まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ある1括りの共通点でまとめるシリーズ製作、現在は<タオルシリーズ>であり、このたびがそのラスト。
タオル地がすべて同じ織り方一辺倒ではないことを、このシリーズを通して知りました。
ループになった本来の日用品のタオルにそっくりなイメージのもの、一方でスタイリッシュに高級感ある毛並みのパイルカットがしてあるもの。
そのいずれもタオル地であるという1括りの中にある更なる展開なのです。
日用品のタオルのイメージを越えたお出かけテイストもタオル地によって演出することができるようなのです。
このたびは、当シリーズのこれまでの2点と違った大きめの入り口フラップを取り付けるアレンジを導入。
その中で生まれた悩み、厚みがあり伸びるニット地のパイル地が起こしてしまう重なりの「ずれ」「歪み」を極力起こらないよう努力しながらも、フリルを挟み込むことでクリアしていきました。
<タオルシリーズ③>フラップ2枚仕立ての間に挟んだ黒フリルの意味、縫い重なりの汚さをカバーする目くらませの役割り
使用生地:表地(濃ピンク)-パイルニット無地、綿/75%、ポリエステル/25%、日本製。裏地/リボンひも/フリル(黒)-生地名不明、ポリエステル/100%、日本製。
ここからは、フリルを設置するまでの過程をお伝えしていきます↓。
黒生地に三つ折り用に1.5cmの印を(7.5mmずつの三つ折り)、ギャザーの仕付け糸用に1cmの印を付けました。
三つ折りステッチ:先に三つ折りステッチを済ませ、フリルの先端の縫い代始末をしておくのです。
しつけと長さのシミュレーション:糸を通し引っ張りフリルを作成。余分な寸法分はここでカット。
フリルの固定ステッチ:均等配分のフリルのしつけの1cmの1mm外の位置をフリル単独でミシンステッチ。
完成したフリルを入り口フラップに縫い付け:先程の縫い代1cmより1mm外の単独ステッチをなぞります。
フラップの「中表」縫い:もう1枚の方のフラップを合体して縫い代1cmでカーブ縫い。
フリル・マジックテープ付きのフラップを本体へ設置:最後の場面です。いろいろ混み合いますが、完成間近。
もし、フリルを設置しなければ、最も視線を集める入り口フラップのカーブラインが、パイル地でありニットである厚みによってごわつき美しいものには映らなかったと思います。
まさにこれが、フリルを設置する本当の意味、かわいさ溢れる装飾的な演出ではないということです。
とは言え、フリルをかわいいと見てもらうことで、本当の意味がより奥深く秘められ、どの道魅力はアップするわけです。
濃ピンクパイル地の簡易リュック完成:<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ10cm。
リュックの背面:共布で作ったショルダーにジグザグステッチを施しベルトを強靭に固定。
お洋服とのコーデ例:抜け感あるテイストのデニムコーデと合わせました。黒フリルとタンクのフリルがリンク。
あとがき
タオル地は室内シーンのみのものというのも固定観念、外出シーンでの可能性を発見できたことが大変有意義でした。
ところで、当ブログ記事は最初の投稿の2020.08.14からおよそ5年後の2025.07.03にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
この投稿をもって、ある分野で一括りにする製作の<シリーズ>という企画を終えたいと思います。
ずっと続けるつもりでしたが、いくつかのシリーズを行ってきて重要なことに気付いたからです。
それは、シリーズを行うことによる「縛り」。
このたびのデザインも、1点目で入り口のマジックテープの強度が弱すぎると気付き始めながら3点共作ってしまったことも「このシリーズをこの仕様で行く」という固定観念。
「シリーズ」という固定観念が無ければ、次の2点目から早速リアルタイムに改良の行動に移ったかもしれないからです。
ワクワク感いっぱいにスタートした2019年からの企画でしたが、だんだん「縛り」を感じてきたということを、決して悪い意味では捉えていません。
むしろ、「自由」を重んじる製作スタイルに気付いたということになります。
この発見は非常に大きなことで、後の製作スタイルの徹底にも繋がっていったと思います。
2025年で思うことは、「自由」こそ「1点物志向」であることに伴うものなのだということ。
「括り」というのは、確かに分かり易さ・色濃さに溢れ素晴らしい点もありますが、製作者本人が「縛り」を感じることこそ一番良くないこと。
2025年から見てもこの時のシリーズの終了は、時の流れと共に明らかになった、ピクチャレスクらしいハンドメイド活動のスタイルへ向かっていった節目だったのでした(^-^)。
書き手:ピクチャレスク