まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2025年にある1デザインのバッグをとことん製作していく計画を立てました。
2025年1月から動き出した表地と裏地の調達と組み合わせは、心から納得するまでに半年を要しました。
そして、この6月から表地と裏地に更なる別生地を必要分のみ追加的に調達しながら実際のナップサック作りを進めています。
このように、あらかじめ生地のコンビ決め・接着芯貼り・裁断の完了の準備をしておくというスタイルは非常に効率的であることを今実感しております。
「長い目で見る」ということをモットーにしている考え方には、今日や明日のゴールではないこうしたやり方はマッチしました。
進捗度は決してスピーディーなものではありませんが、このたびは5点目。
このたびは、これまで取り扱ったことが無い真っ白生地を、この季節をきっかけにピックアップ。
真っ白生地の素敵さが、この製作によって高まることを願いながら完成に至ったのでした。
製作の途中で汚れが付きやすい白生地はリスキーな素材、それでもナップサック製作に挑んで分かった真っ白の魅力

<使用生地5種の詳細:左上から右下へ①-⑤とします>
①表地(白):セルビッジデニム、綿/100%、日本製(岡山産)。
②裏地・タブ(マルチスプラッシュ柄):コットンシーチング、綿/100%、原産国不明。
③ショルダー(黄土色):コットン無地、綿/100%、日本製。
④ポケットフラップ(ライトグリーン):天日干しボイル麻混、混率不明(データ紛失)、日本製。
⑤ポケットパーツ(ライトイエロー):コットン無地、綿/100%、日本製。

このたびは、完成の姿をひたすら見ていく回としまして、途中の製作過程は画像に収めておりません<m(__)m>。




ショルダーの黄土色は新しい色の追加のように見えるかもしれませんが、実はスプラッシュ柄のたくさんの色が混じった部分のわずかな美しさをピックアップしたパレットに等しい色。



細かい点なのですが、このたびから仕様に徹底したのが、Dカンの根元に二重のステッチ②を入れることでDカンの傾きなどを解消するということです。



あとがき

汚れるリスクがありながらも取り扱った白生地。
この製作を通してお伝えしたかったのは、真っ白生地の可能性でした。
製作者なりのそれぞれの解釈が多様に渡り生まれることでしょう。
全体のスタイルとして今後も変わらないのは、柄は内部に持ってくるという配置です。
確かにこのスプラッシュ柄は象徴的ではあるのですが、眺めるのと実際に持つのとは違うという、いわば芸術と日用品の違いとでも言いましょうか。
それでも、日常品の中に大いなる芸術味を感じていただければという優先順位なのです(^-^)。
