特化型であることが功を奏す、少ない数でも不思議と豊富に映るラインナップを作ってくれるニットだけに特化したお洋服の集め方【239】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年季節の移り方が急ですね(^_^;)。

ややこしいのが、急に寒くなったと思ったら、また少し暖かく戻るという、波のうねりのような変化の仕方もあることです。

現在この記事投稿の季節は秋。

冬に向かってあったかいイメージの「ニット」コーデに注目してみました。

このたび「着回しコーデ」とは全くの対極にある、「着まわさないコーデ」なるものを3セットランナップしていきます。

「着回し」は実は難易度は高いと私は考えています。

着まわす数種類を比べると優劣が出来、渾身のそれぞれになりにくいと考えるからです。

「あれにもこれにも合う」という喜びも確かにあるとは思うのですが、このたびは「これこそが一番ベスト」であるという渾身の1点ずつを着るという喜びをお伝えできればと思い、ニットに特化したこだわりコーデの3選です。

アイテム数もミニマムな黒を基調としたニットばかりのコーデx3選

アイテム数が全体でも非常に少なめです。

それは、ワンピースが2点、セットアップが1点というもの。

お部屋がこじんまりしていたり、賃貸のお部屋にクローゼットが無い、もしくは小さいなどの際にはお洋服自体の数を見直すことができます。

豊富であれば豊かであるという固定概念なるものを見直してみたいのです。

「少ない数なのに豊かに感じる」というところをこの度のラインナップでお伝えできればと思います。

では、3セットをご紹介してまいりますね。すべてのアイテムが1つの凝らず古着である所にもご注目です。

<1>セットアップ(黒):「AND SEARCH」というブランド。スカーフは「シャネル」。ブーツは「RIZ」。

真っ黒コーデの王道みたいな感じになりました。

真っ黒コーデだからこそのゴールドベースx原色柄のスカーフを首元に。。

ショートブーツは真っ黒同士でも凹凸感が出る異素材のスエードを起用。

<2>ワンピ(黒白):「PINKY & DIANNE」。スカーフ黒白水玉。ベルトは本革、パンプスは「MIHATO」の黒。

ワンピの黒白具合がその後の黒の差し色を作りやすいです。

首元には水玉スカーフ、腰には黒のレザーベルト、足元には黒のスエードパンプスと配分よく黒を強く差し入れることができました。

モノトーン以外の色が何も入らないところに、1つ目の黒のセットアップとの差別化がはかれます。

<3>ワンピ(マルチ):「レナウンルック」。ベルトは、自作の本革。ロングブーツは「ランセル」の黒。

よく考えれば、すべてのランナップの靴がスエード素材です。

こんなロングブーツも、デザインだけでなく、ワンピースをあったかく着る機能を兼ねて引用できます。

ネイティブ柄の原色のマルチカラーが黒の小物のおかげで素敵に映えました。

あとがき

このたびのコンセプトにある「特化型」というのは非常に有効です。

過去の【164】でもメンズのラインナップで特化型の良さをお伝えしています。

よろしければそちらの記事にもお立ち寄りくださいね。

この案が浮かんだのは、実は地下鉄内でのお洒落な男性の服装を毎日拝見していた通勤の日々のこと。

いつも同じ半袖+短パンコーデなのにベルトが毎回交換され、それぞれお洋服に合ったものに選定されていた服装でした。

当然靴などもそれに伴って入れ替わっていました。

そんな感動の日々を朝のわずかな地下鉄の5分に味わっていました。

「同じ」ということが、「いつも同じの代わり映えがしない」という方向ではない「こだわったおしゃれな服装」となって完成されていたのです。

たった3セットを着回しコーデでバラバラにそろえてしまうことは、ワードローブが乏しくなりはしないかと考えてみたところ、むしろ共通のランナップの方が同じ数でもはるかに「リッチ」だと感じるのです。

そのラインナップにある「こだわり」というのは、おしゃれ度に対してもありますが、もっとその内面の「物事に対する強い意志」とも見受けられ、その「人となり」を映し出しているかのようです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

あったかいループウールジャケットとの重ね着で長期間着用できる古着ワンピースだけのワードローブ作り【230】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年現在から見ますと、5年前は大変な洋服持ちでした。

その後、2017年末に会社勤務をきっぱりやめ、個人事業主をスタートしたという影響も大いにあるかと思いますが、ワードローブもうんと変わりました。

どのように変わったかというのが、ミニマム嗜好にどんどん変化したことです。

以前の服持ちのクセが出て、今でもついつい増やしがちではあるのですが、明らかにクローゼットの中がすっきりとしたものになりました。

洋服の数がミニマムになった分、反対に「こだわり」には重きを置くようになりました。

少ない数でこだわったワードローブにしていこうと考えているのです。

その「拘り」の一番大きなところは「古着だけを着る」というところ。

実際に秋真っただ中のコーデを決めていきました。

その記録をここでご紹介したいと思います。

古着ということのくくりの中でもさらにもこだわる点を面白く感じていただければと思います。

黒白ワンピース特化の秋コーデ4選

黒白だけの色を使ったワンピースばかりのそろえ方になります。

では、1点目から合計4点をご紹介致します。

1)黒の同色水玉ジャカードのロングワンピース:襟のV字のひだがとてもクール。ブランドは「WING」。
2)黒地に白の水玉のロングワンピース:ウエストをベルトでアレンジします。ブランド「ZAZIE」。
3-1)ノースリーブのベルベット素材のロングワンピース:ブランドは「VIVID AKIKO NEWYORK」。
3-2)上のノースリーブの上にブラウスを重ね着:ブランドは、子供服の女の子の160サイズ「DECORA PINKY'S」
4-1)花柄のゆったりロングワンピース:ブランドは「MINA」。
4-2)こウエストラインを出すためと黒の細ベルトを装着。随分とラインが素敵に変化します。

以上の4選でした。黒白コーデというところと、ロングワンピースであるところに片寄せてとことんそろえてみました。

どれも黒ベースというところにジャケットの合わせやすさが生まれます。

ご想像通りこれらの4点に共通にはおれるジャケットとして選んだ色は黒。

秋が深まっても冬直前まで行ける黒ジャケットのあったかい素材は有効です。

ウールジャケット:ワンピの上に気軽に装えます。これ1つで長期間長袖ワンピが着用可能になります。

思い切った冬みたいなふんわり素材であるループツイードのようなウールであることがポイント。

これが長い期間ワンピースを着用できる幅を広げます。

サマーウールや毛/100%の表示の薄手にはないアイテムで貴重です。

あとがき

今回の秋のコーデをご紹介して、少ない数でも豊富に感じる無駄のない様子をご覧いただきました。

着まわすということも、実は結構な技術が必要です。

これには合ってこれにはあまり合わないなど優劣がどうしても生まれてしまい、雑誌の着回しコーデを今まで拝見してみてもそう思うところがあります。

そうすると、着回しをするセット組を考えることというのはかなりレベルが高いことなのです。

それよりももっとその手前の、技術などを特に使わない、「好きなものをとことん特化して着る」ということも1つのミニマムな数を着る着方としてはあると私からご提案してみました。

このたびの特化事項としては、「黒白のみ」、「ワンピースのみ」という2点です。

とことんワンピースを堪能することもでき、そこからワンピースについてあれこれ語れるほどの深堀りもできるような良さがあります。

とことん同じアイテムを着ることで、アウトプットできることが生まれることは、とても発展的です。

そういった数々のノウハウの誕生がもしかしたら「おしゃれな国民性」になってゆくのかもしれません。

多くの方がおしゃれな「パリジャン」みたいに。。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

多忙な日々をお過ごしの中アイロン要らずの美しい和風コーデを実現、こだわりあるちりめん三昧なワードローブ【223】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグでちりめん素材を扱ったことをきっかけに、ちりめんがいかに独特で美しい織物であるのかとことに感動致しました。

やわらかなようで、実はきゅっと収縮した部分が丈夫。

うねりが非常に美しい芸術品のような素材であると思っております。

このたび、秋口用にとお洋服を探していたことがきっかけで、ちりめん素材に的をしぼったお洋服のラインナップを目指しました。

そうして、3セットのちりめんのセットアップコーデが完成致しました。

いろいろ探した中で、ちりめん専門に特化したブランド様なども発見。

楽しいプチコレクションが出来上がりましたのでご紹介致します。

ちりめん以外であっても、何かの素材とかデザインに特化したようなこだわりのあるラインナップということの面白味がお伝えできればと思います。

ちりめんのお洋服を作られているブランドの発見と3セットのコーデ

今までちりめんのお洋服に目を向けたことが無かったので、ちりめん素材に特化したブランドがあることをこの度初めて知りました。

某百貨店で、そういえば、足を止めて見ていたら店員さんが声をかけていただいた時のあの店、ちりめんばかりがあったような。。

そのブランドが今回登場のブランドではないようなので、複数のちりめん特化ブランドがあるようです。

1社目は「三年坂:さんねんざか」様。

今回無地のちりめんのスカートに登場します。

そして2社目は「詩仙堂:しせんどう」様。

今回、多くの柄のちりめんがこの「詩仙堂」様のお品です。

上:ピンク地の大花柄のノースリーブ/下:黒の無地の台形気味なラインのスカート。ミモレ丈。
上:黒のサマーセーター。大花柄がジャカード/下:スカートはミモレ丈のワインやグレーを使った渋めの色。
レース素材に裏地が付いたフレンチ袖プルオーバーの黒。とライムカラーのマルチカラーの花柄スカート。

3セット共、上下の片方が無地ライクの黒です。

綺麗なカラーの中にも黒っぽい色の柄が入っていることで、合わせる相手を考え上下をセットアップした「関連付き:リンク」が出るよう工夫しました。

上下コーデにアクセサリーを加えていく

では上の3セットをそれぞれに、マッチしたネックレスやペンダントを合わせていきますね。

黒色のネックレス:天然石のオニキスの64面カット。強いカラーの黒を首元にも入れていき全体の黒配分を調整。
エンジと黒のミックスのネックレス:十勝石(とかちいし)という北海道の名産品のネックレス、溶岩みたい。
ゴールド寄りなマルチカラーのペンダント:ベネチアングラスというイタリアの名産品。

嬉しい偶然もあり、それぞれに無理なく溶け込むアクセサリーが配置。

アクセサリーもそれ1つだけを見ているとややクセがありそうなアイテムでも、お洋服と合わせると貴重な存在感であることも。。

特に高価なジュエリーである必要はありません。

むしろ美しく調和した組み合わせにちゃんとなっていくのかがワクワク感ある作業です。

実は、この「組み合わせ」の作業こそが、最も「生きがい」としている場面です。

あら、言っちゃった(^_^;)。

あとがき

ちりめんコーデプチコレクション3点(登場ブランド:「三年坂」様・「詩仙堂」様)。・・・すべて古着です。

ここ近年のまだまだ暑い秋口、ノースリーブも十分活躍してくれます。

ちりめんは、アイロンはほぼ不要なのではないかと思います。

特にこの今回のアイテムは、すべてポリエステル/100%のちりめんです。

お洋服には丸洗いしても姿が変わらないポリエステルちりめんが一番実用的です。

きちんと大切に着ていけば、新品とほぼ変わらない状態が続きます。

一度ちりめんのお洋服というところにも目を向けてみてくださいね。

古着好きは、元の売り場がどの年代層のためのものであったかなどの固定概念を無視して、すべてのお洋服から選りすぐります。

かつては「お婆さん」が着るものだと思われていたちりめんの洋服かもしれませんが、むしろ全世代に受け入れられてほしい程の素敵な素材だと考えます。

お洋服コーデは自分表現ですから、受動的よりも能動的に自ら求めていく体勢が望ましいです。

本来セットアップでもないのにセットアップを組むなどもアレンジ。

元々お洋服もデザイナー様からの「提案」であるわけで、それを受け取り、自分のフィルターにかけて出来上がったそのお味というのが「コーデ」なのだと思います。

コーデは自分探しの「旅」の行き着いた場所の1つ、「ただ着るだけで良い」という考え方、本当にそれで良いのでしょうか。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

「ブルーデニム」と「ブラックデニム」の装いそれぞれが一番かっこよく出来上がるためのトップスの色のトーン【214】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

デニムのコーデをする中で、これまで難しかったという記憶が残るのは、濃いジーンズと合わせるトップスについてです。

考えても考えてもしっくりくるようなネイビージーンズの相手がなかなかみつからなかったこと。

今回は、そんな私の身近な体験から、ある1つの考え方をご提案。

どうぞ、何かのご参考になれば幸いです。

ブルージーンズを1本だけ購入する場合のカラーの濃さお勧め

まず、そもそもなのですが、ジーンズを1本欲しいなと思った時に、末永くはいていける柔軟さを持ったカラーのトーンを選ぶというところが大前提です。

かつての、リーバイス501ブームの時にデフォルトのネイビーから毎日はき続けて長い年月をかけながら色を落としていくというブームみたいなものがあったことが思い出されます。

あれは、アメカジの文化というか、もとはリーバイスが労働者用のユニフォームだったところに考え方の元があり、毎日労働してあれこれ擦り切れた「証」がそのジーンズに残る柄として素敵に縦ストライプの筋が味わいとして残るというもの。

現実的に考えて、毎日ジーンズをはくことは現代では希なこと。

多くはお出かけ着だと思うのです。

そうしますと、あの一世を風靡した文化の白糸の姿がだんだん見えてくる味わいというものは現実的ではありません。

古着市場の中で、今選ぶなら薄い色に落ちた年代物がお勧めです。

ブルージーンズという言葉そのままのイメージのブルーがベスト。

なぜなら、この薄さこそがコーデには柔軟性があるからです。

せめて、インディゴというような紺からは中間的に色落ちしたこの後の写真のようなトーンまでの間で探すことをお勧めします。

そうでなければ、過去の私のように濃いネイビーカラーをどう組み合わせても相手がなかなか見つからないという悩みが生まれ、結果出番が少なくなってしまうのでコスパが悪いのです。

ご参考にどうぞ。

色合わせの実験記録

さて、今回2点のブルーデニムとブラックデニムをご用意いたしました。

ブルーデニムの方はアルマーニコレツィオーニ。ブラックの方は薄グレーにブリーチによるブラックがトーンダウンになったグレーのリーバイス501。

ブルーカラー:「アルマーニコレツィオーニ」様のモデル。
ブラックカラー:後加工的に、ブリーチで薄グレーに落としたと思われるリーバイス501のブラック。

そして、今回のこの2点のジーンズにそれぞれ6種のカラーのサンプルを合わせてみます。

1-3は1つのグループになっていまして、いわゆる「無彩色」と呼ばれる雰囲気のカラー。

黒白コーデとか、色味のないものです。

反対に、4-6は色味のあるものです。これらの色でなくても別のピンクなどもOK。

今回目指すべきゴールとしまして、「かっこよくなるコーデ」ということに決めました。

どれもそれぞれの色のデニムに合わないことはなく、合わせてしまえば変な組み合わせではないです。

しかし、「かっこいい」と感じるということとなると、それぞれ違いが出ます。

では。1-3の「無彩色」をブルーとブラックで比較してみます。

この1-3はブルーデニムかブラックデニムかどちらに合うか:かっこよく粋(いき)になる方というのは右側。

左もよく見られる組み合わせですが、かっこよさがMAX(最大限)に表現できるのは間違いなく右だと思います。

左側は、平凡で田舎っぽいと映ります。大変厳しい判断ですが、周りよりひときわ突出したおしゃれ感を真剣に目指すのであれば、右のブラックジーンズの方になります。

この4-6はブルーデニムかブラックデニムのどちらに合うか:左のブルーデニムの方。

右側だとこの曖昧な4-6の色の良さが活かされません。

これをどう見るかというと、カラーの3つをインディゴブルーの背景が引き立てているというような見方です。

右に合わせると、4-6のカラーがかなり異質なものになってしまいます。

もちろん、どうしても異質なまま上下合わせたいという場合、その他の小物使いとかバッグや靴の工夫で総合的にパッと見て良いものになることはできるかと思いますが、その後の続きの工夫の難易度が上がってしまいます。

実験の結果からのまとめ

「色味のない無彩色なトップスには、ブラックジーンズがかっこよく決まる、色味のあるカラーのトップスにはブルーデニムがかっこよくなる」とまとめました。

今回ブラックデニムがトーンダウンの薄グレーですが、これが濃い黒に近いものだったとしても同じです。

そして、かつて四苦八苦したネイビーの濃いデニムも左側に該当させて可能な考え方です。

もう少し、とても単純にまとめると、ビビッドカラーとかマルチカラーとか派手な色のTシャツやブラウスを着たいという時に、ブルーデニムがばっちりです。

一方、シックにクールにきめたいコーデには、余計な色を使わず、静かに、黒や白やグレーこの辺りだけを組み込んだまとめ方が上手く出来上がる。。そんな感じです。

あくまでも「かっこいい」という結果になるようなベストな相性はどちらかという視点で見てみた実験です。

そして、とても単純な1つの考え方としてのご提案です。

困ったり迷ったりした時に、ご参考になればと思います。。かつてうまく上下が合わずに、もがき悩みながら見つけた1つの考え方になりますので(^_^;)。

あとがき

大きな流れとして、ここ2020年代に入ってからは、ジーンズはドレスライク寄りなモデルへ流行が移行。

ただ、ジーンズというアイテムは永遠のものだと考えて良い思いますので、だれしも1本は持ち備えているかもしれません。

たった1本、もしくはミニマムな数のジーンだからこそしっかり選びたまに出番がある場合でもコーデに困らないようにどの色落ちトーンを1本選ぶのかということも重要ですね。

まずとりあえず1本であれば、黒コーデ好きな者としてはブラックを。

2本目としては、薄いブルージーンズを実際に選んでいます。

かつて悩んだネイビーは登場することはありません。

ネイビーのジーンズをかっこよく素敵にコーデされている方がいたら是非学びたいと思っています。

このたびのゴールが「かっこいい」ということでしたが、これを違うゴールにした時には、ネイビーの出番がありそうです。

ネイビーのカラーというのは、どうしてもパンチが黒に劣るので腑に落ちないのが拘りです。

マイルドで、少々田舎っぽいかなと思います。

紺や茶色というのは最もカントリーになりがちな色ですが、いっそのこと、茶色のセーターに紺のデニムを合わせて見たらかえって相性が良いかもしれません。

何か、「とことん突き詰める」みたいな感覚ですが、思いっきり寄った方向もカラーで「素敵」を作ることができるかも。。

今後も研究していきたいと思います(^-^)。

小さい頃のアルバム写真で探す黒白コーデ好きが始まったきっかけと装いの歴史【211】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の【210】の記事投稿で実家で見つかった、今だにとってあった古い雑貨アイテムを複数ご紹介しました。

もう40年も前の品物なので、なかなかの味わいが感じられました。

今度は、その時に10代の写真を見ながら洋服に着目してみました。

10代以前は、親の好みの服装も多く、やっと10代が進むにつれて好みの洋服がはっきりしてきたように思います。

それを写真を抜き出しながら、現在黒コーデ好きが、当時いつぐらいにそのような方向性を示していたのかなどを見てみたいと思います。

アルバムの写真に答えあり、黒コーデがたくさん見つかった事実

小さい頃のアルバムを調べて、だいたい何歳くらいから洋服の色などに拘り始めたかを見てみたんです。

間違いなく20代以降は、もうファッション趣味に目覚めていたので、やはり小さいころがそのスタートのカギになると思いました。

幼少期は、親から洋服を与えてもらって着ることがほとんどです。

そんな中で、好みの洋服を選ぶ1つのきっかけが、習い事の発表会の洋服とか、修学旅行の洋服を決める時だったと思います。

発表会の洋服は親に作ってもらったので、ある程度どんな感じが良いかの意見を求められたこともあります。

その時に、答えるその答えの中に、自分の好みとか趣味嗜好が入り込んでいくということです。

そんな環境がもしかして、現在の洋服好きのきっかけになっていたとも言えるのかも。。

年齢でいうと12歳あたりです。

このころがどうもアルバムの中では黒白コーデスタートのように見えました。

12歳周辺の旅行時:上が黒のTシャツ下が白のホットパンツ。ペンギンのポシェットも気になります(笑)。
12歳:6年生の修学旅行をきっかけに買ってもらったセットアップ。黒x白の大きなギンガムチェックが特徴。
14歳:黒白ギンガムチェックのオールインワン。母作。中に半袖の白のブラウス。
14歳:なんでもない時に、自宅の外で写してもらった写真。黒白ボーダーのハイネックのカットソー着。

おそらく、ボトムには、デニムのタイトスカートを合わせているかと思います。

こんなベタな幅広の黒白ボーダーのカットソーが当時あったのですね。

その後の10代後半以降の黒白コーデ

10代後半は、黒白コーデがとても多くなります。

その1つにファッション雑誌「nonno:ノンノ」の影響が大きいと思います。

18歳辺りで、洋服の雑誌をじっくり見たり、あこがれたりしていたと思います。

では、ここからは、現在に通じる黒白コーデの豊富な写真をアップします。

ほとんどが18-20歳くらいまでのものになります。

分かりやすいまでに黒と白しか着ていないことが面白いと思います↓。

17歳:「ブループールロード」というデザイナーズブランドの型紙で母に作ってもらったブラウス。
18歳:黒のキャミと黒のカットソーを重ね着。ボトムは「リーバイス501」を自主リフォームのショートパンツ。
18歳:細かい黒白水玉の半袖ワンピース:この時代正面のボタンが縦に配置したワンピが豊富でした。
18歳:白の半そでブラウスの襟を黒のニットの襟からのぞかせる。そこへ18YGのネックレスが首元を華やかに。。
19歳:黒のリボンワンピ。こちらも前開きの一連ボタンです、随分多かったこのデザイン。。
19歳:おそらく「バックトゥーザフューチャー」の彼女の服装にあこがれたに違いない!

ブラウスはメンズの白にベージュチェック先染め、黒ベストは古着の喪服用。

ブルージーンズはリーバイス501。ハイカットの黒スニーカー。

19歳:「LEE」のオーバーオールに黒白ボーダーテレコのカットソー。
20歳:スカートが母のもの、1960-1970年代のスカートかな。黒ジャケは合皮ながら当時のレア物。
20歳:フェイクパールの本革チョーカーが独自のアレンジ。
20歳:あくまで黒白。スウェット素材のカットソーは「アニエスb」、当時一世を風靡したアイテムです。
21歳:黒のコーデに差し色のワインを入れています。首にはゴールドのコインペンダント。
20歳:水玉のシフォンストールがアクセントに。髪型は「ソバージュ」
22歳:テカリ素材のブラウスとパンツを別々で見つけてセットアップ風に。。首にはレオパードのプチスカーフ。
22歳:当時既製品では見つからなかった水玉の黒白、ゆずってもらった生地で母が製作のタイトスカート。

もう10代後半ではメキメキと黒コーデ好きが始まっていましたね(^_^;)。

まとめると、12歳くらいの小学校卒業付近からが白黒コーデに拘り始めたスタートの頃のようだと分かりました。

そして、10代後半で雑誌の影響も大いに受けながらい一気に黒白コーデが加速しました。

こんな風にアルバムを見てみるのも面白かったです。

よく、どこどこへ旅行に行った思い出などを振り返りますが、それと同時にその時に着ていた洋服も見てみる視点が興味深くて楽しいものです。

あまりに幼少期の写真の数が黒白コーデに関してはそれほどたくさんはなかったので、20代の写真が豊富になってしまいました。

12歳周辺をきっかけに、その後の黒白コーデへ目覚めていったその変遷みたいな風に見てもらえたら面白いかと思います。

きっかけの時点と言えば、写真は少なかったですが、12歳頃だったと思います。

あとがき

黒白のギンガムも現在でもそれほど豊富ではない素材です。

やはり、小学校の修学旅行で出会ったビッグ黒白ギンガムセットアップがきっかけにその後も小さめの黒白ギンガムを今度はオーダーメイドで作ってもらったところにも黒白の良さを知って自分で探したことが読み取れます。

ボーダー柄は10代に多く登場しましたが、現在は運気の関係で「横ばい」の意味的なものを意識して着ていません。

そんなことは何も気にせず、ただ直感で、ボーダー内側に着て、無地の強い黒とシンプルに合わせていくという重ね着コーデが今時が経ち振り返って見ても印象的です。

もしかして、10代後半は大人っぽく装いたくて黒を選んでいたこともあったかもしれませんが、現在考える黒に対する気持ちというのは「強さ」と「潔さ」です。

同じ黒白コーデでも、その伝えたいメッセージがもっとはっきりとしています。

強さを表現したい理由は、もちろん「仕事での成功」を夢見ているからです。

とことん強く、事業を実らせていきたいという思いがあります。

それぞれの気持ちやスタイルの表現として選ぶ洋服や出来上がるコーデが決まっていくということを考えると洋服というものは非常に大切なのですね。

ただ、洋服など構わないのだという人も必ず洋服を着ますので、その「構わない」考え方が装いに現れると考えると、洋服の装いというのは「最も正直」なメッセージなのでは。。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

40年前のぬいぐるみやオルゴール、実家にあった昭和時代の物品を掘り出し古物コレクター様に受け入れていただく嬉しいバトンタッチ【210】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日実家に行ったとき、あるものを発見。

実家もいよいよ家を建て直しすることになりました。

そうした中で思い切って捨てるものも出てくるのですが、価値ある小さなアイテムはできるだけ活用したいと思いました。

遥か遡ること10歳頃のもらい物の雑貨類が複数見つかっています。

気づけば貫禄のビンテージ級になっていましたことが感慨深いです。

身近にあったビンテージ雑貨のご紹介

それらの昔の昭和時代のお品は、時々目にしていたものだったので記憶にはありますが、じっくりは見ておらずとても懐かしく味わい深いです。

数点ご紹介します。すべて1980年前半頃お土産やプレゼントとしていただいた昭和真っ只中のお品ばかりです。

オルゴール:1980年代前半あたりのオルゴール。曲は「白鳥の湖」。
オルゴールの中の様子:思いのほか中が綺麗なことに驚き。アクセサリーボックスの作りになっています。
カモのぬいぐるみ:カモがかわいくお洒落に再現。叔母が同じ物を持っていた当時ねだって買ってもらいました。¥5,000相当だったと記憶。
木製のボックス:天然木の木目が心地よし。クマの彫り部分の面は淡いマルチカラーの3色展開
木製ボックスの中側:ゆったりとして。背部分に蝶つがいがちゃんと取り付けられた家具調の作り。
木彫りのペンダント:北海道旅行時のおみやげ物売り場にて。「アイヌ」の女の子の顔。裏面に彫られた名前。
以上、4点のビンテージ級の雑貨をご紹介しました。

あまり手を付けていなかったり、大切に保管したりしてここまで無事に来れたみたいです。

よく触っていた、人形がステージで踊る仕組みのオルゴールは蓋が外れ、壊れていましたので、今回ここに登場していないですが良い状態で残っていたのがこれらです。

後に、ペンダントとオルゴールは売却。

オルゴールに関しては、「コレクター」の方がいらっしゃるようです。

あと、オルゴールのイラストはいかにも昭和レトロな雰囲気でこういったイラスト自体のファンもいらっしゃることでしょう。

あとがき

古物が好きなのに、実家にある昭和時代の雑貨に今まで目を向けずに、気が付いた時には40年もの歳月が経過していました。

それでも良い状態で残っていたこれらが物語ることは何なのか。。

当時とは違った見方で、今古き良き味わいを感じることで、その年月の深さを「品物」が教えてくれるようです。

当たり前に過ごしてきたような1日1日がその気づかなかった時間の経過として伝える年代物。

とても素敵だと思います。

今後も引き続きお洋服はすべて古着で、時々昭和時代のオーダーメイドワンピースを取り入れながらワードローブ作りを続行しています。

バッグも40年とまではまだ行っていませんが、30年になろうとしているブランドバッグなども出てきています。

「古い物の価値」を身の回りに置くことの素敵さがこのたびの記事で伝われば良いです。

そして、簡単に捨てられてしまうような安価に作られ過ぎた有り余るような数の物品を見直し、今後は少しの数でも価値あるものを見抜いて大切に持っていくようなサスティナブルな姿勢をお伝えできたら。。と思います。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイド製作にも落とし込んだミニマムさには流行は無い、かつてのニッチな存在の古物バッグの現在の斬新さ【157】

アイキャッチ画像157

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ活動は2007年からのスタート。

当然ながら、大のバッグ好きであり、古着好きスタイルらしく古物のブランドバッグをお得に集めてきました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.19からおよそ5年後の2025.06.08にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

途中、何度も収集の追加や手放しがあったことで後で貼りますYouTube動画内の物品とは違っていますが、継続して現在まで持ち続けているバッグもあります。

すべての変遷の掲載は複雑だと判断、当ブログ記事内では2025現在の状態のみをお伝えしてまいりたいと思います。

おそらく、ここからの更なる変化は今後はあまりないと思いますので、ほぼ収集を完成した形の現在です。

気持ちの上での「飽き」を解消の「手放し」を失くすブランドバッグの集め方、当時流行からは逸脱していたニッチなモデル

大きく使い道を2つに分けた2分類に渡る集め方です。

1つは「大きめ」のゆったりとした容量のラインナップ、もう1つは「小さめ」のパーティー向けのお出かけバッグです。

とはいえ、パーティーなどとは無縁ですので、比較的容量がゆったりの小さめというサイズ感。

間違ってもドレスに片手で持つようなセレブなクラッチバッグとは無縁です。

そのような視点から、2つのクリップに分けて、それぞれをまとめてご紹介したいと思います。

古物ブランドバッグ収集(大きめ):ブランドを特化。上3点は「GUCCI」、下2点は「ジョルジオアルマーニ」。
古物ブランドバッグ収集(小さめ):上はパッと見てブランドが分かると思います、下は「ハナエモリ」様。

適度な華やかさを持ちながらも全体のラインのすっきり感を感じていただけたのではないでしょうか。

そして、取っ手のくり抜きタイプが非常にスタイリッシュであると好んでいることでその割合が高いことも特徴です。

かつての1990年代後半-2000年辺りではおそらく流行モデルの陰に隠れたニッチな存在であったかと。

そういった中古品の醍醐味は、いつの時代でも違和感なく持てるという点です。

「ハナエモリ」様のビーズバッグ4点は、ここまでの色違いがあったことを集めて初めて知ってゆきました。

そのような製造背景までに少し迫れたことも非常に興味深い体験でした。

あとがき

最後に非常にユニークな内容をお伝えしておきたいのですが、これらの収集のバッグは収集物に特化した品々であり、使用しないということです。

「え?」と思われるかもしれませんね、使用するバッグは別にあるのです↓(^_^;)。

使用するバッグx5点:すべて古物。上2点は「GUCCI」、下は左から「Yoshinoya」「Prada」「Fendi」。

こうした自分が思う優れたバッグの渾身の選択、自らが作るバッグのデザインやスタイルに大きな意味で「瀟洒とはどんな姿なのか」のヒントをいただいたものになります。

「ブランドバッグ」の中でも一世を風靡したような流行色の色濃いタイプは敬遠。

さりげなくて、時の経過を感じさせない普遍さ・不変さを重んじています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

月曜日から金曜日までの連日をたった1項目ずつに割り振った分散スタイル、掃除の時間と気持ち両方の負担の軽減【156】

アイキャッチ画像156

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ホコリ」というものは、今この時の経過の最中にも降りてくるもの。

1日ずつのマメなお掃除ルーティーンというものは大いに効果ある作業なのだと考えます。

このたびは、以前にはなかなか時間が取れず、1週間の1日のある時間帯を使ってまとめて行っていたお掃除スタイルの「心地悪さやストレス」を見直した新しい掃除のスタイルの記録です。

下に貼りますYouTube動画は2020年の投稿のものであり、あれから5年後の2025.06.07にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

途中2022年に引っ越しがありましたので、掲載写真が旧居と新居で交じりますが、このお掃除スタイルは変わらず2025年現在も続行していることです。

是非この新しいスタイル「曜日別割り振り式」をご紹介させていただきたいと思います。

さぼったり用事による中止がない掃除スタイル、曜日ごとに少しずつを項目を割り振った毎日の確実なルーティーン化

毎日共通の作業:最初にお伝えしたいのは、項目に共通に入る毎日の掃除機がけ。これこそが見えない埃対策。

掃除機がけは、朝食後・出かける前など次の作業への大きな移り変わりの間に入れ込みます。

月曜日:週末の気圧の変化が多い雨上がりのタイミングなどを見込み、外と接する窓やサンなどが中心。
火曜日:キッチン全般。レンジ内や食器干しトレイ、換気扇、冷蔵庫などひと通り。パソコン周辺もこの時に。
包丁研ぎ:週一のペースということになります。火曜日のタスクの最終にこの作業を行っています。
水曜日:トイレ掃除の日です。場所移動が少ないこのタスクが比較的曜日の中でも最も楽です。
木曜日:少し分かりにくいかもしれませんが、すべての「壁」を拭くことが中心。鏡拭きもこのタスクに入ります。
金曜日:お風呂掃除。お風呂の壁は木曜日にやっていますので、浴槽とシンクを中心にスポンジとブラシ両方で。
使用するミニバケツ:今や100均で簡単に入手できるバケツ。色によって場所の区別をしています↓。
掃除道具収納:突っ張り棒は洗濯機の上に。左のシューズはお風呂場用です。左右のバケツの色を区別。

あとがき

こうした掃除の配分の整いさえ、人生の整いを作るという気がしてなりません。

信じられないかもしれませんが、このタスクをスタートしてからは、本当に様々なことが変わっていきました。

変わった現在から見ると、その変化のきっかけがこういった決意にあったと思えてならないのです。

目の前のゴールだけにとらわれる見方は本当の成果は上げられない、遠く未来を見据えて、目の前のタスクを淡々と呼吸するようにこなしていく。。

これが本当の効果を生む姿勢なのではないでしょうか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「チェックばかりの3点」「モノトーンばかりの3点」とある1共通点に特化したお洋服の集め方こそがワードローブがおしゃれ宝庫となる秘訣【396】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

時々ネットでクローゼットがご紹介されているのを拝見します。

お洋服がクローゼットにたくさんあり、専用の靴棚をオーダーメイドし、100足相当もの靴やバッグがディスプレイのように並べてあります。

これらは、「セレブ」様のワードローブによく見る風景です。

「見せる」という意味では効果のある風景なのですが、時々疑問もあります。

「その隣同士の靴、どこに違いがあるの?」など。

このたびは、それぞれのファッションアイテムがコスパ良くちゃんと均等に出番があり、それでいて豊富なワードローブのようなリッチさが感じられるお洋服の集め方をたった3着のみのシャツを例に図解説させていただきたいと思います。

一見少なそうな3着のみでも決して「乏しい雰囲気」にはならない秘訣があるのです。

是非引き続き読み進めていただければ光栄でございます。

豊富な組み合わせのイメージは、てんでバラバラなテイスト3点ではなく、特化した共通点が3点すべてに含まれることから作られる

では、シャツを例にミニマムなたった3着をどんな色でどんな柄なのかというポイントを交えながらお話してまいります。

クセのない定番デザインをまずは選択。このような「シャツ」アイテムを3点展開していきます。

まずは、「柄の統一:すべてチェックである」というコンセプトで集めてみます。

キーワードは「チェック」です。

チェックといっても、ギンガムチェック、タータンチェック、グレンチェックと種類が分かれますので、この3つをそれぞれポイントにして色はどんな色でも自由に選びます。

チェック柄が共通の3点のラインナップ。チェックの色や種類はバラバラ。

どれも同じチェックの仲間なのに、違いが感じられる選択です。

色はてんでバラバラでも、ベースに「チェック」が据え置かれていますので、チェックにこだわったラインナップなのです。

チェックだらけで同じように見えてしまうことを、そのチェックの種類の違いで解消しているのです。

もう1つ違うラインナップを考えてみます。

今度は、先ほどこだわったチェックの柄というポイントを外し、「モノトーン」を基盤に据え置くことにします。

そうすると、こだわりのある無彩色コーデになります。

それでも柄がそれぞれ全く違うので、たった3点でも面白く新鮮にラインナップが展開されるのです。

「モノトーン柄」柄をべースにした拘りの3点。今度は色を統一しているので、柄はてんでばらばら。

1つ基準が設定してあるのでこれで良いのです。

前者と後者では随分展開の仕方が違います。

ここにラインナップすることの面白さが生まれています。

この他のベースは「素材」を共通にそろえる案もよろしいかと。

例えば、デニムばかりを違うトーンの色で展開したりなどです。

また、色を3点共黒にして、シャツそのもののデザインに変化を付け、それぞれが違うシャツであることで、全く色が同じということがかえって「攻めた」集め方になっていきます。

とにかく、各々の好みに応じて「色・柄・素材」を統一したシャツに決めるとその後のボトム選びがしやすくなることに気づきます。

ボトム選びへの効果:シャツのラインナップを見ながらなので決めやすくなります。

一気に3点集めることをせずとも、途中の差し替えながらの改良した集め方でも良きゴールにたどり着けばOKです。

あとがき

お洋服をたくさん持つという「量」ではなく、素敵な装いがたくさんできるところがゴールだと思うのです。

あえてミニマムな3点でこのたびご紹介しましたが、3点でも十分に現実的だと思います。

ここへボトムを配置すれば、幾通りかの装いの種類になり、それぞれが統一感ありながらこだわりもある豊富な装いが完成するのです。

トップスx3着とボトムx3着で、最大9通りのコーデが出来上がるのですから、3着というのはミニマムに見えても非常にポテンシャルを秘めた数字なのです。

統一感あることをポイントに置くことで、それぞれの組み合わせの優劣が少なくなり、「どれもこれもおしゃれだ」と見る人を魅了する可能性があります。

まずは、この度ご紹介の「柄・色・素材」をのどれかを共通に3点集めるところから始めてみて下さいませ。

見方を横に見ていただき、同じアイテムを3点というそろえ方の方がかえってうまくいくと思います。

パンツx3点とかセーターx3点というように。。

書き手:ピクチャレスク

最も動きやすく最も余計な気を使わない究極の作業着、夏のジャージスタイルの中に盛り込む永続的な要素【154】

アイキャッチ画像154

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年、「夏」と感じるのが何月から何月までくらいかの調査で「最長:5月-10月」との答えが出ているそう。

人によって体感温度の差や季節別観念の差はあれど、5月-10月には大いに同感。

このたびは、個人事業主の作業着スタイルとしまして、ジャージの夏コーデをご紹介してまいりたいと思います。

実は、当ブログ記事は最初の投稿の2020.05.20からおよそ5年後の2025.06.05にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

この機会に、2025年現在でも変わらぬ作業着スタイルを2025年バージョンとして同時にご紹介したいと思います。

2020年から5年後では、考え方にももちろん変化があり、2025年の姿に大いにその証を見つけていただけるのではないかと思います。

どうぞ楽しんでいって下さいませ。

着回しよりもセットアップ的な着方の醍醐味、渾身の1セットずつに極めた夏の仕事着日替わりジャージコーデx5選

事前解説:夏用なのでトップスはすべて半袖です。2020年ではジャージ素材の他にスウェット素材も混じります。
2020年VER①:上はグレーの綿素材の「トレフォイル」マークが象徴的。上下が「アディダス」。下はレギンス風。
2020年VER②:上は黒の綿素材の「パフォーマンス」マークが象徴的。下は日本製で1980年代のモデルと予想。
2020年VER③:ブランドが「プーマ」に移ります。上は黒xグレーバイカラーの幾何学模様。下はカーブステッチ。
2020年VER④:引き続き「プーマ」の上下。上はチャコール。下は薄グレーで、厚みある良質さの日本製。
2020年VER⑤:「コンバース:ALL STAR」へブランドが移ります。上下ともスウェット素材。上の白地が爽やか。
2020年VERの5選すべて:上下のブランドをしっかりと共通にそろえ、モノトーンに特化した5選でした。

ただ、気になっていたのが、ジャージ素材よりもスウェット素材の方が経年の傷みが早いことです。

色褪せ・型崩れなどいずれにしても永続性を重視した場合にスウェットは後の2025年の選択肢からは外れていきました。

2020年はなかなかジャージの範囲では見つからずにスウェットに手を出した経緯もありました。

しかし、2025年ではネット背景が大きく変化し(AIの力が大きいと思います)、探しているものをよりピンポイントで見つけやすく、すべてをジャージ素材で見つけることができました↓。

2025年VAER①:初のフローラルパターンとの出会い、左胸に「アディダス」のロゴ刺繍。下は黒の新モデル。
2025年VER②:上下黒の「アディダス」でまとめます。下はサイドの3本ラインが同色の黒。
2025年VER③:王道のような上下ですがいずれも「アディダス」。柔らかくてはき心地の良いパンツです。
2025年VER④:③に類似ですが少しどこかが違う同じ黒色。実はこの下は2020年の時の②を継続着用。良質です。
2025年VERの4選すべて:2020年との比較では、2025年は数が1セット減り、よりミニマムな4セットに着地。

素材はジャージオンリーで見つけやすくなった背景と共に、どれも傷みにくくできるだけ均等に着用していける整頓ができたと思います。

3セットだと、毎日お洗濯するにしても1日の中で何かしらの着替えがある場合には足りません。

4セットという分量こそ最も安定したミニマムさだと考えます。

あとがき

ジャージ素材の良さは、何といっても傷みが目立たないことです。

2020年VERの5選も、2025年VERの4選もすべてが古着で購入したものでした。

労働着でもこうして自分なりの拘りを入れ込めるという視点をお伝えできればと思います。

お仕事に対する熱意を服装が盛り立てるような存在になればとご提案した次第です(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク