まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
整理整頓が好きな私です。
お部屋の整理整頓はもはや趣味や特技の1つ。
インテリアも考慮した、整理整頓の仕上がりにきらりとオーラが光るような出来上がりを目指します。
整理整頓は、個人物でも事業物でも差別なく、同等にきちんとしていきたいスタンスでいます。
今回は、ハンドメイドバッグの材料であるミシン糸の整理整頓例です。
ミシン糸はハンドメイドバッグには共通に使う材料であり、当たり前の物品であるからこそ、大切にしたいものです。
整理整頓が行き届かないことで、持ち合わせていることを忘れ、重複した糸の色を複数調達してしまったなどということは避けたいものです。
色のグループに分けることで気持ちよくスムーズに使っていけるような環境づくり、そんなポイントをこの度ご紹介したいと思います。
これまでの糸収納に関する悩み、テトロン糸がすぐにコーンからほどけやすい件の解決策
実は、これまで糸を収納する中で悩みがありました。
私はほとんどがテトロン糸を使用します。スパン糸は割合では2割程度。
高級感あるツヤと細くても丈夫なその性質が、エレガントなものを丈夫に作りたい私の意向にとても合っているのです。
よってほとんどがテトロン糸なわけですが、テトロン糸が寄り集まって互いに重なったりすると問題が起きるのです。
テトロン糸はツルツルなので、すぐに糸のコーンの巻きから外れやすいです。
スパン糸はパサっと毛羽立っているので、何もしなくても糸のコーンに引っ付いていてくれるのです。
この大きな違いにより、テトロン糸の収納に問題を生じさせます。
収納して、糸を探しているうちに糸がぐちゃぐちゃとほつれてくるのです(;'∀')。
これは困ったもので、変な位置である上の方からほつれると、まとめてたくさん巻き直しせねばならないことがありました。
その対策として、これまで糸ネットをすべての糸にかけていたのですが、それも実際はあまり効果がなかったという結論に達した現在です。
ということで、今回、糸カバーなるネットも取りやめて、もっと密閉されたほつけにくい対策をしようと試みました。
チャック袋のA6にひらめき、きちんと口も閉じればほつれることが回避できる
ネットも頭と底が空いているのでただかぶせるだけでした。
そうすると隣の糸との接触などをきっかけにネットが外れたりして、前と同じように糸がほぐれる事態がたくさん起きていました。
これじゃあ何も変わっていない、と変化が薄かった前回の対策を見直しました。
そこで、ほどよく空間を保ちながらピッタリの糸が入るサイズのケースを考察。。
そして、チャック袋を見つけました。
ポリ袋はネットよりも見つけやすく豊富でエコノミーです。
チャック袋のサイズも大切です。
あまりにぴったりすぎても、これも中で糸がほつける原因に。
適度に隙間があり、ゆったりと無駄のない空間に収納できるようなサイズ、縦17cmx横12cmxマチ無しの規格「A6サイズ」を発見したのです。
A4とかB4などのコピー用紙サイズにしかこれまで目を向けてこなかったサイズ規格。
A6などというサイズがあったこと自体新しい学びでした。
箱はパンダン製のインテリアボックスへ収納
さて、実際にテトロン糸を1点1点チャック袋へ詰め込みます。
もう、コーンの切れ込みに糸をひっかけるという収納はせず。
これは、デメリットもあり、外す時に糸が裂けることが多く、あまり好みません。
よって糸の終わり目はそのままでチャック袋へゆったり収納します。
そして、パンダンボックスへ色別に固めて収納します。
色別の良さというのは、糸が探しやすいところ。
100コーン近くの糸の量を持つと多少糸選びに手間取ることがあります。
そんな場面を少しでも解消するには、ある程度の色のグループにまとめて配置しておくこと。
ピンク、紫、青の寒色系を近く同士に、ベージュ、オレンジ、赤などの暖色系を近く同士になどの工夫も良いでしょう。
そして、私の場合、黒、白を別の箱に、グレー系を多く持っているので、グレー系ばかりの箱を1つもうけました。
少しの割合で持ち合わせていますスパン糸の30番は、スパン糸だけでまとめました。
ということで、全部で5ボックス作りました。
今回のチャック袋A6は、あくまでもテトロン糸のみです。
スパン糸には必要がないので、わざわざ個別に1コーンずつスパン糸をチャック袋に入れる必要はありません。
ほつけないのでわざわざ入れても意味がないからです。
糸ブランドと糸を製造されたメーカー様についての研究ルポ
糸は、バッグを縫うにあたってとてもベースの大切なアイテム。
今回、私はこの整理整頓で、これらの糸がいろいろなメーカー様が製造した糸だということに今更ながら驚きました。
1社では決してない、様々な会社様の糸が同じテトロン糸で存在しているのです。
そのことがとても興味深く思えてきました。
例えば、一番この中で多かった「エースクラウン」、私はエースクラウンという会社があるのかなどという変な勘違いをしていましたが、違いました。
エースクラウンは糸のブランド名。
エースクラウンの糸を製造している会社は、「大貫繊維(株)」様だったことが分かりました。
エースクラウンは王道の糸なので、この名前がかなり目立っていて有名です。
しかし、このエースクラウンの糸を製造している会社さんはどこなのかにスポットを当てたかったのです。
なかなかネットをググっても簡単に答えが見つからず、ある会社様のホームページを発見。
それが大貫繊維様でした。社名の下にエースクラウンという文字が並んでいたので、自社ブランドである証拠です。
確認のため、私はお問い合わせからアプローチ。
そして、快くお返事をいただき、その通り「テイジン社(帝人)」様との共同企画の元、70年間エースクラウンの糸を製造している会社は間違いなく大貫繊維(株)様であるとのことです。
しかも、「ポリエステル糸を一番最初に作った会社」でもあり、ものすごい情報をいただきました。
大貫繊維様、素晴らしいです、ありがとうございます。
そのほか、「グンゼ:グンゼ社」様、「ビニモ:クラレ社」様、「キング:フジックス社」様、「キンバスパン:アズマ社」様、「地球兎(ちきゅううさぎ):ムラガキ社」様が製造だということが、今回の私の持っている糸の内訳内容になります。
糸には、ブランド名だけしか記されておらず、それぞれの製造会社はググって調べました。
やはり最初のエースクラウンが製造会社まで行きつくのが一番難しかったです。
テイジンの名前が入っているとテイジン社様が製造したかと思ってしまいがち。
しかし、コーン部分のシールにある記載の仕方で、いや、この糸を製造した会社が別にあるはずと思って研究していってたどりつきました。
お返事までいただいたことが大変意義ある糸の整理整頓だったのでした(^-^)。
あとがき
こんな風に、今回のように、ちょっとした疑問をよくメーカー様などに質問しています。
だいたい活躍されているこういったメーカー様のお返事は大変丁寧で、迅速なのが特徴。
今回大変助かりましたし、こんな風に製造メーカー様から生のお声と返答をお聞きできることが素晴らしい経験です。
大貫繊維(株)様、本当にありがとうございました<m(__)m>。今後ともよろしくお願いします。
糸をスパン糸とテトロン糸とで使い分けていく中で、メリットデメリットはそれぞれあるものの、私はテトロン糸(つるつるした方)が使いやすく好みます。
スパン糸はぱさっとしていて、カジュアル向きだと考えます。
純粋なスパン糸というのはぷっつんと糸が切れやすく、現在は「テトロンスパン」という名前でテトロン寄りに寄ったタイプがほとんどのようです。
それでも純粋なテトロン糸と比べるとやはりスパン糸らしい特徴になるので、テトロンスパンもスパン糸という括りで良いと私は思っています。
時々はカジュアルテイストな素材も取り扱うのでスパン糸が必要な時があります。
同じ30番という糸番手でも見かけの太さがテトロン糸とスパン糸でかなり違います。
テトロン糸は細い割にかなり丈夫でひっぱっても切れないです。これは、長繊維。
スパン糸は太いのだけれど引っ張ると切れやすい。短繊維なのです。
しかし、スパン糸は、玉止めをすればその止め機能は確実です。テトロン糸は玉止めはよほどぎゅぎゅっと力を加えないとほつけます。
こんな違いもある2種の糸。
それぞれのメリットをうまく利用して、大切に使っていきたいです。