ハンドメイドバッグの初期製作品は、技術が不足している上にありふれているという二重の弱点、それでも安くて悪い物を作るべきではない【638】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近インテリアを兼ねた好みの柄の布の袋のようなバッグを入れ物目的で購入しました。

とにかく一重仕立ての「袋」のようなものですが、生地にキャラクターがプリントされそこでしか購入できない「ブランディング」が確立されています。

もともと物を収納するための目的であったため、実際に物を入れてみたのですが、中に入れた物があちこち移動して安定感の無い収納になります。

その理由は、まず、マチ無しだったからということになります。

また、取っ手が一重仕立てなことから、フックにかけているうちにねじれて古びた様相になってしまいました。

思えば、自身も同じようなデザインを作ってスタートの初期のハンドメイドバッグがありました。

初期の頃の製作が実りにくい理由、そして技術をある程度持ち合わせてきたその後も継続していくべき「良質さの追求」について綴りたいと思います。

最初は単純な出来る精いっぱいのデザインを全力で。。ただし手を抜くことはするべきではない

初期の頃のハンドメイド製作のバッグ:一重仕立ての今でいうところのレジ袋のようなもの。マチも無し。

そんなバッグを¥100でヤフオクや楽オク(現在のラクマ)での販売をし始めた2007年がハンドメイドバッグ活動のスタートでした。

一重仕立てで、内側に吊り下げ式ポケットを付けたものでした。

初期製作品は、技術が無いうえに難しいデザインも作れない為、なかなか受け入れられにくい時期です。

その頃の作りにそっくりなものが、この度購入のキャラクターものバッグでした。

冒頭のように、収納には不安定であることで、何とか活かせる方法は無いかと考え、実用的な「壁かけメモホルダー」を作ることに。。

使い勝手の悪かったマチ無し縦長トートからの「壁掛けメモホルダー」へのアレンジ。左右のタブは画びょう用。

キャラクターものなので、「著作権」の兼ね合いで写真に写すことができませんでして、図解で失礼致します<m(__)m>。

中に接着芯を貼るということをして、更に「ハード厚芯」というごわっとした芯地も挟みます。

そして、柄の向きを正面に合わせながら折り返して輪にして広いポケットを作り両サイドを縫い付けて、両サイドのてっぺんにタブも縫い付け完成です。

ここへ、予定メモを日付順に入れます。そして、一番先頭の近日の予定メモを外に出して洗濯ばさみで留める使い方です。

このことから、現実的にしっかり使えるものが残っていくという点がヒントになります。

一重仕立てのトートバッグはいろいろ活用できそうなわりに出番は結局なく、反対に、特化した物品の方が出番が確実の現実を見ました。

この「壁掛けメモホルダー」になる前の一重仕立てのトートバッグは、生地のキャラクターに大きく価値があったため、別の使い方をしてでもこの先も持って行こうと思えたことです。

キャラクターは「ブランディング」が命だと実感した瞬間です。

この「ブランディング」に良い勝負を挑めるのは、ブランドの量産的な構造があまり重視できない縫製などにおける「徹底した作りの差」ではないでしょうか。

悪い品物はたとえ安くても在庫に残り続けてしまうと思います。

かと言って高額過ぎは、良質であってもなかなか購入に踏み切ってもらえないところが「ブランディング」が中心にあるようなファッション分野の難しいところかもしれません。

それでも、良い物を作らなければその先は全く間違った道を進むようなもの。

なかなか受け入れられなくて、続けていくマインドさえ失うのです。

「捨てる」というところまで行くような未使用品はとにかく、「質が悪い」のです。

「質が良い」品物は簡単に手放すことが躊躇され、別の使い道を工夫されたりアレンジしてでも使いたいもったいなさを感じるものです。

あとがき

現在ブログ記事の「手直し」をしておりまして、この【638】を綴りました当初の2021.06.28からはおよそ3年が経過の現在2024.04.28です。

この現在においても、ご紹介しましたアレンジしたキャラクターものの「壁掛けメモホルダー」はまだ手元に持っています。

しかし、別の使い方をしていますが。。

捨てずに年月を経ることさえ雑貨品ではまずまずの功績です。

ということは、最初の時点で「良質な物」を作らずして、数年先の姿が無いと言えます。

是非「良質さを追求するハンドメイド」をやっていこうではありませんか(^-^)。

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