお話を聞くことで、バラエティー豊かに学べました。

この中で、古い日本家屋の作りである、「玄関」の様子に注目致します。

かつては、来客を玄関でもてなすことが多く、玄関という1つのお部屋と言っても過言ではなく、「もてなし空間」なる場所であったのでした。

実家も、やっと2023年に立て直しをしたのですが、それまでは、随分昭和の作りの家でした。

玄関もそこそこ広い空間で、タイトルのように「上がり框:あがりかまち」はしっかりありました。

実際にあの段差にお客様が腰を掛け、あの場所で会話や押印まで様々なコミュニケーション、時には契約の場所だったのでした。

昭和の玄関と聞くと、「土間」という言葉を思い浮かべ、最初はあの段差も土間の一部だと思っていたのですが、正式な土間の場所は、段差の下の面、玄関の底分全面のみを指すようです。

一人暮らしのマンションにお住まいでも、無縁ではありません。

これまで2箇所のマンションに住まわせていただいておりますが、2つとも、かつての「上がり框:あがりかまち」の名残であるような10cm程度の段差がありました。

あの段差があることこそ、お部屋と外の境界線がくっきりとしている、日本人の靴を脱ぐ習慣にリンクする場所ではないかと思うのです。

現在の新築の家屋であっても、10cm程度でも段差があることの方が多いと思います。

あとがき

「美学」などという素敵なワードは、一瞬背筋が伸びるような言葉ですが、実は、暮らしの工夫や身近な文化の集まりだと思いました。

ここ近年、身近な当たり前のことこそ大切なのではないかと目を向けていまして、余計にこの本を手に取ってみようと思ったのがきっかけです。

当たり前のことの素晴らしさは、美しさに繋がり、決して表面的な言葉ではない「美」という言葉の深みをもたらします。

何か意味があってその形や構造になったわけで、このことを知っている製造者側からユーザーへの確かな伝達が重要です。

「そうならないとどうしてもいけなかったからそうなった形」というものは、究極の場面を通り抜けてきた意味や理由の詰まった姿なのです(^-^)。

じっくり最初から最後まで一読する以外の読書方法、ぱらぱらとめくるだけ、目次からのピックアップ部分のみなど本当はルールなど無い【878】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、4冊の本を手にしました。

そのすべてをじっくり読んだわけではなく、おおざっぱな読み方も含めて、少し触れただけというようなものがほとんどでした。

それでも、一部分から知識は得られるのです。

小説などストーリーの結末が待ち遠しくて、気づいたらサクサク読んでいたというのも楽しい1つの読み方であり、1冊を隅々まで読んでいく読み方であることが多いです。

一方、読み方はそれだけではなく、目次からのピックアップの読み方やページ内のピンときた部分だけを読むパラパラ読みのような読み方もあるようなのです。

このたびは、前者の最初から最後まで一読した本と、後者の部分的な読み方を比較して、その読書の仕方の違いを体験した感想を述べたいと思います。

じっくり読んだ本は、深堀りしたい専門分野のファッション関連の本

ファッション系は得意で好きな分野なので、入り込みやすく、じっくり読んだ本に当たります。

「ビジュアル博物館 服飾:L.RAWLAND-WARNE 著」

です。

洋服の起源がどこにあるのか、などが興味深く、図鑑のようなもので、シリーズが分野別にいろいろありました。

服飾という文化をまとめた視覚的な読み方もできる本。

本来なら博物館でしか見られないような超ビンテージ級の洋服をカラー写真で掲載。

薄い本ですが、アイテムの名称などが確実に分かり図鑑のよう、洋服の細かなパーツに関して知識を深める際にはお勧めです。

じっくり読まない、パラパラとめくっただけの本やピックアップして読んだ本は、図形や物質の超専門的過ぎるほどの本

「美しい幾何学:谷克彦 著」。

この本は、ハンドメイドバッグに多角形を取り入れていて、その時はインスピレーションみたいなことで8角形を採用したのですが、他にはどんな図形があるのかなどその8角形の位置付けなども含めて読もうとした本。

しかしながら、図形は必ず数学の分野の式が入ってきてその羅列みたいに感じで、じっくり読むことに早くもお手上げ。

パラパラとめくるだけにとどめました。

少し興味のありそうな場面に目を止めて読んでみるのみといった読み方です。

それでも手に取って本を開けることをしなかったこととの違いは随分なものだと思います。

目を止めたヶ所というのがそもそも頭に入りやすいような興味あるポイントだと思うので、そんなワガママな読み方もよいのではないかと。

過去に歴史的な有名学者様達が証明してきたことが図形のスタートとなっています。

建築の分野に利用されることも多く、建築に引用されている形などの例がとても興味深いです。

2019年の本なので、読書離れをある程度意識し、見やすく分かりやすいはずです。

書庫内の古い本も一度手にしてみましたが、どれも見ることさえためらうような文字と図の羅列で、キャッチ―ではなかったです。

本も、全体的には分かりやすい読み物となって読まれるよう工夫されてきた変遷が見て取れます。

そして、「新しい物質の科学 改訂2版 身のまわりを化学する:鈴木孝弘 著」。

2つの科学と化学を使い分けたタイトルが興味深いです。

この本ではピックアップ形式で、「宝石」の事が書かれているコラムの部分1ページと、「繊維」についての生地の章のみピックアップして読ませていただきました。

「図解 ねむれなくなるほど面白い化学のはなし:科学評論家 大宮信光 監修」。

↑最後は、この本です。

タイトルが大変ワクワク感がありますが、とても身近な様々なことを集めていて、Q&A形式の書き方なので持っている疑問にも当たるものもあった親しみやすい本です。

「カーナビはなぜあんなに良い働きをしてくれるのか」などとても身近な例ばかりの集まりです。

後半の3冊は、ほとんど読んでいないような感じもしますが、目を通したり、ピックアップして一応目を通したのです。

・ぱらぱらとめくってピンと来た箇所だけじっくり読んでみる

・目次を見て興味のある章だけ読む

以上の読み方が部分的な読み方の例で実際に読んでみた読み方でした。

このいい加減そうな読書の「部分的な読み方」、実は考え方によっては「受け身ではない読み方」と言えます。

自らスポットを当てて能動的に読んでいると言えませんか。

あとがき

結局のところ、その先に、1つでもアウトプットできるくらいの知識として何か得られるものがあれば、どんな読み方でも構わないのだと思います。

こう思ったらどうでしょう、本もそうですが、すべての情報に対して、「インプット」したものは、いずれ何らかの機会に「アウトプット」するということを。

そう考えたら、アウトプットがあることで、更なるよいインプットという循環もでき、日々の生活、更には人生までに及んで良い流れが出来てくるのではないかと思います(^-^)。

複数の可能性の「パラレルワールド」から1つを選択してきた姿が紛れもない「今」、過去の栄光や未来への不安よりも大切なのは「今」という瞬間【843】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「日本経済新聞」の夕刊のみを定期購読中(休刊日のみ朝刊)。

このデジタルの時代にも新聞と本は紙ベースを継続。

実際に本自体の紙製の感触も「味わい」として価値を置いていまして、アナログならではの特別な瞬間のような気がしています。

新聞と言えば、朝刊も夕刊もそれぞれ一番最後の面の一番下に小説が掲載。

およそ1年間くらいの期間の連載になっています。

2021年の大部分、夕刊に「ワンダーランド急行:萩原浩 著/タケウマ 絵」が掲載されていたのでした。

毎回真ん中に1つ「挿絵」入りという点が字がぎっしりの単行本との違いで、これまた新聞特有の構造ではないでしょうか。

このたびの物語は、歴史小説などとは違った親しみやすさが確かにあります。

タイトルに惹かれて手にしてみたという能動的なケースとは違い、新聞の連載は割と受動的。

新聞を読み終わった最後のあの位置に配置という意味もあり、だからこそ特別な機会だとも言えるのです。

「バックトゥザフューチャー」や「仁」のようなタイムスリップが軸、複雑なパラレルワールドの存在が意味するもの

過去に戻ったり、未来を見たり。。これは永遠のロマンかもしれません。

映画やドラマではそれが再現されていて、とても魅力ある場面切替になっています。

このたびの連載も、この「タイムスリップ」というのが軸になっています。

ただ、パラレルワールドの数の豊富さも特徴。

もやっとしていたタイムスリップの構造しかイメージが無かったこれまでに、パラレルワールドの仕組みみたいものの解釈を伝えてくれました。

そして、ところどころに盛り込まれる「格言」のような強い文章が印象的でした。

全体には、とても読みやすい文章で、洒落も効いていて、身近な題材もふんだんに盛り込まれている、ワクワク感のあるストーリ―でした。

なぜあの結末だったのか、ハッピーエンドでもなさそうな結末に思うこと

こういった連載物というのは、新聞の最終日にストーリーの完結を合わせていかねばならないのだと大変さをふと思いました。

第三者がどうこう心配することではありませんが(^_^;)。

最後の場面は、「あれ?」というのが率直です。

これは、ハッピーエンドなのか、それとも。。

あとがき

読書は、2018年個人事業主スタート時点から図書館へ通いながらファッション分野の勉強を兼ねて、服飾関連を中心に読み始めてきました。

その後、他分野からのヒントというものも、大いにあるということを知ります。

幅広く、あえて特定せずに読書をすることがかえってヒントを得やすいものです。

さて、このたび連載を読んで1つ思ったことがあります。

今あることのありがたみとか感謝というのは、別の世界を見て気づくことも大いにあるのかもしれないということです。

不思議な体験をした主人公は、とても貴重な経験をした一人。

ありふれたかのような日常は、実は自らが作ってしまっているもの。

素晴らしい日常になるのも、淡々としたつまらない日常になるのも「今」を懸命に常にひたむきに100%を行動していく本人次第なのだと。

フォーカスするべき場所は、過去の栄光や未来への不安ではなく、「今」という瞬間なのではないでしょうか。

当たり前のことにこそ感謝し、良いも悪いもしっかりと「今」をまずは素直に受け止めることの大切さを考えるきっかけをいただきました(^-^)。

ブランディングはマーケティングの更に上のフェーズ、長い時間をかけて築き上がった結果的なものなのではないか【838】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、気になる「ブランディング」ということに目を向け、1冊の本を手にしました。

2020年に初版の「必ず成果につながる商品ブランディング実践講座:村尾隆介 著」です。

この分野に長けている著者様ならではの本の構成がまずはユニーク。

ほぼ半分のみが文字、残りはイラストです。

いかに「キャッチ―さ」というものが大切かをこの本でもって証明してくれているかのよう。

お恥ずかしながら、売れてもいない段階で「ブランドネーム」を作り、更にRマーク(特許取得済み)まで入れていた早期の浅い理解だったのでした。

しかし、後に「ブランドネーム」など付いていなくても、その品物を見ただけで分かってもらえるような「観念」のようなものがブランディングなのではないかと思うようになります。

このたびは、この本の中にも紹介されていた「プレリリース」と「オウンメディア=自社HP」というブランディング手法について触れ、今の思いを綴ってみたいと思います。

まずは自社のフェーズをよく理解すること、身の丈に合わないような背伸びな間違った投資をする判断をしない冷静さも持っていたい

この本は、テクニックをそのまま真似して実践できるようにそもそも書かれているので、利用させてもらいやすい本だという印象でしたし、著者様もきっとそのつもりでしょう。

よく、本を読んだって直接効果はないということを聞いたことがありますが、そういったことに対する著者様の挑戦でもあるかのようにも見えたのでした。

とにかく、今後「ブランディング」を高めていきたい時点にあたってはまず一読はお勧めできます。

よく聞く手法も含め、いろんなブランディング手法をとにかく洗いざらい教えてくださっていると思います。

その中で、2点の事柄を引用させていただきながら、思うこととしてまとめたいと思います。

1つは「プレリリース」という方法です。

有名ではない者には縁のないような言葉だと思いがちです。

よく、映画とか大手の有名な企業が新商品をプロデュースした際に行われることで、メディア各社への伝達をするというもの。

ただ、これも、あながち縁遠いものでもないことが、自らの逆オファーで郵送などしてメディア各社にお伝えするというやり方です。

メディア各社というのは、「マスコミ」様とか「テレビ局」様。

巷で有名になってきたところを、お声がかかるのだと思っていましたが、実際は、逆に自らがお願いするという作業であり、メディアの発信の影響力に頼むという手法であることに驚きました。

ただ、無名の者が相手にされるかどうかというのは、75社中1社ご縁がある程度の少ない割合とのこと。

ここがもともと有名であることが有利な実態かもしれませんので、そこそこな知名度が前もって必要だと思えて仕方がありません。

あながち、「向こうからお声がかかるものだと思っていた」ということも間違いではないのかもしれません。

もう1つは、外国への販路を拡大していきたい場合について。

かつての伝統的な手法としては、見本市でお取引をスタートさせていくというのが定番であったようです。

しかし、現在は、「オウンメディア」という自社ホームページを充実させることで、ネットを通じて検索により見つけてもらうオファーのいただき方ができるということ。

考え方によっては、大手でも小さな企業でも、自社ホームページを持てることは同等です。

よって、昔からのしきたりのような妙な、有利/不利な敷居の高過ぎる条件が無く、非常に新しく平等なものだと思いました。

ただ、自社ホームページ内に、お買い物用のカートが当然設置されていて、お支払いも融通の利く、「クレジットカード」、海外用には「ペイパル」などのお支払い機能を準備しておくのが鉄則となるよう。

外国への販路は、そういった入金の面の「ルート」がそれほど豊富ではない現在です。

そして、「鎖国なのか」というほどの海外への発送手段の少なさを先日も知り、なかなか海外への販売も簡単なものではありません。

製作のハンドメイドバッグなどは、いつか海外の方へもお届けしたいと夢見ています。

あとがき

ブランディングは、ただロゴを作ることではないということがこの本を読んでよく分かります。

商品のパッケージ1つ1つに込める「言葉使い」自体の細かな工夫も大いに影響するということです。

とりあえず、今できることは、わずかながらも、他のライバル業者様達との差別化です。

「共有型のハンドメイドバッグ」や「本物志向のレンタルジュエリー」のネーミングに表れていませんかね!?。

これもほんの一部の小さな「ブランディング」になるのかもしれません。

違うデザインを新たに作ったとしても、「その特徴であればあの会社の新デザインなのでは。。」と思ってもらえれば成功です。

音楽の分野で、「もしかしてこの旋律はこのミュージシャン様の曲では。。」と思ったらそうだったみたいに(^-^)。