一度この色に挑戦してみたかった、オレンジ茶の小物集め3点(バッグ・ベルト・靴)までの道のり【617】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファッション分野において、難易度の高い「茶色」。

取り入れる時には、お洋服ではなく、差し色的に小物アイテムで考えていくと茶色が使いやすいものになります。

比較的見つけやすいのが「チョコ茶」。

ただ、チョコ茶は今までたくさん見てきました。

確かに素敵で不動のクラシックさをたたえたいのですが、冒険心は薄れています。

よって、このたびは、あこがれもあり、「師」と仰ぐ(勝手に)方が上手にコーデされていたことに影響を受け、自身も挑戦したのが「オレンジ茶」です。

「ライトブラウン」「レンガ茶」などと呼ばれることも多い明るい茶色。

一見浮きがちな色なのですが、差し色には向いている色だと思います。

「3点共本革レザー製のヴィンテージ物」という条件で、バッグ・ベルト・靴をそろえました。

その中でバッグに関してはリフォームする箇所が少しありましたので、ご紹介を兼ねて3アイテムが集結したパワーのような物を感じ取ってみて下さいませ。

オレンジ茶でそろえる夢実現に向けて、高級感アップのためのプチリフォームの「擦れカバー」作業

「リーガル」製のローファー(おそらく1990年代前半あたりと予想)、「ランセル」製のメッシュベルトの2点がすでに手元にあり、そこへ同じような色のオレンジ茶の「オーストリッチ」製の巾着バッグを投入しました。

オレンジ茶は「ケイト・モス」様のコーデをスナップ写真で拝見の時の影響を受け、真っ黒コーデに差し色に使っていらっしゃったのがどうしてもインパクト大でした。

これを真似してみようと決めて、実は苦手で手を付けていなかったオレンジ茶に新鮮味を感じてたところです。

その新しい試みにあたり、ヴィンテージ物のオーストリッチの巾着バッグを見つけていたのでした。

巾着バッグ:本革「オーストリッチ」製。程良いサイズ感の縦27cmx横25cmxマチ18xm。

両サイド巾着タイプであることがデザインとしてはレア。

ショルダーの短さから推測の、1980年代-1990年代にかけてのお品だと見ています。

とても懐かしいものの、変に流行が入り過ぎていないので、現在も何も躊躇することはなく使えそうです。

オーストリッチが柔らかい良い風合いです。

今後の「サスティナビリティ」の高まりとともに、新しくこういったお品が作られることは少なくなってくるかと思います。

自身のヴィンテージ物の既存品に関しての考え方は、「有難く使用させていただけば良い」というもので、「本革だから使わない」などとは言いません。

もうすでにあるものはかえって手にして使った方が良いという考え方をしています。

あまりにも偏り過ぎた考え方は現実的ではないと自身は思っております。

入口のトップに擦れが見られます。
底の縁の擦れが見られます。同時に黒ずみも。

良いサイズ感で使いやすかったので、ある程度使われてきたもののよう。

まっさらに綺麗な感じに見えるよう、擦れに対して色の補色のお手入れをしたいと思います。

と同時に、仕上げのような意味で革のツヤやみずみずしさを出すためにオイリーにもしていきます。

1つは、まずとにかく擦れの色の落ちた部分を補色です。

このオレンジ茶になんとか合う色のクリームを持っていました。

いろんな革素材の擦れにはこれが一番だと「ハンズ」の売り場の店員様も太鼓判。「サヴィール」製のもの。
黒や焦げ茶も持っていたのですが、今回のオレンジ茶の場合、この「マロン」という色で対応。

場合によっては、黄色などを混ぜて色を調整するようですが、このたびはこのまま使いました。

1つ目の作業というのは、ただ擦れ部分にこれを塗るという作業です。

手袋をはめて、柔らかい布にチューブから出した色補色のクリームを擦れたところに柔らかい布で補色。
クリームで補色後:象徴的だった底部分の擦れは、クリームでオレンジ色に馴染み消えたようになりました。

と、ここまでは、色の補色ができたという1点目になります。

ここで少し不満が生じます。全体的に水分ととツヤのなさが気になります。

ツヤを出して仕上げたいと思うところですので、ここで我流で邪道ながら次のようなことをしました。

靴屋さんがホームページなどでは「バッグにはふさわしくない」とおっしゃっていることに当てはまると思われ、写真は控えます。

この後、あるメーカー様の靴補色リキッドタイプの「無色透明」というカラーを選択し、オイル仕上げの代わりとしました。

この液体タイプは、汚れ落とし・補色・ツヤ仕上げを1本で行える便利なもので、それの「無色透明」を使うところがポイントです。

実際は、特に悪く影響している様子も見られなかったので、自身としては納得しています。

ヴィンテージ物ならではの思い切った邪道行為となりますので、くれぐれもお気を付け下さいませ。

さて、補修はこれで終わり、バッグを見てみます↓。

補色すると立派なものに。特にブランド名はありませんでしたが、「オーストリッチ」製がブランディングです。

そして、差し色小物3点を集結させます↓。

少し濃淡の違いはあるものの、だいたいカラーは整っています。オフ・ベージュ・黒のお洋服に使いたいですね。

「リーガル」製の靴も中敷きのロゴ入りは劣化し新しいものに取り換えています。

そうでもしないと、この靴と同じ物は全くもってその後も見つけることはできませんでした。

あとがき

前半の「サフィール」製の「リノーべ―ティングカラークリーム」は是非目を向けてみてくださいませ。

今まで何度も使い、同じ色の黒などは買い替えもしているほどです。

やはり、ヴィンテージ物(30年前で十分ヴィンテージです)の中には良きお品がたくさん見つかるようです。

老舗ブランド様でも、過去の古い物は、たっぷり感のある作りで、現在では同じブランド様なのにもかかわらず全く品物が違ってしまいました。

そうしますと、ブランド名関係なく、やはりヴィンテージ物は「作りが良い」ということははっきり言えることだと思うのです。

「思い切って良い物を作ることが可能な時代だった」とも言えるのかな。。

今後もすべてのお洋服・小物がヴィンテージライフを送ることを引き続き続行し、地球の未来に負担のないよう、過去の品物を掘り出し利用する工夫をご紹介していきたいと思います(^-^)。

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