水玉と黒をスタイリッシュに切替えたナイロンリュック、雨がファスナーの入り口を避けて下へ滴り落ちる屋根を持つ【84】

アイキャッチ画像84

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作を数点連続し、ある分類で括る「〇〇シリーズ」を続行中。

現在は、<雨の日シリーズ>というものを行っています。

雨の日専用の素材に特化、作りに関しても雨対策を意識したものに工夫する研究をしながら、連続してリュックを製作しています。

1-2点目はどちらかというとクラシックな巾着開閉型の入り口フラップ付き、3-4点目は、ファスナー開閉の現在ではプチ流行のファスナーが屋根で覆われたタイプで行きます。

このたびは3点目、ここから2種目のファスナーデザインのフリュック製作へ移ります。

黒のナイロンオックスはっ水加工生地の無地と水玉を切り替えながら、ハイパロン加工という裏に白いゴムのような防水的水よけ加工がされた生地をミックス。

<雨の日シリーズ③>雨の日でもおしゃれ度は追求したい、ナイロン黒の水玉と無地を切り替えたリュック

ナイロン/100%素材のリュックは、至る所に見つかるほどの定番アイテム。

そのような環境の中で、あえて王道のナイロン黒を選択。

しかし、ここからが差別化、もとも残布同士を不足の補填に集めまして、ナイロンオックスという細かい生地の分野に特化しました。

更に、雨が入り込みやすいとされる底角を含む下側パーツには、より強力な撥水加工の別生地と全3種の生地を使用していきました↓。

左:表地の黒白水玉柄。ナイロンオックス撥水加工、ナイロン/100%、日本製。中:表地の切り替え用黒無地。ナイロンオックスハイパロン加工、ナイロン/100%、日本製。右:裏地の黒無地。ナイロンオックス撥水加工、ナイロン/100%、日本製。
生地のアップ:組織が分かるようにとズームで見てみます。真ん中のハイパロン加工は、下側の白い裏面が特徴。
切替え案:生地不足の補填にと表側をあえて水玉と無地の切り替えデザインでかえって攻めたものに。
ファスナーの縫い付け:「中表」に作った長いマチ布パーツにファスナーの表とマチ布の裏をくっつけ2列縫い。

ポイントは、写真の手前の部分でファスナーが内側にひかえて縫われていること。

この「ひかえ」がファスナーの上の屋根を作るのです。

先程と逆サイドのファスナー単独と本体パーツの表面(正面のネーム付き)と縫い合わせしている場面です。
本体の表面と後ろ面それぞれ「外表」でマチ布と縫い合わせ。
Dカンタブは、本体パーツの表地と裏地「中表」で縫い合わせるというかなり初期段階で挟み込んでいる必要あり。

ショルダーベルトは一番最後で良いです。

比翼をめくった時のすっきり感:ファスナーに二列にステッチしたことが、このすっきり感を作ります。
ファスナーリュックの完成(ナイロン製):<サイズ>縦36cmx横29cmxマチ12cm。

実は、底布に水玉を配置していたのでした(^_^;)。

お洋服とのコーデ例:黒の無地ライクな水玉ジャガードロングワンピースに合わせてみました。

あとがき

少し腑に落ちていない箇所としましては、ファスナーの始めと終わりの周辺の縫い付け箇所があいまいなこと。

途中で切り替えることの難しさがありました。

理由は、ファスナーの位置がこの切替えを作らざるを得なかったからです。

もし、真ん中にファスナーが付いていたら、一繋ぎでそこまで繋がるイメージができていました。

ただ、もっと深く考えれば、途中でファスナーが終わる時のその縫い代始末を工夫することで一繋ぎが可能になるのかもしれません。

とにかく、このデザインは、2019年当時の巷でのプチ流行のデザインでした。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.11.10からおよそ5年半後の2025.03.25にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

その後のハンドメイドバッグ製作のスタイルとしては流行を決して追わないものになりました。

今後も末永く続けていくためには、流行やブームに翻弄されることはしないと決めたのです。

いずれこのファスナーの上に屋根が突き出した流行デザインも、懐かしくなる時が来るのかもしれません。

その時に、いささか「時代遅れ」を感じさせてしまうかもしれないのです。

末永く着ることができる流行を色濃く出さない「ハイブランドヴィンテージ服」のいつまでの変わらない姿を見ると、そこにヒントがありような気がします。

流行のさなかでも少しは引用するものの、根本的には変わらないスタイルを持続できること、これが長い長い永久を可能にしていくような気がしています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

雨をしのぐだけが取り柄じゃない、PVCならではのリュックの出来上がりのふんわり感こそ宝であるという新しい発見【83】

アイキャッチ画像83

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただいま続行中のハンドメイドリュック製作<雨の日シリーズ>。

雨をしのぐ素材に特化、フラップや屋根のようなパーツで雨をしのいでいく考案を伴う企画。

ヴィンテージ物の合皮素材の部分的劣化の実体験から、PVCは永遠の素材ではないことを知りました。

「PVC」「ポリ塩化ビニール」「ビニールコーティング」、言い方の違いはあってもすべて「PVC」を含むまたはそのもののことを指します。

この素材は、「空気に触れた瞬間から劣化が始まる」という性質を持っています。

空気に触れた瞬間からですから、バッグの場合、保管しているだけでも使わなくても消耗してしまうということになるのです。

大切に収納しておいても起こるこの状態を前向きに受け止め、使用機会の多さに繋がる方向へ持っていければと思いました。

実際にこの素材で製作していく中でもう1つの利点を発見、「形作る形状に立体感が出やすいこと」を知ったのです。

実際に製作したことでこのような更なるメリットが見つかったことこそ素晴らしい機会だったと言えます。

このたびは、いくつかの屋根のような形状の機能を設置しながら完成していったレオパード柄のPVC素材のリュックをご紹介したいと思います。

<雨の日シリーズ②>PVCの防水的役割以外の新しいメリットの発見、立体的な形状維持の素材の性質

あまり、今まで扱ってこなかった素材であることから、イメージにとらわれ過ぎてなかなか気付けなかった魅力、それは形状維持のような素材の特性でした。

<表地:カーキレオパード柄>グリッター白金、ポリ塩化ビニール(PVC)/100%、日本製。<裏地:黒>ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。

これまでたくさんの混率を拝見してきた私が思うに、表地の素材の実物にはツルツルのレオパード柄の表面の下に綿/100%のようなもう1つの生地が敷かれていて、「基布:きふ」の存在があると思います。

そう考えますと、表地の混率の表現が不足していて、基布:綿/100%、柄:ポリ塩化ビニール(PVC)/100%などと表現した方が納得できます。

ただ、事情は分かりませんので、基布の部分を生地と認めていない、曖昧に材料の一部と解釈されているのかもしれません。

そして、基布が綿/100%とは限りませんので、これは私の予想に過ぎません。

ポケット作り:半月型にファスナーが付いたモデル。接着芯は必要無いと判断。縫い代が全くほつれません。

右上のようにひらひらとおさまりが悪い状態を、右下のように片倒しステッチで固定することですっきりと仕上げました。

ポケットをのぞくとこの白い部分が見えるからです。

裏地付きではこのような始末はしないのですが、PVCならではの仕様なのだと思います。

ファスナー付け:奥のファスナーのサイドを本体に縫い付け。左下のように縫い代を裏地の黒で装飾的にカバー。

ほつれない素材とは言え、あまりに目につく場所はヒラヒラとした縁を覆うということが望ましいかと。

見た目がすっきりとした方が良いですので、手を抜くというようなことは避けます。

本体に取り付けたファスナー&フラップ付きポケット:フラップは一番最後に設置しました。屋根のような役割。

後の反省点は、フラップの横の長さが足りない点、ファスナーを完全に覆うような長さが望ましかったと思います。

フラップリュック(レオパード柄):<サイズ>縦27cmx横29cmxマチ10cm。この立体感は素材の特性。
後ろ面:背負う時の背中と接触の面です。すっきりとしたフォルムです。ベルトはシートベルトの黒。
お洋服とのコーデ例:モノトーンなデニムコーデに合わせました。黒・茶・ベージュと広いコーデの可能性です。

あとがき

途中で写真を掲載できていませんが、ポケットを本体に付ける際に場所と向きを徹底する工夫をもっとするべきだとこちらも反省点がありました。

縦横の位置が把握しにくい中、場所をしっかり指定する仕付け糸をもってしても少し歪みました。

結構難しい部分なのだと思います。

さて、このたびの素材は、一度膨らむと「形状記憶」のような維持があり、それがポケットを立体的に仕立てやすかったり、見た目の良さへつながったと思います。

これまで、PVC素材のデメリットばかりを見ていたような気がして、本当は良い点があったのだと雨をしのぐ役割に加え更なるメリットを発見できたことが非常に良き収穫でした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

元々寿命ある素材を理解し雨の日専用のリュックとする、丸いかわいい椿柄の雨をしのぐ素材に加えた屋根の構造【82】

アイキャッチ画像82

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

特に季節の変わり目には雨は多いもの。

お気に入りの本革の高価なバッグというのは雨の日に持つことは大変躊躇されます。

雨で革にじんわりと変なシミもできることがありますし、変形もします。

ファスナーが入り口に付いたバッグでも、雨が染み込んだのは、底の角からが最初でした。

雨の日には本革バッグを持つことを避けたいもので、代わりに合皮素材を選択。

このたびのハンドメイドバッグのシリーズは、<雨の日シリーズ>に決めました。

そもそもリュックであることが雨の日の傘を持つ手が塞がる代役として有効です。

数点のデザイン違いのリュックをこのシリーズで連続製作していきたいと思います。

まずこのたびは、入り口にフラップが象徴的に付き、雨の屋根のような役割で水が下に滴り落ちる斜めフォルムを意識したクラシックなデザインのリュックが完成。

加えて、外ポケットにも「屋根」のようなパーツを共布で取り付けたところも初挑戦であり、是非見ていただきたいと思います。

<雨の日シリーズ①>雨の日でも素敵なリュックを背負いたい、丸いマルチカラーがかわいい椿柄のリュック

<雨の日シリーズ>の第一弾は、クラシックな大きなフラップ付きのデザインでトライ。

素材の特性を良し悪しでまとめた表:私見も入りますが、共感していただける部分もあるかと思います。
表地(焦げ茶ベース):ラミネートプリント、表面-ポリ塩化ビニール(PVC)、基布-綿/100%、日本製。

上の表の2に該当する生地です。

購入してから気付いた生地の耳のメーカー名、「コスモテキスタイル」様へ問い合わせし、商業利用がOKの生地であることを確認済みです。

著作権に対しては「コスモテキスタイル」様は非常に寛大、こうしたパターン系の柄はほぼ商業利用OKにしてくださっているようです。

動物のキャラクター性を感じる柄はどこのメーカー様も「商業利用不可」であることが多く、都度生地の耳には注目するべきです。

裏地(焦げ茶):ナイロンタフタはっ水アクリルコーティング、ナイロン/100%、日本製。

裏地は表地の背景の焦げ茶に合わせて決めました。

ポケットの屋根のイメージ:ファスナーポケットの上側(向きによっては右側)を二つ折りにして屋根状に設置。
ミシンの押さえの臨時交換:滑らない素材は元の金属からこの白いタイプに交換すると多少良いです。
ファスナーポケット作り:左-下側に当たる部分は通常の設置。右-上側に当たる部分は屋根を立体的にして設置。

右側は、反対側(裏面)から縫い付けをしている場面で、縫い付けは上下共に2列のステッチで丈夫に固定します。

屋根付きポケットの完成:ここで屋根付きポケットはいったん完成。随分変な形で非常に違和感を感じました。

何しろ初めてで、あまり上手ではないこともあり不格好なのが気になって仕方がありませんでした(^_^;)。

巾着紐ホールの作りとショルダーパーツ:左上-巾着紐ホール。課題としては絞り切れずゆとりある構造へ要変更。

右下は、黒のプラスチックDカンと共に車のシートベルト素材でショルダーを設置。

Dカンは「ニフコ」様製造のものを、ベルトと共に「トーキョービニール」様にて購入、ありがとうございました<m(__)m>。

絞り切れない巾着:今後の課題。ここがちゃんと閉まるには、ごわつき素材を一緒にしぼってはだめなのです。
<雨の日シリーズ①>のリュックの完成:<サイズ>縦30cmx横25cmxマチ10cm。

あまりに、屋根付きポケットが不格好だったので、隠す意味も込め、最後にポケットに更にフラップをかぶせたら、なかなかスタイリッシュになりました(^_^;)。

後ろ面:雨の日にここまでの明るいかわいい柄は、どんよりとした重い気持ちを軽くしてくれるかも。。
お洋服とのコーデ例:無地のお洋服にグッド。とはいえ、レースに柄が入る編み柄やジャガードなどの織柄にも。

あとがき

最初の「表」に立ち戻りますが、このたびは「2:合皮レザー」の部類に属する素材でした。

表のデメリットの部分からも、いずれこの素材は劣化しぽろぽろとはがれてくる運命です。

ただ、そうと分かっていながら、メリットの方だけを雨の日専用に使う目的で引用するということなのです。

デメリットがあっても活躍の場があるという「理解」「受容」の部分がユーザー様に一番お伝えする時の重要ポイントだと考えます。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

マチ付き四角バッグの3種類のチェック柄のサイドの柄合わせ、最低限の段差(ボーダー向き)の解消のみで十分【80】

アイキャッチ画像80

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作をその着目点ごとに括るシリーズ企画を続行中、<〇〇シリーズ>とまとめることで、その製作の目的や深みをお伝えしやすくしました。

このたびは<チェックシリーズ>という3種の違った形のチェック柄を同時進行で仕上げ、ミニサイズのショルダーバッグが完成。

一度で完結するもの、投稿を複数回に分けるものと分かれますが、このたびはこの1回で<チェックシリーズ>は完結です。

2枚ハギ合わせの四角いマチ付きバッグでは、前面と後ろ面が合体する部分のチェックの柄の出方に視線を集めるものです。

とはいえ、それほどのビッグチェックではないことで、しかも狭い面積のミニサイズを作るということですので、完全な縦横の柄合わせをする必要がないという具合をお伝えできればと思います。

ボーダー柄は前後面のハギ目は段差がそろうように、一方ストライプ柄はハギ目付近に柄が美しく左右に展開していくように。。と考えます。

ではチェックはどうなのかというと、本来は両方。

しかし、ストライプ柄の場合はあまり効果は劇的ではないということから、ボーダー柄の合わせ方の「段差の解消」という向きをチェックでも採用していきました。

<チェックシリーズ>3種類のチェック柄の箱型ショルダーバッグ、サイドのハギ目の柄が自然に映る最低限の柄合わせ

表地も裏地も同じ生地を共通に使用しましたので、3点作るための3種のみの生地の登場です。

箱型ミニショルダーバッグを製作するための3種の生地:どれも共通に「チェック柄」であるというシリーズ。
①手織りジョントン綿、綿/100%、タイ製。ジョントンは、タイの北部のジョムトン地方で織られる織物。
②起毛チェック、綿/100%、日本製。名前からの毛羽立ったイメージよりも実際ははるかになめらかです。
③先染チェック、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。ネイビーよりもマイルドで感じの良いカラー。人気色。
裁断での柄合わせ:本体が重要。並べ方はチェックの柄の元の作り方をよく見て現実的な向きで並べ方を考案。
ギンガムチェックは上下左右共に対称の柄であることから比較的易しい柄合わせです。右下はポケット製作場面。
ポケットと背景の柄合わせ:ポケットの柄合わせが可能。難しい場合ポケットをバイヤス裁ちするという手段も。
入り口開閉はマジックテープにて(左上)。裏地を表地の中に入れて口を縫い閉じの場面(右下)。
取っ手付け:取っ手は観音開き折りで外枠一周をステッチ+真ん中にもう1本追加の3本。右下は取っ手設置後。

このたびは、紙袋型のようなボックスデザインに相性が良い片面ハトメを打ち込み、共布製の取っ手を通して作りました。

更に、対角線上にDカン+ショルダーも付きました。

四角バッグのサイドのハギ目の柄合わせ:3種とも横段のずれがありません。しかし、左右は対称ではないのです。

どうでしょう、段差さえ解消していれば、ハギ目の位置が分かりにくく左右が対称になっていなくても気になるものではありません。

つまり、チェックでありながら、ボーダーの柄合わせを引用すれば十分であると言えるのです。

段差のずれは、柄の本当の配置を知らなくても誰が見ても気になるものでありますが、横の柄同士の並びは柄の元の配置を知らなければそれほど気になるものではないのです。

3点同時完成のミニ四角ショルダーバッグ:<サイズ>縦17cmx横16cmxマチ10cm。

サイズを拡大したり変更したりすることで様々な可能性が生まれると思います。

あとがき

シリーズ企画1回目の<同素材シリーズ>と真逆のこのたびの<チェックシリーズ>は、デザインが全く同じなのに、同じチェックの柄でさえ別物になるのだという素敵さがお伝えできればと思いました。

チェック一括りにしてもここまでの違いが生まれるということをじっくり味わえます。

柄合わせをしながら美しく仕立てる工夫をすることで、新しい発見が得られるのです。

柄や素材のみに頼って適当な製作をすることは製作者自らのアウトプットが足りません。

最終的にはこの自らのアウトプットこそ、元の素材の素敵さを敬い活かした相乗効果になるというものです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

A small shoulder bag with five items named “Obanzai” that is made of the same material and features the distinctive fetures of each design【79】

アイキャッチ画像79

Preface

Hello,this is picturesque.

For about three weeks,I have been making five mini shoulder bags in a series called ”Same Material Series”.

This time, we compared all five bags at the same time and named each one.

I hope that the names will be catchy and lovely, so that you will feel attached to them, and that they will also give you some ideas on how to name your creations.

<Summary-Same Material Series> differences in the designs and get hints for design selections

I would like to take this opportunity to tell you that the dome shape in① was remade with an improved pattern using the remaining fabric after making five pieces.

Fabric left over after making 5 pieces: I thought I could make just one more piece, so I redid the dome shape and changed the pattern.
①Changing the pattern to the dome shape: The pattern on the left is the first one that comes to mind, but it doesn't actually fit the ground, so I changed it to the one on the right.

After the change, the black separate fabric on the right side is a different color of black "glitter twinkle satin" as the purple lining.

I was short on fabric, so I decided to switch here.

The bottom is also made of the same black fabric.

Now, let's move on the naming.

①Dome-shaped: This round curve is the feature, and we named it ”Onigiri”.
②Vanity: Nmed "Tamagoyaki" after the shape of the product.,it resembles a rolled egg.
③Drawstring bag: As the drawstring bag itself resembles two separate objects, I decided without hesitation to name it "Mochikinchaku".
④Boston: The stable shape of this cup makes it look like a "Kamaboko"(fish cake).
⑤Backpack: The rounded curve of the top reminded us of a soybean, so I named it ”Natto”
A gathering of five pieces: This post is unique in that they are all gathered together like this. All are mini-sized and have shoulder straps and handles.

Each has a unique design, and they are traditional and typical, without any unnecessary decoration.

For example, as an appliciation example, I think the atmosphere would change if you made them all larger.

Afterword

The idea for the series was originally conceived as a result of my hobby of collecting.

I think that even though I don't have the skills, this project has helped to spread the idea.

This blog post was revised on March 19, 2025, about five and a half years after it was first posted on October 24, 2019, and I revised it from the title up to this point.

I am very happy that I was able to rewrite this post by revising it to include a cleaner image like this.

All except for the "Mochikinchaku" in③, while developing it into a different shape.

However, it was very meaningful to be able to try other designs, and I look back on it as an important opportunity that led me to this current decision(^-^).

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

おばんざい名で5点集結の小型ショルダーバッグ、同素材共通で際立ったデザインごとの特徴の現れの賜物【78】

アイキャッチ画像78

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3週間ほどにわたりまして、<同素材シリーズ>という企画で5点①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックのミニショルダーバッグを連続製作してまいりました。

このたびは、この5点を同時に見比べ、1点1点にネーミング。

愛着がわくよう、キャッチ―な素敵な名前、「製作品に名前を付ける」ということのヒントにもなれば幸いです。

<同素材シリーズ-まとめ>同素材で連続製作を行うことでデザインの違いに着目、今後のデザイン選定へのヒントを得た

①のドーム型は、5点作った後のさらなる残布を利用し、改良型紙で製作し直しをしていますことをこの場をお借りしてお伝えしたいと思います↓。

5点製作後の残布:ここからもう1点のみ何とか作れそうだと①ドーム型をやり直し。型紙変更をしました。
①ドーム型の型紙変更:左の型紙は最初に考え付く型紙ですが、実際は地面に沿わないので右に変更しました。

変更後の右側の方の黒の別布は、裏地のパープルと同じ「ラメツインクルサテン」の色違いの黒。

どうしても生地が不足し、ここを切替えとさせていただきました。

底面も同じ生地の黒を配置しています。

では、ネーミングに移りたいと思います↓。

①ドーム型:この丸いカーブが特徴であり、「おにぎり」と名付けました。
②バニティー:フォルムそのままをイメージし、「卵焼き」と名付けました。
③巾着:巾着そのものがその姿に互いに入っていることで、迷わず「餅巾着」と名付けました。
④ボストン:この安定感あるフォルムからのイメージで「かまぼこ」が相応しいと思いました。
⑤リュック:トップのカーブラインの丸さがまるで大豆のようだという第一印象から「納豆」と名付けました。
5点の集結:こんな風に勢揃いの場面は当投稿ならではです。すべてがショルダーと取っ手付きでミニサイズ。

それぞれが特有のデザインであり、伝統的であり典型的である所も特徴、余計な飾りは入れません。

例えば、応用例としては、すべてをサイズアップして作ると雰囲気がまた変わると思います。

あとがき

こうした、<シリーズ>の企画は、もともと「収集」の趣味があっての発案でした。

技術はままらならなくとも、アイデアを広める役割は当企画でできたと思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.24からおよそ5年半後の2025.03.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

こんな風にすっきりとした画像含む手直しができたことで、当記事がリニューアルできたことも大変良かったです。

③の「餅巾着」以外はすべて「外表」の作り。

この作りのデメリットが引っ掛かって2025年現在は③巾着型のみを別の形に発展しながら製作しています。

とはいえ、他のデザインに挑戦できたことは非常に有意義でしたし、この現在の決断に行き着いた重要な機会だったと振り返ります。

次の投稿の【79】は、このままの内容をALL英語で綴ることに挑戦、YouTube動画もALL英語のナレーションです。

よろしければ引き続きお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

布製の「外表」で作るリュックの課題、組み立てステッチが美しく出ないのは余計な縫い閉じステッチが原因【77】

アイキャッチ画像77

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグの<同素材シリーズ>の最後です。

共通の表地と裏地をあえて使用し、全く違う5デザイン①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックを連続製作してまいりました。

いよいよシリーズの最終の⑤が完成したのです。

当企画で、素材が共通であることでデザインの違いによる難易度の違いやその後のデザインの絞り込みへの良きヒントが得られたと思います。

ピクチャレスクとしましては、最後のリュックは、人間が携える場合に「シンメトリー」というバランスを考えても、一番健康的なデザインであると思います。

背中にすべてを任せ、両手が自由に解放され、左右のバランスが良いバッグという点で①-⑤の中では強力なアドバンテージとなりました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.21からおよそ5年半後の2025.03.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2019年ではまだ実感していなかったのですが、2020年以降くらいでしょうか、圧倒的にリュックの存在感が世間では際立っていく流れがありました。

<同素材シリーズ:リュック-後編>「外表」組み立て縫いで出来上がる課題、ステッチが汚く多重に映ることの解決案を得た

この度のリュックに限らず、①②④に関してもこれまで「外表組み立て式」で製作してまいりましたが、縫い目の不ぞろいの課題がどうしても残りました。

板状のプレートパーツを「中表」で完成する時に、周りに端から3mmのステッチをかけてしまっていました。

組み立てる際に更に別のステッチをしますので、事前のステッチに重ならず、出来上がりが汚いステッチになるといった具合。

何度やってもぴったりではない部分がどうしても出てきました。

そうして汚い糸目で完成したミニリュックを見ながら、次へとつなげる解決案を考えるところで締めくくりました。

その解決案というのは、「中表」の後の返し口はボンドで、その他の部分もステッチを入れないで次に進むという「行程削除」の案です。

では、ここからはざっくりとパートごとの工程の一部をご覧いただきます↓。

前半の続きの直後の取っ手付け:仮止めしてあったDカンの2個横並びの外部を覆うように取っ手を仮止め縫い。
後に工程削除の外枠ステッチ:課題となった部分の見直し前のやり方、ステッチをここでも入れていたのです。
ファスナー取り付けの一部:ファスナーのボックスステッチを二重にかけている場面。
ファスナー付きの口布と本体の合体(外表):後の見直しでは、ここで初めてステッチが入ることになります。
サイドや底の合体後のフォルム:底とサイドの狭間はまっすぐラインが原因で難関になります。下は底のDカン。
リムーバブル底板:底板はこのようなサイズ感です。内蔵ができない構造なので生地に包み込んでの設置。
ミニリュック完成:<サイズ>縦23cmx横22cmxマチ7cm。全体のパーツバランスは悪くないと思います。
その他の角度:左から右へ後ろ面、正面斜めの2角度から。豆の半分が顔を出したようなかわいいカーブライン。

このカーブのラインはバランスが良かったと思います。

お洋服のコーデ例:デニム上下と。黒・パープル・ピンク・白・グレーなど青味やモノトーンと結構幅広い相性。

あとがき

さて、冒頭でお伝えしましたように①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックの5型すべてが完成しました。

2025年現在から見ると大変未熟な製作ではあるのですが、この挑戦は非常に後になってデザインを絞り込むための重要な体験になったのでした。

せっかくのシリーズ物ですので、後日の投稿【78】で同時に登場の投稿をしまして、それぞれ独自の名前を付けました。

そして、その次の【79】では、初の英語バージョン、【78】を英語にしたような内容でYouTubeも英語でナレーションしました。

引き続き【78】【79】にもお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

理由がある配置なら位置の邪道は無い、フラップにはマジックテープの「オス」をポケット袋には「メス」を設置【76】

アイキャッチ画像76

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在<同素材シリーズ>という同じ素材で全く別の5デザイン、①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックを連続製作中。

このたび、いよいよラストの⑤の製作に入りました。

当【76】の投稿は前半ですので、リュックの完成は次の番号の【77】でご覧いただけます。

前半工程では、フラップポケットに設置のマジックテープの「オス」と「メス」を「フラップ」か「袋」かどちらに付けるのかのピクチャレスクの判断をお伝えしたいと思います。

市販のものやレシピなどにもそれぞれその位置に配した理由が存在すると思うのですが、私もこれだとたどり着いた位置、必ずしも教科書通りではないという点にご注目いただければと。

<同素材シリーズ:ミニリュック-前編>くっつきに行くというアクティブな方を「オス」と決めた、フラップポケットのマジックテープ

フラップとポケット袋には、マジックテープを取り付けます。

「オス」というのは、固いごつごつした方、「メス」というのは、さらりとした柔らかい方です。

フラップには、マジックテープの「オス」、袋には「メス」を付けるという方針です。

小さいタブのマジックテープ仕様の場合も同じ考え方。

とにかく動きのある方、上からかぶせる方にオスを付けるというのを私は基本的な考え方としています。

それはこうした理屈、「マジックテープの開け閉めの際にオスを指が覆い、指によって防御されるから」というもの。

一方「むき出しのポケット袋の方には影響が無いサラサラのメスが付く」という現実的なシーンを考慮したもの。

これは、反対に取り付ける考え方の方がもしかして主流なのかもしれません。

特にむき出しの場合に、バッグの中でウールのアイテムである手袋やマフラーがくっついてしまうとげとげしい「オス」をどちらに付けることが接触を回避できる位置なのかを考えます。

柔らかい素材を引っ掛けやすい「オス」の位置がカギを握っているということです。

表地(黒地xパープル系花柄):風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。裏地(パープル):ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

↑これまで①-④まで裁断して使用してきた残りの生地の写真です。

フラップポケットの取り付け:フラップには「オス:硬い方」を、袋には「メス:柔らかい方」を設置しました。
フラップポケットの完成:フラップの縦幅は7cmというボリューム。
その他の作業:前半の初期段階で金属パーツを取り付け。上はショルダーのDカンを並べ、底はDカンを両端に。

取っ手の位置は、上のDカンの外側に左右を配置、この場所にはパーツが並ぶのです。

このたびの進捗度はここまで。

次回の【77】では、取っ手の取り付けからスターとして完成に至ります。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.19からおよそ5年半後の2025.03.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在でもマジックテープは、はぎれによる三つ折りポーチで利用。

マジックテープの「オス」と「メス」の位置は、この時の考え方と変わっておりません。

ただ、フラップポケットにマジックテープを付けるということ自体をその後廃止。

ポケットの袋を別のデザインに、出し入れしやすさも優先しながら手探りでポケットから物を取り出す現実的な状況を考慮。

とはいえ、マジックテープがあることでセキュリティー性は高いので、目的によっては必要な「ファスナー」です。

そうなんです、マジックテープは別名「ファスナー」とも呼ばれ、あのジッパーと同じ種類の「機能」の附属品である見方なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ファスナーの端タブをチラ見せしたスタイリッシュさ、まるでポーチの延長のようなミニボストンショルダーバッグ【73】

アイキャッチ画像73

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび【72】からの続きの後半のミニボストンショルダーバッグの作業含む完成に至りました。

【72】では、おじさんの持っておられた取っ手付きのセカンドバッグのようなころんとしたアイテムを街角で拝見したところからの着想エピソードを綴りました。

後半のメイン作業は主にファスナー付け、そしてファスナーが載った口布と本体の合体がクライマックスの場面。

全体の流れを俯瞰して見てみると、ボストンバッグの作りはそれほど複雑でもないということを、「外表」の組み立て式のやり方が答えてくれているようでした。

同素材シリーズ:ボストン-後編>ファスナー自体をカバーする役割を兼ね装飾性も伴った機能美のファスナータブ

ファスナーを口布に設置する場面(左から右へ):ボックス枠をくり抜き、ファスナーを当てはめます。

この時に、丸見えのファスナーの端っこをくるみ込んで覆いながら、表からは両端スタイリッシュに現れるポイント的存在になりました。

ファスナーが付いた口布パーツと本体パーツの合体:「外表」で縫い合わせました。
リムーバブル底板の設置:左上は底板内蔵のカバーを縫いとじる様子、右下は、底に設置されたくるみ底板。
ショルダー取り付け:本体にはDカンを橋渡し役に設置、ナスカンはショルダーが本体と一体化するための要に。。

リュックもそうですが、取り外し式のショルダーのタブは、「本体の一部」と考えるのが望ましいと思います。

ショルダー自体を別の物に交換できたり、せっかくの取り外しの意味には奥行きがあります。

ミニボストンショルダーバッグ完成:<サイズ>縦14cmx横20/24cmxマチ7cm。

ポーチに取っ手とショルダーが付いたようなサイズ感やフォルムです。

複数の角度:くっきりと表れたラインになttのは、ややごわついたナイロン混の生地の性質の良い表れです。

このファスナータブに「機能美」の一面、ちゃんと役割を持ったデザインとして良い存在になっていて、スタイリッシュなのです。

課題点は、ステッチの糸の色の汚さ、黒を選んでいますが正解はグレーのようなマイルドな色でなければ柄の綺麗な色に対しては汚く映るのです。

このことは、後の製作にも大いに注意するポイントとなりました。

せっかくの美しい柄をステッチの色1つで壊してしまうのですから。。

そして、前半部分の投稿の【72】でも書いたのですが、「外表」に組み立てるまでは決して外枠にステッチを入れないことです。

これも美しい仕上がりになるためのポイント。

その他は、底のサイド部分の90度ラインを2021年で見直すことになりました。

縫い合わせの際の急カーブがきつ過ぎて難関部分になってしまっているのでした。

作りやすい仕様こそ、良質さ・美しさへつながることが間違いありません。

大きくデザインは変わりますが、緩やかなできるだけ大きな寸法の円の半径の一部を使ったカーブが正解だと思います。

お洋服とのコーデ例:映りが白っぽいですが、実はボトムは厚手デニムのノンウォッシュのダークブルーです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.17からおよそ5年半後の2025.03.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

上述の「難関」が発生している件について、2025年の見方をまとめます↓。

「難関など作らない、解消できる仕様を考え直すこと」というのが、その後のスタンス。

難関場所を作ってしまうことで条件のようなものができてしまうので、どうしてもそのデザインである必要は無いのではないかという考え方へのシフトです。

良い意味での「あきらめ」、一見後ろ向きな言葉ですが、随分その後の発展に貢献するような前向きな言葉だったのだと2025年では考えております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

街行くおじさんのマチ厚コンパクトポーチからの着想、ぎっしり詰め込むイメージで作るミニボストンのフォルム【72】

アイキャッチ画像72

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドバッグ製作では、<同素材シリーズ>という企画を続行中。

同じ生地で共通に全く別の5種のデザインを作ることで、デザインの違いの比較が顕著に。。良い研究になりその後のデザインの中での絞り込みに大変役立ちました。

5デザインというのが、①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックで、どれも立体的なフォルムをしている最もオーソドックスなデザイン。

このたびは、④に着手、後半部分を含む完成は【73】の投稿でご覧いただけます。

当記事【72】の前半部分では、ポケットを内蔵し・ショルダーカンをあらかじめ縫い付け・取っ手のいアイレットカンを取り付けた本体プレートが前後面共に完成したところまで。

主にミニボストン型を思いついたきっかけを中心に綴らせていただこうと思います。

<同素材シリーズ:ボストン-前編>メンズアイテムからの引用、当たり前のように作られたオーソドックスさが魅力

もともとバッグは、大昔は男性特有の持ち物でした。

洋服の定番デザインの多くもメンズ専用であることが起源であることも多いのです。

ある日、ふと街角ですれ違ったおじさんの「中身たっぷりポーチ」を目にしたことがあります。

ちょうどファスナーを開けて中を見ている場面ですれ違いました。

そのポーチは立体的でマチが大きく、非常に安定感がありました。

ナイロン製でファスナーが真ん中に付き、ちょんと取っ手が付いたようなセカンドポーチ。

あれが可愛い柄になるとどうなるのか。。などとイメージしたのがこのたびのミニボストン型になります。

左(黒地xパープル系花柄):表地-風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。
右(パープル):裏地-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

↑①-⑤の製作に共通にこの2種を使用させていただきます。

ショルダーDカンの縫い付け:早期段階で取り付け。1)使いやすさ 2)見栄えの美しさ、3)取り付けやすさ。

意外と3)をないがしろにしがちですが、良質なバッグを作るためには一番大切な事であるとも言えます。

決して怠慢なんかではありません、作り方をシェアしていく上でも必ずここの問題にぶち当たるからです。

ファスナーポケットの裏側:あらかじめ表地にも裏地にも合計2個で取り付け。ミニバッグでは2個は充実。
「中表」縫い:カーブを含むデザインではこのやり方が綺麗。返し口をストレートの箇所で行います。
後に見直したこの時点での外枠ステッチ:これをしてしまうと最後の組み立ての縫い合わせと糸が混み合い汚い。
取っ手部分のホール作り:片面ハトメのアルミ製を利用、アルミ製は「プライヤー」がセットで見つかります。

「カワグチ」様の製品を使用させていただきました、ありがとうございました(^-^)。

本体パーツの前後の完成:ここまでがこのたびの進捗度。イメージが湧いてきましたね。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.17からおよそ5年半後の2025.03.13にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

先程の外枠ステッチの見直しのご説明の通り、後にこの外枠ステッチはプレートのみの完成時点で「無し」が正解であると考え直し。

返し口はボンドで仮止めするにとどめます。

そして、後半のファスナーの口布パーツとの縫い合わせの時に、「外表」で初めてステッチが1本のみ出るというのが綺麗だと解きました。

それでもぴたりとパーツの縁のラインが綺麗に重ならない困難さは、こうした作り方の限界、後に「外表」の縫い合わせを全面廃止してしまった2025年です。

「そうすると、もう作れるデザインなんてないのではないか。。」これが、ミニマムな少数のデザインに絞っていくためのむしろきっかけになりました。

枯渇した中で生まれる本当のミニマムさを後に知ることになります。

そこに行き着くまでには、このいろいろなデザインを作る過程は必要なことだったのでした(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク