おうちライフを楽しく充実したものにするための布製メモホルダー【641】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

毎日目に入るアイテムが好みの柄であったり、素敵なデザインであったりなど当たり前の日々に今回注目したお品を1つ考えました。

メモホルダー。

予定のスケジュールをカレンダーにメモすることがあるかと思いますが、実際に私が実践しているとても使い勝手の良い、用事を見逃さない確実なメモ帳。

そんなものを作ってみました。

生地は自由、サイズ感も自由な幅広いアレンジが可能のメモホルダー製作

まず型紙のご用意から、ざっくりと順を追っていきますね。

メモホルダーの型紙:左は取っ手、右は、本体です。マス目が5cmごと、右の本体はだいたいA4に対応するように一回り大きいくらいです。メモのサイズによっては小さくても良いでしょうね。それほど厳密なサイズは必要ないかと思います。
今回使用の生地は、リントンツイード(イギリスのリントン社のブランド生地)。この季節(初夏)に何なのですが、高級感のある生地が余っているので使います。こうして、2枚生地を用意。
丁寧な仕立てをしたい場合、接着芯を貼ります。結構この効果は大きいものになります。
そして、実はもう1つ型紙を製作。本体の縁を1.5cmくらいずつ小さくした枠の型紙をハード厚芯用として用意。お品をしっかりしたものにするためのハードな1mm程厚みのある芯地をボンドで背面側に貼ります。
少し見にくいかと思いますが、白い部分がハード厚芯です。少し小さく裁断したのは、こうして、縫い代を折る部分をうまく避けるため。
取っ手を作ります。真ん中で折り、そこに向かって両サイドから折る、そして、ボックスステッチ1周。もちろん取っ手にも接着芯が貼ってあります。
先ほど書きましたように背面をハード厚芯を貼った向きで、まずは、縫い代1cmを内側に折り込む2枚が重なったその端を2mm程度の位置にステッチ。ぐるり1周ボックス状に囲います。
その後、ポケット部分を折り返して、その両端を二度ステッチで固定。
そうして完成です。ひっくり返しなどはしない手法となります。角が上手く出ない悩みが起こるので、内側に折り込んで角の美しいとがりを完全に出すやり方です。ひっくり返すよりも単純で簡単です。
完成したものを実際私が使っているシュミレーションでご紹介。こんな風にA4の半分のサイズのメモ帳も入るゆったりしたものが今回の型紙で作れます。そして、予定メモのおおざっぱなものを、日付順に並べてポケットへ。そして、洗濯ばさみで、一番最新の用事を表に出して留めます。
こんな風に使います。予定が終わればメモを捨てて、次のポケット中の順番の最新のメモをまたここへ。おおざっぱな予定表ですが、私はこれで大変使い勝手の良さを感じています。

あとがき

柄に向きなどがある場合がありますね。背のハード厚芯を貼った側の柄は正面から見ると反対向きに設置するとポケットを折り返した時に正しい柄の向きになります。

ハード厚芯は折り返したポケットの正面に設置されている状態の向きになるわけですね。

こんな感じで当たり前の日常の中に好きな柄だったり良い素材の布製メモホルダーを取り入れてみるというご紹介でした。

これも1つサステイナブルの部類であると意識しています。

布のメモホルダーは壁なので、バッグなどと違って摩擦が少なく、素材が長持ちできればほぼ永久ではないかと思います。

プリントのお品は、色あせがあるかもしれないので、その辺りもジャガードとか色の落ちにくいものに工夫するなどでより長く使える工夫は可能のようです。

ハンドメイド、安くても、とりあえず良質な商品の製造を目指す勧め【638】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近インテリアを兼ねた好みの薔薇柄の布の袋のようなバッグを入れ物目的で数点あちこちから購入しました。

どれもハンドメイドバッグのようで、結構昔のお品なのかなと思うようなレトロな雰囲気がありました。

そんな雰囲気と薔薇柄はバッチリ自分好みだったので良かったのですが、実際に入れ物として使っていくうちにとても不便さを感じてきます。

袋が一重仕立てなものは、中に入れた物があちこち移動して安定感の無い収納になる、取っ手が一重仕立てなことから、フックにかけているうちにねじれてねじれが戻らないなど。

ということで、今回、ハンドメイドバッグを作っている私が、ハンドメイドバッグを実際に使ってみた貴重な記録と体験となります。

こんな感じの超シンプルな一重仕立てのトートバッグです。袋のような感じです。これも作りがしっかりしていれば話は別ですが、ものすごく柔らかく、当初の布の状態にほぼ付加価値が加えられていないものです。ただ、柄の可愛さだったりでその点にのみ価値は感じました。

実際自分の物を作ることがなかなかない製造者自身の現状

ハンドメイドバッグを作るのであれば、自分で作ればよいのですが、これ、実際の話、なかなかその機会がないものなのです。

自分って結構二の次。商品で廃棄処分をするものが出てきた時などにやっと自分で使っています。

通常上手くできたものは、すべて商品として並べます。

今回、早急に入れ物がほしくて、好きなバラ柄の布バッグを探しました。

そして、なかなかなかったのですが、3-4点見つかり、収納をしていたのですが、結果見事に、数か月で使い勝手の悪さに解体。

柄がかわいいので、リメイク用に保管してあります。

リメイク場面のブログや動画のアップは、商標権の侵害になるので、当記事内で実際のリメイクの様子をアップすることはできませんが、すでに1点、一重仕立てのトートバッグから、メモ帳ホルダーというものへリメイク完了して、ものすごく使い勝手のよいポケットとして使っています。

こんな感じの形になりました。取っ手は、元の取っ手を活かし、中に接着芯を貼るということをしてよれよれにならぬような取っ手に仕立てました。もともとバッグの表面、後ろ面だった2枚の布の間には、ハード厚芯というごわっとした芯も挟み、布自体に接着芯も貼りました。そして、縦に柄の向きを見ながら折り返して輪にして広いポケットを作り両サイドを縫い付けて完成です。
ここへ、予定メモを日付順に入れます。そして、一番先頭の近日の予定メモを外に出して洗濯ばさみで留めます。

これ真似してみてください。かなり、使い勝手が良いです。

予定を見過ごすなんてことは決して起こらない万全対策となります。

ここから思うことは、結局、現実的にしっかり使えるものという点がヒントになります。

一重仕立てのトートバッグだっ時はいろんなものを入れれそうな気が一見しますが、実際は機能としては満足いくものではなかったということですね。

この「壁掛けメモホルダー」は、ブランドのうさぎのキャラクターのもので、とっても可愛いので、この生地は入手できないものなのです。

よってこういった別の形で購入時のコスパとか価値を残します。

使う側もせっかく購入したので、後々コスパの良い買い物をしたという結果を得たいものですものね。

あとがき

今回のリメイクに至った薔薇柄とうさぎのプリント生地でできたハンドメイドバッグ達は、リメイクしてでも使いたいと思った価値はあったわけです。

柄のレアさとか素敵さですね。

けれど、それもない商品というのは購入されないということも考えられるわけです。

たまたま私はリメイクが好きなので、手段としてそうしましたが、最初からリメイクしようとして購入することはまずありません。

やはり、入れ物として使う目的での購入になるので、リメイクなどをしない人であれば、最初から購入されないと考えると、製造者から見れば怖いことです。

販売価格が安い、高いにかかわらず、とにかく「良質:良い作り」というところにポイントを置いて意識することを製造するにあたってお勧めしたいと思います。