まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
少し前の【644】の記事では、小さなマチ付きポーチの背にポケットを設置したら、生地の厚みのせいもあってか中身がこぼれてしまうような失敗のポケットとなってしまった記録を綴らせていただきました。
失敗の記録も、同じように繰り返してしまう時間のロスを減らそうと、ハンドメイドをする方への応援と協力の意味をこめています。
今回は、何とかポケットを小さなポーチにも設置できないものかと、生地を替えて製作致しました。
更に、ポケットの中身がこぼれにくいフラップも付けていきました。
本体にファンデーションケース、背のフラップポケットにはシャドウケースを入れるイメージで作ってみました。
コスメ分野での利用例を、小さなものを互いに一緒に収納するに相応しい別の分野のアイテムに落とし込んでいただき、各々が思い描くケースにご利用いただけると可能性が広がります。
型紙パーツを2種追加、背のパッチポケットの袋パーツとフラップパーツを加えた出来上がりの姿
ということで、シャドウケースを入れるサイズのポケットをファンデーションケースの背に取り付けます。
内部設置はかさばって蓋が閉まらない、表側は場所がない、背に付けるしかないということになります。
途中の製作は省略させていただいて、完成へ飛びます(^o^)丿。
次回はポケットのフラップにもマジックテープを付けることに変更します。
あとは、フラップのデザインですが、スクエア意外にも可能性がありそうなのは、カーブや台形です。
とりあえず、まずまずの成功。
これを【644】のジャガード生地で作ったとしたら、おそらく物理的に融通が利かずこんな風に出来上がらなかったと思います。
日本製の生地には、薄くても丈夫でしなやかな特性があることを常々感じます。
毛羽だったスエード調の風合いであるにもかかわらずすっきりとしているのは、日本製らしい生地製造の技術なのではないかと思います。
あとがき
このたび完成しました「ファンデーションケース」というのは、2年前から作り始めた「コスメケース3点セット」の内の1点です。
不思議なもので、考案した2年前はその時のモデルが永久だと思っていたのに、その後どんどん変化していくのです。
もしかしたら、製作品というものは、変化し続けるものだということなのかもしれません。
時の経過は考え方や嗜好を変えていくものなのでしょう。