「子供」、「大人小さめ」、「大人フリー」とできるだけ多くの方へマスクをお届けできるためのサイズ展開の工夫【128】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年4月に入ってから初めてマスクを製作し始めて、2か月ほど経過しました。

その後のマスク不足はだいたい解消されたと思って良いのでしょうか。

今後のことも考えると一時的ではなく、これからも使っていく日用品のアイテムに君臨したようです。

かつては、旅行や出張など特別な長期間の外出の時のもしものためだったり、花粉の時期に花粉症対策だったりの季節物的な扱いでしか着用してきませんでした。

けれども、今後は今回のこのコロナウィルスの教訓から常に持ち歩くと良い物として皆が確信した様子です。

季節によって素材を変えるマスクの考案

さて、長引くコロナの影響で、季節も移ろいます。

現在は初夏と言える手前まで来ています。

そうした時に、仕事仲間が考案してくれた「夏素材」。

今回は、夏で代表的、典型的な、「麻」素材をラインナップ。

一番上、2段目の無地は、フレンチリネン。麻/100%で生機(きばた)がフランス製。

3段目のペイズリーx花コンビの柄のプリント生地は、麻/100%、日本製。

一番下の太ストライプは、綿/83%、麻/17%、中国製。

裏地は、今までのマスク作りでずっと利用してきた、麻テレコニットという、麻/100%のオフカラー。

テレコは通気性にすぐれ、夏には有効的だと言えます。

麻テレコニットという生地を使った裏地。
裏地といってもここの部分こそが肌に一番触れる部分ですので、重要です。
こういった凹凸感のある素材というのは、へこんだ部分が半分の面積。
肌に触れる部分が半分になり、さりげないフィット感とべたつく悩みなどを解決する清涼素材です。

逆も満たしているところがこの素材の優れた点です。

季節が一転、真冬はテレコは暖かい。

空気の層が半分の面積に存在し、温まってホカホカ感じるという具合。

テレコのセーターを着たことがあるのですけれど、とてもあったかいです。

あの凹凸の構造がそんなところに活躍するのですね。

サイズ展開を3種作りました

さて、今回のマスク企画をしている最中に、お客様から子供サイズがなかなか見つからなかったということをおっしゃっていただきました。

あるようでないんですね。

ということで、この際、真ん中のサイズも入れて、3サイズ展開を考えました。

一番左が当初からの大人用(フリー)、フルに顎が隠れて、大人の男女兼用のもの。

そして、そこから周り1周を均等に1cmずつ削ったのが真ん中。

1cmとはいえ、上下だと合計2cm短くなるわけですから、サイズが急に小さくなります。

よって、真ん中と一番左の差は着用してもそのサイズの違いがよく分かります。

そして、一番右は更にそこから1cm周囲を削りました。

小さなかわいい子供サイズです。

とはいえ、子供でも10歳前後。

成長の早い大きな子は、もしかしたら真ん中でもよいのかも。

真ん中は一応大人の小さめということです。

私の場合、顔が短い方なので、一番左は大きいと言えば大きいです。

真ん中が私には一番良いサイズと思いますが、一番左があごもしっかり覆うので安心感があります。

では、着用のサイズ感の写真を貼りますね。

特にあごの隠れ具合が違いが一番分かりやすいので、ご注目くださいね。

この写真を見ると、やはり大人(やや小さめ)というのも配置しておくことが良かったと思います。

マスクもだいぶ浸透してきて、定着してくると、サイズ感や、おしゃれ感が気になりだす頃です。

あとがき

今後もマスクは日用品の1つに、以前よりももっとなっていくと考えています。

お洒落で、洋服とコーデしてマッチするようなお品をお届けできたらと思ったこの旅の製作。

大手様が大量生産に参入しましたので、もう私たちの出番はなくなっていくと思います。

マスク作りの工夫やアイデアに関しては実際にマスクをサイズ展開も含めて作った私達が発信できることです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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