まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ざっくりと、ハンドメイドバッグという分野の製作品は色が鮮やかで「かわいい」というテイストが大半。
ネットでは、明るい色が映え、注目されやすいという特徴は確かにあると思うのです。
ピクチャレスクとしては、そういったこともフラットに見る、渋めのダークカラーだって別の美しさを持っているという陰に隠れた部分を掘り起こしたいという思いがあります。
このたびの完成品のナップサック「餅巾着」もその部類、カーキ系でそろえた渋めのカラーコンビで出来上がったお品になります。
ここに明るい色を足すなどとは到底思わなかった、このカラーの集まりこそがこのバッグらしさなのだという点をこのたびお伝えできればと思います。
製作者本人が、完成後、何度か楽しく内部などを眺めてしまうほどでしたので、いよいよ「組み合わせ・コーデ」を軸に置いたバッグの製作に手応えを感じてきているのです。
色違いのヘリンボンを3色使用、クラシックなミニ格子とブロックパッチワークが溶け合った渋めテイストのナップサック
このたびと同じヘリンボン生地を使ったストライプパッチワークの同じモデルは【1430】で投稿↓。

このたびは、本当の生地のラストなので、もっと面積が小さくしか余っていない残布の寄せ集め。
1パーツは型紙では縦10cmx15cmです。
縫い代1.5cmずつが左右と上下で消滅し、緻密なブロックパッチワークとなりました。

横につなげる場合も二重縫い、縦に繋げる場合も二重縫いと地縫いの見えない部分はすべて強度を高めております。
「残り物」である価値の無さに対し、「上質」「緻密な作り」をフォローし、かえって付加価値としていくことです。

左から右へ生地名を記載致します↓。
①ヘリンボン(カーキグレー):コットンヘリンボンバック地、綿/100%、日本製。
②ヘリンボン(モカ):コットンヘリンボンバック地、綿/100%、日本製。
③ヘリンボン(濃グリーン):10番手ヘリンボン、綿/100%、日本製。
④ミニ格子(濃紺x茶):生地名不明(先染め格子)、混率不明、日本製。
全体にカラーが同じように集まっているところが渋さを作ったと思います。
③の濃グリーンは、ポケットのフラップのみに使用しましたが、単調な④のみの内部に良きアクセント↓。


横はぺたんこにすると42cm、ショルダーの長さは絞った状態で上から付け根まで88cm。
調節機能を付けていないので、体型の違いの中間を設定、とは言えやや長めで背負ったり体格のビッグサイズに対応したものかと。

本当の生地のラストの部分でモカがわずかに不足、グリーンの飛び出し部分の余りをデザインを考えながら補填。



あとがき

2007年からのハンドメイドバッグ道。
この2025年スタートの時点で、やっと何かのスタート地点に立てたような気持ち。
2025年は全力でひたすら製作を進めてまいりますので、是非見守っていただければと。
同じデザインなのにこうも違うのかというそれぞれの良さを最大限にお伝えして行ければと熱を持って挑んでいきます(^-^)。
