まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
いよいよセルヴィッチデニムのはぎれも最後の整理整頓で本当の最終になってきました。
今回のパッチワークで、もしかしたらカーキブラウンカラーのレアカラーのセルヴィッチデニムでのバッグ製作はラストになるかもしれません。
1パーツが細かめを合計50パーツ程使用のリッチなパッチワークへ
以前の同じセルヴィッチデニムのパッチワークは、1マスが縦12.5cmx横17.5cmでしたので、バッグの出来上がりでは、ハギ目があるタイプのバッグという印象でした。
今度は、はぎれも小さめばかりなので、ひとまわり程小さなサイズの、縦10cmx横15cmのマスに統一して、それでもできるだけめいっぱいの面積にと考えました。
そして、シートが出来上がったその姿を見て、うっとりするような美しさに感動♪。
この姿を見て大変美しいと思うわけですが、このブロック自体が柄のように映りますね。
そうしますと、裏地選びには、表が「ブロック柄」である場合の裏地は。。というように考えていきます。
花柄や水玉が裏地の候補から外れていきます。
お洋服のコーデと考え方は同じで、ブロックは四角い様相なのだから、同じ四角い柄のタータンチェックというのは相性が非常に良いものです。
ここまで手の込んだパッチワークバッグはなかなか売られていません。
なぜなら、この数のはぎれを用意できるなら、つながった大きな面積1枚がとれる分量だからです。
これには事情があり、プチ量産でもったいない使い方をした結果余ったはぎれだったからというエピソードが隠れているのです。
何か物を作りたい目的があって、材料をそれに合わせていく場合、生地がもったいなく余るのは当然で、主体が作りたいデザイン重視だからです。
あとがき
どうしても、何かそうでなければならない究極のデザインというものがあった時には、もったいなく生地が余ることを妥協することになります。
そういった時に、もったいない生地を集めて、こうしてパッチワークを美しく仕立て、作るバッグに「手間と美しさが入った価値」を付けていきます。
そもそもですが、もったいなく生地が余ってしまうようなそのデザインは果たして本当に必要なデザインであるのか。
それとも、生地を無駄なく使うことができるサスティナブルなデザインであるのかは一番最初の生地の手配の時に考えることです。
何も考えずに、ただ、こうしたデザインが作りたいというのは、何か少し形を変えることで生地が無駄なく使えるのだという可能性があるならば、最初の時点でそういったジャッジも非常に意味があると思います。
こうしたことだって、後にサスティナブルな工夫をしたストーリーとしてお客様にお伝えすることができるではないですか。
とにかく見かけのかっこよさだけを追求した企画は危険だと思います。
余った部分が多く出た場合にどうするのかまで考えてこその深みある企画だと考えます(^-^)。