まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、最近集まってきましたはぎれの行方です。
はぎれも余り方によってはとてももったいなく、そのままにしておくのは惜しいはぎれも多々あります。
そこで、今後の企画が思いつきました。
年末あたりをきっかけに、ポーチ市をWEB上で開催したいです。
特殊な形のポーチばかりを集めて、ピンポイントな使い道をあえてタイトルに謳う...そんなことをやってみたいと思います。それには、少しずつ作り始めねばなりません。
その第一弾として、1つポーチができました。
もったいない面積で余ったはぎれの有効活用例
今回は、黒地にブロンズの薔薇柄のジャガード生地で、単行本が入るポーチを作ってみました。
生地自体が比較的厚手なので、とりあえず手短かに一重仕立てだけで作ってみました。
後から思うのは、はぎれでも、裏地を用意してきちんとしたものを作ることです。
はぎれだから。。。という固定観念がお品のレベルをコントロールしてしまいます。
せっかくの高級生地。製作には変わりがありません。
こうした小物作りでは、小さいアイテムなのに、よくできた作りを目指していきます。
あとがき
今回の生地はイタリア製の高級な生地です。
高級と言うとどの価格の範囲内?と思われるかもしれません。
1m当たりの単価が¥3,000-¥7,000周辺で立派な高級生地だと思います。
今回の生地がこのレベルに当たります。
あまりにも高級過ぎる¥10,000/mなどのお品は、確かに素敵ですが、じゃあそれほど違いがあるかというと、レア度や産地品であるとかそんな要素もお値段に組み込まれていると感じています。
そうしますと、製作者としては、材料自体のレベルも見ていくことで、そこまでのコストをかけずしても十分であったりもします。
その後のデザインなどの工夫で材料以上の効果が価値になっていくのかを考えることが、それこそがハンドメイド製作だと思うのです。
今回の高級生地は、最高級品も交えた中では中級だと思われます。
では¥1,000/m以下の生地が悪いお品なのでしょうか。
いえいえ、そんなことはないです。たとえ¥100/mの格安生地でも、その良さが一定レベルあれば良いお品は作れると思っています。
また、この安い生地でいかに良いお品を作って行くかということのお話を別の機会にとことんさせていただきたいと思っています。
「生地頼みの製作」というクセはアイデアがあまり詰まっていなくて、よくないと思っています。
生地の良さを判断して、更に、製作者としての力量を加えて付加価値を出していくものでありたいと思っています。