まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
バニティと聞くと、ドレスの装いに小さめで持つバッグというイメージ。。
「バニティ」というアイテムは、もともとは化粧品等の小間物(こまもの)入れということで、遡ることヨーロッパの貴族の時代がその起源です。
ただ、実際にはお洋服と共に持つハンドバッグとしては、あまり実用性を感じないこともあります。
実際の身の回りのバニティを探してみました↓。
とはいえ、「入れ物」として使う事実からは、ある物を入れるピンポイントな目的で使ってもらえる機会がありそうだと見ることもできます。
「万能が無能」なこともあり、目的が絞られることがかえって分かりやすさといえるのかもしれません。
このたびは、自身が挑戦しました、2018年から2021年辺りの4年くらいの期間のバニティーバッグ作りをしてまいりました初期の頃の製作品をまとめてご紹介したいと思います。
その後のラインやサイズのモデルチェンジはそれぞれのブログ記事で後日綴ってまいりますので、まずは初期の頃のモデルを顧み、どんな点を改良するべきかなどをお伝えしたいと思います。
6点の初期モデルは「急カーブ」が難関、意外な素材ばかりで製作したまたとないバニティバッグ
では、ご覧いただきましょう。
この一連で、蓋と底を楕円にすることでもう少し縫いやすくできるという考えに至りました。
ある意味それは正解で、急カーブが難関だから完璧にできなかったところを円の一部を利用したカーブではスムーズです。
あとがき
当ブログ記事は、最初の投稿の2018.12.06からおよそ6年後の2024.08.13にブログ記事の「手直し」の順番でまさにこの部分を追記しています。
2024.08.13現在は「picturesque」としましてはバニティバッグは廃版。
理由は、2018年頃は「バニティ」などというものが作れるのだという喜びにあふれた製作でありましたが、その後どんどん技術が上がるにつれて、「結局は完璧には作れない」という厳しい目で見た結論に至ったからです。
それほどにこのモデルは2次元的ミシンでは、ペタンコにつぶさないと縫えない部分があり、どうしても歪みが起きる、厳しく言えば不可能なデザインなのでした。
そこそこで仕上げることはできても、極上の仕立てにはどうしても難しいのでした。
もしかして、「ポストミシン」などのようなミシンではもう少し美しく仕上がるかもしれません。
ただ、こうした難しいデザインにも挑戦できたことは、良かったですので、この先の方向性に大きな影響を与える貴重な製作でした。
ご購入下さった方が結構ありましたこのデザイン、ありがとうございました<m(__)m>。