ミラー(鏡)やコーム(くし)をシックなハンドメイドの黒ケースで守ればペライチのハイブランド巾着袋に収納で十分となる【1307】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中のコスメケース。

とりあえず私の身の回りの小物から順にケースを作っています。

材料ははぎれで十分。

小さくてもこんなに立派な作りになるんだと驚きのある製作が実現できます。

作り方も難しくはありません。

細かな作り方は別の投稿で後日お伝えする予定です。

今回は、まだケースの無い残りのグッズに対してそれぞれサイズに合ったケースをとりあえず作っていこうという段階です。

今回は2点同時製作しましたので、その自己評価の記録と、何しろ1点物主義の私が前と同じ型紙で作った同じデザインに変化を付けた様子ご紹介したいと思います(^-^)。

表地と裏地をひっくり返した1つだけのパーツで作る折りたたみ式仕様はいろんなサイズ感で展開できる

2点同時製作の完成のお写真です↓。

左:くしケース:<サイズ>縦8cmx横12cmxマチ無し。
右:鏡ケース:<サイズ>縦7.5cmx横7.5cmxマチ無し。
入れた中身:左にはくしを、右には丸鏡を。

実は、左は、初めてのご紹介ながら、自身の着物のはぎれのリメイクで作った名刺入れの型紙をそのまま引用しました。

そうすると、くしにとっては、縦が長すぎると言えます。この3分の2程度でよいでしょうね。

しかし、誰もがこのくしと同じであることはあまり考えられないですよね。

どうなんでしょう、例えば、シャドウケースの大きめがあったとすれば、この名刺入れサイズも使える時もあるかもしれません。

凹凸感ある黒無地のこの生地は、ストレッチ丹後ふくれちりめん、ポリエステル/95%、ポリウレタン/5%、日本製。

ここに使った裏地は、生地名、混率、原産国すべて不明ですが、黒の花柄ジャガードの喪服系の生地です。

しっかりした生地で、呉服屋さんでの購入のはぎれとの情報で購入したものです。

すごく質が良いのが分かります。

さて、右は、以前に一度左のふくれちりめんの素材で作ったシャドウケースを丸鏡入れとして利用。

一度もうすでに同じデザインを作っているので、生地を変えて1点だけの存在にしていくのが私のスタイルです。

この凹凸感ある薔薇柄は、ビエラフロッキープリント、ポリエステル/70%、レーヨン/30%、日本製。

この混率の意味としてはこう。

基布がポリエステル/100%のビエラという織り方の綾のような柄が入ったタイプで、そこへ、フロッキーと呼ばれる柄の貼り付け加工の薔薇柄の素材がレーヨン/100%なのです。

その柄が全体の面積に占める割合で7:3を表現した表示の仕方がOKであるとされているみたいです。

フロッキー美しいですね。

柄のレーヨン/100%はベルベットのような素材だと思っていただいたら良いかと。

すごくエレガントで高級な生地になります。

こちらもなかなかのしっかり感があり、その理由は、ビエラの綾の織り方にあると見ています。

同じデザインの素材違いの比較、どちらも良い勝負こそ目指すべき目標

同じデザインの比較では、気を付けないといけないのが「優劣の差」です。

あまりやらないのが、色違いの同じ生地で作った同じデザイン。

これをしてしまうと、優劣の差が生まれ、商業用としてはデメリットであると私は思います。

ですから、「同じ」という時には、結構気合が入り勝負の時となるわけです。

どちらも捨てがたい、選べないという悩みを生み出すことこそが製造者の目論見。

2素材の比較:左は今回、右は前回。

やはり、元の凹凸感が全体にある素材である右の方が少しふっくらしていますかね。

しかし今回の左側も一部に柄が入り、フロッキーは凹凸感ある生地ですので、なかなかの勝負になったと言えます。

それぞれの良さがあり、どちらもそれぞれの表情がある、もし1つ選ぶように言われたときに「選べない」ということが目指すべき目標です。

それこそが、1点物の良さの証明です。

これらのケースを入れるメインポーチはどんなものなのか

実は、私としてはひそかに同じライフスタイルの人に通じればと思っていることがあります。

それは、ブランドバッグやブランドポーチを持つ人です。

この小さなハンドメイドケースの黒もあるブランドのペライチの巾着袋に入れるためです。

ハイブランド様のミステリアスな雰囲気に合わせてその足並みをそろえるかのようにすべて黒生地で作っていることにお気づきでしょうか。

お洋服も黒コーデ中心のワードローブである者がバッグの中に同じく黒系のモノトーンのシックなポーチをしのばせているのでした。

静かにひっそりとバッグに佇むそのコスメケース達は中身が安全に守られて、途中でぶつかって割れることなく最後まで丁寧にじっくりと使えるコスメでありますように♪と。

あとがき

小さいアイテムも楽しいですね。

小さいから、はぎれで作るから適当でよいのだという考え方よりも、小さいものなのに作りがよく立派であることが素敵なのです。

さりげないバッグの開閉時には、周りの友人達は意外と注目しているもの。

こうしたアイテムがきっかけで人との会話のきっかけを作り朗らかな日常の一コマを彩ることができれば幸いです(^-^)。

ひっくり返しタイプの失敗とプレート合体型タイプの成功のペンシルポーチを例にプレート合体型のデザインの無限性を知る【1305】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

多くの裏地付きトートバッグで採用されているひっくり返し型の作り。

表地と裏地を別々の袋として作っておきながら、最終的に合体して重ねて1つになります。

この同じ構造で先日ペンシルポーチを作ったのですが、ニットで作ったこともあり、ラインが上手く出ずにいびつな形になっていました。

おせじにも美しいラインとは言えません。
ただ、内側に裏地も設置の良い作りは目指したつもりだったのですが。。

この納得できなかった作りのペンシルポーチを今一度別の作り方でトライ。

元の型紙は全く同じ型紙を使い、2点の出来上がりを比べる実験です。

信じられない、この2つが元は同じ型紙であったことが。。出来上がりの大きな違い

<型紙>縦8.5cmx横22.5cm。
左右の下のカーブは半径5cmの円の一部をコンパスで利用。

前回のように同じ型紙を使用します。

表地x2枚、裏地x2枚にすべて接着芯を貼り、今回は、表地が丹後ちりめんのニット、裏地も黒無地のパワーネットでよく伸びますので、ニット芯が必須です。

そして、更に、伸び防止に伸び止めテープですべての辺の縁を固定。

カーブはバイヤス、横線はストレートなのですが、後からの反省としては、ファスナーのうねり防止のために、ストレートの部分は2-3枚重ねがお勧め。

作り方に関してはまた日を改めて作り方の回を設けますので、別の投稿で専用でご紹介となりますのでお待ちくださいませ<m(__)m>。

今回は、作り方の違いの比較ということで見てみます。

あらかじめ表地と裏地を中表で縫い、ひっくり返してプレートパーツを製作。

そして。ファスナーへ縫い付けて終わりです。

プレート組み立て型のペンシルポーチ:<サイズ>縦7cmx横20.5cmxマチ無し。

裏面も見てみます。

今後の課題としては、この縫う位置の端からの位置の徹底でもっと綺麗になります。
ひっくり返し型:ラインが曖昧です。
ひっくり返し型の後ろ面:左右のバランスも合っていないですね。
厚みの比較:前者の納得いかない方はひっくり返しの物理的な影響で膨らみます。
バッグの中をミニマムにすっきりとさせたい場合、
今回のプレート組み立て型の方がペタンコなので場所を取らないとも言えます。

まとめ:カーブラインの多いものはプレート組み立て型で製作の勧め

結局は作り方の違いで一長一短あるわけですが、今回のプレート組み立て型では、カーブラインがはっきりと綺麗に出たことでこのデザインの場合はこちらが向いていると分かりました。

最もラインが曖昧になりがちなニットでやったことでもはっきりとした検証ができたことが良かったです。

一方で、ひっくり返し型の良い点というのも別のデザインではあります。

特にストレートラインばかりでできているところへふんわり感を出したい場合です。

トートバッグのような角張ったものをふんわり優しく仕上げたい場合にひっくり返し型の作り方はとても有効なのです。

よって、この2つの①ひっくり返し型②プレート組み立て型を作りたいデザインとを上手く組み合わせながらその都度選択されると良いですね。

プレート組み立て型の無限の可能性に注目

とは言え、プレート組み立て型には無限性もあります。

プレートさえ作っておけばあとは組み立てていくだけなのですから、すごくデザインの範囲が広がることが分かります。

ひっくり返し型では布では上手く形がシャープに出にくいバニティなども過去にはこのやり方で実現でしてまいりました。

複雑な構造にトライする際に出来るだけシンプルに敷居の低いイメージにしてくれるのがこの考え方ですので、「本当に作りたい形」を是非実現してみて下さいませ(^-^)。

あとがき

ハンドメイドバッグを製作するにあたって、最初の入り口はトートバッグだと思います。

トートバッグはしかしながら、多くの人が作っていて、おそらく商業としても最も多いデザインだと思います。

多くの中では、特殊なデザインがやはり際立ちます。

そんなことを目指す時に、今回の作り方の「プレート組み立て型」が個性を出しやすいです。

それはニッチなデザインになるからです。

あまりみんなが作っていないということも付加価値なので、製作品が埋もれてしまわないように、自分が本当に実現したいデザインというものにトライしていく「ハンドメイド道」を歩いてみて下さいませ(^-^)。

さすがにこれは量産品では見かけない、ハンドメイドで必要な数だけ作る好きな布製のコスメペンシルキャップ【1296】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去に、はぎれを使ってコスメケースのセットを考案してきました。

ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケースと。

その中でペンシルケースに関しては、いったん一部屋ずつの差し込み式のタイプを作りましたが、実際に使ってみるとあまり腑に落ちない使い勝手だったのです。

マジックテープが留め具。この留め具を外すと。。↓
ペンシルのお部屋の仕切りのあるタイプでした。

きちんとした様相はしていたのですが、使い勝手は良いものではありませんでした。

いちいち差し込む作業や抜き出す作業すら手間だというのが正直な感想です。

このしっかりと場所が決まっている良さもあるので好みの違いですから良くないわけではないのでしょうね。

そうして、今一度、まとめて入れるペンシルポーチを裏地付きで作ってみました。

ニットの素敵な生地がうまく形が出ないという新たな悩み

ラインが失敗のペンシルポーチ:<サイズ>縦7cmx横20cmxマチ無し。

横のサイズは既製品のYKK様のファスナーに合わせました。

どうでしょう、このいびつなライン、とても残念です。

ニットが伸びて少し変形気味であることや逆に引っ込んでしまって飛び出していない角などの影響で美しいカーブが出ていません。

また、ファスナー周辺のステッチの向きに工夫が無いので、そのまま単純に縦に走らせただけでは、ファスナーの先端や縫い代が混沌とs集まってしまい、変な形になってしまいました。

元の型紙を見たらとてもも驚かれると思います↓。

この型紙が、まさかの上のようないびつな形に出来上がってしまったのです。

型紙の角のカーブも半径5cmの円の一部を美しく利用したものです。

本来自然で緩やかな優しいカーブであるはずがあのようにいびつに出来上がる理由を探しました。

裏地付きの仕様でよりラインが曖昧になっていることや、ひっくり返しの作り方の曖昧さがとことん出たのだと思います。

もともとひっくり返し方法はラインが綺麗に出にくいことから採用していなかったのですが、最近製作の巾着袋の影響で、返し口を裏地の底部分に設けたやり方でトライしてみたのです。

確かにやり終えることはできたものの、まるで話にならない出来となってしまったのでした。

ポーチはひっくり返しだと裏側が混み合い綺麗にラインが出にくいことが多いです。

だからといって頑丈には作りたいのでステッチもしっかり入れていくのですが。。

今後の研究にしたいと思います。

どんな生地にも対応できるような作りを目指すとなると、返しをしないやり方の、プレート型が良いのではないかと思います。

あらかじめ表地と裏地を板のようにひっくり返しで作っておいて、最後組み立てて縁から2-3mmを地縫いするというものです。

これにも課題はあるのですが、ラインははっきりすると思います↓。

過去に作ったプレート組み立て型のペンケース:ひっくり返しをしないやり方で作りました。
これはこれで組み立てがぴったりと重なる必要があるのですが、フォルムははっきりとしたものになります。

粉で汚れが他に影響しないような「キャップ」の製作

さて、次にペンシルの汚れ対策です。

結局、冒頭の1部屋ずつの収納型の場合にも汚れは付きました。

シャドウの粉がポーチ内を汚すのです。

これも発想の転換。ペンシルにキャップを作ってみるということをしました。

シャドウチップやブラシ用のキャップ:<サイズ>縦5.5cmx横3.5cmxマチ無し。

これは、ペンシルポーチの裏地に使った花柄ジャガード生地で作りました。

やや横幅がダブついているように見えますが、実際に狭過ぎるとブラシ先を傷めますので、これくらいが程良いみたいです。

このキャップ案はなかなか画期的。

おそらくキャップはなかなか量産品でも見つからないでしょうから、ハンドメイドではぎれを使って作る価値がありそうです。

今回四角デザインで作りましたが、カーブがかったデザインとかフリルやレースを挟み込んだりしてお洒落に作ることへアレンジできそうです。

キャップが動物の顔になっているというのも愛着がわきますね。

キャップの型紙:とても単純な型紙です。
縦の長さはもう少し長くても良いかもしれません。

結局は使う中で心地よく感じるかどうかが大切である

今まで、いろいろデザインを変えてきても着地場所はなかなか見つかりませんでした。

自身が腑に落ちていない証拠だと思います。

こういったものも、一度作ると案外長持ちです。

やはりしっかりと良いものを作っていきたいと思っています。

過去の私が腑に落ちなかったデザインがもしかしたら価値観の違いで他の方は良いと思っていただけることもあるかもしれません。

そうしますと、こうして記録に残しておくことも重要だと思っています。

私の判断がすべてということはありません。

いろんな考え方があっていろんなデザインが受け入れられているわけですので。。

あとがき

まだ、今回の製作には続きがあります。

ペンシルポーチをしっかりとしたラインに作り上げること、そしてペンシルキャップも違うデザインで作ってみたり、長さの変更をしてその使い勝手を見てみたいと思います。

とにかく、ハンドメイドも作り続けて研究し続けていくことです。

久しぶりに手を付けてみた小物類も、過去ではそこまでで精いっぱいであったと思われたところから、その後のいろんな経験によってまた発案があったりするところに自身でも驚きます。

結局はシンプルなことなのかもしれません。

とにかくその〇〇道という道をずっと歩んでゆくことです(^-^)。

いずれコンテンツ化していくペンシルケース、飾りのアレンジで違った雰囲気の製作【1028】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、コスメケース類のペンシルケースをはぎれで作りました。

仲間のケースとして、ファンデーションケース、シャドウケースというのがありますが、

それぞれ、デザインが大きく違うので3種ということに分けています。

今回は細長いペンシル専用のケース。

マジックテープで入口を簡単に留め、開け閉めはスムーズでそれぞれのお部屋へいろんな太さ、いろんな種類のペンシル類を入れる使い方です。

金属リボンパーツを飾ってみた製作

<コスメペンシルケース>最低限ペンシル類が入る持ち運び用にも使えるものです。縁の反りが気になりますが、この原因を研究して解消できるのかどうかは今考え中です。巻き薔薇を飾ろうとも思っていたのですが、この金属のゴールドリボンパーツがかわいかったので今回登場させてみました。巻き薔薇と同じ事業者様からの購入です。リボンのデザインのセンスがとても良いです(^-^)。
実際に中に新品ストックのいろんなペンシルをシュミレーションして、入れている様子。

まだ、仕切りの幅をしっかり決定していませんが、一番上のチップは細くても、反対側にもスポンジが付いていて、あまりに狭いとスポンジが外れたりなど損傷があるので、ゆとりが必要です。

あと、ここには登場していませんが、太目のチークブラシのようなものも入れたいと幅のある仕切りも設けました。

太いのを1本入れてもよし、スリムな物を2本入れても良しというように融通が利くと良いのかな。

あとがき

はぎれも、素敵なはぎれを。。と組み合わせなどにも力を入れています。

表地はフクレ生地で畝が美しい黒無地。裏地は、衣装用のラメ入りのサテン地のパープル。

やはり、大量生産のずらりと並んだ〇〇店様のポーチ売り場がライバルと言えます。

きちんと綺麗に作るのはもちろんではあるのですが、1点物への拘りは欠かせません。

そして、ペンシル専用というのは、ざっくりした、ポーチというアイテムへ入れて使うものという点がミニサイズの世界です。

それでも、使い勝手が良い用に充実したものには最大限考えていきたいと思います。

大きな目で見たときに、その素材などや、仕切りの数とかアレンジしていくのは、お客様が自分で考えた方が充実感も2倍です。

いずれ、冒頭のお話のように、コンテンツ化してこの作り方などを参考に、myペンシルケースなるものを作って行っていただく未来を考えています。

コスメペンシルケースの改良版を初製作した結果の自主チェック【969】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いかに手間を省いたかが重視される大量生産の日用使いの布製ポーチに対しては、とてもライバル視しています。

それは私の製作するものがそれと対極にあるからです。

大量に作るために手間を省くというのは最終的にユーザーにとっては不利益をもたらします。

すぐほつれる、破損などが短い期間で起こり、長持ちしないお品ということになりかねません。

それに対して、手間をじっくりかける製作ができるのも、私のような1個人しかないのかもしれません。

会社形態で大勢で挑むビジネスではどうしても大量生産でないと従業員様に配るお給料すら確保できないので、結局そういった工賃の部分での節約などで工夫することになるモデルとならざるを得ないのです。

そういう見方をする中で、私としては、いかに1個人のちっぽけな規模の人達が今後きちんとした良質なお品がそのまま付加価値となったような本来あるべき姿の物品が作って行けるのかということを広めたいと思っています。

大手が難しいことを超小規模の個人が大勢でやることで可能であることが最大の強みです。

コスメ用のペンシルケースの改良版の製作の自主チェック

コスメ用のペンシルケース:<サイズ>縦5cmx横18cmxマチ無し(実際はふんわりするので1cm弱のマチに空間ができます)

素敵なシティ柄(私が命名)です。もともとカーテン生地。

パリの風景を描いたパステルカラーのマルチカラーが素敵な生地のほんのわずかなパーツを使いました。

風景も全体柄なので、どの柄の部分を切り取るするかで、雰囲気も変わってきますね。

ポリエステル/100%、日本製です。最初この柄を一目見て心が躍りました。

なんてすがすがしい素敵に柄なんだと。シティポップの音楽が似合う、そんなイメージの生地だと思いました(^-^)。

今回の場合裏側に車の絵もありましたが、「わ」になることで、オレンジカラーの車は反対向きに映ることがあります。

パンプスを重視したわけです。

広げている時は車は成位置。
収納時の「わ」の状態では、車がひっくり返ります。・・・柄の向きがある生地に関してはこういったことも考慮して柄を選んだり、正面に来る柄をチョイスしたりします。

さて、こういう出来上がりの状態で、実は、今回のお品は、裏地が活躍する場面が大きくあります。

「わ」の状態で収納していても裏地がわずかに見えます。そんな日常遣いの1シーンも想定するとこのチラリとのぞく裏地の役割は大きいです。白地には差し色になっているからです。

裏地で出来上がる内蔵・機能部分のチェック

では、その裏地部分をさらに機能や役割の面で見ていきます。

ペンシルを挿すお部屋を設けています。お部屋の仕切りはミシンステッチで裏地になじむピンク糸で行いました。

ここで注意したいことは、両サイドに関しては、ステッチを縫い代を確保する前に行うために、縫い代である1cmを余分に足した分量でお部屋の幅を決めるということ。

ちょっとその点私はミスをしてしまい、両サイドとも、太目めのペンシル(太筆のチークブラシのようなもの)を入れるために大きく分量をとったつもりの3cmでしたが、縫い代1cm分を足しておらず普通の幅になってしまいました(^_^;)。

しかし、なぜか、右から一つ内側が2.5c巾で広めにできていたので、ここへ太いブラシが1本入ります。

全体で言えることは、最低でも2cm幅は確保した方が良いです。ペンシルは細いものでも意外と立体的。

このペタンコでステッチをする手法ではマチがないので、膨らむから余分にその筆の厚みを横幅で見込む必要があります。

もし、このお部屋の数の5本よりももっと多いという場合は、1部屋に2本ずつ細いものを入れることができるよう、1部屋の幅を2.5cmくらいにして、本数を確保することも工夫すると良いです。

とにかく、幅も何となくよりは、しっかりとサイズを決めた方が後の使い勝手には大きく影響するものということが分かりました。

あと、私は、この向きに間違えてしてしまいましたが、横向きで出し入れすることが多いです。
私は左から入れるので、この出来上りは、反対です。
左向きで出来上がるようやったつもりが反対ということでかなりショックですが、ひっくり返しのタイプの作りなので、その点はよく想定しなければなりません。

出来上がった時にどういった向きになるのかがとても苦手です。

何か、IQテストみたいな図形の展開の問題のようですね(^_^;)。

これも、苦手であっても慣れることで、しっかりコツを見極めていくしかしょうがないです。

最初にそれが分かる人はすごいと思います。

実際に使うシーンで起こるストーリーの想定

友人とのくつろぎの最中にメイクボックスを広げるシーンってありますよね。

その時に、「あっ、かわいい♪」なんて言ってもらえるのも、この広げた時の裏地の素敵さではないでしょうか。

今回は無地の差し色みたいなピンク色を持ってきましたが、これが、小花柄だったり、素敵な生地だとすると、なおいっそうその役割は「おしゃれ」という点では大きいと言えます。

あとがき

もっと多くの生地でこのペンシルケースは作って行きたいと思います。

同じデザインでもかなり生地によってイメージが変わる楽しみがあるかと思います。

実際私も以前の試作の段階のものを日常生活で使わせていただいておりまして、大変使い勝手の良さを感じています。

今まで、1つのポーチにごちゃごちゃに入れていたペンシル類だったのを、お部屋を決めて入れることで、ピンポイントに、あさらずに取り出すことができます。

よって、キズも付きにくく、良い状態のままで出し入れできることになります。

それが、わずかですが、探す時間の無駄や、なかなか見つからないストレスを少しでも和らげてくれるものになりそうです(^-^)。

【739】の続きとして。。。ファスナー始末を重視したことでのポーチ製作の行き詰まり【740】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

デザイン+製造は失敗の連続。。。

とは聞きますが、成功例だけをアップしたいもの。

けれどもその途中の苦労も惜しみなくお伝えしてしまおうかという記事になります。

結果上手くいかなかったさんざんな結果ではありましたが、次への道筋をある程度は付けてみました。

今回は、二重仕立てで作ろうとしたシンプルで無駄のないポーチになるはずのデザインの失敗体験の様子です。

非常にお恥ずかしながら、これが、リアルな記録なのです。

格好などつけるつもりはありません。

普通はあまり見せたがらないハンドメイド製作をご紹介する一人として、普通は隠してしまうような見苦しい失敗の体験を実直にご紹介させていただいてしまおうかと思います。

シンプルなのだけれどどうしても付けたかったファスナーカバーが原因

二重仕立てに縫い合わせた生地にファスナーを取り付けます。縁は折りたたんで内側へ折り込む形で収納。もしかしてこのまま縁を縫い閉じて仕上げればそれなりに良い見栄えだったかもしれません(^_^;)。

こういう形でいったんファスナーの縁を切りっぱなしになることを防ぐ対策をしてみました。

そのまま縫い付けずに、さらにファスナーカバーのタブを付けてしまいました。

このファスナーを覆うカバーが余分だとも言えます。

これ無しだともう少しスマートに出来上がったかもしれません。

それでも、どこか納得いくものではありませんでした。

あとがき

いずれ良きゴールがあればと思います。

次にやってみることは、一度一重仕立てで作ってみるという手です。

本来一重仕立てはあまり積極的には行いません。

素材を分厚い芯地を必要としなくても大丈夫な生地を使用という条件付きですが、一重仕立てだと実現できることもあるかもしれません。

早速次にそれを試みてみます。

次回をお楽しみにどうぞ(^-^)。

シャドウケースってもっと大きくなくてよいの?ミニミニコスメケースの試作など【739】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回コスメケースというミニサイズのブランドコスメポーチの中で使う用のアイテムを試作。

以前の改良版です。

そして、同時に、ポータブルなコンパクトサイズの最低限なコスメポーチも試作しました。

2点の違いは、何かの大きなポーチの中で使うものであるということと、それ自体に入れて持ち歩くという違いです。

シャドウケースがもしかしたらもっと大きいのかも説

左-シャドウケース:縦6cmx横8cmxマチ無し 右-ポータブルメイクポーチ:縦1cmx横18cmxマチ無し

まず、自分でレビューしますと、左側は、型紙が一応底の部分がカーブを描いていたのですがうまく出ていません。

ここまで中途半端にカーブが出るならば、いっそ、「わ」にしてストレートの方が綺麗です。

右のような感じになります。

次回はわの型紙へ変えて再びトライしてみたいと思います。

蓋はスクエア調なカーブで綺麗に出ているかと思いますのであれで行きます。

シャドウケースって、ブランド品はもっと大き目の正方形のものがあったりで、この6cmx8cmには到底入りません。

その辺りを今後よく考えて、サイズ違いの類似のデザインを増やすのかなどを検討したいと思います。

ただ、あまりにいろいろというきりがありません。

ということで、ターゲットを絞ることの重要性に改めて気づきます。

私がお作りするコスメケースのターゲットの方とは?

イメージは単純ですが、私と同じような趣味嗜好の方です。

ブランド品がやはり好き。

現在私もビンテージのバレンチノのスエードポーチをメイクポーチのメインとしています。

スエードなんて、簡単に洗うものではありません。

そうすると、内側の美しいロゴ入り裏地が、メイクのシャドウやファンデーションの粉で汚れてきてしまいます。

そういうシーンの体験と想定から、ブランド品の内側を綺麗に保ちつつ使い勝手のよい取り出しやすいメイクアイテムにご協力できるというのが、こういう企画であるミニミニケースを布で作るというものです。

確かに、ブランドさんもファンデケースのようなものなどはご用意されているようですが、上が口が開いたままだったりでちゃんとしたものではないかと思います。

こういったものを、いずれハンドメイドバッグで今後増やしていく黒色の高級感あるジャカードなどのはぎれでお洒落に高級に作っていくのです。

その試作は、こういったカラフルなかわいいカラーのもので練習です。

もう1つのポータブルポーチのレビュー

再びこの写真へ戻ります。

自分でとても突っ込みたいのが、なんだか不自然に飛び出したファスナーがとても気になります(^_^;)。

せっかくコンパクトなサイズ感で考えたのにファスナーが場所をとってしまったではありませんか。

というこんな結果ではありますが、中身も見やすくて、ファスナーの構想自体は悪くないと思いました。

あとはファスナーの付け方ですね。

長年いろいろ作ってみて、ファスナーの縁を綺麗に隠すことがいかに難しいかを実感しております。

その経験から、縁を綺麗にということに意識してこういったタブを付けたのですが、何か目立ってしまいました。

よって次回はファスナーは飛び出さずにカットして自然になじむような存在にすることが目標です。

実は以前もこのファスナーの始末が完全にできなかったことでポーチはメインにやっていくことに限界を感じて現在もお作りしていません。

そこを時が経過した今、その後の技術とか考え方の変化でどこまで過去と違ったものを作っていけるかです。

自前の、某ブランドのバッグに附随するインナーポーチを見てみました。

ファスナーが一見同じ黒色でなじんでいるようでいたが、端の始末がしてありませんでした。

見栄えは一瞬良いです。

見栄えが違和感なければそれでよいのですかねー?

やはり、ハイブランドでさえも、試行錯誤の末、かっこよく、シンプルに作り上げるには省略した部分だったのかもしれません。

私としましては、やはり縁の切りっぱなしの部分はタブなどで何とか隠したいんです(^_^;)。縁が切りっぱなしなんて不安で仕方がありません。

あとがき

1つ簡単なポーチを作るにしてもこうしていろいろ奥が深いものです。

結局のところ、シンプルで無駄のない作りが一番粋(いき)でカッコイイのだと考えています。

そして、同時に、複雑な感じよりもむしろ、シンプルに作る方が難易度が高いようです。

今回使わせていただきました、白地にリボン柄の可愛い生地は、日暮里の生地屋さんです。

メルマガをいただいておりますが、コンスタントに生地が入荷されて面白いです。

ハンドメイド製作したコスメケースを実際のメイクの場面で使った中での新たな発見【736】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作で「コスメケース」をお作りしています。

主に、ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケースの3アイテム。

当初から徐々に改良をしていき、いかに使い勝手がよく無駄のないコンパクトな、それでも十分に必要な分が入れられるということを考えながら変化しています。

現在もシャドウケースをデザインを少し変えるところの手前で小休止していますが、いずれ新しいデザインで作っていきます。

その改良途中ではありながら作ったサンプルを実際に自分で使ってみて、その中で新たに発見したことなどをお伝えしますのが今回の記事です。

ポーチ内のケースの位置づけの様子

ブランドのスエード製の大きめのポーチの中にハンドメイドしたケースをこのように入れています。奥にファンデーションケースが、手前の白はペンシルケースです。

私のお作りするコスメケースのターゲットとの人というのが、ブランドが好きな人です。

それは私と同じような似た好みということになりますので、このように私がバレンチノのビンテージのスエードポーチに入れている様子が似たようなシーンが重なる部分の方に響けばと思っています。

ブランド品は高価ですので、コスパ良く長く使いたいと思うものです。

コスメポーチであっても決して安いお品ではないです。

ですから大切に長く使いたいと思うのが自然です。

そうしたところから、作りの良い、高級な内側の部分が汚れないように、直接粉の付いたスポンジや、チップやブラシを入れないというのが長持ちで気持ちよく常に使っていける秘訣。

そうしたことから、布製の、汚れたら洗えばよい素材に一度ケースとして入れて、それをポーチinポーチするという使い方を想定。

実際にメイクをしてみたことからの新たな発見

ペンシルケースの中身:使う順番で並べるとスムーズですね。真ん中の当たりのシャドウチップやシャドウブラシに粉が付いていて、それが、ケースの白い部分に茶色く付きました。これが直接ブランド物のポーチ内に付くと気分が違ってきますね。

気持ちよく使えること→長く使えることにつながるのではないかという私の考え方を込めました。

汚れても、ポーチの内貼りからは守られる、気になれば、定期的に洗えばよい。。

今回の私のブランドポーチなどは、丸洗いしてしまえば、一気に素材が傷みます。

スエードはデリケートでただでさえ傷もつきやすい素材のようですので、そのまま何も手を加えたくない、そんなところへお役に立てればと思いました。

ファンデ、シャドウ、ペンシルケースの存在のもう1つの効果

以前にバラバラで直接ポーチに入れていた時は、シャドウのフィルやファンデーションのフィルが割れたり、探すのに時間がかかりました。

しかし、こうして、布製のケースにふんわりと守られると、存在感が増し、探しやすいということも発見。

特にペンシルケースは、使う順番に並べて収納しておけば、作業がスムーズであり、ガチャガチャ探す手間が省けます。

いろいろ探しているうちに、粉がペンシルの蓋や本体に付いてさらに汚れが広がるという負の連鎖が解消できます。

すっきりと心地よく持てるということに幸せすら感じます♪。

あとがき

YOUTUBEの動画内でも最後にお話させていただきましたが、作り手の製造者というものの責務としては、お客様の手に渡った後の使い方の面にもよく気を利かせ、場面を想定していくことが1つあるかと思います。

そうしたことで、机上の空論のような大きく実際の場面とかけ離れたことを企画してしまうこともなくしていきたいと思っています。

わの部分の綺麗さを視線の行く箇所に活かしたハンドメイドシャドウケース【708】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

商品が綺麗な見栄えになることの1つとして、「ラインが綺麗に出る」ということがあるかと思います。

今回は、コスメケース企画の中で、シャドウケースにそれを盛り込んだ作り方をしてみました。

「わ」の部分の利用の効果

ポケットにも「わ」を使っていまして、それがポケットの入り口のラインになったり、底の部分になったりします。

その時に、「わ」で作った部分というのはもともとつながっている部分なのでなめらかで自然な綺麗なラインが出ます。

このことを活かして、裁断を「わ」で裁つようなタイプのシャドウケースを作ってみました。

底の部分が「わ」になる仕様のシャドウケースの裁断:右2枚が表地と裏地の本体、左1枚がフラップで出来上がります。

その結果を見てみましょう。

多角形のシャドウケース:フラップ先端と底の直線が「わ」で裁断した部分です。

うーん、私としては、これは無い。。。

可愛さ、エレガントさが足りないですね。

そもそもフラップにあのようなとがりを入れた覚えがないのに、なぜか綺麗にとがってしまって。。。

ということで、以前のカーブを描いたデザインが懐かしくなりました。

ただ、作りに関しては、つながった、「わ」でできた底の部分を中心としたラインが綺麗に出ています。

このことは、今回の試作が何かに活かせるヒントとなっています。

以前のデザイン:この方がかわいらしさがありますね。

改良しようとして、全体としては前の方が良かったケースということになりますかね。

けれども、わの部分を全く使っていないこのカーブを描いたデザインは技術を要しますね。

底のラインのカーブがなめらかとはとても言えません。

このカーブの角度を考えながら、サイズも考えながら、シャドウケースを再度研究していきたいと思います。

あとがき

このようなほんの小さなケースでも、中に込める工夫というのは奥が深いものです。

目標というのが、これを見たときに、当社製だとすぐに分かるような特徴ある部分ができることですね。

ポーチの海に配置する船のような存在でありたい、ペンシルケースの製作【689】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コスメケースというコスメポーチの中で使うようなミニミニケースを型をいくつかに分けてデザインしています。

ファンデーションケース、シャドウケースなど特にフィルが割れやすいものは、ポーチの中で粉まみれにならぬよう、衝撃から守られるよう、クッション的な役割の裏地の付いた仕立てのミニミニケースに入れようという企画です。

このミニミニケースの中で、ペンシルケースというのを今回改良していきます。

結果はまだ改善点があり、次回へ持ち越しますが、何となく雰囲気出来てきました。

広げられるけれどコンパクトにもおさまるデザインのペンシルケース

コスメケース企画の中のペンシルケース:黒白のタータンチェックの余り布で作ってみました。

留め具は真ん中でマジックテープのタブ。

まだ、試作なので、左の方に変なステッチが入っていますが、今後このステッチは、中側に隠れます。

これが、収納する時の様相です。では、中側見ていきましょう。

ペンシルケースの中側:まだ完成品ではないので、ここから変わっていきますが、そもそもポケットが浅すぎます。そして、両サイドに取り付けるのを、片側だけにした方が融通の利くものになると今後片側のみにしていきます。

お化粧に対してこだわりのないシンプル傾向の私でさえ、これだけの量のペンシルが存在します。

すべて実際に使っているものばかりなんです。

これらを一度にまとめて、いかに使いやすくストレスなく使っていけるのか。

そんなことを追求しながら、次回当たりには完成型になるよう製作していきますね。

特に凝ったデザインでもないこの平凡なすっきりさというのもそういうテイストなんです。

あとがき

大きなコスメポーチというのは、そのままいろいろ入れ込むと、ガチャガチャと探すことでぶつかり合い、フィルがくずれたり、汚れたりすることが多いです。

この何とも嫌なストレスを解消するとともに、すっきとしたインテリアのような収納、まるで海原に浮かぶ船のようにふんわりとしたお部屋になればと思います(^-^)。